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| == 黒の騎士団(Black Knight Mass) == | | == 黒の騎士団(Black Knight Mass) == |
− | 『[[コードギアス 反逆のルルーシュ]]』及び『[[コードギアス 反逆のルルーシュR2]]』に登場する武装組織。<br /> | + | 『[[コードギアス 反逆のルルーシュ]]』及び『[[コードギアス 反逆のルルーシュR2]]』に登場する武装組織。 |
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| 組織の強さを痛感した[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]こと[[ルルーシュ・ランペルージ]]が、ゲリラの扇グループを母体に設立した。志願だけで入団する事は出来ず、入団希望者は思想を含めた身辺調査の上、厳しい入団試験を受けることになる。 | | 組織の強さを痛感した[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]こと[[ルルーシュ・ランペルージ]]が、ゲリラの扇グループを母体に設立した。志願だけで入団する事は出来ず、入団希望者は思想を含めた身辺調査の上、厳しい入団試験を受けることになる。 |
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| 当初はゼロと扇グループだけの新興勢力だったが、[[イレヴン]]を中心に次第にメンバーや支持者が増えていった。無印編後半から、総帥ゼロと四人の補佐官を中心とする大組織として再編成された。 | | 当初はゼロと扇グループだけの新興勢力だったが、[[イレヴン]]を中心に次第にメンバーや支持者が増えていった。無印編後半から、総帥ゼロと四人の補佐官を中心とする大組織として再編成された。 |
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− | 作品第1期終盤で起きた[[ユーフェミア・リ・ブリタニア|ユーフェミア]]による虐殺事件後、ゼロによって「合衆国日本」の建国が宣言。ブリタニアの[[エリア11]]駐留軍と全面対決する「[[ブラックリベリオン]]」が引き起こされるまでにに至った。<br />当初は黒の騎士団側が圧倒的有利になっていたが、ゼロの搭乗する[[ガウェイン]]が諸事情で戦線離脱してしまった事で、形勢が逆転してしまい、この戦いはブリタニア軍側の勝利で終わってしまう。 | + | 作品第1期終盤で起きた[[ユーフェミア・リ・ブリタニア|ユーフェミア]]による虐殺事件後、ゼロによって「合衆国日本」の建国が宣言。ブリタニアの[[エリア11]]駐留軍と全面対決する「[[ブラックリベリオン]]」が引き起こされるまでにに至った。 |
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| + | 当初は黒の騎士団側が圧倒的有利になっていたが、ゼロの搭乗する[[ガウェイン]]が諸事情で戦線離脱してしまった事で、形勢が逆転してしまい、この戦いはブリタニア軍側の勝利で終わってしまう。 |
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| === R2編 === | | === R2編 === |
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| ==== ゼロ健在時 ==== | | ==== ゼロ健在時 ==== |
| [[ブラックリベリオン]]での敗退により、大多数のメンバーがブリタニアの捕虜となったか、近隣諸国に逃亡している。[[日本]]に残った主要メンバーも[[卜部巧雪|卜部]]、[[紅月カレン|カレン]]、[[C.C.]]のみであったが、ブリタニア側の圧政を強いられていた日本人達からは、[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]を中心に支持を受け続けていた。バベルタワーでの事件を経て起きたゼロの復活と合衆国日本建国の再宣言を機に、ブリタニアに捕らわれていたメンバーを救出・合流。更には黒の騎士団に賛同する新たな支持者達と共に日本から脱出して[[中華連邦]]に亡命し、再び決起する事になった。 | | [[ブラックリベリオン]]での敗退により、大多数のメンバーがブリタニアの捕虜となったか、近隣諸国に逃亡している。[[日本]]に残った主要メンバーも[[卜部巧雪|卜部]]、[[紅月カレン|カレン]]、[[C.C.]]のみであったが、ブリタニア側の圧政を強いられていた日本人達からは、[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]を中心に支持を受け続けていた。バベルタワーでの事件を経て起きたゼロの復活と合衆国日本建国の再宣言を機に、ブリタニアに捕らわれていたメンバーを救出・合流。更には黒の騎士団に賛同する新たな支持者達と共に日本から脱出して[[中華連邦]]に亡命し、再び決起する事になった。 |
