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599 バイト追加 、 2015年3月18日 (水) 19:28
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*性別:男
 
*性別:男
 
*職業:[[ネゴシエイター]](交渉人)
 
*職業:[[ネゴシエイター]](交渉人)
*階級:元中尉(軍警察時代)
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*[[軍階級|階級]]:元中尉(軍警察時代)
 
*[[年齢]]:25歳
 
*[[年齢]]:25歳
 
*キャラクターデザイン:さとうけいいち
 
*キャラクターデザイン:さとうけいいち
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性格は一見紳士的でクールに見えるが、実際はかなり短気で頑固者でお人好し、しかし女性と老人は大切にする……と人間味に溢れるエセ紳士である。様々な拘りを持つが、中でも黒に強い拘りを示す。車や服……果ては家人の服まで全てを黒色でコーディネイトしている。
 
性格は一見紳士的でクールに見えるが、実際はかなり短気で頑固者でお人好し、しかし女性と老人は大切にする……と人間味に溢れるエセ紳士である。様々な拘りを持つが、中でも黒に強い拘りを示す。車や服……果ては家人の服まで全てを黒色でコーディネイトしている。
   −
苦手な物は地下とトマト、バーコードで、過去にトラウマがある。漫画版だと[[ジェイソン・ベック|べック]]もトラウマ。トマトに関しては彼がトマト(元老院議員の[[クローン]]人間)だからだと思われたが、終盤にて否定されたので単に好き嫌いなのかもしれない。しかし、トマトの[[メモリー]]をなぜか持っており、彼がトマトだという暗示だったと思われる。そして、それ故にトマトが嫌いなのかもしれない。バーコードに関してもトマトと同様。テーブルナイフのギザギザ部分を見たり、ビッグ・オーのディスプレイに少し表示されただけで茫然自失に陥った。
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苦手な物は地下とトマト、バーコードで、過去にトラウマがある。[[漫画|漫画版]]だと[[ジェイソン・ベック|べック]]もトラウマ。トマトに関しては彼がトマト(元老院議員の[[クローン]]人間)だからだと思われたが、終盤にて否定されたので単に好き嫌いなのかもしれない。しかし、トマトのメモリーをなぜか持っており、彼がトマトだという暗示だったと思われる。そして、それ故にトマトが嫌いなのかもしれない。バーコードに関してもトマトと同様。テーブルナイフのギザギザ部分を見たり、ビッグ・オーのディスプレイに少し表示されただけで茫然自失に陥った。
    
作中で最も謎の多い人物であり、130kgもする[[R・ドロシー・ウェインライト|ドロシー]]を軽々と抱えたり、垣間見た本来の歴史や別の歴史では浮浪者、死人であったり、何人もの「ロジャー」が存在するかのような描写、更には工場で大量生産されているなど、'''人間かどうかも疑わしい'''人物である。これらの謎は暗示こそされているものの最後まで明らかにされておらず、視聴者の判断に任せられている。
 
作中で最も謎の多い人物であり、130kgもする[[R・ドロシー・ウェインライト|ドロシー]]を軽々と抱えたり、垣間見た本来の歴史や別の歴史では浮浪者、死人であったり、何人もの「ロジャー」が存在するかのような描写、更には工場で大量生産されているなど、'''人間かどうかも疑わしい'''人物である。これらの謎は暗示こそされているものの最後まで明らかにされておらず、視聴者の判断に任せられている。
   −
ちなみにロジャーは自らがフィギュアとして大量生産されている様や、ビッグ・オーがテレビの中で活躍する様を見ている訳だが、パラダイムシティの真実と照らし合わせる限り、ロジャーがシュバルツ・バルトと同じ「真実の一つに到達し得る者」である事を示していると思われる。
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ちなみにロジャーは自らがフィギュアとして大量生産されている様や、ビッグ・オーがテレビの中で活躍する様を見ている訳だが、パラダイムシティの真実と照らし合わせる限り、ロジャーが[[シュバルツ・バルト]]と同じ「真実の一つに到達し得る者」である事を示していると思われる。
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また、真のドミュナスがロジャー、シュバルツ、エンジェルのみである事も合わせて考えると、ドミュナスの資格=真実の一つに到達し得る者である事とも考えられる。
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また、真のドミュナスがロジャー、シュバルツ、[[エンジェル]]のみである事も合わせて考えると、ドミュナスの資格=真実の一つに到達し得る者である事とも考えられる。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
=== [[Zシリーズ]] ===
 
=== [[Zシリーズ]] ===
 
;[[スーパーロボット大戦Z]]
 
;[[スーパーロボット大戦Z]]
:初の声付き(宮本氏は本作がスパロボ初参加)で登場。[[ネゴシエイター]]が[[特殊技能]]として実装され、他ユニットの修理費を0にする[[ZEUTH]]の切り札。最初から[[ガード]]を持っており、[[ビッグ・オー]]もシールドを持つ為に驚異的な硬さを誇るが、[[ブロッキング]]と[[底力]]が無い為、防御面を高めたいのならば[[パイロット養成]]が必要。ガードだけで事足りると思うなら、攻撃に偏重した育成をするという手もある。
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:初の声付き(宮本氏は本作がスパロボ初参加)で登場。[[ネゴシエイター]]が[[特殊技能]]として実装され、他ユニットの修理費を0にする[[ZEUTH]]の切り札。
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:最初から[[ガード]]を持っており、[[ビッグ・オー]]もシールドを持つ為に驚異的な硬さを誇るが、[[ブロッキング]]と[[底力]]が無い為、防御面を高めたいのならば[[パイロット養成]]が必要。ガードだけで事足りると思うなら、攻撃に偏重した育成をするという手もある。
 
:[[小隊長能力|隊長能力]]は[[クリティカル]]率+30%、[[精神コマンド]]に[[魂]]を覚える……と、高い攻撃力を持つが、ビッグ・オーは対空面に弱点を抱えているので、優先的に[[強化パーツ]]を付けた方が良い。後半、ビッグ・オーのサブパイロットに[[R・ドロシー・ウェインライト|ドロシー]]が加入するので、ビッグ・オーの弱点もカバーできる。
 
:[[小隊長能力|隊長能力]]は[[クリティカル]]率+30%、[[精神コマンド]]に[[魂]]を覚える……と、高い攻撃力を持つが、ビッグ・オーは対空面に弱点を抱えているので、優先的に[[強化パーツ]]を付けた方が良い。後半、ビッグ・オーのサブパイロットに[[R・ドロシー・ウェインライト|ドロシー]]が加入するので、ビッグ・オーの弱点もカバーできる。
 
:終盤では[[コペルニクス会談]]の進行役を任されている他、作中でも最重要の存在との交渉を行う事になるキーパーソン。彼の選択によりENDポイントが-15されてしまう場合がある為、エンディングを大きく左右するキャラクターになっている。
 
:終盤では[[コペルニクス会談]]の進行役を任されている他、作中でも最重要の存在との交渉を行う事になるキーパーソン。彼の選択によりENDポイントが-15されてしまう場合がある為、エンディングを大きく左右するキャラクターになっている。
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:他のZEUTHメンバーに数話遅れて合流。[[ZEXIS]]のメンバーに[[ZEUTH]]のメンバーを紹介をするのもロジャーの役目。パイロットとしての基本能力に変化はないが、エースボーナスでネゴシエイターのスキルが強化される。反面、ファイナルステージを撃てないので攻撃力は低下。
 
:他のZEUTHメンバーに数話遅れて合流。[[ZEXIS]]のメンバーに[[ZEUTH]]のメンバーを紹介をするのもロジャーの役目。パイロットとしての基本能力に変化はないが、エースボーナスでネゴシエイターのスキルが強化される。反面、ファイナルステージを撃てないので攻撃力は低下。
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]
:ドロシーと一緒の汎用新カットインが追加された。[[黒の騎士団]]ルートでは[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]の[[ルルーシュ・ランペルージ|正体]]へと辿り着き、更には[[破嵐万丈|万丈]]と共に[[シャーリー・フェネット|シャーリー]]を助けるなどの活躍を見せる。
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:ドロシーと一緒の汎用新カットインが追加された。[[黒の騎士団]]ルートでは[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]の[[ルルーシュ・ランペルージ|正体]]へと辿り着き、更には[[破嵐万丈|万丈]]と共に[[シャーリー・フェネット|シャーリー]]を救助するなどの活躍を見せる。
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]
 
:声が新録された。烙印とその立場の特異性から、他の仲間達とは異なり中途半端に[[メモリー]]を残して浮浪者と化し、[[パラダイムシティ]]を彷徨っていた。また、その中で[[ガドライト・メオンサム]]とよく酒を飲んでいたらしい(殆どガドライトに奢られっ放しだったようだが)。
 
