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== 『[[魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]]』のラ・ギアス製魔装機 ==
 
== 『[[魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]]』のラ・ギアス製魔装機 ==
「ラングランを[[グランゾン|魔神]]が襲う」「魔神には魔神をもってしか対抗できない」という王室アカデミーの予言と進言を受け取った[[神聖ラングラン王国]]が、その対抗策として建造した人型機動兵器の総称。練金術と科学技術の結晶ともいえるもので、各機体は風・炎・水・大地いずれかの精霊と契約を結び、その守護を受ける。装甲には[[オリハルコニウム]]、メイン動力にフルカネルリ式永久機関、動力変換機に[[プラーナコンバーター]]を採用。コンバーターの動力変換で、人間が搭乗した魔装機の外装部は常に[[バリア]]に酷似した力場で覆われるようになり、特に耐久力と防御力の2点が飛躍的に向上する。本編の戦闘アニメーションで攻撃を被弾した操者が「シールドレベル○○(30-70)%低下」と報告する場面、操者のPN数値によって機体HPや装甲値がアップする[[魔装機神シリーズ]]のゲームシステムなどは、この設定を表現したもの。魔装機を操る上で、魔術の腕前だけではなく「[[プラーナ]]」を重要視するのはこれらと無縁でない。
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「ラングランを[[グランゾン|魔神]]が襲う」「魔神には魔神をもってしか対抗できない」という王室アカデミーの予言と進言を受け取った[[神聖ラングラン王国]]が、その対抗策として建造した人型機動兵器の総称。練金術と科学技術の結晶ともいえるもので、各機体は風・炎・水・大地いずれかの精霊と契約を結び、その守護を受ける。装甲には[[オリハルコニウム]]、メイン動力にフルカネルリ式永久機関、動力変換機に[[プラーナコンバーター]]を採用。コンバーターの動力変換で、人間が搭乗した魔装機の外装部は常に[[バリア]]に酷似した力場で覆われるようになり、特に耐久力と防御力の2点が飛躍的に向上する。本編の戦闘アニメーションで攻撃を被弾した操者が「シールドレベル○○(30-70)%低下」と報告する場面、操者のPN数値によって機体HPや装甲値がアップする[[魔装機神シリーズ]]のゲームシステムなどは、この設定を表現したもの。魔装機を操る上で、魔術の腕前だけではなく「[[プラーナ]]」を重要視するのはこれらと無縁でない(直近のFスペシャルブックレットの小説にて「プラーナ層」とも表現されている。原作者が寄稿したある同人誌でも似たような表現でプラーナによるシールドの存在が明記されている)。
フルカネルリ式永久機関やプラーナ関連機関は厳密には精霊と関係無く独立した機関であるが、魔装機は精霊の加護を受けることを前提に作られているためか、精霊との親和性の無いパイロットが乗ると性能を殆ど発揮できない(ROEで一時戦いに迷いが生じ、サイフィスからの加護を失ったマサキが乗るサイバスターは動かす事すらできなくなっていた)。
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フルカネルリ式永久機関やプラーナ関連機関は厳密には精霊と関係無く独立した機関であるが、魔装機は精霊の加護を受けることを前提に作られているためか、精霊との親和性の無いパイロットが乗ると性能を殆ど発揮できない。
    
ラングラン王国が開発を行い、精霊との契約に成功した16体の魔装機は「'''正魔装機'''」(あるいはオリジナル魔装機)と呼称され、16体のうち高位の精霊と契約した4体の正魔装機は「'''[[魔装機神]]'''」と呼称される。その他、[[ノルス]]のように精霊と契約しながらも正魔装機として扱われない機体もあり、予備機として正式採用されなかったBクラス魔装機も何体か存在する。多くの魔装機を開発しながら、枠を16と制限した理由については、[[熱血!必中!ボイス・スパログ!~魔装機神II篇~|ラジオ]]内の説明で補足された。曰く、「ラ・ギアスでは4の数字が重要な意味を持っている。当時のラングラン政府は、縁起を担ぐ意味合いで『4を2乗にした16』という数字を選択した」らしい。魔装機神が4体なのもそのためであるらしいが、ガルガードと呼ばれる炎系魔装機で高位精霊降臨に期待(挑戦)しているので、実際には5体目の魔装機神の完成に失敗したことで、きりのよい神聖な数字(4と16)にまとめてしまおうとした、と推測を働かせる余地はある。
 
