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*メカニックデザイン:出渕裕
 
*メカニックデザイン:出渕裕
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[[アナハイム・エレクトロニクス]]が開発した[[地球連邦軍]]の試作型[[モビルスーツ]]。[[ネオ・ジオン]]軍との戦争に備え、[[アムロ]]が自身の専用機として自ら基礎設計を担当しており、これまでに開発された全ての[[ガンダムタイプ]]のモビルスーツを参考にしている。3か月という短期間で急造されているものの、汎用性や運用面を重視した設計により、非常に完成度の高い機体となっている。外見的には、かつて[[一年戦争]]末期にアムロ専用機として開発されていたガンダムタイプのモビルスーツ「[[NT-1アレックス]]」を想起させるものがある。機体のカラーリングはそれまでのTV版主人公機に共通していたトリコロールカラーと異なり、白と黒が基調になっている。
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[[アナハイム・エレクトロニクス]]が開発した[[地球連邦軍]]の試作型[[モビルスーツ]]。[[ネオ・ジオン]]軍との戦争に備え、[[アムロ・レイ]]大尉が自身の専用機として自ら基礎設計を担当しており、これまでに開発された全ての[[ガンダムタイプ]]のモビルスーツを参考にしている。発注から3か月という短期間で急造されているものの、急造故に信頼性のある既存部品の流用や汎用性や運用面を重視したアムロの設計により、非常に完成度の高い機体となっている。外見的には、かつて[[一年戦争]]末期にアムロ専用機として開発されていたガンダムタイプのモビルスーツ「[[NT-1アレックス]]」を想起させるものがある。機体のカラーリングはそれまでのTV版主人公機に共通していたトリコロールカラーと異なり、白と黒が基調になっている。
    
製作過程で[[ネオ・ジオン]](と言うより、[[シャア・アズナブル]]個人)から意図的に技術漏洩された[[サイコフレーム]]にコックピット周辺のフレームの材質を変更した為、反応速度が飛躍的に増大した。ちなみにこれにより当初想定していた機体重量が3キロ減ったが、強度はアップしている。<br />
 
製作過程で[[ネオ・ジオン]](と言うより、[[シャア・アズナブル]]個人)から意図的に技術漏洩された[[サイコフレーム]]にコックピット周辺のフレームの材質を変更した為、反応速度が飛躍的に増大した。ちなみにこれにより当初想定していた機体重量が3キロ減ったが、強度はアップしている。<br />
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;フィン・ファンネル
 
;フィン・ファンネル
 
:背部左側に6基マウントされた[[サイコミュ]]兵器。ジェネレーターを内蔵しており、稼働時間が通常の[[ファンネル]]よりも長めでビームの威力も高い。通常は放熱板のように見えるが、攻撃時はコの字型に変形する。対ビーム・バリアを張る事も可能。
 
:背部左側に6基マウントされた[[サイコミュ]]兵器。ジェネレーターを内蔵しており、稼働時間が通常の[[ファンネル]]よりも長めでビームの威力も高い。通常は放熱板のように見えるが、攻撃時はコの字型に変形する。対ビーム・バリアを張る事も可能。
:この武器の性能がそのままνガンダムの強さや印象に直結すると言っても過言ではない。作品によって性能や演出が異なり、[[全体攻撃]]武器だったり、ダミーを射出してから使用したり、ビーム・ライフルとのコンビネーション攻撃だったり、[[EN]]式か弾数式かもころころ変わる(フィン・ファンネルは戦場での再装着・充電不可なので、EN制は本来ありえない。後継機の[[Hi-νガンダム]]は充電可能になっている)。また、作品によっては[[切り払い]]、[[撃ち落とし]]対象になっている。[[Iフィールド]]展開時にも使用する。ちなみに、[[NT]]・[[強化人間]]キャラには個別にフィン・ファンネル使用時のセリフが存在するのだが、[[エルピー・プル]]に使わせると「ファンネル! …じゃなくて、フィン・ファンネル!」と言い間違える事がある。第2次Zではトドメ演出でなんと[[ガンダム|ラストシューティング]]を行う。
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:この武器の性能がそのままνガンダムの強さや印象に直結すると言っても過言ではない。作品によって性能や演出が異なり、[[全体攻撃]]武器だったり、ダミーを射出してから使用したり、ビーム・ライフルとのコンビネーション攻撃だったり、[[EN]]式か弾数式かもころころ変わる。これはフィン・ファンネルは急造品のため戦場での再装着・充電不可という設定が各メディアで必ずしも統一されていないことも影響している(後継機の[[Hi-νガンダム]]は2007年のサンライズによる公式設定に際し、「充電機能を持つラックにマウントする」と明記された)。また、作品によっては[[切り払い]]、[[撃ち落とし]]対象になっている。[[Iフィールド]]展開時にも使用する。ちなみに、[[NT]]・[[強化人間]]キャラには個別にフィン・ファンネル使用時のセリフが存在するのだが、[[エルピー・プル]]に使わせると「ファンネル! …じゃなくて、フィン・ファンネル!」と言い間違える事がある。第2次Zではトドメ演出でなんと[[ガンダム|ラストシューティング]]を行う。
 