:声が新録された。烙印とその立場の特異性から、他の仲間達とは異なり中途半端に[[メモリー]]を残して浮浪者と化し、[[パラダイムシティ]]を彷徨っていた。また、その中で[[ガドライト・メオンサム]]とよく酒を飲んでいたらしい(殆どガドライトに奢られっ放しだったようだが)。
:本編以前の出来事(新多元世紀0001年2/14)の「キセキの代償」では[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]の招集を受けてビッグオーで戦っており、[[サイデリアル]]による記憶操作はタイミング的にこの2ヶ月の間に起きたらしい。また、「S.W.A.L.K」では新世時空震動には巻き込まれず、それ以後の次元震で[[アオの星]]に飛ばされたらしいことがわかっている。
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:本編以前の出来事(新多元世紀0001年2/14)の「キセキの代償」では[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]の招集を受けてビッグ・オーで戦っており、[[サイデリアル]]による記憶操作はタイミング的にこの2ヶ月の間に起きたらしい。また、「S.W.A.L.K」では新世時空震動には巻き込まれず、それ以後の次元震で[[アオの星]]に飛ばされたらしいことがわかっている。
    
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
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:執事であり、[[ビッグ・オー]]の整備担当でもある。
 
:執事であり、[[ビッグ・オー]]の整備担当でもある。
 
;[[ダン・ダストン]]
 
;[[ダン・ダストン]]
:軍警察時代の上司で親友。時折、軍警察の体質や現状に対する愚痴を言いに、度々ロジャー邸に訪問する。
+
:[[警察官|軍警察]]時代の上司で親友。時折、軍警察の体質や現状に対する愚痴を言いに、度々ロジャー邸に訪問する。
 
:ロジャーはあまり昔の話はしたくないようだが、互いに、酒を呑む際の最良の友人ではある模様。
 
:ロジャーはあまり昔の話はしたくないようだが、互いに、酒を呑む際の最良の友人ではある模様。
 
;[[ビッグ・イヤー]]
 
;[[ビッグ・イヤー]]
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;[[シュバルツ・バルト]]
 
;[[シュバルツ・バルト]]
 
:過去に固執する事を良しとしないロジャーに対し、真実、すなわち過去を重視する彼とは根本的に思想が食い違う。
 
:過去に固執する事を良しとしないロジャーに対し、真実、すなわち過去を重視する彼とは根本的に思想が食い違う。
:好敵手という程交戦を重ねているわけではないが、ザ・ビッグの操縦者として対決は避けられない関係である。
+
:好敵手という程交戦を重ねているわけではないが、[[ザ・ビッグ]]の操縦者として対決は避けられない関係である。
 
;[[ジェイソン・ベック]]
 
;[[ジェイソン・ベック]]
:好敵手……というより、犬猿の仲といった関係。漫画版では敵同士でありながら共に酒を酌み交わす仲だったが、後に「ある出来事」をきっかけに彼の存在がトラウマと化す。
+
:[[ライバル|好敵手]]……というより、犬猿の仲といった関係。漫画版では敵同士でありながら共に酒を酌み交わす仲だったが、後に「ある出来事」をきっかけに彼の存在が[[トラウマイベント|トラウマ]]と化す。
 
;[[アレックス・ローズウォーター]]
 
;[[アレックス・ローズウォーター]]
 
:『2nd SEASON』にてロジャーと本格的に対立する。
 
:『2nd SEASON』にてロジャーと本格的に対立する。
:黒を基調にした紳士服、セダン、そして[[ビッグ・オー]]の持ち主であるロジャーに対し、彼は礼服、オープンカー、そして愛機の[[ビッグ・ファウ]]、共に白を基調としている。
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:黒を基調にした紳士服、セダン、そしてビッグ・オーの持ち主であるロジャーに対し、彼は礼服、オープンカー、そして愛機の[[ビッグ・ファウ]]、共に白を基調としている。
 
;[[アラン・ゲイブリエル]]
 
;[[アラン・ゲイブリエル]]
 
:『2nd SEASON』から登場。ロジャーに対して異常な憎悪と殺意を抱いており、彼を苦しめるためなら手段を選ばない。
 
:『2nd SEASON』から登場。ロジャーに対して異常な憎悪と殺意を抱いており、彼を苦しめるためなら手段を選ばない。
 
;R・インストル
 
;R・インストル
:SRW未登場。Act:06ゲスト。ビストロ「アマデウス」でピアニストをしているロジャーの顔なじみ。[[天才]][[科学者・技術者|科学者]]アマデウスが作り上げたアンドロイドであり、繊細なタッチで鍵盤を弾く奇跡の指の持ち主だが、彼のメモリーには秘密が……
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:SRW未登場。Act:06ゲスト。ビストロ「アマデウス」でピアニストをしているロジャーの顔なじみ。
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:[[天才]][[科学者・技術者|科学者]]アマデウスが作り上げた[[アンドロイド]]であり、繊細なタッチで鍵盤を弾く奇跡の指の持ち主だが、彼のメモリーには秘密が……
    
== 他作品との人間関係 ==
 
== 他作品との人間関係 ==
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:Zでは彼と初めて対決した際、勝平から彼ら[[ガイゾック]]の非道ぶりを聞いていたので「知性の欠片も感じない輩」と容赦なく罵倒した。
 
:Zでは彼と初めて対決した際、勝平から彼ら[[ガイゾック]]の非道ぶりを聞いていたので「知性の欠片も感じない輩」と容赦なく罵倒した。
 
;[[破嵐万丈]]
 
;[[破嵐万丈]]
:色々と似た者同士。[[ZSPD]]ではバトルシアターのみ、彼との特殊戦闘台詞が存在している(後述)。
+
:色々と似た者同士。[[ZSPD]]ではバトルシアターのみ、彼との[[特殊戦闘台詞]]が存在している(後述)。
 
;[[クライン・サンドマン]]
 
;[[クライン・サンドマン]]
 
:[[Z]]では色々とウマが合うため仲が良い。そしてドロシーにロジャー共々最低の烙印を押されてしまう。
 
:[[Z]]では色々とウマが合うため仲が良い。そしてドロシーにロジャー共々最低の烙印を押されてしまう。
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==== 宇宙世紀ガンダムシリーズ ====
 
==== 宇宙世紀ガンダムシリーズ ====
 
;[[シャア・アズナブル]]
 
;[[シャア・アズナブル]]
:[[D]]ではトレーズと[[マクシミリアン・ジーナス|マックス]]も交えてオールバック紳士仲間。色々と頼りにされるが、時にはがっかりされる事も。第3次Z時獄篇でも最終的には共闘する。
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:[[D]]ではトレーズと[[マクシミリアン・ジーナス|マックス]]も交えてオールバック紳士仲間。色々と頼りにされるが、時にはがっかりされる事も。[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]でも最終的には共闘する。
 
;[[パプテマス・シロッコ]]
 
;[[パプテマス・シロッコ]]
 
:[[Z]]では彼に「女性の口説き方がなっていない」と皮肉を言う。
 
:[[Z]]では彼に「女性の口説き方がなっていない」と皮肉を言う。
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:Zにおいて、ロジャーの紳士の定義を知りたがる。
 
:Zにおいて、ロジャーの紳士の定義を知りたがる。
 
;[[マオ]]
 
;[[マオ]]
:第2次Z破界篇終盤で、[[エリア11]]を訪れたロジャーを挑発。流石のネゴシエイターも彼の[[ギアス|能力]]の前には対応できなかったが、それでもその後に彼を「何らかの方法で相手の心を読むことが出来る」者であるという推測を即座に立ている。
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:[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]終盤で、[[エリア11]]を訪れたロジャーを[[挑発]]。流石の[[ネゴシエイター]]も彼の[[ギアス|能力]]の前には対応できなかったが、それでもその後に彼を「何らかの方法で相手の心を読むことが出来る」者であるという推測を即座に立ている。
 
;[[ルルーシュ・ランペルージ]]/[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]
 
;[[ルルーシュ・ランペルージ]]/[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]
:第2次Z破界篇では後半の[[エリア11]]ルートで何度か行動を共にし、やがて彼の正体にも興味を抱くようになる。そして『再世篇』では[[黒の騎士団]]ルートのフラグが成立した場合、自力でゼロの正体に辿り着く事になる。彼の正体を知ったことを明かした上で、彼の人間性を信じ、期待する自身の偽らざる本心を告げている。
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:第2次Z破界篇では後半の[[エリア11]]ルートで何度か行動を共にし、やがて彼の正体にも興味を抱くようになる。
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:そして第2次Z再世篇では[[黒の騎士団]]ルートのフラグが成立した場合、自力でゼロの正体に辿り着く事になる。彼の正体を知ったことを明かした上で、彼の人間性を信じ、期待する自身の偽らざる本心を告げている。
 
:後に、ゼロの正体が露見した事で彼が黒の騎士団のメンバーから一方的に責め立られ排除されようとした際に、それを[[スメラギ・李・ノリエガ|スメラギ]]と共に庇い、黒の騎士団の行いをアンフェアなものとして否定した。また、原作ルートで皇帝となったルルーシュと対峙した際には、黒の騎士団を止められなかった自身の無力さを謝罪している。
 
