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**[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]
 
**[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]
 
**[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]
 
**[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]
*分類:ディメンション・エナジー・マシンナリィ
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*分類:DEMシリーズ
 
*型式番号:DEM-03
 
*型式番号:DEM-03
 
*全高:26.5m(ジェニオン) / 45.0m(ジェニオン・ガイ)
 
*全高:26.5m(ジェニオン) / 45.0m(ジェニオン・ガイ)
 
*重量:76.6t
 
*重量:76.6t
 
*[[動力]]
 
*[[動力]]
**メイン:TS-DEMON→[[スフィア]]「いがみ合う双子」
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**メイン:なし→[[スフィア]]「いがみ合う双子」
**サブ:なし→TS-DEMON
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**サブ:TS-DEMON
*開発者:[[DEMコーポレーション]]
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*開発者:DEMコーポレーション
*所属:無所属→[[Z-BLUE]](チームDEM)
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*所属:無所属→[[Z-BLUE]](チームDEM)→ヒビキ個人所有
 
*主なパイロット
 
*主なパイロット
 
**メイン:[[ヒビキ・カミシロ]]
 
**メイン:[[ヒビキ・カミシロ]]
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*メカニックデザイン:岡本光晴
 
*メカニックデザイン:岡本光晴
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第3次Zの主人公機。DEMコーポレーションが開発した次元力を使用した機動兵器群「ディメンション・エナジー・マシンナリィ」の試作3号機。1号機、2号機については不明。
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第3次Zの主人公機。DEMコーポレーションが開発した次元力を使用した機動兵器群「ディメンション・エナジー・マシンナリィ」の試作3号機。
    
テスト中にエージェントロボ・AG諸共次元震に巻き込まれたが、[[陣代高校]]近辺で一時意識を失い、その間にマトリクスに接触してモニターとなったヒビキの呼びかけに応じて転移、彼の搭乗機としてなし崩し的に実戦投入されることとなった。ただ、別にヒビキを認証して動くタイプではないらしく、スズネ単独でも一応操縦は可能。
 
テスト中にエージェントロボ・AG諸共次元震に巻き込まれたが、[[陣代高校]]近辺で一時意識を失い、その間にマトリクスに接触してモニターとなったヒビキの呼びかけに応じて転移、彼の搭乗機としてなし崩し的に実戦投入されることとなった。ただ、別にヒビキを認証して動くタイプではないらしく、スズネ単独でも一応操縦は可能。
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最大の特徴は、戦術システムである次世代型次元力制御機構、通称「TS-DEMON(ティーエス・デーモン)」。様々なレンジに適応した武装を持つが、その他に防御兵装として、[[次元獣]]の持つ能力である「D・フォルト」を装備している。また、戦場で確認される感情エネルギーの結晶物「Zチップ」の回収機能も存在。これは、DEMが商品開発の一環として組み込んだシステムである。
 
最大の特徴は、戦術システムである次世代型次元力制御機構、通称「TS-DEMON(ティーエス・デーモン)」。様々なレンジに適応した武装を持つが、その他に防御兵装として、[[次元獣]]の持つ能力である「D・フォルト」を装備している。また、戦場で確認される感情エネルギーの結晶物「Zチップ」の回収機能も存在。これは、DEMが商品開発の一環として組み込んだシステムである。
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それ以外にも搭乗するパイロットを自動的にその深層心理に応じた形のパイロットスーツに着せ替える機能も搭載されている(「強くなる」という意識の強いヒビキは未来系ファンタジーの戦士を思わせるデザインのスーツを着用したが、スズネの場合は'''この手のお約束からか、露出度がかなり高いスーツを着用するハメになった'''。ただ、このことからいわゆる「裏スズネ」が本来の意識ではないか、と指摘する向きもある)。
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それ以外にも搭乗するパイロットを自動的にその深層心理に応じた形のパイロットスーツに着せ替える機能も搭載されている(「強くなる」という意識の強いヒビキは未来系ファンタジーの戦士を思わせるデザインのスーツを着用したが、スズネの場合は'''この手のお約束からか、露出度がかなり高いスーツを着用するハメになった''')。
    
元々は下記の、徒手空拳による戦闘を行う強襲機動兵器として設計・開発されており、こちらの姿はリミッターのかかった仮の姿。武装の集約された背部ブースターは、出力不足で動かせないパーツに武器及びブースターとしての機能を付加し、展開機構を組み込んだ上で背部にまとめたものである。
 
元々は下記の、徒手空拳による戦闘を行う強襲機動兵器として設計・開発されており、こちらの姿はリミッターのかかった仮の姿。武装の集約された背部ブースターは、出力不足で動かせないパーツに武器及びブースターとしての機能を付加し、展開機構を組み込んだ上で背部にまとめたものである。
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最初の起動は偶然に近く、その後ヒビキとスズネ、AGはG.A.I.モードの起動条件を解明すべく躍起になっていたが、なかなかその条件が掴めずにいた。最終的には何度かの起動を経て、TS-DEMONをヒビキの精神状態によってモードシフトさせることで起動可能であることが判明した。ただ、それまでの起動には全てスズネが介在しており、アクエリア市での戦闘ではミコノのエレメント能力「繋ぐ力」により、ヒビキとスズネの精神をダイレクトに接続することで起動している。
 
