差分
→十二のスフィア
;牡羊座(アリエス→[[アリエティス]])
;牡羊座(アリエス→[[アリエティス]])
:『'''偽りの黒羊'''』のスフィアとして[[アイム・ライアード]]が所持。[[アリエティス]]により運用が可能。「自分を守るための嘘」によって覚醒し、自身・他者問わず「嘘」によって活性化する。'''同調の度合いが低くても覚醒者を自分の意に添うように動かす'''など怖い方向で確固たる意思を持っており、アリエティス自体もこのスフィアがアイムと名乗る前の彼をコントロールして作らせた。
:『'''偽りの黒羊'''』のスフィアとして[[アイム・ライアード]]が所持。[[アリエティス]]により運用が可能。'''「自分を守るための嘘」'''によって覚醒し、自身・他者問わず'''「嘘」'''によって活性化する。'''同調の度合いが低くても覚醒者を自分の意に添うように動かす'''など怖い方向で確固たる意思を持っており、アリエティス自体もこのスフィアがアイムと名乗る前の彼をコントロールして作らせた。
:同調が進むとリアクターは感情の高ぶりに伴って嘘か本当か以前に意味のある事が喋れなくなるためクロウをして「相当なもの」と言わしめたが、この反作用に限れば'''実は現状一番安全なスフィアだったりする(他のスフィアの反作用が肉体か精神への重大な負荷であるのに対し、このスフィアの反作用は比較的だがある意味非常に軽い上に感情が高ぶらなければ起きないため。劇中では言及されなかったが、手話や筆談で克服できる可能性も高い)'''。再世篇終盤のアイムはサード・ステージへの移行段階にあったのか、自らの死を偽り、自身の嘘(=偽物。要は実体を伴った分身)をいくらでも生成できる能力を得ていた。また、「相反する感情を意志で制御する」という側面から、「相反する感情」を力とする「いがみ合う双子」の力を完全に封じることが出来る。
:同調が進むとリアクターは感情の高ぶりに伴って嘘か本当か以前に意味のある事が喋れなくなるためクロウをして「相当なもの」と言わしめたが、この反作用に限れば'''実は現状一番安全なスフィアだったりする(他のスフィアの反作用が肉体か精神への重大な負荷であるのに対し、このスフィアの反作用は比較的だがある意味非常に軽い上に感情が高ぶらなければ起きないため。劇中では言及されなかったが、手話や筆談で克服できる可能性も高い)'''。再世篇終盤のアイムはサード・ステージへの移行段階にあったのか、自らの死を偽り、自身の嘘(=偽物。要は実体を伴った分身)をいくらでも生成できる能力を得ていた。また、「相反する感情を意志で制御する」という側面から、「相反する感情」を力とする「いがみ合う双子」の力を完全に封じることが出来る。
:アサキムに奪われたと思われていたが、再世篇では「自分が死んだ」という稀代の大嘘を実行して生存したアイム共々再登場を果たした。最後にはアサキムの「知りたがる山羊」によって無力化され、ユーサーに討たれたことでその手に渡った(殺しても死なないという性質上、無力化しないで奪う方法が存在するか不明)。
:アサキムに奪われたと思われていたが、再世篇では「自分が死んだ」という稀代の大嘘を実行して生存したアイム共々再登場を果たした。最後にはアサキムの「知りたがる山羊」によって無力化され、ユーサーに討たれたことでその手に渡った(殺しても死なないという性質上、無力化しないで奪う方法が存在するか不明)。
<!--:ラッキーカラーはブルー、緑、ベージュの3色。-->
<!--:ラッキーカラーはブルー、緑、ベージュの3色。-->
;双子座(ジェミニ→[[ジェミニア]]/[[ジェニオン]])
;双子座(ジェミニ→[[ジェミニア]]/[[ジェニオン]])
:『'''いがみ合う双子'''』のスフィアとして[[ガドライト・メオンサム]]が所持。ジェミニアにより運用が可能。最終的に[[ヒビキ・カミシロ]]がガドライトから奪い取り、ジェニオンで運用を開始している。