:後に、ゼロの正体が露見した事で彼が黒の騎士団のメンバーから一方的に責め立られ排除されようとした際に、それを[[スメラギ・李・ノリエガ|スメラギ]]と共に庇い、黒の騎士団の行いをアンフェアなものとして否定した。また、原作ルートで皇帝となったルルーシュと対峙した際には、黒の騎士団を止められなかった自身の無力さを謝罪している。
 
;[[ユーフェミア・リ・ブリタニア]]
 
;[[ユーフェミア・リ・ブリタニア]]
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:この台詞で[[ビッグ・オー]]が地面から出てくるのは定番である。
 
:この台詞で[[ビッグ・オー]]が地面から出てくるのは定番である。
 
;「ビッグ・オー! アクション!!」
 
;「ビッグ・オー! アクション!!」
:[[ビッグ・オー]]起動の際の台詞。これも定番である。
+
:ビッグ・オー起動の際の台詞。これも定番である。
 
=== THE ビッグオー ===
 
=== THE ビッグオー ===
 
;(私の名は、ロジャー・スミス。この記憶喪失の街には、必要な仕事をしている)
 
;(私の名は、ロジャー・スミス。この記憶喪失の街には、必要な仕事をしている)
 
:Act:01、スモッグ立ち込める[[パラダイムシティ]]にて。愛車を走らせ、取り引きの場に向かうロジャーのこの独白で物語は始まる。
 
:Act:01、スモッグ立ち込める[[パラダイムシティ]]にて。愛車を走らせ、取り引きの場に向かうロジャーのこの独白で物語は始まる。
 
;「これは取引だ。違うか? フェアな取引は、お互いの札を見せ合うことだ。ミスター・ベック」
 
;「これは取引だ。違うか? フェアな取引は、お互いの札を見せ合うことだ。ミスター・ベック」
:Act:01、[[R・ドロシー・ウェインライト|ドロシー]]を人質にする[[ジェイソン・ベック|べック]]を前にし。
+
:Act:01、[[R・ドロシー・ウェインライト|ドロシー]]を人質にする[[ジェイソン・ベック|べック]]を前にして。
 
;「気楽に言うな。いちいちミサイルを持ち歩かないんだ、私は」
 
;「気楽に言うな。いちいちミサイルを持ち歩かないんだ、私は」
 
:Act:01、ベックの一味に襲撃された時ドロシーから「お返しとかしないの?」と言われて。この後、ロジャーはドロシーを囮にし、腕時計で愛車である黒のセダンを遠隔操作、内蔵されていたロケット弾を発射する。
 
:Act:01、ベックの一味に襲撃された時ドロシーから「お返しとかしないの?」と言われて。この後、ロジャーはドロシーを囮にし、腕時計で愛車である黒のセダンを遠隔操作、内蔵されていたロケット弾を発射する。
222行目: 225行目:  
:捨て身でドロシーを救い出したロジャー。Act:01にて「生きていようと死んでいようと契約は全うする」と言った彼の流儀は決して口だけのものではない、と言える場面だろう。
 
:捨て身でドロシーを救い出したロジャー。Act:01にて「生きていようと死んでいようと契約は全うする」と言った彼の流儀は決して口だけのものではない、と言える場面だろう。
 
;「ネゴシーエションの相手に値しない者は、こうするまでさ」
 
;「ネゴシーエションの相手に値しない者は、こうするまでさ」
:ドロシーを利用したベック一味に対し、ロジャーはサドン・インパクトの応用で一味が乗っているワゴンごとダストンら軍警察に引き渡す。
+
:ドロシーを利用したベック一味に対し、ロジャーはサドン・インパクトの応用で一味が乗っているワゴンごとダストンら[[警察官|軍警察]]に引き渡す。
 
;「この家には、ルールがあるんだドロシー。ここにいるなら、それを一つずつ守る義務がある」<br />「その1、この家にいる者は皆、服は黒い色を着る」
 
;「この家には、ルールがあるんだドロシー。ここにいるなら、それを一つずつ守る義務がある」<br />「その1、この家にいる者は皆、服は黒い色を着る」
 
:Act:02ラスト、ロジャーは契約金を払う目的で自宅に住み着くことになったドロシーに対し、当家のルールを守るように言う。
 
:Act:02ラスト、ロジャーは契約金を払う目的で自宅に住み着くことになったドロシーに対し、当家のルールを守るように言う。
 
:このルールに対し、ドロシーは無表情で「最低だわ」と呆れるのだった。
 
:このルールに対し、ドロシーは無表情で「最低だわ」と呆れるのだった。
 
;「……とんだ[[天使・悪魔|堕天使]]だ」
 
;「……とんだ[[天使・悪魔|堕天使]]だ」
:03、実はパワーマネジメント社の人間ではなかったエンジェルに対して呆れるロジャー。なお、彼女が逃亡する際にもこの台詞を言うが、その時のロジャーの表情は苦笑いであった。
+
:03、実はパワーマネジメント社の人間ではなかった[[エンジェル]]に対して呆れるロジャー。なお、彼女が逃亡する際にもこの台詞を言うが、その時のロジャーの表情は苦笑いであった。
 
;「ドロシー、君は怖さなんかを感じる必要はないんだ」
 
;「ドロシー、君は怖さなんかを感じる必要はないんだ」
:Act:04、アーキタイプにメモリーが反応して怯えるドロシーに対して。
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:Act:04、[[アーキタイプ]]に[[メモリー]]が反応して怯えるドロシーに対して。
 
;「お前が何者で、いつか、どこからここに来ているのかは知らないが、少なくとも神ではあるまい!!」
 
;「お前が何者で、いつか、どこからここに来ているのかは知らないが、少なくとも神ではあるまい!!」
 
:Act:04、アーキタイプと対峙する際に。
 
:Act:04、アーキタイプと対峙する際に。
247行目: 250行目:  
:ピアニストではなかった自身の真実を悟り、絶望するインストル。悲しみと共にコンスタンツェを走らせ、アマデウス社を破壊せんとする彼にロジャーは説得を試みるが、頑なに閉ざされた彼の心には届かなかった。
 
:ピアニストではなかった自身の真実を悟り、絶望するインストル。悲しみと共にコンスタンツェを走らせ、アマデウス社を破壊せんとする彼にロジャーは説得を試みるが、頑なに閉ざされた彼の心には届かなかった。
 
;「ドロシー! 君との契約は、必ず果たそう!!」
 
;「ドロシー! 君との契約は、必ず果たそう!!」
:ロジャーはインストルを力づくでも止めようとビッグ・オーを召還する。<br />コンスタンツェのフォノソニック・マシンの超振動に苦戦するものの、インストルのレッスンによるドロシーの演奏によりコンスタンツェは動きを止める。ロジャーはドロシーと交わした契約『インストルを救い、彼のような演奏をする』を果たすため、ミサイル・パーティでコンスタンツェのフォノソニック・マシンを破壊する。
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:ロジャーはインストルを力づくでも止めようとビッグ・オーを召還する。コンスタンツェのフォノソニック・マシンの超振動に苦戦するものの、インストルのレッスンによるドロシーの演奏によりコンスタンツェは動きを止める。
 +
:ロジャーはドロシーと交わした契約『インストルを救い、彼のような演奏をする』を果たすため、ミサイル・パーティでコンスタンツェのフォノソニック・マシンを破壊する。
 
;(私は、爽やかな寝覚めをとても大切にしている。そしてここ何日かは、とても爽やかな寝覚めを迎えていた)<br />(インストルの指は、アマデウス以外の誰かではけして手をつけられない関与だった。そのインストルに、ピアニストとしての記憶がある。それこそが…)
 
;(私は、爽やかな寝覚めをとても大切にしている。そしてここ何日かは、とても爽やかな寝覚めを迎えていた)<br />(インストルの指は、アマデウス以外の誰かではけして手をつけられない関与だった。そのインストルに、ピアニストとしての記憶がある。それこそが…)
:Act:06ラストの独白。かろうじて両腕部が修復されたインストルはドロシーによるリハビリの助けもあって、再び繊細なソナタを弾けるように戻る。しかし、午後1時になった途端、いつものようにドロシーの激しいレパートリーが響き、爽やかな寝覚めを楽しむ時間はあっさりと終わりを迎えるのだった…。
+
:Act:06ラストの独白。かろうじて両腕部が修復されたインストルはドロシーによるリハビリの助けもあって、再び繊細なソナタを弾けるように戻る。
 +
:しかし、午後1時になった途端、いつものようにドロシーの激しいレパートリーが響き、爽やかな寝覚めを楽しむ時間はあっさりと終わりを迎えるのだった…。
 