;連続攻撃
 
;連続攻撃
 
:[[第2次Z再世篇]]で追加された攻撃マニューバ。必要気力105の弾数3、[[バリア貫通]]武器。攻撃パターンはバズーカ連射から、シールドからミサイル、バズーカとシールドを捨てて左拳で殴り続けて、サーベルで二度切りつけ、左回し蹴り、止め演出としてリアルサイズカットインでのバルカン。バルカンの演出は劇場版公開のPVの再現である。射撃武器扱いなので、育成にも困らない。案の定というか、[[クワトロ・バジーナ|迷いまくっているかつての宿敵]]をぶん殴る事が出来る。
 
:[[第2次Z再世篇]]で追加された攻撃マニューバ。必要気力105の弾数3、[[バリア貫通]]武器。攻撃パターンはバズーカ連射から、シールドからミサイル、バズーカとシールドを捨てて左拳で殴り続けて、サーベルで二度切りつけ、左回し蹴り、止め演出としてリアルサイズカットインでのバルカン。バルカンの演出は劇場版公開のPVの再現である。射撃武器扱いなので、育成にも困らない。案の定というか、[[クワトロ・バジーナ|迷いまくっているかつての宿敵]]をぶん殴る事が出来る。
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==== 格闘兵装 ====
 
==== 格闘兵装 ====
 
;ビーム・サーベル
 
;ビーム・サーベル
:背部右側にマウントされた高出力のカスタムタイプと、左腕にマウントされた予備があるが、劇中では予備は使われなかった(というか、先にラックごと潰された)。カスタムタイプは独特の形状をしており、柄尻からもビームを出せる。当時としては一般的な、斬りかかる時のみビームが伸びるアイドリングリミッター機能つき。
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:背部右側にマウントされた高出力のカスタムタイプと、左腕にマウントされた予備があるが、劇中では使用前にラックごと潰されてしまった。カスタムタイプは独特の形状をしており、柄尻からもビームを出せる。当時としては一般的な、斬りかかる時のみビームが伸びるアイドリングリミッター機能つき。
 
:ゲームでも使われるのはカスタムタイプであるが、射撃メインのνガンダムではあまり使われない。また、[[切り払い]]対象でもある。『D』では[[コンボ]]武器。『Z』では近接武器として申し分ない性能だが、消費ENは高め。
 
:ゲームでも使われるのはカスタムタイプであるが、射撃メインのνガンダムではあまり使われない。また、[[切り払い]]対象でもある。『D』では[[コンボ]]武器。『Z』では近接武器として申し分ない性能だが、消費ENは高め。
 
;[[格闘]]
 
;[[格闘]]
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:『[[機動戦士ガンダムUC]]』([[プレイステーション3]]版)に登場。背部に有線式の試作フィン・ファンネルを搭載しており、このMSによる運用データがνガンダムに反映された。SRW未登場。
 
:『[[機動戦士ガンダムUC]]』([[プレイステーション3]]版)に登場。背部に有線式の試作フィン・ファンネルを搭載しており、このMSによる運用データがνガンダムに反映された。SRW未登場。
 