:『'''いがみ合う双子'''』のスフィアとして[[ガドライト・メオンサム]]が所持。ジェミニアにより運用が可能。最終的に[[ヒビキ・カミシロ]]がガドライトから奪い取り、ジェニオンで運用されている。
:「相反する二つの意志」によって覚醒・活性化し、同調が進むとリアクターは心のバランスが崩れ、自らの意志とは矛盾する行動を取らざるを得なくなる(ガドライトの場合、しないほうがいい情報提供をしたり、監視するはずなのに自ら出てきて干渉したり、となる)。ガドライトの場合は「母星を失った憤怒と無力に対する諦観」、ヒビキの場合は「運命に屈する絶望と運命を覆す希望」となる。ガドライトはこの力で、表面化しているもののさかしまに当たる感情(怒りなら恐れ、喜びなら悲しみなど)を顕在化させることでスペースノイドとアースノイドの対立を煽って開戦に仕向け、Z-BLUEのやる気を無気力へと変換した。ただし、あまりに強い意志の持ち主に対しては完全に意志を交代させることは出来ない。また、スズネのように二面性を持つ人間の場合、隠されていた別の側面が出てくることもある。
:'''「相反する二つの意志」'''によって覚醒・活性化し、同調が進むとリアクターは心のバランスが崩れ、自らの意志とは矛盾する行動を取らざるを得なくなる(ガドライトの場合、しないほうがいい情報提供をしたり、監視するはずなのに自ら出てきて干渉したり、となる)。ガドライトの場合は「母星を失った憤怒と無力に対する諦観」、ヒビキの場合は「運命に屈する絶望と運命を覆す希望」となる。ガドライトはこの力で、表面化しているもののさかしまに当たる感情(怒りなら恐れ、喜びなら悲しみなど)を顕在化させることでスペースノイドとアースノイドの対立を煽って開戦に仕向け、Z-BLUEのやる気を無気力へと変換した。ただし、あまりに強い意志の持ち主に対しては完全に意志を交代させることは出来ない。また、スズネのように二面性を持つ人間の場合、隠されていた別の側面が出てくることもある。
:相反する感情を力とするため、それらを意志で制御する「偽りの黒羊」との相性は最悪。心のバランスを崩すという意味では、「知りたがる山羊」とも相性がいいとは言えない。また、このスフィアについては、ヒビキがまだリアクターとなる前の段階から「欠片を持つ者」と呼ばれていたが、詳細は不明。
:相反する感情を力とするため、それらを意志で制御する「偽りの黒羊」との相性は最悪。心のバランスを崩すという意味では、「知りたがる山羊」とも相性がいいとは言えない。また、このスフィアについては、ヒビキがまだリアクターとなる前の段階から「欠片を持つ者」と呼ばれていたが、詳細は不明。
:星座のモチーフは、カストールとポリデュークスという双子。このうち、弟のポリデュークスは半人半神の不死身、カストールはただの人間であった。ある日別の双子を巻き込んだ諍いの結果カストールは殺されてしまい、ポリデュークスは大いに悲しんだ。そこで、ゼウスはポリデュークスの神性をカストールに分け与えたという。双子のようにそっくりな外見を持ち、諍いの果てにカストール側の人間(アドヴェント)が死亡してスフィアが移行するという結果から、欠片の話やタロットと合わせて最初からガドライトではなくヒビキが正式所有者として選ばれる運命だったのかもしれない。
:星座のモチーフは、カストールとポリデュークスという双子。このうち、弟のポリデュークスは半人半神の不死身、カストールはただの人間であった。ある日別の双子を巻き込んだ諍いの結果カストールは殺されてしまい、ポリデュークスは大いに悲しんだ。そこで、ゼウスはポリデュークスの神性をカストールに分け与えたという。双子のようにそっくりな外見を持ち、諍いの果てにカストール側の人間(アドヴェント)が死亡してスフィアが移行するという結果から、欠片の話やタロットと合わせて最初からガドライトではなくヒビキが正式所有者として選ばれる運命だったのかもしれない。
;蟹座(キャンサー→かに座中心領域「鬼宿」→死者の魂の集う場所→「尸の」「逝く」「天」→[[尸逝天]])
