差分
編集の要約なし
== ゼ・バルマリィ帝国(Ze Balmary Empire) ==
== ゼ・バルマリィ帝国(Ze Balmary Empire) ==
通称'''バルマー'''。銀河系ペルセウス腕方面に存在する「バルマー星系」を中心に超巨大文明を築き上げた帝政の星間国家で、多数の星系を領土とする星間帝国である。国家中枢は、銀河中心部に存在するゼ・バルマリィ本星であり、霊帝[[ルアフ・ガンエデン]]の独裁によって統治されている。ヘブライ語を中心とする旧約聖書や新約聖書に由来する固有名詞を多く持つのが特徴。宗教国家としての側面もあり、ゼ・バルマリィの創造神である「[[ズフィルード]]」への信仰心によって、国民同士の結束力は非常に高いものとなっており、ズフィルードを信仰する宗教も存在している。
元々はかつて起こった[[アポカリュプシス]]において、滅亡寸前に陥った地球人が[[ガンエデン]]を建造し新天地を求めて地球を脱出。流浪の末にバルマーへと辿り着き興した国である。そのためバルマー人と地球人は祖を同じとする同一の種族である。しかし、今となってはその事実を知るものは霊帝以外になく、自国の文明こそが至高であり他国はすべて野蛮であるという極端な国粋主義に傾倒しているバルマー人が数多く見受けられる。
現在は、さらなる版図を得るべく、銀河系の各所のみならず、外銀河系においてまで軍隊を送り込み、侵略させ続けている。しかし、バルマー側は制圧した他文明の人間達を使い捨ての道具の様にしか扱わない為に、当然、他文明の人間達からはもちろん、国内にも僅かであるが、バルマーに反感を抱いている者がいる。
現在は、さらなる版図を得るべく、銀河系の各所のみならず、外銀河系においてまで軍隊を送り込み、侵略させ続けている。しかし、バルマー側は制圧した他文明の人間達を使い捨ての道具の様にしか扱わない為に、当然、他文明の人間達からはもちろん、国内にも僅かであるが、バルマーに反感を抱いている者がいる。
初登場の『[[新スーパーロボット大戦|新]]』では「[[バルマー帝国]]」という名称だったが、その後『[[スーパーロボット大戦α|α]]』で設定が再構築されるにあたり、正式名称が「ゼ・バルマリィ帝国」で略称が「バルマー帝国」と設定されている。
初登場の『[[新スーパーロボット大戦|新]]』では「[[バルマー帝国]]」という名称だったが、その後『[[スーパーロボット大戦α|α]]』で設定が再構築されるにあたり、正式名称が「ゼ・バルマリィ帝国」で略称が「バルマー帝国」と設定されている。
=== αシリーズ ===
=== [[αシリーズ]] ===
『[[α]]』に起こった[[バルマー戦役]]の時期は、銀河系に敵はいないと言える程の勢力であり、[[STMC]]に対抗できる数少ない組織の1つとされていた。地球の[[ロンド・ベル]]、[[SDF]](後の「[[αナンバーズ]]」)に、壊滅させられたラオデキヤ率いる第7艦隊も帝国の一勢力に過ぎなかった。しかし、版権問題によりαシリーズのシナリオが根本から大幅に変更された影響を受けた為に急速に衰えていく事となった。同時期に、第4艦隊テアテラも、STMCによって殲滅させられる事になってしまい、更には『[[第2次α]]』の時期には、外銀河系の[[バッフ・クラン]]に侵攻していた外銀河系方面の担当である艦隊も、壊滅に等しい被害を受けている。度重なる敗退で、戦力を大幅に失ってしまったゼ・バルマリィ本星は、制圧下に治めていた[[キャンベル星]]や[[ボアザン星]]からも離反を招いてしまう事になる。