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| 中華連邦で起きた[[天子]]を巡る事件を経て、中華連邦側の協力を得る事に成功。「[[合衆国日本]]」と「合衆国中華」と改めた中華連邦を中心に、新興連合国家である「[[超合集国]]」の構成に大きく関わる事になる。以降は、どの国家にも属しない傭兵的戦闘集団となっているが、資金や人員の提供を条件に超合集国に加盟した47カ国の防衛を担う役目を持っており、事実上、ブリタニア軍に匹敵しうる軍事組織にまで発展した。また、これを機に扇グループに所属していた黒の騎士団の初期メンバー達は、超合集国軍の中でも上位の役職に就く事になり、[[藤堂鏡志朗|藤堂]]や四聖剣のメンバーも軍の重要役職に就任。中華連邦のメンバーの中でも特にゼロに見込まれていた[[黎星刻]]は、黒の騎士団の総司令に任命された。 | | 中華連邦で起きた[[天子]]を巡る事件を経て、中華連邦側の協力を得る事に成功。「[[合衆国日本]]」と「合衆国中華」と改めた中華連邦を中心に、新興連合国家である「[[超合集国]]」の構成に大きく関わる事になる。以降は、どの国家にも属しない傭兵的戦闘集団となっているが、資金や人員の提供を条件に超合集国に加盟した47カ国の防衛を担う役目を持っており、事実上、ブリタニア軍に匹敵しうる軍事組織にまで発展した。また、これを機に扇グループに所属していた黒の騎士団の初期メンバー達は、超合集国軍の中でも上位の役職に就く事になり、[[藤堂鏡志朗|藤堂]]や四聖剣のメンバーも軍の重要役職に就任。中華連邦のメンバーの中でも特にゼロに見込まれていた[[黎星刻]]は、黒の騎士団の総司令に任命された。 |
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− | しかし、第二次トウキョウ決戦後に起きたある事件を機に、黒の騎士団は衰退の一途を辿っていく事になる。[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]の正体が、元ブリタニア帝国の皇子である[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア]]である事と、彼が[[ギアス]]によって他人を操る能力を持っていた事実を、ブリタニア帝国の第2皇子[[シュナイゼル・エル・ブリタニア]]によって暴露された事で、[[扇要|扇]]や藤堂といった旧・黒の騎士団のメンバー達は、やや性急とも言える形でシュナイゼルと裏取引を行い、ゼロの排除を決定する。旧・黒の騎士団メンバーのみで、内密にゼロの処刑が実行されようとしたが、[[ロロ・ランペルージ]]が、[[蜃気楼]]を強奪してルルーシュを連れ出した結果、ゼロの排除には失敗する。<br />事件後、参謀格である[[ディートハルト・リート]]の進言で、ゼロは表向き第二次トウキョウ決戦での戦闘で死亡した事にされ、信憑性が低すぎる事から、ギアスについても公表される事は無かった。<br />なお、ゼロ追放に関しては扇達の裏切りが取り沙汰されることが多いのだが、そもそも黒の騎士団団員と指導者であるゼロ(ルルーシュ)との間の信頼関係が希薄なものであったことも、ゼロ追放の原因の一つであったと言えなくもない(詳しくは[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ]]、[[扇要|扇]]の項を参照)。 | + | しかし、第二次トウキョウ決戦後に起きたある事件を機に、黒の騎士団は衰退の一途を辿っていく事になる。[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]の正体が、元ブリタニア帝国の皇子である[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア]]である事と、彼が[[ギアス]]によって他人を操る能力を持っていた事実を、ブリタニア帝国の第2皇子[[シュナイゼル・エル・ブリタニア]]によって暴露された事で、[[扇要|扇]]や藤堂といった旧・黒の騎士団のメンバー達は、やや性急とも言える形でシュナイゼルと裏取引を行い、ゼロの排除を決定する。旧・黒の騎士団メンバーのみで、内密にゼロの処刑が実行されようとしたが、[[ロロ・ランペルージ]]が、[[蜃気楼]]を強奪してルルーシュを連れ出した結果、ゼロの排除には失敗する。 |
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| + | 事件後、参謀格である[[ディートハルト・リート]]の進言で、ゼロは表向き第二次トウキョウ決戦での戦闘で死亡した事にされ、信憑性が低すぎる事から、ギアスについても公表される事は無かった。 |
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| + | なお、ゼロ追放に関しては扇達の裏切りが取り沙汰されることが多いのだが、そもそも黒の騎士団団員と指導者であるゼロ(ルルーシュ)との間の信頼関係が希薄なものであったことも、ゼロ追放の原因の一つであったと言えなくもない(詳しくは[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ]]、[[扇要|扇]]の項を参照)。 |
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| ==== ゼロ追放後 ==== | | ==== ゼロ追放後 ==== |