;蟹座(キャンサー→かに座中心領域「鬼宿」→死者の魂の集う場所→「尸の」「逝く」「天」→[[尸逝天]])
:『'''沈黙の巨蟹'''』のスフィアとして[[尸空]]が所持。[[尸逝天]]により運用が可能。ちなみに読み方は「ちんもくのきょかい」。
:『'''沈黙の巨蟹'''』のスフィアとして[[尸空]]が所持。[[尸逝天]]により運用が可能。ちなみに読み方は「ちんもくのきょかい」。
:詳細は不明。尸空の物腰と態度からすると、覚醒条件は「感情を制する理性」と推測できる。
:詳細は不明。尸空の物腰と態度からすると、覚醒条件は'''「感情を制する理性」'''と推測できる。
:性格分類においては、「保守的」を司る。タロットでは「戦車」と関連付けられる。また、このカードのデザインは「宿命」「変容」を表しているとされる。割り振りは女性。ただし、[[尸空]]は男性である。
:性格分類においては、「保守的」を司る。タロットでは「戦車」と関連付けられる。また、このカードのデザインは「宿命」「変容」を表しているとされる。割り振りは女性。ただし、[[尸空]]は男性である。
:描かれているのは「若い王が乗り、四本の柱を持ち、二頭の馬を生やし、車輪が横向きに取り付けられた戦車」。このデザインは「人間の内面のさまざまな要素が一つの方向に揃う」ことを意味しているが、車輪が横向きであるため動けない。他のスフィアはタロットの寓意やデザインを意識した属性や力を持っていることを考えると、このスフィアの場合は特殊能力「スフィア・アクト」の効果と「沈黙」という名前、宗介のリアクションからして、「人間の精神を停止させる」力なのかもしれない。
:描かれているのは「若い王が乗り、四本の柱を持ち、二頭の馬を生やし、車輪が横向きに取り付けられた戦車」。このデザインは「人間の内面のさまざまな要素が一つの方向に揃う」ことを意味しているが、車輪が横向きであるため動けない。他のスフィアはタロットの寓意やデザインを意識した属性や力を持っていることを考えると、このスフィアの場合は特殊能力「スフィア・アクト」の効果と「沈黙」という名前、宗介のリアクションからして、「人間の精神を停止させる」力なのかもしれない。
<!--:ラッキーカラーはベージュと乳白色の2色。-->
<!--:ラッキーカラーはベージュと乳白色の2色。-->
;獅子座(レオ→[[ガンレオン]])
;獅子座(レオ→[[ガンレオン]])
:『'''傷だらけの獅子'''』のスフィアとして[[ランド・トラビス]]及び[[メール・ビーター]]が所持。[[ガンレオン]]により運用が可能。「心身問わず痛みに伴う叫び」によって覚醒するが活性化の条件は不明。複座機であるガンレオンと共に在ったことや、後述のタロットを考えると、二人一組で同調し、そのうち制御を担当する方(恐らく女性)の意思をキーに活性化すると思われる。同調が進むと覚醒者は次元力を使う度に反作用として激痛を伴う負荷(ランドが自身の強靭な肉体と精神で何とかしのげるレベル。つまり常人には耐えられないレベル)がかかるが、一過性のものでありアイムやセツコのように深刻な状態にはならない(無論、力を使わなければ何も起こらないし、ガンレオンはそもそもマグナモードにならないと次元力を使えない)ため、「他のスフィアと比較すれば」という枕詞がいるものの現在判明しているスフィアの中では「偽りの黒羊」の次に安全である。なお、このスフィアは次元力の抽出をメールが、その制御をランドが行うため、二人揃っていないと運用できない。