しかし、その事を全く意に介さない霊帝ルアフの方針によって、地球圏に対し二度目の侵攻を開始。その結果、帝国一の忠将とされていた[[エペソ・ジュデッカ・ゴッツォ]]率いる第1艦隊までもも壊滅してしまい、αナンバーズが[[クロスゲート]]を使ってバルマー星系に直接侵攻する最悪の事態を招いてしまった。[アポカリュプシス]]によって銀河全体が滅びの前兆を迎えつつある現状を認識してなお、ルアフはその考えを変えようとはせず、[[ゲベル・ガンエデン]]に搭乗して強引にαナンバーズに戦いを挑むが、結果は敗北。力が衰えて弱っていた所を、兼ねてより暴政への憎悪と反感を募らせ続けていた[[シヴァー・ゴッツォ]]の造反を受けて死亡。ゲベル・ガンエデンの力を奪ったシヴァーもまた、αナンバーズに戦いを挑んで命を落とす事になり、最終的にゼ・バルマリィ本星は、多くの民衆を脱出させた後、アポカリュプシスによる隕石雨によって、失われる結末となった。
その後は、ズフィルードの巫女であった[[アルマナ・ティクヴァー]]を指導者に集結(元々霊帝の独裁に近い政治体制であったため、致命的な混乱は起きなかった模様)。残る監察軍第5、第6艦隊によって宙域を離れ、[[神壱号作戦]]決行時はバスターマシン3号の防衛に協力。終戦後は正式に地球と友好条約を結び、新たな母星を求めて外宇宙移民船団に同行、旅立つことになった。
=== [[OGシリーズ]] ===
[[アポカリュプシス]]によって銀河全体が滅びの前兆を迎えつつある現状を認識してなお、ルアフはその考えを変えようとはせず、[[ゲベル・ガンエデン]]に搭乗して強引にαナンバーズに戦いを挑むが、結果は敗北。力が衰えて弱っていた所を、兼ねてより暴政への憎悪と反感を募らせ続けていた[[シヴァー・ゴッツォ]]の造反を受けて死亡。ゲベル・ガンエデンの力を奪ったシヴァーもまた、αナンバーズに戦いを挑んで命を落とす事になり、最終的にゼ・バルマリィ本星は、多くの民衆を脱出させた後、アポカリュプシスによる隕石雨によって、失われる結末となった。
GBA版の時点では機械化集団である[[エアロゲイター]]しか登場せず本星に関する情報がまったく開示されなかったため、「実は既に滅亡しているのでは」とまで推測する向きもあった。『[[OGs]]』の冒頭にユーゼスが登場し少なくとも本星が健在であることは判明したが、それ以上の事は長らく不明のままであった。
『[[第2次OG]]』において、エアロゲイターを送り込んだのがユーゼスであったことが判明。また、メキボスやゼゼーナンの発言から星間連合「[[ゾヴォーク]]」とは敵対関係にあることが判明した。OGではそもそも規模を示す具体的な記述が出たことはなく、αシリーズで支配下に収めていた星も悉く存在しないため、具体的な国力がどれほどのものかは依然として謎に包まれている。ただし、終盤におけるユーゼスの台詞から、愚帝(おそらく、[[ルアフ・ガンエデン|ルアフ]])と、ゴッツォ家が存在し続けている事が確認できる。
=== OGシリーズ ===
== 登場作品 ==
=== [[αシリーズ]] ===
;[[スーパーロボット大戦α]]
:バルマー帝国・帝国監察軍第7艦隊が[[地球]]に襲来。当初は「[[エアロゲイター]]」のコードネームで呼ばれた。『[[超時空要塞マクロス]]』の監察軍と設定が統合され、[[ゼントラーディ]]軍と戦いを繰り広げている勢力として登場する。また、『新』同様に他星系の勢力を配下として従えており、外宇宙では[[キャンベル星人]]の[[オレアナ]]と[[ガルーダ]]、[[ボアザン星人]]の[[プリンス・ハイネル]]が従属。地球人では[[ザンスカール帝国]]及び[[パプテマス・シロッコ]]らにより構成される[[ジュピトリアン]]や、[[シャピロ・キーツ]]らの協力を得て地球人の戦力を取り込もうとした。<br />しかし地球人全体を一挙に掌握すべく展開された[[エンジェル・ハイロゥ]]作戦が失敗に終わり、またゼントラーディ、[[メルトランディ]]、[[宇宙怪獣|STMC]]の襲来により戦局が悪化。最終手段として地球圏最強の[[SDF]]艦隊を直接取り込もうとするが、拒否された。その後に行われた決戦では旗艦[[ヘルモーズ]]が撃沈され、切り札である[[ズフィルード]]を起動させるも力及ばず、司令官の[[ラオデキヤ・ジュデッカ・ゴッツォ]]は死亡。更に[[ユーゼス・ゴッツォ|ユーゼス]]の反乱も重なったことで第7艦隊は壊滅した。しかし、この段階では圧倒的な力を誇った第7艦隊ですら帝国の一勢力に過ぎず、ロンド・ベルの面々に不安を残す事に。
