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96 バイト除去 、 2019年4月24日 (水) 20:25
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作中にて、セフィーロに混乱が巻き起こった全ての元凶はザガートにあるとされていたが、正確には「ザガート一人」だけではなかった。
 
作中にて、セフィーロに混乱が巻き起こった全ての元凶はザガートにあるとされていたが、正確には「ザガート一人」だけではなかった。
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かつてエメロードの神官として謙虚に仕えていたザガートは、セフィーロの為に全てを投げ打って祈らなければならないという『柱』のシステムに兼ねてより疑問を抱いており、幼い頃より年頃の少女らしい楽しみを知らず、ただセフィーロの為に祈り続けるエメロードの姿に対し、心から哀れに想っていた。そんなザガートの優しさに触れたエメロードは、「少女」ではなく「女」としての感情を揺さ振られ…つまりはザガートの事を一人の男として愛してしまう事になり、それに気付いてしまったザガートもまたエメロードを愛する様になり、二人は自然と恋仲になる。
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かつてエメロードの神官として謙虚に仕えていたザガートは、セフィーロの為に全てを投げ打って祈らなければならないという『柱』のシステムに兼ねてより疑問を抱いており、幼い頃より年頃の少女らしい楽しみを知らず、ただセフィーロの為に祈り続けるエメロードの姿に対し、心から哀れに想っていた。そんなザガートの優しさに触れたエメロードは、ザガートの事を一人の男として愛してしまう。それに気付いてしまったザガートもまたエメロードを愛する様になり、二人は自然と恋仲になる。
    
しかし、それはセフィーロの『柱』のシステムそのものへの反逆となってしまい、エメロードがセフィーロよりもザガート個人への想いが強くなってしまった結果、セフィーロは急激にバランスが崩れ、凶暴な魔物の出現等によって大きな混乱を招いてしまう。つまり、セフィーロの崩壊の原因はザガートにも少なからずあったのだが、根本的な問題を突けば、『柱』としての役目を負わされたエメロード自身、ひいてはセフィーロの為だけに祈り続ける事を強いられる'''『柱』の不条理なシステムその物'''にあったと言えなくも無いのであった。自らが取り返しのつかない「過ち」を犯してしまったと思い込んだエメロードは、自らの意思で自分自身を幽閉させてしまい、ザガートへの思いを断ち切ろうとする。そして、『柱』としての維持を出来なくなった自分を殺させる為に、[[獅堂光|3人の]][[龍咲海|魔法]][[鳳凰寺風|騎士]]を召喚してしまうのだが、それでもエメロードを想い続けたザガートは、彼女の意に反する行いである事を知りながらも、自らが憎しみの全てを受ける覚悟で、魔法騎士達に刺客を差し向ける道を選ぶ。
 
しかし、それはセフィーロの『柱』のシステムそのものへの反逆となってしまい、エメロードがセフィーロよりもザガート個人への想いが強くなってしまった結果、セフィーロは急激にバランスが崩れ、凶暴な魔物の出現等によって大きな混乱を招いてしまう。つまり、セフィーロの崩壊の原因はザガートにも少なからずあったのだが、根本的な問題を突けば、『柱』としての役目を負わされたエメロード自身、ひいてはセフィーロの為だけに祈り続ける事を強いられる'''『柱』の不条理なシステムその物'''にあったと言えなくも無いのであった。自らが取り返しのつかない「過ち」を犯してしまったと思い込んだエメロードは、自らの意思で自分自身を幽閉させてしまい、ザガートへの思いを断ち切ろうとする。そして、『柱』としての維持を出来なくなった自分を殺させる為に、[[獅堂光|3人の]][[龍咲海|魔法]][[鳳凰寺風|騎士]]を召喚してしまうのだが、それでもエメロードを想い続けたザガートは、彼女の意に反する行いである事を知りながらも、自らが憎しみの全てを受ける覚悟で、魔法騎士達に刺客を差し向ける道を選ぶ。
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