;「生きるということは、なりふりかまわないことじゃないのかな?」
 
;「生きるということは、なりふりかまわないことじゃないのかな?」
 
:Act:07、[[海|深海]]に沈んだ摩天楼のある一室で、エンジェルと共にマリンスノーを眺めながら。
 
:Act:07、[[海|深海]]に沈んだ摩天楼のある一室で、エンジェルと共にマリンスノーを眺めながら。
266行目: 271行目:  
:Act:11、パラダイム社の創設記念日でもあるヘブンズデイに沸き立つ街並みに不快感を隠しきれないロジャー。
 
:Act:11、パラダイム社の創設記念日でもあるヘブンズデイに沸き立つ街並みに不快感を隠しきれないロジャー。
 
:ネゴシエイションの帰りに偶然会ったドロシーに「ヘブンズデイは嫌いなの?」と問われてこの台詞を言う。
 
:ネゴシエイションの帰りに偶然会ったドロシーに「ヘブンズデイは嫌いなの?」と問われてこの台詞を言う。
;(老人達は、それが何を讃える歌なのかも知らず、しかしあの楽譜を歌っているという。時折出会うメモリーのかけらは、余計な事を思い起こさせる)<br />(この街で幸せを感じようとするなら、ふと現れるメモリーに抗わない事…ロジャー・スミスの法則)
+
;(老人達は、それが何を讃える[[歌]]なのかも知らず、しかしあの楽譜を歌っているという。時折出会うメモリーのかけらは、余計な事を思い起こさせる)<br />(この街で幸せを感じようとするなら、ふと現れるメモリーに抗わない事…ロジャー・スミスの法則)
:Act11、パラダイム社に突き出された脅迫文と共に出された、光照らす小屋と木の絵の楽譜。ロジャーはかつて教会だった廃墟にてその絵に似たステンドグラスを見ながらこの独白を言う。太字はロジャーの自宅にて。
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:Act11、パラダイム社に突き出された脅迫文と共に出された、光照らす小屋と木の絵の楽譜。ロジャーはかつて教会だった廃墟にてその絵に似たステンドグラスを見ながらこの独白を言う。
 
;「チャンスは自分で掴むものだ。アーティストなら」
 
;「チャンスは自分で掴むものだ。アーティストなら」
:路上ライブの傍らで清掃車のバイトで生計を立て、恋人のローラのためにプレゼントを買おうとするオリバー。ある晩、彼はバイトの帰りにサンタの服装をした老人に緑の宝石・デモンシードを手渡されるが、盲目のローラには意味がないものだった。
+
:路上ライブの傍らで清掃車のバイトで生計を立て、恋人のローラのためにプレゼントを買おうとするオリバー。
 +
:ある晩、彼はバイトの帰りにサンタの服装をした老人に緑の宝石・デモンシードを手渡されるが、盲目のローラには意味がないものだった。
 
:オリバーは高値でロジャーにこの宝石を引き換えようとするが、ロジャーはこの台詞で拒否した。
 
:オリバーは高値でロジャーにこの宝石を引き換えようとするが、ロジャーはこの台詞で拒否した。
 
;「青春…それは、ふりかかる現実を有り余る勢いで押し切る事」
 
;「青春…それは、ふりかかる現実を有り余る勢いで押し切る事」
:オリバーに対して、サックスの才能がないと言い切ったドロシーに告げたロジャー・スミスの法則その2。<br />ちなみにその1は前述の独白で述べているので、ドロシーには意味不明だったりする。
+
:オリバーに対して、サックスの才能がないと言い切ったドロシーに告げたロジャー・スミスの法則その2。
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:ちなみにその1は前述の独白で述べているので、ドロシーには意味不明だったりする。
 
;「私への報酬のはずはないか…」
 
;「私への報酬のはずはないか…」
:Act:12、[[アレックス・ローズウォーター]]の秘書にまで上り詰めたエンジェルからマイクル・ゼーバッハ(=シュバルツ・バルト)宛ての退職金を手渡された時に。その一般社員が受け取れると思えない高額さにロジャーは苦笑するのだった。
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:Act:12、[[アレックス・ローズウォーター]]の秘書にまで上り詰めたエンジェルからマイクル・ゼーバッハ(=[[シュバルツ・バルト]])宛ての退職金を手渡された時に。その一般社員が受け取れると思えない高額さにロジャーは苦笑するのだった。
 
;「雨の中、傘をささずに踊る人間がいてもいい…自由とはそういうことだ!」<br />「ビッグ・オー!! ショータイム!!」
 
;「雨の中、傘をささずに踊る人間がいてもいい…自由とはそういうことだ!」<br />「ビッグ・オー!! ショータイム!!」
 
:1stシーズン最終話であるAct:13ラストより、[[R・D]]との邂逅の後、異国のメガデウスであるカルノー、フーシェ、ロベスピエールと対峙しながら言った台詞で、自由という抽象的なものを的確に表した名言。ロジャーのこの力強い叫びと共に物語は一旦幕を閉じる。
 
:1stシーズン最終話であるAct:13ラストより、[[R・D]]との邂逅の後、異国のメガデウスであるカルノー、フーシェ、ロベスピエールと対峙しながら言った台詞で、自由という抽象的なものを的確に表した名言。ロジャーのこの力強い叫びと共に物語は一旦幕を閉じる。
284行目: 291行目:  
:Act:14、カルノー、フーシェ、ロベスピエールと交戦する際に。しかし…
 
:Act:14、カルノー、フーシェ、ロベスピエールと交戦する際に。しかし…
 
;「この私は…誰だ!?」
 
;「この私は…誰だ!?」
:戦いの最中、ロジャーはパラダイムシティの真実、40年前の出来事、自分自身の存在意義に疑問を感じてしまう。その[[メモリー]]に対する恐れが頂点に達した時、コックピットだったものがトマトの山に変化し、そして…。
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:戦いの最中、ロジャーはパラダイムシティの真実、40年前の出来事、自分自身の存在意義に疑問を感じてしまう。そのメモリーに対する恐れが頂点に達した時、コックピットだったものがトマトの山に変化し、そして…。
 
;(ここはどこだ…? 私の知っているパラダイムシティではないのか…?)<br />(私はなぜここにいる…? 私は、戦いをしていたはず…)
 
;(ここはどこだ…? 私の知っているパラダイムシティではないのか…?)<br />(私はなぜここにいる…? 私は、戦いをしていたはず…)
 
:異国の[[メガデウス]]との戦いの最中、意識を失ったロジャーは現代の[[ニューヨーク]]に似た街に迷い込み、パラダイムシティではない場所をひとり彷徨う。
 
:異国の[[メガデウス]]との戦いの最中、意識を失ったロジャーは現代の[[ニューヨーク]]に似た街に迷い込み、パラダイムシティではない場所をひとり彷徨う。
290行目: 297行目:  
:かつての家だった銀行から追い出され、浮浪者として夜の街をさ迷い歩くロジャーの独白。スラム街の路地裏からスポットライトが当たり、劇場に似た場所となる。
 
:かつての家だった銀行から追い出され、浮浪者として夜の街をさ迷い歩くロジャーの独白。スラム街の路地裏からスポットライトが当たり、劇場に似た場所となる。
 
;「大いなるO…。ビッグ・オー…」
 
;「大いなるO…。ビッグ・オー…」
:劇場に似た場所での回想シーンにて、ノーマンの口から初めて[[ビッグ・オー]]の存在を知った時に呟いた言葉。
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:劇場に似た場所での回想シーンにて、[[ノーマン・バーグ|ノーマン]]の口から初めて[[ビッグ・オー]]の存在を知った時に呟いた言葉。
 
;(ビッグ・オーは、私を待っていた。だが、それが本当の事であったという証も失った。私のメモリーは、最初から間違ったものだったのか?私 は幻の中で、いったい誰を演じていたのだ…?)
 
;(ビッグ・オーは、私を待っていた。だが、それが本当の事であったという証も失った。私のメモリーは、最初から間違ったものだったのか?私 は幻の中で、いったい誰を演じていたのだ…?)
 