;[[第2次スーパーロボット大戦α]]
:名前のみで、寺田Pによると[[封印戦争]]時は[[バッフ・クラン]]に侵軍したが、地球と同様に甘く見すぎた結果、逆に窮地に追い詰められる事になってしまったらしい。この時点でバルマー周りの設定も変更されたものと思われる。
;[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ]]
:前作の第2次αにおいて地球側の守護神である[[ナシム・ガンエデン]]が崩壊したことを察知したバルマーは、オーパーツである[[クロスゲート]]の転移能力を利用して再度侵攻を開始。[[ハザル・ゴッツォ]]を総司令官とし、彼直属の[[ゴラー・ゴレム隊]]、及び帝国監察軍第1艦隊が送り込まれた。<br />侵攻目的の大筋はαの頃とは変わっていないが、今回バルマーが手にしようと目論んだのは、ナシムの呪縛から解き放たれたもう一人の完全なるサイコドライバー・[[イルイ・ガンエデン|イルイ]]である。この時点でバルマー帝国は、長年の戦乱の中で監察軍艦隊の多くを失っており、また配下として使役していた諸星系の離反などにより深刻な戦力不足に陥っていた。そのため、物量を凌駕する質の高い戦力である強力なサイコドライバーを手中に収め、戦局を打開する必要があったのである。しかし実際には、イルイの捕縛は霊帝ルアフに対抗する力を求めた[[シヴァー・ゴッツォ|シヴァー]]の思惑によるものであり、既にバルマーは内部から崩壊に向けての道を歩んでいたとも言える。<br />その後、地球圏最強艦隊[[αナンバーズ]]との戦いで帝国監察軍第1艦隊は壊滅、更に外宇宙においても、[[バッフ・クラン]]と[[宇宙怪獣|STMC]]との戦闘の中で戦力は更に消耗し、事実上の戦力はバルマー本星及び本星の護衛艦隊のみとなった。αナンバーズはその機を捉えて本星への到達を果たすが、霊帝ルアフとの会談とその決裂、ルアフの打倒とその直後の[[シヴァー・ゴッツォ|シヴァー]]の離反、更に彼との最終決戦といった事態が立て続けに発生、ルアフとシヴァーというバルマーの2大中心人物がこの世を去った。更に[[アポカリュプシス]]の影響による隕石雨の直撃を受けたことで本星も壊滅してしまう。<br />残されたバルマー人は[[アルマナ・ティクヴァー|アルマナ]]を指導者として[[αナンバーズ]]と協力関係を結び、STMCとの最終戦において共闘。終戦後は新たな本星を探すべく、再び銀河へと旅立っていった。
=== 単独作品 ===
;[[新スーパーロボット大戦]]
:バルマー帝国辺境方面軍第8艦隊が[[地球]]に襲来。[[ヘルモーズ|ヘルモーズ級]]と、5隻の[[フーレ]]を伴って地球侵攻作戦を展開。地球人からは[[シャア・アズナブル]]と[[ザンスカール帝国]]、[[妖魔帝国]]の[[プリンス・シャーキン]]、[[Dr.ヘル]]の部下の[[あしゅら男爵]]。他星系からは[[グラドス軍]]の[[グレスコ]]と[[ル・カイン]]、[[ボアザン星人]]の[[プリンス・ハイネル]]、ゼーラ星人の[[暗黒ホラー軍団]]という各勢力がそれぞれ配下として使役されている。<br />地上と宇宙で繰り広げられた戦いで、バルマー帝国側の兵力消耗となり、最終的に[[ジュデッカ・ゴッツォ]]の死により撤退した。<br>なお、本作のみ敵メカが[[フーレ]]・[[ヘルモーズ]]・[[ズフィルード]]を除き、α以降と全く異なっている。詳細は『[[新スーパーロボット大戦]]』の項目を参照。また名称は、本作では攻略本などを含めて「バルマー帝国」で統一されており、「ゼ・バルマリィ」という呼び名は登場しない。
