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| *メカニックデザイン:宮武一貴 | | *メカニックデザイン:宮武一貴 |
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− | [[西暦]]1999年に南太平洋・南アタリア島に落下した[[異星人]]の[[宇宙]][[戦艦]]。この宇宙戦艦が落下したことで当時の地球統合軍は初めて異星人の存在を確認、と同時に宇宙戦争の存在も確認したことで危機感を感じてこの船を秘密裏に改修した。<br /> | + | [[西暦]]1999年に南太平洋・[[南アタリア島]]に落下した[[異星人]]の[[宇宙]][[戦艦]]。この宇宙戦艦が落下したことで、当時の地球統合軍は初めて異星人の存在および宇宙戦争の存在も確認し、[[地球]]が宇宙戦争に巻き込まれる危機感を感じてこの船を秘密裏に改修した。<br /> |
− | 落下当初は「'''ALIEN STARSHIP-1'''(ASS-1エイリアン・スター・シップ)」のコードで呼ばれていたが、改修10年後の観覧式の際には「'''SDF-1 マクロス'''」の名で呼ばれた。ちなみに、SDFとは「'''S'''uper '''D'''imention '''F'''ortress」の略称で、日本語訳すると「'''超時空要塞'''」の意である。 | + | 落下当初は「'''ASS-1'''」('''A'''lien '''S'''tar'''S'''hip'''-1'''の略称。日本語訳すると「異星人の宇宙船第1号」といったところか)のコードで呼ばれていたが、改修10年後の観覧式の際には「'''SDF-1 マクロス'''」の名で呼ばれた。ちなみに、SDFとは「'''S'''uper '''D'''imention '''F'''ortress」の略称で、日本語訳すると「'''超時空要塞'''」の意である。 |
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− | 進宙式が行われた2009年2月、マクロスをキャッチした[[ゼントラーディ]]軍[[ゴルグ・ボドルザー|ボドルザー]]艦隊間下[[ブリタイ・クリダニク|ブリタイ]]艦隊の攻撃を受け際に艦内のシステムが復旧、主砲を発射してゼントラーディ軍の戦艦を撃破したことで地球人と[[ゼントラーディ]]との全面戦争の火蓋を切られてしまった。マクロスは[[ゼントラーディ]]との戦争状態であった監察軍が残したブービートラップであることが判明した。 | + | 進宙式が行われた2009年2月、マクロスをキャッチした[[ゼントラーディ]]軍[[ゴルグ・ボドルザー|ボドルザー]]艦隊間下[[ブリタイ・クリダニク|ブリタイ]]艦隊の攻撃を受け際に艦内のシステムが復旧、主砲を発射してゼントラーディ軍の戦艦を撃破したことで地球人とゼントラーディとの全面戦争の火蓋を切られてしまった。マクロスはゼントラーディとの戦争状態であった監察軍が残したブービートラップであることが判明した。 |
− | <br />マクロスはオーバーテクロノジーの塊であり、改修した地球人もその全容は全く掴めなかった。元々2.30mサイズの巨人兵によって運用されるため、艦内には多くの封鎖ブロックが存在し、敵の侵入もほとんど気づかないことも稀にある。また浮上時には反重力推進装置の動力炉のみ空中に飛び去ってしまいマクロスは地上に落下。主砲は勝手に作動して敵艦を撃破するばかりでなく、地上でのフォールドを敢行した際には座標点の[[月]]でなく[[冥王星]]軌道にフォールドアウトし、フォールド装置も消失した。 | + | <br />マクロスはオーバーテクロノジーの塊であり、改修した地球人もその全容は全く掴めなかった。元々2.30mサイズの巨人兵によって運用されるため、艦内には多くの封鎖ブロックが存在し、敵の侵入もほとんど気付かないことも稀にある。また、浮上時には反重力推進装置の動力炉のみ空中に飛び去ってしまいマクロスは地上に落下。主砲は勝手に作動して敵艦を撃破するばかりでなく、地上での[[フォールド]]を敢行した際には座標点の[[月]]でなく[[冥王星]]軌道にフォールドアウトし、フォールド装置も消失した。 |
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− | マクロスには本来2つの中型宇宙空母アームドベース(アームド1・アームド2)とのドッキングを行うはずだったが、[[ゼントラーディ]]初襲来時にアームド1が撃沈。その代わりフォールドに巻き込まれた水上強襲揚陸艦ダイダロスと攻撃空母プロメテウスを繋ぎ合わせた。また、艦内の兵装は対空機関銃と対空ミサイル、バルキリーやデストロイドなどの艦載機に頼らざるを得なかった。
| + | マクロスには本来2つの中型宇宙空母アームドベース(アームド1・アームド2)との[[合体|ドッキング]]を行うはずだったが、ゼントラーディ初襲来時にアームド1が撃沈。その代わりフォールドに巻き込まれた水上強襲揚陸艦ダイダロスと攻撃空母プロメテウスを繋ぎ合わせた。また、艦内の兵装は対空機関銃と対空ミサイル、[[バルキリー]]や[[デストロイド]]などの艦載機に頼らざるを得なかった。 |