:劇場に似た舞台での回想から新聞の漫画のページに変わり、やがてパラダイムシティでの記憶に変わり、40年前の記憶に変わり…。次第にロジャーは混乱してゆく。
 
:劇場に似た舞台での回想から新聞の漫画のページに変わり、やがてパラダイムシティでの記憶に変わり、40年前の記憶に変わり…。次第にロジャーは混乱してゆく。
306行目: 313行目:  
:ロジャーの名を呼ぶドロシーの声を聴いた瞬間、彼のいた場所はセダンから街角へと変わる。
 
:ロジャーの名を呼ぶドロシーの声を聴いた瞬間、彼のいた場所はセダンから街角へと変わる。
 
;「その通りだ、R・ドロシー・ウェインライト。君がそう呼ぶ限り、私はロジャー・スミスなのだ!!」
 
;「その通りだ、R・ドロシー・ウェインライト。君がそう呼ぶ限り、私はロジャー・スミスなのだ!!」
:メモリーの世界と思わしき場所で自分のアイデンティティに悩んだ後、『役柄を失った浮浪者』だった者の衣を脱ぎ捨てて、再び『パラダイムのネゴシエイター・ロジャー・スミス』として[[R・ドロシー・ウェインライト|ドロシー]]に対して叫んだ台詞。
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:メモリーの世界と思わしき場所で自分のアイデンティティに悩んだ後、『役柄を失った浮浪者』だった者の衣を脱ぎ捨てて、再び『パラダイムのネゴシエイター・ロジャー・スミス』としてドロシーに対して叫んだ台詞。
 
;(お前の求める真実とは、単にお前自身が思い描いていた物でしかないのか? そう考えたほうが、今の私の心を穏やかにさせてくれる。だが……この地下深き所に眠っていたものが、果たしてシュバルツの言う真実だったのか? あのドロシーの自我を奪おうとしたおぞましい物が、メガデウス…ビッグ・オーのアーキタイプだとするなら…)
 
;(お前の求める真実とは、単にお前自身が思い描いていた物でしかないのか? そう考えたほうが、今の私の心を穏やかにさせてくれる。だが……この地下深き所に眠っていたものが、果たしてシュバルツの言う真実だったのか? あのドロシーの自我を奪おうとしたおぞましい物が、メガデウス…ビッグ・オーのアーキタイプだとするなら…)
 
:Act:17、Act:04の回想を交えながら再びパラダイムの地下深くに移動する時の独白。
 
:Act:17、Act:04の回想を交えながら再びパラダイムの地下深くに移動する時の独白。
313行目: 320行目:  
;「私は運命論者などではないよ。確かに私は、今の私の知らないメモリーによってビッグオーと出会った。だが、それはそれまでの事。出会った後に、私とビッグ・オーがどうするか、何を目的に生きていくかは私自身が決める事だ。たとえ……ハッ!?」<br />「たとえ…私が…トマトの一つだったとしても…」
 
;「私は運命論者などではないよ。確かに私は、今の私の知らないメモリーによってビッグオーと出会った。だが、それはそれまでの事。出会った後に、私とビッグ・オーがどうするか、何を目的に生きていくかは私自身が決める事だ。たとえ……ハッ!?」<br />「たとえ…私が…トマトの一つだったとしても…」
 
:上記の台詞の後、エンジェルに「メガデウスのドミュナスとして生まれた事が自らの運命だとしたら?」と問われた後、この台詞で自身の決心を語ろうとする。が、運命を切り開くつもりで右手のテーブルナイフを構えた瞬間、そのギザギザ部に目が入り、やがてバーコード、そしてトマト=クローンの群れへと変わってゆく。その後、自身の決意が揺らぎだすロジャーに対しエンジェルは優しくナイフを持つ手を抑えるのだった。
 
:上記の台詞の後、エンジェルに「メガデウスのドミュナスとして生まれた事が自らの運命だとしたら?」と問われた後、この台詞で自身の決心を語ろうとする。が、運命を切り開くつもりで右手のテーブルナイフを構えた瞬間、そのギザギザ部に目が入り、やがてバーコード、そしてトマト=クローンの群れへと変わってゆく。その後、自身の決意が揺らぎだすロジャーに対しエンジェルは優しくナイフを持つ手を抑えるのだった。
;「魂のない機械にしては頑張っているじゃないか。だがこの地上には法がある。このロジャーの法が!!」
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;「魂のない機械にしては頑張っているじゃないか。だが、この地上には法がある。このロジャーの法が!!」
 
:Act:20、[[ボナパルト]]との交戦時に。エセ紳士、ここに極まる。それでいいのか地上。
 
:Act:20、[[ボナパルト]]との交戦時に。エセ紳士、ここに極まる。それでいいのか地上。
 
;「そろそろ墓に戻ってもらおうか!」<br />「塵は塵に、灰は灰に!」
 
;「そろそろ墓に戻ってもらおうか!」<br />「塵は塵に、灰は灰に!」
:ボナパルトを葬らんとクロムバスターを放とうとするロジャー。しかし、ビッグ・オーの動きに異変が…
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:[[ボナパルト]]を葬らんとクロムバスターを放とうとするロジャー。しかし、ビッグ・オーの動きに異変が…
 
;「トマト…!?」<br />「私は…トマト…ひとつ…」<br />「私は…私は、メガデウスのドミュナス…」
 
;「トマト…!?」<br />「私は…トマト…ひとつ…」<br />「私は…私は、メガデウスのドミュナス…」
 
:ボナパルトと交戦していたはずのビッグ・オーは機能停止してしまい、ディスプレイに「CAST IN THE NAME…」と表示されていた文字がバーコードの群れに変わる。それを見たロジャーは、自身の奥底に眠るメモリーへの恐怖に支配されてしまう…
 
:ボナパルトと交戦していたはずのビッグ・オーは機能停止してしまい、ディスプレイに「CAST IN THE NAME…」と表示されていた文字がバーコードの群れに変わる。それを見たロジャーは、自身の奥底に眠るメモリーへの恐怖に支配されてしまう…
322行目: 329行目:  
:ビッグ・オーから離脱し、ドロシーを無残に破壊せんとしたアランとの格闘の最中、その様をロジャーに見せ続けた左腕を抑え、自身が身に着けているものと同系の時計を見て。
 
:ビッグ・オーから離脱し、ドロシーを無残に破壊せんとしたアランとの格闘の最中、その様をロジャーに見せ続けた左腕を抑え、自身が身に着けているものと同系の時計を見て。
 
;「ビッグ・オー、これまでは私が君を動かしていた。しかし、君は初めてアクションを促した。そうなのか?」<br />「君が答えてくれない事を、私は不愉快には思っていない。君の事は、私が一番知っている! ビッグ・オー、アクション!!」
 
;「ビッグ・オー、これまでは私が君を動かしていた。しかし、君は初めてアクションを促した。そうなのか?」<br />「君が答えてくれない事を、私は不愉快には思っていない。君の事は、私が一番知っている! ビッグ・オー、アクション!!」
:Act:21、ドロシーの救出後、再びビッグ・オーに乗り込んでビッグ・ファウを迎え撃つ時に。
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:Act:21、ドロシーの救出後、再びビッグ・オーに乗り込んで[[ビッグ・ファウ]]を迎え撃つ時に。
 
;「もしかしたら…もしかしたら、そういうことになったかもしれない。それが私の答えだ。ずるいなどと言わないでほしい。今の私にとって、ひとつの真実を断言することはできないのだ」
 
;「もしかしたら…もしかしたら、そういうことになったかもしれない。それが私の答えだ。ずるいなどと言わないでほしい。今の私にとって、ひとつの真実を断言することはできないのだ」
 
:Act:24より、物言わぬ人形となってしまったドロシーからの「難しい質問」に対する彼なりの答え。
 
:Act:24より、物言わぬ人形となってしまったドロシーからの「難しい質問」に対する彼なりの答え。
:Act:09で質問された時にはぐらかしていたが、当話でドロシーが制御装置をアレックスに抜かれて機能停止している間に答えた。
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:Act:09で質問された時にはぐらかしていたが、当話でドロシーが制御装置を[[アレックス・ローズウォーター|アレックス]]に抜かれて機能停止している間に答えた。
 
;「銃を持たない主義は撤回しないよ、エンジェル」<br />「迎えに来た、帰ろう。あなたもだ、ご老人」
 
;「銃を持たない主義は撤回しないよ、エンジェル」<br />「迎えに来た、帰ろう。あなたもだ、ご老人」
 
:Act:25より。地下深くに向かい、エンジェルの危機を救うために現れたロジャー。上の台詞どおり、銃は使わずに時計のワイヤーでヴェラを止めている。
 
:Act:25より。地下深くに向かい、エンジェルの危機を救うために現れたロジャー。上の台詞どおり、銃は使わずに時計のワイヤーでヴェラを止めている。
340行目: 347行目:  
:海底の更なる闇へと沈んでいくビッグ・オー。コックピット内も浸水していく中、薄れる意識のロジャーが見たものは…
 
:海底の更なる闇へと沈んでいくビッグ・オー。コックピット内も浸水していく中、薄れる意識のロジャーが見たものは…
 
;「待て、ビッグ・オー。これは私の仕事なのだよ」<br />「エンジェル! 人にとって、メモリーは大切なものだ。それがあるから人は自分の存在を確認できる。それが失われれば、人は不安から逃れられない。だが聞いてくれ! いまここに生きている人間は、決して過去のメモリーだけが形作っているものではない。この私は、己がどういう存在なのかもわからない。私には、自分自身のメモリーすらないのだ。だが、おそらく私は、自分自身の意思で、メモリーを消し去ったのだ。その選択をしたのは、私自身だ。私自身のために、今と、そしてこれからを生きるために。自分という存在を信じたいがために!」<br />「エンジェル! 私のメモリーの中にある君を、私は決して失いはしない。私とふれあった、自分のすべきことに信念をもっていた君を、誰よりも自分自身を愛していた君を、そして、その気持ちが揺らいでいた、エンジェルという女を。自分自身の存在を否定してはいけない。人として生きるんだ」
 