== 組織 ==
=== [[OGシリーズ]] ===
;[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION]]
:主な活動は[[エアロゲイター]]の項を参照。
== 政治体制 ==
「[[霊帝]]」と呼ばれる君主を頂く専制政治。霊帝と「十二支族」と呼ばれる支配階級が臣民を支配する構図となっており、文化や娯楽などは「民族の堕落を防ぐ」との名目の下、十二支族によって独占されている。さらに創世神ズフィルードを崇める宗教が存在しており、高い結束力を誇っていた。
=== 霊帝 ===
=== 霊帝 ===
帝国の最高統治者。[[ゲベル・ガンエデン]]の力を行使可能な、[[サイコドライバー]]能力を持つ[[不老不死]]の少年が代々その地位を受け継ぐこととなっており、現在の霊帝は[[ルアフ・ガンエデン]]。<br />しかし、真の支配者・霊帝は『[[ケイサル・エフェス (人物)|ケイサル・エフェス]]』で、彼はその走狗にして代理人に過ぎない。その正体に気付いた者は帝国内にもほんの数人しかいない。
帝国の最高統治者。[[ゲベル・ガンエデン]]の力を行使可能な、[[サイコドライバー]]能力を持つ[[不老不死]]の少年が代々その地位を受け継ぐこととなっており、現在の霊帝は[[ルアフ・ガンエデン]]。しかし、真の支配者・霊帝は「[[ケイサル・エフェス (人物)|ケイサル・エフェス]]」で、彼はその走狗にして代理人に過ぎない。その正体に気付いた者は帝国内にもほんの数人しかいない。
=== 十二支族 ===
=== 十二支族 ===
バルマーにおける実質的な貴族階級。
バルマーにおける実質的な貴族階級。
*ゴッツォ家
*ゴッツォ家
**[[シヴァー・ゴッツォ]](ゴッツォ家当主、帝国宰相、最高評議会議長)
**[[シヴァー・ゴッツォ]](ゴッツォ家当主、帝国宰相、最高評議会議長)
:霊帝直属の師団。要するに親衛隊である。
:霊帝直属の師団。要するに親衛隊である。
;辺境銀河方面帝国監察軍
;辺境銀河方面帝国監察軍
:旗艦[[ヘルモーズ|ヘルモーズ級]]と、5隻の[[フーレ]]を伴って各星系に派遣された艦隊。指揮官兼ヘルモーズ艦長には[[ハイブリッド・ヒューマン]]の「[[ジュデッカ・ゴッツォ]]」が率いる。目的は星系を調査して軍事力を取り込み、その戦力とすること。「新」では8つの艦隊が、[[αシリーズ]]では7つの艦隊が確認されている。[[ジュデッカ・ゴッツォ]]の名前を持つ者達([[ラオデキヤ・ジュデッカ・ゴッツォ|ラオデキヤ]]、[[エペソ・ジュデッカ・ゴッツォ|エペソ]]、[[サルデス・ジュデッカ・ゴッツォ|サルデス]]、[[ヒラデルヒア・ジュデッカ・ゴッツォ|ヒラデルヒア]])の名前の由来を考えると、7つというのが正式な数だろう。ただし、ジュデッカ・ゴッツォが指揮しない艦隊が存在する可能性もある。現在判明しているのは6つの艦隊で、第2艦隊のみが詳細不明である。
