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183 バイト追加 、 2013年4月27日 (土) 21:45
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前述したように、ゲーム内で展開される物語は「アーニーが中心」「スクラッグがいる」「可能性が限界を迎えカリ・ユガが現れる」という可能性が'''偶然にも'''我々の眼に触れた、というだけの話であるため、たとえば1周目と2周目の間に無数のループが存在し、その中で我々が思い描く……それこそ二次創作などで展開されるストーリーが本当に存在していた可能性は大いにある、むしろ確実にあり得るのである。さらに言えば、我々の関わることのできる物語はエンディングの時点までであるため、その後の彼らがどのような運命を辿ったのかは、それこそ我々一人一人に委ねられる(続編や原作ラストへ繋がるフリなど、その後を予想させる要素は多くあるが)。これもまた可能性の分岐であり、それらはやがて集束し、一つとなる。そうして始まるのが次の周回なのである。
 
前述したように、ゲーム内で展開される物語は「アーニーが中心」「スクラッグがいる」「可能性が限界を迎えカリ・ユガが現れる」という可能性が'''偶然にも'''我々の眼に触れた、というだけの話であるため、たとえば1周目と2周目の間に無数のループが存在し、その中で我々が思い描く……それこそ二次創作などで展開されるストーリーが本当に存在していた可能性は大いにある、むしろ確実にあり得るのである。さらに言えば、我々の関わることのできる物語はエンディングの時点までであるため、その後の彼らがどのような運命を辿ったのかは、それこそ我々一人一人に委ねられる(続編や原作ラストへ繋がるフリなど、その後を予想させる要素は多くあるが)。これもまた可能性の分岐であり、それらはやがて集束し、一つとなる。そうして始まるのが次の周回なのである。
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このように、本作の世界観は「周回プレイとそれに伴う各種要素の引き継ぎ」「プレイヤーごとのプレイスタイルの違い」というメタ的な視点を物語の登場人物の視点で解釈し、シナリオ設定の根幹に取り込んだ異色の構成となっている。
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このように、本作の世界観は「周回プレイとそれに伴う各種要素の引き継ぎ」「プレイヤーごとのプレイスタイルの違い」というメタ的な視点を物語の登場人物の視点で解釈し、シナリオ設定の根幹に取り込んだ異色の構成となっている。また、中盤で言及される「死、あるいは敗北の歴史」とは、この視点で言えば'''敗北条件を満たして全滅した場合の記録'''とも言える。
    
余談で述べているようにZの世界観とよく似ているが、違うのは、あちらが最終的にループを断ち切ったのに対し、こちらは'''ループを維持するために最終決戦が行われる'''という部分(Zの方はループの継ぎ目に泥沼の戦争があるため致し方ないが)。
 
余談で述べているようにZの世界観とよく似ているが、違うのは、あちらが最終的にループを断ち切ったのに対し、こちらは'''ループを維持するために最終決戦が行われる'''という部分(Zの方はループの継ぎ目に泥沼の戦争があるため致し方ないが)。
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