:『'''傷だらけの獅子'''』のスフィアとして[[ランド・トラビス]]及び[[メール・ビーター]]が所持。[[ガンレオン]]により運用が可能。'''「心身問わず痛みに伴う叫び」'''によって覚醒するが活性化の条件は不明。複座機であるガンレオンと共に在ったことや、後述のタロットを考えると、二人一組で同調し、そのうち制御を担当する方(恐らく女性)の意思をキーに活性化すると思われる。同調が進むと覚醒者は次元力を使う度に反作用として激痛を伴う負荷(ランドが自身の強靭な肉体と精神で何とかしのげるレベル。つまり常人には耐えられないレベル)がかかるが、一過性のものでありアイムやセツコのように深刻な状態にはならない(無論、力を使わなければ何も起こらないし、ガンレオンはそもそもマグナモードにならないと次元力を使えない)ため、「他のスフィアと比較すれば」という枕詞がいるものの現在判明しているスフィアの中では「偽りの黒羊」の次に安全である。なお、このスフィアは次元力の抽出をメールが、その制御をランドが行うため、二人揃っていないと運用できない。
:星座のモチーフは、英雄ヘラクレスによって討ち取られたネメアの森に住まう大獅子。散々暴れまわった大獅子であるが、ヘラクレスとの死闘の果てに殺された。「暴れん坊」「人間に叩きのめされる」「死亡(から転じて断末魔)」といった点は、シエロに根性を叩き直された元ごろつきのランドが、痛みによる絶叫を上げたことでスフィアが覚醒したことと重なる。
:星座のモチーフは、英雄ヘラクレスによって討ち取られたネメアの森に住まう大獅子。散々暴れまわった大獅子であるが、ヘラクレスとの死闘の果てに殺された。「暴れん坊」「人間に叩きのめされる」「死亡(から転じて断末魔)」といった点は、シエロに根性を叩き直された元ごろつきのランドが、痛みによる絶叫を上げたことでスフィアが覚醒したことと重なる。
:性格分類においては、大胆で激しいという性質とともに「力の象徴」を司っており、強い力を与えることが転じて痛みを引き金にすると考えられ、性質自体がランドの性格と一致している。タロットでは「力」のアルカナと関連付けられるが、このカードは本能を象徴するライオンとその制御を象徴する女性が描かれており、ランドの性格はこのカードの正位置(強固な意志・勇気・冷静など)とも呆れるほど合致している。タロットも関連があるとするなら、おそらくメールがスフィアに取り込まれたのは偶然ではないと思われる。割り振りは男性。
:性格分類においては、大胆で激しいという性質とともに「力の象徴」を司っており、強い力を与えることが転じて痛みを引き金にすると考えられ、性質自体がランドの性格と一致している。タロットでは「力」のアルカナと関連付けられるが、このカードは本能を象徴するライオンとその制御を象徴する女性が描かれており、ランドの性格はこのカードの正位置(強固な意志・勇気・冷静など)とも呆れるほど合致している。タロットも関連があるとするなら、おそらくメールがスフィアに取り込まれたのは偶然ではないと思われる。割り振りは男性。
<!-- :ラッキーカラーはオレンジとゴールドの2色。 -->
<!-- :ラッキーカラーはオレンジとゴールドの2色。 -->
;乙女座(ヴァルゴ→[[バルゴラ・グローリー]])
;乙女座(ヴァルゴ→[[バルゴラ・グローリー]])
:『'''悲しみの乙女'''』のスフィアとして[[セツコ・オハラ]]が所持。[[バルゴラ・グローリー]]が所持している武装「ガナリー・カーバー」により運用が可能。「絶望に伴う慟哭」によって覚醒し、自身・他者問わず「悲哀の感情」によって活性化する。同調が進むとリアクターの五感が失われていく。ただし他と異なり、機動兵器に搭乗していない時に起きる。戦闘中の感覚消失はそのまま死に直結する(=スフィアが目覚められない)ためと思われる。このスフィアに関してはバルゴラ製造時に何処かから持ち込まれたものと思われるが、由来は不明。登場したスフィアの中では真っ先にサード・ステージの兆候を見せており、再世篇のセツコは反作用を受けている描写がないほか、スフィア・アクトの片鱗と思しき「他者の悲しみを感知する」能力を見せている。