:旗艦[[ヘルモーズ|ヘルモーズ級]]と、5隻の[[フーレ]]を伴って各星系に派遣された艦隊。指揮官兼ヘルモーズ艦長には[[ハイブリッド・ヒューマン]]の「[[ジュデッカ・ゴッツォ]]」が率いる。目的は星系を調査して軍事力を取り込み、その戦力とすること。『新』では8つの艦隊が、[[αシリーズ]]では7つの艦隊が確認されている。[[ジュデッカ・ゴッツォ]]の名前を持つ者達([[ラオデキヤ・ジュデッカ・ゴッツォ|ラオデキヤ]]、[[エペソ・ジュデッカ・ゴッツォ|エペソ]]、[[サルデス・ジュデッカ・ゴッツォ|サルデス]]、[[ヒラデルヒア・ジュデッカ・ゴッツォ|ヒラデルヒア]])の名前の由来を考えると、7つというのが正式な数だろう。ただし、ジュデッカ・ゴッツォが指揮しない艦隊が存在する可能性もある。現在判明しているのは6つの艦隊で、第2艦隊のみが詳細不明である。
:;第7艦隊ラオデキヤ
:;第7艦隊ラオデキヤ
::『[[α]]』の際に、地球圏へ襲来した監察軍の中でも最初に地球へ現れた艦隊。[[ラオデキヤ・ジュデッカ・ゴッツォ]]が艦隊司令であるかに思われたが、本物のラオデキヤはストーリーから2年前になる[[ゼントラーディ]]との決戦で、副指令である[[ユーゼス・ゴッツォ]]に謀殺されており、実際はラオデキヤの同型体を操るユーゼスが、艦隊の実権を握っていた。
::『[[α]]』の際に、地球圏へ襲来した監察軍の中でも最初に地球へ現れた艦隊。[[ラオデキヤ・ジュデッカ・ゴッツォ]]が艦隊司令であるかに思われたが、本物のラオデキヤはストーリーから2年前になる[[ゼントラーディ]]との決戦で、副指令である[[ユーゼス・ゴッツォ]]に謀殺されており、実際はラオデキヤの同型体を操るユーゼスが、艦隊の実権を握っていた。
:;第4艦隊テアテラ
:;第4艦隊テアテラ
::『α』の際に、名前だけが出ている。ストーリー終盤にて消息を絶ち、ユーゼスの予想によると[[宇宙怪獣|STMC]]の襲撃によって壊滅したとされている。
::『α』の際に、名前だけが出ている。ストーリー終盤にて消息を絶ち、ユーゼスの予想によると[[宇宙怪獣|STMC]]の襲撃によって壊滅したとされている。
:;第1艦隊エペソ
:;第1艦隊エペソ
::『[[第3次α]]』の際に、地球圏へ襲来。[[エペソ・ジュデッカ・ゴッツォ]]が本来の司令官であるが、[[シヴァー・ゴッツォ]]の息子である[[ハザル・ゴッツォ]]が、指揮権を握っていた。しかし、ハザル自身に人望は全く無く、実際の指揮権は、シヴァーの密命を受けていた[[エイス・ゴッツォ]]が握っていたと言える。
::『[[第3次α]]』の際に、地球圏へ襲来。[[エペソ・ジュデッカ・ゴッツォ]]が本来の司令官であるが、[[シヴァー・ゴッツォ]]の息子である[[ハザル・ゴッツォ]]が、指揮権を握っていた。しかし、ハザル自身に人望は全く無く、実際の指揮権は、シヴァーの密命を受けていた[[エイス・ゴッツォ]]が握っていたと言える。
:;第3艦隊ペルガモ
:;第3艦隊ペルガモ
::『[[第3次α]]』の際に、名前だけが出ている。[[バラン・ドバン]]の台詞からやSTMCとの戦闘で壊滅してしまった模様。
::『[[第3次α]]』の際に、名前だけが出ている。[[バラン・ドバン]]の台詞からやSTMCとの戦闘で壊滅してしまった模様。
:;第5艦隊サルデス
:;第5艦隊サルデス
::『[[第3次α]]』の際に、第6ヒラデルヒア艦隊と共に登場。ゼ・バルマリィ本星の防衛を担い、[[αナンバーズ]]と交戦している。
::『[[第3次α]]』の際に、第6ヒラデルヒア艦隊と共に登場。ゼ・バルマリィ本星の防衛を担い、[[αナンバーズ]]と交戦している。
:;第6艦隊ヒラデルヒア
:;第6艦隊ヒラデルヒア
::『[[第3次α]]』の際に、第5サルデス艦隊と共に登場。ゼ・バルマリィ本星の防衛を担い、αナンバーズと交戦している。
::『[[第3次α]]』の際に、第5サルデス艦隊と共に登場。ゼ・バルマリィ本星の防衛を担い、αナンバーズと交戦している。
;外宇宙方面帝国監察軍
;外宇宙方面帝国監察軍
:外銀河系に派遣された艦隊。『第2次α』の次期に、[[バッフ・クラン]]へ進軍を行っていたらしいが、圧倒的物量差の前に、逆に壊滅的被害を被ってしまっている模様。