;「待て、ビッグ・オー。これは私の仕事なのだよ」<br />「エンジェル! 人にとって、メモリーは大切なものだ。それがあるから人は自分の存在を確認できる。それが失われれば、人は不安から逃れられない。だが聞いてくれ! いまここに生きている人間は、決して過去のメモリーだけが形作っているものではない。この私は、己がどういう存在なのかもわからない。私には、自分自身のメモリーすらないのだ。だが、おそらく私は、自分自身の意思で、メモリーを消し去ったのだ。その選択をしたのは、私自身だ。私自身のために、今と、そしてこれからを生きるために。自分という存在を信じたいがために!」<br />「エンジェル! 私のメモリーの中にある君を、私は決して失いはしない。私とふれあった、自分のすべきことに信念をもっていた君を、誰よりも自分自身を愛していた君を、そして、その気持ちが揺らいでいた、エンジェルという女を。自分自身の存在を否定してはいけない。人として生きるんだ」
:2ndシーズン最終話であるAct:26のラストシーンより。[[ビッグ・ヴィヌス]]に搭乗しパラダイムシティの全てを文字通り白紙のごとく消滅させていくエンジェル。ロジャーはビッグ・オーのコックピットから身を乗り出し、最後の『交渉』に挑む。宮本氏渾身の長台詞である。
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:2ndシーズン最終話であるAct:26のラストシーンより。[[ビッグ・ヴィヌス]]に搭乗しパラダイムシティの全てを文字通り白紙のごとく消滅させていくエンジェル。
 +
:ロジャーはビッグ・オーのコックピットから身を乗り出し、最後の『交渉』に挑む。宮本氏渾身の長台詞である。
 
:[[Z]]ではビッグ・ヴィヌスが登場せず、さらにエンジェルや[[パラダイムシティ]]の設定が原作と異なるため、異なるシチュエーションで再現されている。
 
:[[Z]]ではビッグ・ヴィヌスが登場せず、さらにエンジェルや[[パラダイムシティ]]の設定が原作と異なるため、異なるシチュエーションで再現されている。
   349行目: 357行目:  
:ロジャーが荒らされた書斎、特に砂時計を壊されたのに憤慨する台詞。
 
:ロジャーが荒らされた書斎、特に砂時計を壊されたのに憤慨する台詞。
 
;「習慣というものは大事なものだ、R・ドロシー。だが、それは人の行動を律するものであってはならない。習慣とルールとは違う。私だってたまには、ゆっくり昼過ぎまで眠っていたいというささやかな…」
 
;「習慣というものは大事なものだ、R・ドロシー。だが、それは人の行動を律するものであってはならない。習慣とルールとは違う。私だってたまには、ゆっくり昼過ぎまで眠っていたいというささやかな…」
:Act:15、ビッグ・オーの整備をするノーマンの手伝いの後、いつもの習慣で白エプロン姿のままピアノを弾いたドロシーに対して。台詞を言い終える前に9時のベルが鳴り響いてしまい、ドロシーは客人を向かいいれるためその場を去るのだった。
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:Act:15、ビッグ・オーの整備をするノーマンの手伝いの後、いつもの習慣で白エプロン姿のままピアノを弾いたドロシーに対して。
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:台詞を言い終える前に9時のベルが鳴り響いてしまい、ドロシーは客人を向かいいれるためその場を去るのだった。
 
;(たまには、昼過ぎまでゆっくり眠っていたっていい。それが自由な人間というものだ)
 
;(たまには、昼過ぎまでゆっくり眠っていたっていい。それが自由な人間というものだ)
:Act:18冒頭より。ドロシーのピアノで起こされたロジャーはピアノを縛り上げて弾けないようにしてしまう。ロジャーは寝ぼけ眼のままパラダイムシティのドームを建設した日系[[企業]]・ヨシフラヤカモト工業へとセダンを走らせる。
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:Act:18冒頭より。ドロシーのピアノで起こされたロジャーはピアノを縛り上げて弾けないようにしてしまう。
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:ロジャーは寝ぼけ眼のままパラダイムシティのドームを建設した日系[[企業]]・ヨシフラヤカモト工業へとセダンを走らせる。
 
;「ところで…さっきの文字、なんて書いてあったのですか?」
 
;「ところで…さっきの文字、なんて書いてあったのですか?」
:ヨシフラヤカモト工業の入口に置かれていた衝立、特にそれに施された『'''記憶'''』という文字が気になったロジャー。彼は依頼人である法律顧問らにその文字の意味を聞くが当の社員らは「どうぞどうぞ、こちらへ! プリーズ、プリーズ!」と聞き入れてくれなかった。
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:ヨシフラヤカモト工業の入口に置かれていた衝立、特にそれに施された『'''記憶'''』という文字が気になったロジャー。
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:彼は依頼人である法律顧問らにその文字の意味を聞くが当の社員らは「どうぞどうぞ、こちらへ! プリーズ、プリーズ!」と聞き入れてくれなかった。
 
;「ね、ネゴシエイターが暴力的な実力行使をするのは、最後の手段だぞ?」
 
;「ね、ネゴシエイターが暴力的な実力行使をするのは、最後の手段だぞ?」
 
:Act:18、閉じ込めていたカプセルを素手で割り救出するドロシーに対して呆気にとられる際に。
 
:Act:18、閉じ込めていたカプセルを素手で割り救出するドロシーに対して呆気にとられる際に。
381行目: 392行目:  
===[[スーパーロボット大戦Z|Z]]===
 
===[[スーパーロボット大戦Z|Z]]===
 
;「50文字以内で説明~」
 
;「50文字以内で説明~」
:この台詞はカプコンのゲーム『逆転裁判』に由来する。ロジャーが発する理由は後述。なお[[キラー・ザ・ブッチャー|ブッチャー]]も同じ台詞を言っている。
+
:この台詞はカプコンのゲーム『逆転裁判』に由来する。ロジャーが発する理由は[[#余談]]を参照。ちなみに、[[キラー・ザ・ブッチャー|ブッチャー]]も同じ台詞を言っている。
 
;「あれが交渉のつもりだとしたら、私は自分の仕事の誇りを汚された気分だよ…」
 
;「あれが交渉のつもりだとしたら、私は自分の仕事の誇りを汚された気分だよ…」
 
:先述の[[ユウナ・ロマ・セイラン|ユウナ]]の「[[ロード・ジブリール|ジブリール]]は[[オーブ連合首長国|オーブ]]にはいない」という言い訳を聞いた際の台詞。ロジャーの言うとおりで、これ以上の下策はなかっただろう。
 
:先述の[[ユウナ・ロマ・セイラン|ユウナ]]の「[[ロード・ジブリール|ジブリール]]は[[オーブ連合首長国|オーブ]]にはいない」という言い訳を聞いた際の台詞。ロジャーの言うとおりで、これ以上の下策はなかっただろう。
391行目: 402行目:  
===[[スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク|ZSPD]]===
 
===[[スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク|ZSPD]]===
 
;「当然です。ビッグ・オーが私の信頼を裏切った事はありませんから」
 
;「当然です。ビッグ・オーが私の信頼を裏切った事はありませんから」
:[[アクセル・サーストン|アクセル]]からの檄を受け、武装使用不能状態に陥った「パートナー」の復活を信じる。この発言に、エンジェルはロジャーこそがザ・ビッグのドミュナスである事を確信した。
+
:[[アクセル・サーストン|アクセル]]からの檄を受け、武装使用不能状態に陥った「パートナー」の復活を信じる。この発言に、[[エンジェル]]はロジャーこそが[[ザ・ビッグ]]の[[ドミュナス]]である事を確信した。
 
;「自分の考えが誤りだったら、間違いを認め、正すだけだ」<br />「揺ぎ無い自己が有る以上、後悔も風評も恥じる必要は無い」
 
;「自分の考えが誤りだったら、間違いを認め、正すだけだ」<br />「揺ぎ無い自己が有る以上、後悔も風評も恥じる必要は無い」
 
:[[メール・ビーター|メール]]へと語るZEUTHの同士討ちに対する個人的見解で、[[スーパーロボット大戦Z|前作]]にて物議を醸した件の事象に言及する数少ないワンシーン。
 
:[[メール・ビーター|メール]]へと語るZEUTHの同士討ちに対する個人的見解で、[[スーパーロボット大戦Z|前作]]にて物議を醸した件の事象に言及する数少ないワンシーン。
409行目: 420行目:  
:ロジャーとの交渉術に敗れた腹いせで、「呪われし放浪者」との表現を用いて[[ZEUTH]]の面々を嘲笑うアイムからの挑発に動じる事無く、彼の「世迷い言」を一蹴する。
 