:『'''悲しみの乙女'''』のスフィアとして[[セツコ・オハラ]]が所持。[[バルゴラ・グローリー]]が所持している武装「ガナリー・カーバー」により運用が可能。'''「絶望に伴う慟哭」'''によって覚醒し、自身・他者問わず'''「悲哀の感情」'''によって活性化する。同調が進むとリアクターの五感が失われていく。ただし他と異なり、機動兵器に搭乗していない時に起きる。戦闘中の感覚消失はそのまま死に直結する(=スフィアが目覚められない)ためと思われる。このスフィアに関してはバルゴラ製造時に何処かから持ち込まれたものと思われるが、由来は不明。登場したスフィアの中では真っ先にサード・ステージの兆候を見せており、再世篇のセツコは反作用を受けている描写がないほか、スフィア・アクトの片鱗と思しき「他者の悲しみを感知する」能力を見せている。
:星座のモチーフは正義と天文の女神アストライアー(ペルセポネという説もある)。彼女は争いを続け神に見放されつつある人間を最後まで信じて地上に残った女神であるが、やがて絶望してしまう。流される血で人間に絶望するという展開はまさに上官や想い人の死とレーベンの悪意に絶望して覚醒した彼女と重なる。
:星座のモチーフは正義と天文の女神アストライアー(ペルセポネという説もある)。彼女は争いを続け神に見放されつつある人間を最後まで信じて地上に残った女神であるが、やがて絶望してしまう。流される血で人間に絶望するという展開はまさに上官や想い人の死とレーベンの悪意に絶望して覚醒した彼女と重なる。
:性格分類においては、「自然を愛する心」を司っており、自然=周囲を感じられなくなることで自然を求める意思が強化されるために力が引き出されると思われる。タロットでは「隠者」のアルカナと関連付けられる。この隠者のモチーフは3つのヘルメスが合わさった「ヘルメス・トリスメギストス」であり、3機の[[バルゴラ]]を統合した[[バルゴラ・グローリー]]と無縁ではないだろう。タロットの意味は「慎重・思いやり」または「閉鎖性・悲観的」など。割り振りは女性。グローリーのガナリー・カーバーは一応「ノーティラス⇒オウムガイ」がモデルとなっているのだが、全体的なシルエットは魚に近い。おとめ座は占星術上魚座の対極に位置するため、ガナリー・カーバーの形状もそれに関連していると思われる。
:性格分類においては、「自然を愛する心」を司っており、自然=周囲を感じられなくなることで自然を求める意思が強化されるために力が引き出されると思われる。タロットでは「隠者」のアルカナと関連付けられる。この隠者のモチーフは3つのヘルメスが合わさった「ヘルメス・トリスメギストス」であり、3機の[[バルゴラ]]を統合した[[バルゴラ・グローリー]]と無縁ではないだろう。タロットの意味は「慎重・思いやり」または「閉鎖性・悲観的」など。割り振りは女性。グローリーのガナリー・カーバーは一応「ノーティラス⇒オウムガイ」がモデルとなっているのだが、全体的なシルエットは魚に近い。おとめ座は占星術上魚座の対極に位置するため、ガナリー・カーバーの形状もそれに関連していると思われる。
<!--:ラッキーカラーは銀、水色、ピンクの3色。-->
<!--:ラッキーカラーは銀、水色、ピンクの3色。-->
;天秤座(リーブラ→[[リ・ブラスタ]])
;天秤座(リーブラ→[[リ・ブラスタ]])
:『'''揺れる天秤'''』のスフィアとして[[クロウ・ブルースト]]が所持。[[ブラスタ]]および[[リ・ブラスタ]]により運用が可能。「折れることのない強い意志」によって覚醒及び活性化し、同調が進むとリアクターは次元力行使の際、思考が固定されて正常な判断が出来なくなる。さらに、意志の遂行を阻む者は味方だろうと排除すると推測されている。この際、暴走したキャラを止める鉄板である「仲間の呼び掛け」は一切効果がなかった。その様は、まさに北欧神話の伝承に登場する異能の戦士ベルセルク(狂戦士)そのものである。ただしクロウの場合、金に対する執着がそのまま残るため、同調率が上がると金の音を鳴らす「コイン・ドロップ・システム」で自意識を保っている。このスフィアは[[カルロス・アクシオン・Jr.]]