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− | [[冥王星]]軌道にフォールドアウトしたマクロスは度重なる[[ゼントラーディ]]の攻撃を受け続けながらも[[地球]]に帰還するが、[[地球]]に住む人々には厄介がられてしまい、民間人の収容すら許されなかった。結果的にボドルザー艦隊襲来時には殆どの地球人が滅ぼされており、マクロスに住む人々のみ残されてしまったのは皮肉というほかない。その後ボドルザー艦隊にブリタイ艦隊ともに突撃、ボドルザー旗艦を撃破して地球に帰還する。戦争終結後にはグランドキャノン跡地に着地、跡地は地下水で満たされて湖となった。その周辺に町を形成してマクロスタウンと呼ばれたが、後にマクロスシティに改めて[[地球]]の首都になった。 | + | 冥王星軌道にフォールドアウトしたマクロスは度重なるゼントラーディの攻撃を受け続けながらも地球に帰還するが、地球に住む人々には厄介がられてしまい、[[民間人]]の収容すら許されなかった。結果的にボドルザー艦隊襲来時には殆どの地球人が滅ぼされており、マクロスに住む人々のみが生き残ってしまったのは皮肉としか言えない。その後ボドルザー艦隊にブリタイ艦隊ともに突撃、ボドルザー旗艦を撃破して地球に帰還する。戦争終結後にはグランドキャノン跡地に着地、跡地は地下水で満たされて湖となった。その周辺に町を形成してマクロスタウンと呼ばれたが、後にマクロスシティに改めて地球の首都になった。 |
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− | 2012年には[[カムジン・クラヴシェラ|カムジン]]以下のテロ襲撃で主砲がバーストするが、修復されたようである。 | + | 2012年には[[カムジン・クラヴシェラ|カムジン]]以下の[[テロリスト|テロ襲撃]]で主砲がバーストするが、修復されたようである。 |
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| 2038年の統合軍記念式典においての「シャロン・アップル事件」では、マクロスがバーチャルアイドル・[[シャロン・アップル]]によってハッキングされるものの、[[YF-19]]を駆る[[イサム・ダイソン]]の活躍で事なきを得た([[マクロスプラス]])。 | | 2038年の統合軍記念式典においての「シャロン・アップル事件」では、マクロスがバーチャルアイドル・[[シャロン・アップル]]によってハッキングされるものの、[[YF-19]]を駆る[[イサム・ダイソン]]の活躍で事なきを得た([[マクロスプラス]])。 |
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| なお、1999年のマクロス落下時にほどなく統合軍と反統合軍との統合戦争が勃発。この船のオーバーテクロノジーを巡る争いがあった([[マクロスゼロ]])。 | | なお、1999年のマクロス落下時にほどなく統合軍と反統合軍との統合戦争が勃発。この船のオーバーテクロノジーを巡る争いがあった([[マクロスゼロ]])。 |
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− | 実はマクロスの設定は、TV版と劇場版で食い違いがある。それらを説明すると、TV版では監察軍の宇宙戦艦だが、劇場版では[[メルトランディ]]の中型砲塔艦である。艦内都市はTVではあとで設営されたものだが、劇場版では始めから移民船として機能していた。TV版でドッキングしたダイダロスとプロメテウスの2つの船も、劇場版ではアームドベースと初めからドッキングしている。またマクロスの細部もTV版と劇場版では細部が微妙に異なっている。<br /> | + | 実はマクロスの設定は、TV版と劇場版で食い違いがある。それらを説明すると、TV版では監察軍の宇宙戦艦だが、劇場版では[[メルトランディ]]の中型砲塔艦である。艦内都市はTV版では後で設営されたものだが、劇場版では始めから移民船として機能していた。TV版でドッキングしたダイダロスとプロメテウスの2つの船も、劇場版ではアームドベースと初めからドッキングしている。また、マクロスの細部もTV版と劇場版では細部が微妙に異なっている。<br /> |
| マクロスをデザインしたのはスパロボでお馴染みのデザイナー・宮武一貴氏である。マクロスに乗り込んだ人々にとっては欠かせない我が家であり、織り成す数多くの名ドラマもこの船なくしては語ることができない。 | | マクロスをデザインしたのはスパロボでお馴染みのデザイナー・宮武一貴氏である。マクロスに乗り込んだ人々にとっては欠かせない我が家であり、織り成す数多くの名ドラマもこの船なくしては語ることができない。 |
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