:ロジャーとの交渉術に敗れた腹いせで、「呪われし放浪者」との表現を用いて[[ZEUTH]]の面々を嘲笑うアイムからの挑発に動じる事無く、彼の「世迷い言」を一蹴する。
 
;ドロシー「ロジャー…あなたの観察眼もあてにならないわね」<br />ロジャー「私は今でもユーフェミア副総督に対する見解を変えるつもりはない」<br />ドロシー「負け惜しみ?」<br />ロジャー「そうではない。ただ私はこの結果に納得できないだけだ」<br/>「何故彼女があのような凶行に至ったか…。私はその真実を知りたい」
 
;ドロシー「ロジャー…あなたの観察眼もあてにならないわね」<br />ロジャー「私は今でもユーフェミア副総督に対する見解を変えるつもりはない」<br />ドロシー「負け惜しみ?」<br />ロジャー「そうではない。ただ私はこの結果に納得できないだけだ」<br/>「何故彼女があのような凶行に至ったか…。私はその真実を知りたい」
:行政特区日本の式典会場で[[ユーフェミア・リ・ブリタニア|ユーフェミア]]が虐殺を引き起こしたことを知った後の会話。自分が絶対の自信を持って下した人物像とは全くかけ離れた行動を起こした彼女に何か異変が起きたことを察した。
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:[[行政特区日本]]の式典会場で[[ユーフェミア・リ・ブリタニア|ユーフェミア]]が虐殺を引き起こしたことを知った後の会話。
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:自分が絶対の自信を持って下した人物像とは全くかけ離れた行動を起こした彼女に何か異変が起きたことを察した。
 
;「支配欲、攻撃性、孤独、後悔、退廃…彼女は既に理性を失っている」
 
;「支配欲、攻撃性、孤独、後悔、退廃…彼女は既に理性を失っている」
 
:最終決戦で、[[グレート・アクシオン]]を駆り出陣してきた[[シオニー・レジス|シオニー]]の精神状態を冷静に分析する。この時点で理性を失っていると言われる程、彼女の精神が不安定になっていることが分かる。
 
:最終決戦で、[[グレート・アクシオン]]を駆り出陣してきた[[シオニー・レジス|シオニー]]の精神状態を冷静に分析する。この時点で理性を失っていると言われる程、彼女の精神が不安定になっていることが分かる。
 
;「論理的に破綻しているところを勢いとキャラクターで押し通すとは…」
 
;「論理的に破綻しているところを勢いとキャラクターで押し通すとは…」
:再世篇にてリ・ブラスタ改造費として200万という莫大な[[借金]]を背負った[[クロウ・ブルースト|クロウ]]が[[トライア・スコート|トライア]]に一縷の望みを懸けて行った交渉があっさりと不成立になり動揺している状況での発言。クロウの借金話を話の種扱いしていたロジャーもこの時ばかりは深刻な表情を見せている。
+
:再世篇にてリ・ブラスタ改造費として200万という莫大な[[借金]]を背負った[[クロウ・ブルースト|クロウ]]が[[トライア・スコート|トライア]]に一縷の望みを懸けて行った交渉があっさりと不成立になり動揺している状況での発言。
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:クロウの借金話を話の種扱いしていたロジャーもこの時ばかりは深刻な表情を見せている。
 
;「…人類の英知の結晶を己の目的のために破壊する…。 市民の生命を奪いながら…度し難いな、あの連中は…! もはや語るに値しないぞ、アロウズ!」
 
;「…人類の英知の結晶を己の目的のために破壊する…。 市民の生命を奪いながら…度し難いな、あの連中は…! もはや語るに値しないぞ、アロウズ!」
:再世篇第33話にて、人類の英知の結晶にて財産である[[軌道エレベーター]]を、己の目的のために[[メメントモリ]]で破壊した挙句、それによって市民を犠牲になってしまう「[[ピラー破片|ブレイク・ピラー]]」を引き起こした[[アロウズ]]のやりかたに交渉人の怒りは頂点へと達する。
+
:再世篇第33話にて、人類の英知の結晶にて財産である[[軌道エレベーター]]を己の目的のために[[メメントモリ]]で破壊した挙句、それによって市民を犠牲になってしまう「[[ピラー破片|ブレイク・ピラー]]」を引き起こした[[アロウズ]]のやりかたに交渉人の怒りは頂点へと達する。
;「ザ・ビッグ……燃える街……崩壊する世界……メトロポリス……ゴードン・ローズウォーター……この光景……これは私のメモリーの奥底なのか!?」
+
;「[[ザ・ビッグ]]……燃える街……崩壊する世界……メトロポリス……[[ゴードン・ローズウォーター]]……この光景……これは私のメモリーの奥底なのか!?」
:ルーク・アダモンとの対峙にて。これらのキーワードに該当し、なおかつZシリーズの関連項目と言えば[[黒歴史]]。
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:[[人造次元獣ルーク・アダモン|ルーク・アダモン]]との対峙にて。これらのキーワードに該当し、なおかつ[[Zシリーズ]]の関連項目と言えば[[黒歴史]]。
:もしかすると、ロジャーは前のループ……「果てなき戦いの環へ」の顛末を何らかの形で記憶していたのかもしれない。しかしそうだとすると、本気でロジャーが人間ではない可能性が……。
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:もしかすると、ロジャーは前のループ……「果てなき戦いの環へ」の顛末を何らかの形で記憶していたのかもしれない。しかし、そうだとすると、本気でロジャーが人間ではない可能性が……。
 
;「待ちたまえ!」<br />「何故、騙されていたと決めつける?」<br />「確かにゼロは我々に秘密にしていたことが幾つかある」<br />「だが、その事情も考慮せず、一方的に攻め立てるのはフェアではない」
 
;「待ちたまえ!」<br />「何故、騙されていたと決めつける?」<br />「確かにゼロは我々に秘密にしていたことが幾つかある」<br />「だが、その事情も考慮せず、一方的に攻め立てるのはフェアではない」
 
:再世篇第49話シナリオエンドデモ([[シャーリー・フェネット|シャーリー]]生存時)にて、[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]の真相を知り彼を一方的に攻め立てる[[黒の騎士団]]をロジャーはこの言葉で宥める。
 
:再世篇第49話シナリオエンドデモ([[シャーリー・フェネット|シャーリー]]生存時)にて、[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]の真相を知り彼を一方的に攻め立てる[[黒の騎士団]]をロジャーはこの言葉で宥める。
424行目: 437行目:  
===[[第3次スーパーロボット大戦Z|第3次Z]]===
 
===[[第3次スーパーロボット大戦Z|第3次Z]]===
 
;「違う…。私は…受けた依頼は…必ず果たす…そのためには…私は…あらゆる困難に打ち勝って見せねば…ならない…それが私の…誇りだ…」
 
;「違う…。私は…受けた依頼は…必ず果たす…そのためには…私は…あらゆる困難に打ち勝って見せねば…ならない…それが私の…誇りだ…」
:時獄篇第33話にて、メモリーを失い恐怖に苛まれる中、ヒビキの言葉を受けて反射的にこう返す。そして続けて現れたドロシーの言葉を受けてメモリーが復活、「記憶なき街のネゴシエイター」が再び舞台に立つ。これに連鎖する形で旧ZEUTH・旧ZEXISもメモリーが次々と復活していく。
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:時獄篇第33話にて、メモリーを失い恐怖に苛まれる中、ヒビキの言葉を受けて反射的にこう返す。そして続けて現れたドロシーの言葉を受けてメモリーが復活し、「記憶なき街のネゴシエイター」が再び舞台に立つ。これに連鎖する形で旧[[ZEUTH]]・旧[[ZEXIS]]もメモリーが次々と復活していく。
 
;「…先程の言葉は訂正しよう。やはり、私達は相容れない存在のようだ」<br/>「[[ジェイソン・ベック|下品なモミアゲやヒゲにこだわるようなダミ声の男]]は私の美学に反するのだよ!」
 
;「…先程の言葉は訂正しよう。やはり、私達は相容れない存在のようだ」<br/>「[[ジェイソン・ベック|下品なモミアゲやヒゲにこだわるようなダミ声の男]]は私の美学に反するのだよ!」
 
:時獄篇第37話[[ミスリル]]ルートにて[[ゲイツ (フルメタル・パニック!)|ゲイツ]]との[[戦闘前会話]]。自らのカラーリングを褒められて気分をよくしたロジャーだったが、続けてのモミアゲ発言にアッサリと掌を返した。
 