ラングラン王国が開発を行い、精霊との契約に成功した16体の魔装機は「'''正魔装機'''」(あるいはオリジナル魔装機)と呼称され、16体のうち高位の精霊と契約した4体の正魔装機は「'''[[魔装機神]]'''」と呼称される。その他、[[ノルス]]のように精霊と契約しながらも正魔装機として扱われない機体もあり、予備機として正式採用されなかったBクラス魔装機も何体か存在する。多くの魔装機を開発しながら、枠を16と制限した理由については、[[熱血!必中!ボイス・スパログ!~魔装機神II篇~|ラジオ]]内の説明で補足された。曰く、「ラ・ギアスでは4の数字が重要な意味を持っている。当時のラングラン政府は、縁起を担ぐ意味合いで『4を2乗にした16』という数字を選択した」らしい。魔装機神が4体なのもそのためであるらしいが、ガルガードと呼ばれる炎系魔装機で高位精霊降臨に期待(挑戦)しているので、実際には5体目の魔装機神の完成に失敗したことで、きりのよい神聖な数字(4と16)にまとめてしまおうとした、と推測を働かせる余地はある。
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:動力変換機「プラーナコンバーター」に関連する技術。この技術の発展によりプラーナ量が少ない傾向にあるラ・ギアス人でも魔装機に乗れる操者の幅が大きく広がり、魔装機の普及に一役買っている。現状(POJ時点)の技術ではプラーナ量が少なくとも乗れるようにするというレベルであり、プラーナ量の差による優位性を埋めるほどではないが、技術の発展次第では誰でも高位精霊クラスと契約した魔装機に乗れるようになる可能性が示唆されている。この分野の第一人者が、シュテドニアスの練金学士[[シエーナ・ルドランティス]]である。
 
:動力変換機「プラーナコンバーター」に関連する技術。この技術の発展によりプラーナ量が少ない傾向にあるラ・ギアス人でも魔装機に乗れる操者の幅が大きく広がり、魔装機の普及に一役買っている。現状(POJ時点)の技術ではプラーナ量が少なくとも乗れるようにするというレベルであり、プラーナ量の差による優位性を埋めるほどではないが、技術の発展次第では誰でも高位精霊クラスと契約した魔装機に乗れるようになる可能性が示唆されている。この分野の第一人者が、シュテドニアスの練金学士[[シエーナ・ルドランティス]]である。
 
;コクピット
 
;コクピット
:位置が共通しているかは不明([[グランヴェール]]は喉元付近内部に操縦座がある)。ラングラン製魔装機のコクピットはシートの両脇に球体状のコンソールがあり、コンソール上に手を置いて機体を操作している。内装色は魔装機の外装色と同じ。操縦法に関しては明確な設定が語られないが、魔装機神操者の[[ホワン・ヤンロン]]は、「魔装機は心で動かすもの」と語る。機体のOSなどを熟知する必要はおそらくない。他の国の物も同様かは定かではないが、ロドニーなどの別の国のパイロットが乗り換えた際も特に不都合などは描写されていないため、基本的には同様の操縦法がとられているものと思われる。
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:位置が共通しているかは不明([[グランヴェール]]は喉元付近内部に操縦座がある)。ラングラン製魔装機のコクピットはシートの両脇に球体状のコンソールがあり、コンソール上に手を置いて機体を操作している。内装色は魔装機の外装色と同じ。操縦法に関しては明確な設定が語られないが、魔装機神操者の[[ホワン・ヤンロン]]は、「魔装機は心で動かすもの」と語る(Fブックレットに収録された短編で「プラーナで同期した機体と操者は、機体の構造をある程度把握できる」と書かれている)。機体のOSなどを熟知する必要はおそらくない。他の国の物も同様かは定かではないが、ロドニーなどの別の国のパイロットが乗り換えた際も特に不都合などは描写されていないため、基本的には同様の操縦法がとられているものと思われる。
 
;活動領域
 
;活動領域
 
:契約している精霊の属性によって得手不得手があるが、基本的には殆どの地形で活動可能。陸上で戦えない局所特化型の魔装機というものは存在せず、水の精霊と契約している機体以外では機動力に大きく制限がかかるものの水中戦も可能。火山帯などでの高温地帯では火の精霊と契約している機体以外はダメージを受けるものの活動自体は可能。飛行に関しては風か火の精霊と契約している機体は大体が飛べる傾向にある。ラ・ギアスはその構造上「宇宙」自体が存在しないが、正(オリジナル)魔装機は宇宙での活動が問題なく可能なように作られている。性能を突き詰めた結果そうなったのか、あるいは最初から宇宙空間での運用を見越して造られたのかは不明だが、後者だとすれば、なぜ宇宙のないラ・ギアスでそのような仕様とされたのかは不明。あるいは、地上で魔装機が活動することを予測されていたと見る向きもあるが、単独で行き来可能なのはサイバスターのみであるため、これも未だ謎となっている。
 
:契約している精霊の属性によって得手不得手があるが、基本的には殆どの地形で活動可能。陸上で戦えない局所特化型の魔装機というものは存在せず、水の精霊と契約している機体以外では機動力に大きく制限がかかるものの水中戦も可能。火山帯などでの高温地帯では火の精霊と契約している機体以外はダメージを受けるものの活動自体は可能。飛行に関しては風か火の精霊と契約している機体は大体が飛べる傾向にある。ラ・ギアスはその構造上「宇宙」自体が存在しないが、正(オリジナル)魔装機は宇宙での活動が問題なく可能なように作られている。性能を突き詰めた結果そうなったのか、あるいは最初から宇宙空間での運用を見越して造られたのかは不明だが、後者だとすれば、なぜ宇宙のないラ・ギアスでそのような仕様とされたのかは不明。あるいは、地上で魔装機が活動することを予測されていたと見る向きもあるが、単独で行き来可能なのはサイバスターのみであるため、これも未だ謎となっている。
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