が[[トライア・スコート]]の元へ「VX」として持ち込み、さらに元を辿ればエルガンがアクシオン財団に持ち込んだものである。エルガンの元の所属を考えるとクロノが保有していたのかも知れない。<br />「金の音で正気に戻す」というあまりにバカバカしい対応策や、あっさり対処されたことから見落とされがちだが、「反作用に自分の意思で対処する」ことが出来ないため、実は現状判明している中ではトップクラスに危険なスフィアである([[ゼロシステム]]を極端にしたような状態となる他、間接的にだが'''反作用の被害が他者に及ぶ''')。しかもクロウの場合、'''借金がないと制御できない'''という事になり、挙句の果てに'''当人もそれに気づいている'''。<br />性格分類においては、自由を愛し執着しない「無頓着」を司り、逆に言えば「自由に執着している」ということである。このため、自由(=自分の意思による選択)に縛られ、それを阻む全てを拒絶し、迷いを生む要素を全てシャットアウトする性質があると思われる。それでもなおコインの音で意志を取り戻せるのは、借金という不自由の象徴を連想させるためと考えられる。また、コインは「自由を阻む」という意志を持ってないことも、彼の耳に届く理由であるとも考えられる。
:『'''揺れる天秤'''』のスフィアとして[[クロウ・ブルースト]]が所持。[[ブラスタ]]および[[リ・ブラスタ]]により運用が可能。'''「折れることのない強い意志」'''によって覚醒及び活性化し、同調が進むとリアクターは次元力行使の際、思考が固定されて正常な判断が出来なくなる。さらに、意志の遂行を阻む者は味方だろうと排除すると推測されている。この際、暴走したキャラを止める鉄板である「仲間の呼び掛け」は一切効果がなかった。その様は、まさに北欧神話の伝承に登場する異能の戦士ベルセルク(狂戦士)そのものである。ただしクロウの場合、金に対する執着がそのまま残るため、同調率が上がると金の音を鳴らす「コイン・ドロップ・システム」で自意識を保っている。このスフィアは[[カルロス・アクシオン・Jr.]]が[[トライア・スコート]]の元へ「VX」として持ち込み、さらに元を辿ればエルガンがアクシオン財団に持ち込んだものである。エルガンの元の所属を考えるとクロノが保有していたのかも知れない。<br />「金の音で正気に戻す」というあまりにバカバカしい対応策や、あっさり対処されたことから見落とされがちだが、「反作用に自分の意思で対処する」ことが出来ないため、実は現状判明している中ではトップクラスに危険なスフィアである([[ゼロシステム]]を極端にしたような状態となる他、間接的にだが'''反作用の被害が他者に及ぶ''')。しかもクロウの場合、'''借金がないと制御できない'''という事になり、挙句の果てに'''当人もそれに気づいている'''。<br />性格分類においては、自由を愛し執着しない「無頓着」を司り、逆に言えば「自由に執着している」ということである。このため、自由(=自分の意思による選択)に縛られ、それを阻む全てを拒絶し、迷いを生む要素を全てシャットアウトする性質があると思われる。それでもなおコインの音で意志を取り戻せるのは、借金という不自由の象徴を連想させるためと考えられる。また、コインは「自由を阻む」という意志を持ってないことも、彼の耳に届く理由であるとも考えられる。
:星座のモチーフは、乙女座のモチーフであるアストライアーが持っていた善悪を測る天秤。幾度となく善悪を測り続けてもなお悪化していく世界に絶望したアストライアーは、とうとうその天秤を捨ててしまう。幾度となく心を揺らされ、やがて心根をゆがめる宿敵によって覚醒したクロウに重なる。セツコ(乙女座)が最終的に彼を気にするのも運命だろうか。どちらかといえば、'''[[トライア・スコート|同じような名前を持つこの人]]の所有物'''、という方がしっくりくるが。