| ゼロの追放後、黒の騎士団は[[扇要|扇]]、[[藤堂鏡志朗|藤堂]]、[[黎星刻|星刻]]を中心に運営されていく事になるが、'''[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]([[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ]])がいてこそ、黒の騎士団および超合集国は結成までに至れた'''為に、扇達だけの黒の騎士団でブリタニアに抵抗し続けていくのには、限界があった。 | | ゼロの追放後、黒の騎士団は[[扇要|扇]]、[[藤堂鏡志朗|藤堂]]、[[黎星刻|星刻]]を中心に運営されていく事になるが、'''[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]([[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ]])がいてこそ、黒の騎士団および超合集国は結成までに至れた'''為に、扇達だけの黒の騎士団でブリタニアに抵抗し続けていくのには、限界があった。 |
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− | そんな中、神聖ブリタニア帝国内では、姿を消していたゼロこと[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア]]が、[[シャルル・ジ・ブリタニア]]に代わって皇帝の地位に電撃的即位を果たす事になる。[[ナイトオブラウンズ]]をほぼ一掃したルルーシュは、日本の名称に戻ったエリア11での会談で、ブリタニアの超合集国への加盟を要請する。<br />しかし、ルルーシュの目的がブリタニア最高評議会における過半数の票獲得によって超合集国そのものの実権を握る事にあったのを察知していた黒の騎士団と超合集国は、それを阻止する為とはいえ、ブリタニアに対し、「全ての殖民エリア放棄」と、「ブリタニア国土の分割」という、難癖に等しい法外な条件を突きつけ、それを受け入れられないと見るや、ルルーシュの捕獲による排除へと移行すると、政治の最低限マナーさえ無視した暴挙に出てしまっている。が、ルルーシュには、それらの謀略は見抜かれてしまっており、待機していた[[枢木スザク|スザク]]に「皇帝救出」の大義名分を与えて乱入を許し、ルルーシュ率いるブリタニア側が超合集国の首脳陣を捕らえた事で、ブリタニア軍と全面的に対決する事になった。 | + | そんな中、神聖ブリタニア帝国内では、姿を消していたゼロこと[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア]]が、[[シャルル・ジ・ブリタニア]]に代わって皇帝の地位に電撃的即位を果たす事になる。[[ナイトオブラウンズ]]をほぼ一掃したルルーシュは、日本の名称に戻ったエリア11での会談で、ブリタニアの超合集国への加盟を要請する。 |
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| + | しかし、ルルーシュの目的がブリタニア最高評議会における過半数の票獲得によって超合集国そのものの実権を握る事にあったのを察知していた黒の騎士団と超合集国は、それを阻止する為とはいえ、ブリタニアに対し、「全ての殖民エリア放棄」と、「ブリタニア国土の分割」という、難癖に等しい法外な条件を突きつけ、それを受け入れられないと見るや、ルルーシュの捕獲による排除へと移行すると、政治の最低限マナーさえ無視した暴挙に出てしまっている。が、ルルーシュには、それらの謀略は見抜かれてしまっており、待機していた[[枢木スザク|スザク]]に「皇帝救出」の大義名分を与えて乱入を許し、ルルーシュ率いるブリタニア側が超合集国の首脳陣を捕らえた事で、ブリタニア軍と全面的に対決する事になった。 |
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| 超合集国の支援を受けた状態でも、黒の騎士団がブリタニア軍に対抗するのは困難であったため、殲滅兵器である[[フレイヤ]]を大量搭載した機動要塞「[[ダモクレス要塞|ダモクレス]]」と、生き残った[[ナイトオブラウンズ]]のメンバーを戦力に加えていた[[シュナイゼル・エル・ブリタニア]]と同盟を結ぶという、妥協に等しい苦肉の策に出る事になる。ルルーシュに捕らわれた超合集国首脳陣を救出する為に、星刻は「フレイヤを使用しない」のを条件に、黒の騎士団の[[指揮官|指揮権]]を全てシュナイゼルに委譲。この結果、黒の騎士団は完全にシュナイゼルの配下にまで収まってしまう。 | | 超合集国の支援を受けた状態でも、黒の騎士団がブリタニア軍に対抗するのは困難であったため、殲滅兵器である[[フレイヤ]]を大量搭載した機動要塞「[[ダモクレス要塞|ダモクレス]]」と、生き残った[[ナイトオブラウンズ]]のメンバーを戦力に加えていた[[シュナイゼル・エル・ブリタニア]]と同盟を結ぶという、妥協に等しい苦肉の策に出る事になる。ルルーシュに捕らわれた超合集国首脳陣を救出する為に、星刻は「フレイヤを使用しない」のを条件に、黒の騎士団の[[指揮官|指揮権]]を全てシュナイゼルに委譲。この結果、黒の騎士団は完全にシュナイゼルの配下にまで収まってしまう。 |