最初の起動は偶然に近く、その後ヒビキとスズネ、AGはG.A.I.モードの起動条件を解明すべく躍起になっていたが、なかなかその条件が掴めずにいた。最終的には何度かの起動を経て、TS-DEMONをヒビキの精神状態によってモードシフトさせることで起動可能であることが判明した。ただ、それまでの起動には全てスズネが介在しており、アクエリア市での戦闘ではミコノのエレメント能力「繋ぐ力」により、ヒビキとスズネの精神をダイレクトに接続することで起動している。
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また「スズネ出撃」では、ヒビキが乗り込んだ瞬間いきなり起動しており、G.A.I.モードの発動にはヒビキとスズネ、両方の存在が必須であると思われる。
      
当初は引き出せる次元力の限界から、1~2分程度しか稼働できず一部のモードを使用できなかった。しかし、ガドライトとの最終決戦の際には最後のリミッターが解除されたことでセカンドモードの無制限稼働が一時的に可能になり(これは動力源の限界を超えたオーバーワークであり、[[ジェミニア]]撃墜後に停止している)、その後はジェミニア撃破時に奪い取った「いがみ合う双子のスフィア」によって次元力を無尽蔵に引き出せるようになった。それにより稼働時間と出力の問題は解消されている。
 
当初は引き出せる次元力の限界から、1~2分程度しか稼働できず一部のモードを使用できなかった。しかし、ガドライトとの最終決戦の際には最後のリミッターが解除されたことでセカンドモードの無制限稼働が一時的に可能になり(これは動力源の限界を超えたオーバーワークであり、[[ジェミニア]]撃墜後に停止している)、その後はジェミニア撃破時に奪い取った「いがみ合う双子のスフィア」によって次元力を無尽蔵に引き出せるようになった。それにより稼働時間と出力の問題は解消されている。
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AGの推測によれば、ジェニオン・ガイは意図的にジェミニアに似せて作られ、類似性から来る収斂進化の利用(同様の性質を持つものは形も似通うということから、逆にジェニオン・ガイをジェミニアに似せることで同様の性質を持たせようとした)により、「いがみ合う双子のスフィア」を奪取するために作られたらしい。
 
AGの推測によれば、ジェニオン・ガイは意図的にジェミニアに似せて作られ、類似性から来る収斂進化の利用(同様の性質を持つものは形も似通うということから、逆にジェニオン・ガイをジェミニアに似せることで同様の性質を持たせようとした)により、「いがみ合う双子のスフィア」を奪取するために作られたらしい。
 
事実として、ジェニオンはこのジェニオン・ガイこそが本来の姿であり、次元力の抽出が不完全であったためにリミッターを設け、ジェニオンとして運用していたという。つまり、この機体は「いがみ合う双子」を搭載した姿こそが想定された状態であり、ガドライトを倒したことで完全に完成したことになる。
 
事実として、ジェニオンはこのジェニオン・ガイこそが本来の姿であり、次元力の抽出が不完全であったためにリミッターを設け、ジェニオンとして運用していたという。つまり、この機体は「いがみ合う双子」を搭載した姿こそが想定された状態であり、ガドライトを倒したことで完全に完成したことになる。
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なお、顔面部はツインアイとなっている。ジェニオンの状態ではツインアイの上からゴーグル状のマスクパーツが被せられているが、ジェニオン・ガイに変形する際にバックパックのヘルメットパーツを'''その上から'''被せるため、ツインアイの上にゴーグルを被せ、さらにその上からツインアイのヘルメットを被る、という訳の分からない構造となっている。
      
なお、起動時のインフォメーションムービーに出て来る赤い文字列は「TS-DEMON '''G'''LITTER '''A'''RMAMENT '''I'''NFINITY MODE APPROVED」。
 
なお、起動時のインフォメーションムービーに出て来る赤い文字列は「TS-DEMON '''G'''LITTER '''A'''RMAMENT '''I'''NFINITY MODE APPROVED」。
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=== ジェニオンとジェミニア ===
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色々と似ている二つの機体だが、実は単純な姿以外にも共通項がある。
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*全体フォルム(ウイング、胸部のスフィア封入用球体、手足の形状)
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*パイロットの戦技をトレースできる柔軟な機体構造
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*パイロットは男、そのパートナーは女性(ヒビキとスズネ、ガドライトとアンナロッタ)
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**パートナーの存在がパイロットの精神に影響を与えている
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*パイロットが両方とも「テンシ」に関わったことで一度全てを失った(ヒビキは諦めず、ガドライトは諦めた)
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など、主に関連要素の方に共通する部分が多い。
      
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
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;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]
 