:外銀河系に派遣された艦隊。『第2次α』の次期に、[[バッフ・クラン]]へ進軍を行っていたらしいが、圧倒的物量差の前に、逆に壊滅的被害を被ってしまっている模様。
;[[ゴラー・ゴレム隊]]
;[[ゴラー・ゴレム隊]]
:帝国監察軍総司令官直属の部隊。[[バルシェム]]と呼ばれる[[ハイブリッド・ヒューマン]]で構成されており、所属する全隊員が仮面を付けている。彼らバルシェムの指揮官は生みの親であるシヴァーであり、彼の命令を最優先で実行する。ゴラー・ゴレム隊には独自の命令系統が存在する。
:帝国監察軍総司令官直属の部隊。[[バルシェム]]と呼ばれる[[ハイブリッド・ヒューマン]]で構成されており、所属する全隊員が仮面を付けている。彼らバルシェムの指揮官は生みの親であるシヴァーであり、彼の命令を最優先で実行する。ゴラー・ゴレム隊には独自の命令系統が存在する。
;[[エアロゲイター]]
;[[エアロゲイター]]
:ユーゼスが送り込んだ機械化集団。[[ネビーイーム]]を本拠地として、「戦闘兵器」として転用可能かを偵察し、調査するのが目的。帝国監察軍と同じ目的で派遣されている。
:ユーゼスが送り込んだ機械化集団。[[ネビーイーム]]を本拠地として、「戦闘兵器」として転用可能かを偵察し、調査するのが目的。帝国監察軍と同じ目的で派遣されている。
== ゼ・バルマリィ帝国の兵器 ==
== 兵器 ==
=== 無人偵察機 ===
=== 無人偵察機 ===
;[[メギロート]]
;[[メギロート]]
:
:
;[[ヨエラ]]
;[[ヨエラ]]
:第3次αで登場した偵察用機動兵器。海戦型だが、宇宙でも使用可能。
:第3次αで登場した偵察用機動兵器。海戦型だが、[[宇宙]]でも使用可能。
;[[ヨエラ・アフ]]
;[[ヨエラ・アフ]]
:
:
:エスリムのバリエーション機。
:エスリムのバリエーション機。
;[[エスリム・ローシェ]]
;[[エスリム・ローシェ]]
:エスリムのバリエーション機。特殊効果を持った武装が追加されている。
:エスリムのバリエーション機。[[特殊効果]]を持った武装が追加されている。
;[[ハーガイ]]
;[[ハーガイ]]
:第3次αに登場した[[ハバクク]]の発展型。
:第3次αに登場した[[ハバクク]]の発展型。
;[[シュムエル・ベン]]
;[[シュムエル・ベン]]
:3機一体の連携攻撃を得意とする。機体色に青と赤が存在する。
:3機一体の連携攻撃を得意とする。機体色に青と赤が存在する。
;[[ヴァルク・イシャー]]
;[[ヴァルク・イシャー]]<br>[[ヴァルク・バアル]]
:第3次αに登場。[[ゴラー・ゴレム隊]]が使用する[[ヴァルク・ベン]]の指揮官仕様で試作機でもある。
:第3次αに登場。[[ゴラー・ゴレム隊]]が使用する[[ヴァルク・ベン]]の指揮官仕様で試作機でもある。
;[[ヴァルク・ベン]]
;[[ヴァルク・ベン]]
;[[アンティノラ]]
;[[アンティノラ]]
:[[ユーゼス・ゴッツォ]]が製作した[[ジュデッカ]]の試作機。エゼキエルの武装を発展させたものも組み込まれている。帝国監察軍第7艦隊にしか配備されていない。自律回路が操縦するタイプも存在する。
:[[ユーゼス・ゴッツォ]]が製作した[[ジュデッカ]]の試作機。エゼキエルの武装を発展させたものも組み込まれている。帝国監察軍第7艦隊にしか配備されていない。自律回路が操縦するタイプも存在する。
;[[エゼキエル・アドム]]
;[[エゼキエル・アドム]]<br>[[エゼキエル・サゴル]]<br>[[エゼキエル・ラヴァン]]
:エゼキエルのバリエーション機。機体のグラフィックはエゼキエルの色違い。
:エゼキエルのバリエーション機。機体のグラフィックはエゼキエルの色違い。