:星座のモチーフは、乙女座のモチーフであるアストライアーが持っていた善悪を測る天秤。幾度となく善悪を測り続けてもなお悪化していく世界に絶望したアストライアーは、とうとうその天秤を捨ててしまう。幾度となく心を揺らされ、やがて心根をゆがめる宿敵によって覚醒したクロウに重なる。セツコ(乙女座)が最終的に彼を気にするのも運命だろうか。どちらかといえば、'''[[トライア・スコート|同じような名前を持つこの人]]の所有物'''、という方がしっくりくるが。
:タロットでは「正義」のアルカナと関連付けられるので、このスフィアにとっては「どんな形であれ'''折れることのない強い意志こそが正義'''」である可能性は高く、それを証明できる者が力を引き出せるということかもしれない(実際、クロウの意志の強さは全編を通じて随所で描写されている)。このカードには天秤が描かれているが、左右の皿のサイズが異なっている。公平とは対称でないことを示しており、割に合わない借金を背負うが、それがないと己を保てないクロウをイメージさせる。ちなみに、正義の正位置は'''『公正』『誠意』(例:借金を全うに返済する意思)を意味し'''、逆位置は'''『不均衡』『被告人』(例:借金を返せない人)を意味する。'''<br />また、天秤は弁護士の象徴である。すなわち、'''片方には罪(例:過ぎた力を求める)、片方には罰(例:借金を負う)'''が乗せられるということである。クロウが過ぎた自由や力などを求める限り、借金から逃げられないのだろうか。<br />互いに強い意志をキーとするためか「尽きぬ水瓶」との相性が良好。割り振りは男性。
:タロットでは「正義」のアルカナと関連付けられるので、このスフィアにとっては「どんな形であれ'''折れることのない強い意志こそが正義'''」である可能性は高く、それを証明できる者が力を引き出せるということかもしれない(実際、クロウの意志の強さは全編を通じて随所で描写されている)。このカードには天秤が描かれているが、左右の皿のサイズが異なっている。公平とは対称でないことを示しており、割に合わない借金を背負うが、それがないと己を保てないクロウをイメージさせる。ちなみに、正義の正位置は'''『公正』『誠意』(例:借金を全うに返済する意思)を意味し'''、逆位置は'''『不均衡』『被告人』(例:借金を返せない人)を意味する。'''<br />また、天秤は弁護士の象徴である。すなわち、'''片方には罪(例:過ぎた力を求める)、片方には罰(例:借金を負う)'''が乗せられるということである。クロウが過ぎた自由や力などを求める限り、借金から逃げられないのだろうか。<br />互いに強い意志をキーとするためか「尽きぬ水瓶」との相性が良好。割り振りは男性。
<!--:ラッキーカラーは茶色、ベージュ、紫、黒の4色。-->
<!--:ラッキーカラーは茶色、ベージュ、紫、黒の4色。-->
;水瓶座(アクエリアス→[[聖王機ジ・インサー|ジ・インサリアス・アークライナス]])
;水瓶座(アクエリアス→[[聖王機ジ・インサー|ジ・インサリアス・アークライナス]])
:『'''尽きぬ水瓶'''』のスフィアとして[[ユーサー・インサラウム]]が所持。[[聖王機ジ・インサー]]によって運用が可能。「深く大きな慈愛と、それに伴う何らかの強い感情」によって覚醒し、「自己犠牲に基づく慈愛」によって活性化する。同調が進むとリアクターは肉体が徐々に崩壊していく。同時に、意識を保つのも難しいほどの痛みにも苛まれる。この性質上、悲しみの乙女(人間性喪失)や傷だらけの獅子(痛み)と同時に因子を高める可能性が考えられるが'''覚醒者に襲い掛かる反作用の危険度はこちらの方が遥かに高い(慢性である上に制御できないので''')。肉体崩壊については「尽きぬ水瓶」という語感から察するに、際限なく溢れ出る水によって水瓶が割れてしまうように、限界のない次元力に耐え切れず媒体となる肉体が破壊される、ということと思われる。その対価なのか、スフィアの中でも飛びぬけて強い次元力を発揮できる。最後にはアサキムにユーサーが討たれたことで、「偽りの黒羊」ともどもその手に渡った(黒の騎士団ルートでは失敗)。その性質上、火星でユーサーが演じた姿……すなわち'''民を顧みない暴君には決して力を引き出すことができない。'''