:主人公機として続投し、ジェニオン・ガイも引き続き登場。今回は秘められた「真実」が明かされることに。
 
:主人公機として続投し、ジェニオン・ガイも引き続き登場。今回は秘められた「真実」が明かされることに。
:各種武装にヒビキ単独のパターンが追加されている。また、最初からGAIモード起動が使用可能であり、当然時間制限もないが、序盤は迂闊に変形するとEN枯渇に追い込まれかねない。
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:各種武装にヒビキ単独のパターンが追加されている。また、最初からGAIモード起動が使用可能であり、当然時間制限もないが、序盤は迂闊に変形するとEN枯渇に追い込まれかねない。基本はやはり援護攻撃での活躍となる。
 +
:主人公機のお約束にたがわず中盤にさらなるパワーアップを遂げるが、ジェニオン・ガイは引き続き使用可能。
    
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
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;グリーフパニッシャー
 
;グリーフパニッシャー
 
:PV2で披露していた、ストームブリンガーに代わる新必殺技。出力を全開にした後跳躍、グレイブを両方とも射出・接続してブーメランとして投げつけつつそれを追ってブースト。相手がブーメランを避けたところに飛び込んでニーキック→ローリングソバット→次元力の掌底とつなぎ、吹っ飛んだ相手に戻って来たブーメランが直撃するタイミングでパニッシャーを砲撃。しかる後、ヒビキがジェニオンごとブーストアップを発動、残像を置き去りにするほどの超高速連撃を叩き込み、背後に回った後ブーメランを掴んで柄を伸張。スピードを維持したまま相手の周囲を超高速で旋回しながら斬り上げ、トドメにグレイブで真っ二つにして〆る。
 
:PV2で披露していた、ストームブリンガーに代わる新必殺技。出力を全開にした後跳躍、グレイブを両方とも射出・接続してブーメランとして投げつけつつそれを追ってブースト。相手がブーメランを避けたところに飛び込んでニーキック→ローリングソバット→次元力の掌底とつなぎ、吹っ飛んだ相手に戻って来たブーメランが直撃するタイミングでパニッシャーを砲撃。しかる後、ヒビキがジェニオンごとブーストアップを発動、残像を置き去りにするほどの超高速連撃を叩き込み、背後に回った後ブーメランを掴んで柄を伸張。スピードを維持したまま相手の周囲を超高速で旋回しながら斬り上げ、トドメにグレイブで真っ二つにして〆る。
:何の因果か、この一連のモーションはジェミニアの「ブラスター・アーツ・ノヴァ」と酷似している。
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:中盤の一時期ニーベルングが使用不能になるので、その間のつなぎとしてかなり役立つ。
    
=== 武装・必殺武器(ジェニオン・ガイ) ===
 
=== 武装・必殺武器(ジェニオン・ガイ) ===
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:名の由来は北欧神話に登場する毒をもった大蛇「ヨルムンガンド」の別名で、「ミッドガルドの大蛇」という意味。
 
:名の由来は北欧神話に登場する毒をもった大蛇「ヨルムンガンド」の別名で、「ミッドガルドの大蛇」という意味。
 
;ビルレスト
 
;ビルレスト
:ジェニオン・ガイ本体の倍はある、専用の超巨大武装ユニット。右腕にマウントして使用する、上部と側面に2種のエネルギーカノンを装備したブースター付きの打撃武器。先端部分はパイルバンカーの要領で打ち出すことが出来る。亜空間に収納されており、スズネのコールに応じて転送される。形状は完全な線対称で、側面のキャノンを除けば上下にも対称なので、「強化用のパーツなのでは」と見る向きもある。
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:ジェニオン・ガイ本体の倍はある、専用の超巨大武装ユニット。右腕にマウントして使用する、上部と側面に2種のエネルギーカノンを装備したブースター付きの打撃武器。先端部分はパイルバンカーの要領で打ち出すことが出来る。亜空間に収納されており、スズネのコールに応じて転送される。
 
:名の由来は[[北欧神話]]において、橋の中で最高のものとされる「ビルレスト」。「欺く道」という意味があり、神々が渡った後崩れ去るという。
 
:名の由来は[[北欧神話]]において、橋の中で最高のものとされる「ビルレスト」。「欺く道」という意味があり、神々が渡った後崩れ去るという。
 
:;ヴァナルガンド
 
:;ヴァナルガンド
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;[[変形|GAIモード起動]]
 
;[[変形|GAIモード起動]]
 
:時獄篇第35話で追加され、気力140以上でジェニオン・ガイに変形可能になる。ただし'''たったの1ターンしか持たない'''ので、使いどころは限られる……というか、下手をすると発動しないままクリアすることも多々ある。本格的に活用出来るのは[[ガドライト・メオンサム|ガドライト]]との決着がつく時獄篇第58話以降になる。
 
:時獄篇第35話で追加され、気力140以上でジェニオン・ガイに変形可能になる。ただし'''たったの1ターンしか持たない'''ので、使いどころは限られる……というか、下手をすると発動しないままクリアすることも多々ある。本格的に活用出来るのは[[ガドライト・メオンサム|ガドライト]]との決着がつく時獄篇第58話以降になる。
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:天獄篇では中盤のパワーアップに伴い気力制限が120まで下がる。
    
=== 移動タイプ ===
 
=== 移動タイプ ===
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