:時獄篇第37話[[ミスリル]]ルートにて[[ゲイツ (フルメタル・パニック!)|ゲイツ]]との[[戦闘前会話]]。自らのカラーリングを褒められて気分をよくしたロジャーだったが、続けてのモミアゲ発言にアッサリと掌を返した。
;「相手が人ならば、私も対話を試みる! だが、妖怪の類なら話は別だ!」<br/>ゲイツ「おお! さすがはネゴシエイター! 私の力を認めるか!」<br/>「こうなるから話をしたくないのだ…!今回ばかりは私は自分の職務を放棄する! ビッグオー! アァァクション!!」
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;「相手が人ならば、私も対話を試みる! だが、妖怪の類なら話は別だ!」<br/>ゲイツ「おお! さすがはネゴシエイター! 私の力を認めるか!」<br/>「こうなるから話をしたくないのだ…! 今回ばかりは私は自分の職務を放棄する! ビッグオー! アァァクション!!」
:時獄篇第40話[[ミスリル]]ルートにて[[ゲイツ (フルメタル・パニック!)|ゲイツ]]との[[戦闘前会話]]の一部。ゲイツの狂いっぷりにロジャーはまともな交渉ができないと判断し、[[カズマ・アーディガン|別作品の主人公]]と同じく、ゲイツを妖怪呼ばわりしている。
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:時獄篇第40話[[ミスリル]]ルートにて[[ゲイツ (フルメタル・パニック!)|ゲイツ]]との[[戦闘前会話]]の一部。
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:ゲイツの狂いっぷりにロジャーはまともな交渉ができないと判断し、[[カズマ・アーディガン|別作品の主人公]]と同じく、ゲイツを妖怪呼ばわりしている。
 
;「挨拶代わりの舌戦は、ここまでとしましょう。…この会談を見ている者達も不安を覚えますしね」
 
;「挨拶代わりの舌戦は、ここまでとしましょう。…この会談を見ている者達も不安を覚えますしね」
 
:時獄篇第41話にて[[Z-BLUE]]と[[ネオ・ジオン]]との間の会談がヒートアップしてきたのを受けて。
 
:時獄篇第41話にて[[Z-BLUE]]と[[ネオ・ジオン]]との間の会談がヒートアップしてきたのを受けて。
 
:二勢力間での交渉とは言え、[[コペルニクス会談|前回の会談]]に比べると司会としての職務を全うしていると言える。
 
:二勢力間での交渉とは言え、[[コペルニクス会談|前回の会談]]に比べると司会としての職務を全うしていると言える。
;ベック「ちょっと待て! お前、ネゴシエイターなのにいきなり力ずくか!?」<br/>「我々は急いでいるのだ。私の言葉を理解する知性のない輩と話をしても時間の無駄というものだ。それとも、ベック…。君は私の話を聞く気があるのか?」<br/>ベック「欠片もない!」<br/>「これで双方の利益は合致した!では、遠慮無く行かせてもらおう!」
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;ベック「ちょっと待て! お前、ネゴシエイターなのにいきなり力ずくか!?」<br/>「我々は急いでいるのだ。私の言葉を理解する知性のない輩と話をしても時間の無駄というものだ。それとも、ベック…。君は私の話を聞く気があるのか?」<br/>ベック「欠片もない!」<br/>「これで双方の利益は合致した! では、遠慮無く行かせてもらおう!」
 
:時獄篇第55話「飛べ、宇宙へ」でのベックとの戦闘前会話の一節。[[アクシズ]]落としを止めるためとはいえ、なんかいささか強引である。
 
:時獄篇第55話「飛べ、宇宙へ」でのベックとの戦闘前会話の一節。[[アクシズ]]落としを止めるためとはいえ、なんかいささか強引である。
 
:事実、ベックもそんなロジャーのやり方に「'''何か納得できねえ'''」と辟易しているのだから。
 
:事実、ベックもそんなロジャーのやり方に「'''何か納得できねえ'''」と辟易しているのだから。
;「宿敵か…あのようなチンピラとの関係をアムロ大尉と赤い彗星のように語って欲しくないな」<br/>「ちなみにキリコも同じ意見だろう」
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;「宿敵か…あのようなチンピラとの関係をアムロ大尉と赤い彗星のように語って欲しくないな」<br/>「ちなみに[[キリコ・キュービィー|キリコ]]も同じ意見だろう」
 
:同シナリオのDトレーダーにて、[[ジェイソン・ベック]]と[[カン・ユー]]を宿敵と評した[[AG]]の言葉に不満を持って。
 
:同シナリオのDトレーダーにて、[[ジェイソン・ベック]]と[[カン・ユー]]を宿敵と評した[[AG]]の言葉に不満を持って。
;「君もZ-BLUEにいるより、彼らと行動を共にした方がいいのではないかな」<br/>「ねたみ、ひがみ、そねみ、逆恨み、八つ当たり、執着、憎悪、自惚れ、自愛、保身、高慢、傲慢…。彼等は欲望の塊だ」<br/>「きっと良質のZチップがうまれるのではないかな」
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;「君も[[Z-BLUE]]にいるより、彼らと行動を共にした方がいいのではないかな」<br/>「ねたみ、ひがみ、そねみ、逆恨み、八つ当たり、執着、憎悪、自惚れ、自愛、保身、高慢、傲慢…。彼等は欲望の塊だ」<br/>「きっと良質のZチップがうまれるのではないかな」
 
:続けての提案。勿論、「その時は、ロジャーの法を以て、君に接しよう」と釘を刺すのを忘れなかった。
 
:続けての提案。勿論、「その時は、ロジャーの法を以て、君に接しよう」と釘を刺すのを忘れなかった。
;「なるほどな…。どうやら君は罰を求めているようだ」<br/>「君におごってもらった酒の礼だ!私とビッグオーが、その役をやってやろう!ガドライト・メオンサム!汝に罪ありだ!!」
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;「なるほどな…。どうやら君は罰を求めているようだ」<br/>「君におごってもらった酒の礼だ!私とビッグオーが、その役をやってやろう! ガドライト・メオンサム! 汝に罪ありだ!!」
:時獄篇第58話「いがみあう双子」でのガドライトとの戦闘前会話で。
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:時獄篇第58話「いがみあう双子」での[[ガドライト・メオンサム|ガドライト]]との戦闘前会話で。
    
== スパロボシリーズの迷台詞 ==
 
== スパロボシリーズの迷台詞 ==
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:しかし、当の本人が多くの女性やドロシーに「最低」と言われている以上、シロッコにしてみれば心外、プレイヤーにしてみれば'''「お前が言うな」'''である。
 
:しかし、当の本人が多くの女性やドロシーに「最低」と言われている以上、シロッコにしてみれば心外、プレイヤーにしてみれば'''「お前が言うな」'''である。
 
;ロジャー「この料理勝負というものの歴史は古く、私の記憶が確かならば…」<br/>ドロシー「メモリーのないあなたが言う台詞じゃないわね」<br/>ロジャー「ぐ…!」
 
;ロジャー「この料理勝負というものの歴史は古く、私の記憶が確かならば…」<br/>ドロシー「メモリーのないあなたが言う台詞じゃないわね」<br/>ロジャー「ぐ…!」
:第3次Z時獄篇「アタリとハズレ」より、[[食べ物・料理|料理]]勝負の司会を勤めた際の口上。元ネタは料理番組『料理の鉄人』における鹿賀丈史氏のテーマ発表前の口上から。まったくもってドロシーの言うとおりである。
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:[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]第47話「アタリとハズレ」より、[[食べ物・料理|料理]]勝負の司会を勤めた際の口上。
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:元ネタは料理番組『料理の鉄人』における鹿賀丈史氏のテーマ発表前の口上から。まったくもってドロシーの言うとおりである。
    
== 余談 ==
 
== 余談 ==
本編での交渉成功率が低いのは「ビッグオーを使わない話はアニメで描かれないから」という裏話がある。あんまりと言えばあんまりな話であるが、ロボットアニメなのだから言われてみれば当然である。<br />考えても見れば、コンスタントに依頼が舞い込んでいる訳だから成功率は決して低くないのだろう。
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*本編での交渉成功率が低いのは「[[ビッグ・オー]]を使わない話はアニメで描かれないから」という裏話がある。あんまりと言えばあんまりな話であるが、ロボットアニメなのだから言われてみれば当然である。
 
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**考えても見れば、ロジャーにはコンスタントに依頼が舞い込んでいる訳だから、交渉の成功率自体はけっして低くはないのだろう。
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*カプコンのゲーム『逆転裁判』シリーズの主人公・成歩堂龍一はロジャーに似ている(『逆転裁判』は'''2001年発売'''、『ビッグオー』より後)。
カプコンのゲーム『逆転裁判』シリーズの主人公・成歩堂龍一はロジャーに似ている(『逆転裁判』は'''2001年発売'''、『ビッグオー』より後)。上記の「50文字以内で~」など、ネタにされる事も多い。
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**上記のスパロボシリーズにおける名台詞「50文字以内で~」等、ネタにされる事も多い。
    
== 商品情報 ==
 
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