;Ξガンダム
 
;Ξガンダム
:小説『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』(SRW未参戦)に登場する本機の意思を継ぐという意味から「Ξ(クスィー)」と名付けられた。マフティー・ナビーユ・エリンこと[[ハサウェイ・ノア]]が搭乗する。
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:小説『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』(SRW未参戦)に登場する機体。本機の意思を継ぐという意味から「Ξ(クスィー)」と名付けられた。マフティー・ナビーユ・エリンこと[[ハサウェイ・ノア]]が搭乗する。
 
;νガンダムIV
 
;νガンダムIV
 
:ゲーム『[[バトルコマンダー 八武衆、修羅の兵法]]』に登場した[[バンプレストオリジナル]]機。機動族指揮官の一人。
 
:ゲーム『[[バトルコマンダー 八武衆、修羅の兵法]]』に登場した[[バンプレストオリジナル]]機。機動族指揮官の一人。
    
== 余談 ==
 
== 余談 ==
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*主人公・アムロの機体ということで、デザインは多くのデザイナーによるコンペで行われ、冨野監督からは「マントをつけたガンダム」というイメージ案が提示されていた。最終的には出渕裕氏が「自分の理想を追求」し、鈴木雅久氏らの出したファンネルなどの案を取り入れたもので決定している。
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*出渕氏や鈴木氏らは「原点回帰の目的でνガンダムをデザインしたのではなく、誰が見てもガンダムとわかるデザインにしたかった。」との証言を残している。庵野秀明氏も同様の思いでデザイン案を提出したようだが、よりによって[[ガンダム|RX-78-2 ガンダム]]そのものデザインだったため、冨野監督から罵倒されるという一幕もあったという。
 
*νガンダムは運用性と機動力を重視した設計思想であり、[[ライバル]]機である[[サザビー]]の設計思想とは全く正反対。[[サザビー]]は大型スラスターと、強力な[[ビーム兵器]]で身を固めた[[モビルスーツ]]であるのに対して、νガンダムは必要最小限の小型スラスターと実弾兵器で身を固めている。この設計思想の差が両者の長時間の戦闘で明らかとなり、[[サザビー]]がパワーダウンして、νガンダムはその隙をついて[[サザビー]]の左腕を切り落としている。これが勝敗を別った一因であろう。
 
*νガンダムは運用性と機動力を重視した設計思想であり、[[ライバル]]機である[[サザビー]]の設計思想とは全く正反対。[[サザビー]]は大型スラスターと、強力な[[ビーム兵器]]で身を固めた[[モビルスーツ]]であるのに対して、νガンダムは必要最小限の小型スラスターと実弾兵器で身を固めている。この設計思想の差が両者の長時間の戦闘で明らかとなり、[[サザビー]]がパワーダウンして、νガンダムはその隙をついて[[サザビー]]の左腕を切り落としている。これが勝敗を別った一因であろう。
*劇中で[[ギラ・ドーガ]]からビームマシンガンを奪って使用していた。これはギラ・ドーガもアナハイム製の機体だからである
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*劇中で[[ギラ・ドーガ]]からビームマシンガンを奪って使用していた。これはギラ・ドーガもアナハイム製の機体で装備品の運用企画が共通だからである。
 
*シャアとの決戦でフィン・ファンネルでも[[ビームサーベル]]でも[[ビームライフル]]でもなく、パンチでシャアの乗る[[サザビー]]のカメラアイを破壊したのは有名だが、これは富野監督なりの「[[ファンネル]]同士の戦いの終止符」だそうで、監督はファンネル系の武装は演出が単調になり、つまらない映像になってしまいがちだと感じていたらしい。
 
*シャアとの決戦でフィン・ファンネルでも[[ビームサーベル]]でも[[ビームライフル]]でもなく、パンチでシャアの乗る[[サザビー]]のカメラアイを破壊したのは有名だが、これは富野監督なりの「[[ファンネル]]同士の戦いの終止符」だそうで、監督はファンネル系の武装は演出が単調になり、つまらない映像になってしまいがちだと感じていたらしい。
  
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