:『'''尽きぬ水瓶'''』のスフィアとして[[ユーサー・インサラウム]]が所持。[[聖王機ジ・インサー]]によって運用が可能。'''「深く大きな慈愛と、それに伴う何らかの強い感情」'''によって覚醒し、'''「自己犠牲に基づく慈愛」'''によって活性化する。同調が進むとリアクターは肉体が徐々に崩壊していく。同時に、意識を保つのも難しいほどの痛みにも苛まれる。この性質上、悲しみの乙女(人間性喪失)や傷だらけの獅子(痛み)と同時に因子を高める可能性が考えられるが'''覚醒者に襲い掛かる反作用の危険度はこちらの方が遥かに高い(慢性である上に制御できないので''')。肉体崩壊については「尽きぬ水瓶」という語感から察するに、際限なく溢れ出る水によって水瓶が割れてしまうように、限界のない次元力に耐え切れず媒体となる肉体が破壊される、ということと思われる。その対価なのか、スフィアの中でも飛びぬけて強い次元力を発揮できる。最後にはアサキムにユーサーが討たれたことで、「偽りの黒羊」ともどもその手に渡った(黒の騎士団ルートでは失敗)。その性質上、火星でユーサーが演じた姿……すなわち'''民を顧みない暴君には決して力を引き出すことができない。'''
:星座のモチーフは、ゼウスの給仕を務めた美少年ガニメーデスが持っていた、神の酒ネクタールが溢れ出る水瓶。ガニメーデスが給仕となる際、地上に残す両親が深く悲しむことを心配したという。ちなみに、女好きのゼウスが彼を給仕にしたのは'''美女と見紛うほどに美しいから'''。喪失の悲しみやそれに対する慈愛は、民を失うことによる強い悲しみとその民への慈愛で覚醒に至ったユーサーと重なる。
:星座のモチーフは、ゼウスの給仕を務めた美少年ガニメーデスが持っていた、神の酒ネクタールが溢れ出る水瓶。ガニメーデスが給仕となる際、地上に残す両親が深く悲しむことを心配したという。ちなみに、女好きのゼウスが彼を給仕にしたのは'''美女と見紛うほどに美しいから'''。喪失の悲しみやそれに対する慈愛は、民を失うことによる強い悲しみとその民への慈愛で覚醒に至ったユーサーと重なる。
:性格分類においては、「自己愛」を司っており、独善性が転じて(一方的な)自己犠牲を力とすると思われる。マリリンも、ユーサーの行動を独りよがりだと評している。タロットでは「星」のアルカナと関連付けられる。このカードのデザインは「直感」と「肉体」が女性によって結びつけられる様子を表しており、エスターへの語りかけなどで本来持つ洞察力が行動に結びついたユーサーを表していると言える。更に正位置は「希望」を意味しており、それに合わせたかの如く聖王機ジ・インサーはインサラウムにおいて'''希望'''と幸福の象徴だった。<br />互いに「自己選択に伴う強い意志」をキーとするためか「揺れる天秤」との相性が良好。二つの意思が同じ方向に揃うことで、オリジン・ローの本質を引き出すことが出来る。割り振りは男性。
:性格分類においては、「自己愛」を司っており、独善性が転じて(一方的な)自己犠牲を力とすると思われる。マリリンも、ユーサーの行動を独りよがりだと評している。タロットでは「星」のアルカナと関連付けられる。このカードのデザインは「直感」と「肉体」が女性によって結びつけられる様子を表しており、エスターへの語りかけなどで本来持つ洞察力が行動に結びついたユーサーを表していると言える。更に正位置は「希望」を意味しており、それに合わせたかの如く聖王機ジ・インサーはインサラウムにおいて'''希望'''と幸福の象徴だった。<br />互いに「自己選択に伴う強い意志」をキーとするためか「揺れる天秤」との相性が良好。二つの意思が同じ方向に揃うことで、オリジン・ローの本質を引き出すことが出来る。割り振りは男性。