;[[ヴァイクル]]
;[[ヴァイクル]]
:上級指揮官用機動兵器。
:上級指揮官用機動兵器。
;[[ヘルモーズ]]
;[[ヘルモーズ]]
:帝国監察軍第7艦隊旗艦。主兵装のレギオンバスターは高い威力を誇る。
:帝国監察軍第7艦隊旗艦。主兵装のレギオンバスターは高い威力を誇る。
;[[ヘルモーズ|ヘルモーズ・エハッド]]
;[[ヘルモーズ#ヘルモーズ・エハッド|ヘルモーズ・エハッド]]
:帝国辺境銀河方面監察軍第1艦隊旗艦。第1・第5・第6艦隊のヘルモーズタイプはバルカン・ファランクスがオミットされている。
:帝国辺境銀河方面監察軍第1艦隊旗艦。第1・第5・第6艦隊のヘルモーズタイプはバルカン・ファランクスがオミットされている。
;[[ヘルモーズ|ヘルモーズ・ハミシャー]]
;[[ヘルモーズ#ヘルモーズ・ハミシャー|ヘルモーズ・ハミシャー]]
:帝国辺境銀河方面監察軍第5艦隊旗艦。
:帝国辺境銀河方面監察軍第5艦隊旗艦。
;[[ヘルモーズ|ヘルモーズ・シシャー]]
;[[ヘルモーズ#ヘルモーズ・シシャー|ヘルモーズ・シシャー]]
:帝国辺境銀河方面監察軍第6艦隊旗艦。
:帝国辺境銀河方面監察軍第6艦隊旗艦。
;[[フーレ]]
;[[フーレ]]
:主力戦艦。火力はヘルモーズに比べると流石に劣るがそれでも高水準。
:主力戦艦。火力はヘルモーズに比べると流石に劣るがそれでも高水準。
=== 専用機 ===
=== 専用機 ===
;[[ガデル]]
;[[ガデル]]
:防御用兵器。[[ディフレクトフィールド]]を展開し、指揮官機を護衛する。これ自体の戦闘能力はかなり低めで、武装も自衛用のキャノンしか搭載されておらず、しかもPLA属性で無い為、完全に護衛目的でしか運用できない。
:防御用兵器。[[ディフレクトフィールド]]を展開し、指揮官機を護衛する。これ自体の戦闘能力はかなり低めで、武装も自衛用のキャノンしか搭載されておらず、しかもPLA属性で無い為、完全に護衛目的でしか運用できない。
;ネビーイーム
;[[ネビーイーム]]
:「12の白き護り」とも称される自動惑星。これ自体が巨大な念動兵器であり、外部からの念動アクセスでレーザー砲となる。また、内部にはバルシェムの調整チャンバーや機動兵器のプラント、OGではさらに地球人を収容するケージ「キブツ」が存在。元々はゲベル・ガンエデンが配置した惑星防衛システムの一部で、ナシムでいうところのバラルの園に当たる。
:「12の白き護り」とも称される自動惑星。これ自体が巨大な念動兵器であり、外部からの念動アクセスでレーザー砲となる。また、内部にはバルシェムの調整チャンバーや機動兵器のプラント、OGではさらに地球人を収容するケージ「キブツ」が存在。元々はゲベル・ガンエデンが配置した惑星防衛システムの一部で、ナシムでいうところのバラルの園に当たる。
=== 技術 ===
=== 技術 ===
;カルケリア・パルス・ティルゲム
;[[カルケリア・パルス・ティルゲム]]
:バルマー版[[T-LINKシステム]]とも言うべき存在。違うのはリミッターが存在しない点。ちなみに「カルケリア・パルス」とは念動力のバルマー側の正式名称(地球だと「テレキネシスα-パルス」となる)。
:バルマー版[[T-LINKシステム]]とも言うべき存在。違うのはリミッターが存在しない点。ちなみに「カルケリア・パルス」とは念動力のバルマー側の正式名称(地球だと「テレキネシスα-パルス」となる)。
;ディフレクトフィールド
;[[ディフレクトフィールド]]
:一部の機体に搭載されている防御フィールド。広範囲に対して強力な防壁を張るが、特筆すべきは機体のジェネレーターに出力を依存しない点。これにより、バルマーの指揮官機は高い継戦能力を誇っている。ゲーム中でも気力制限なし・消費ENなし・軽減系のバリアと数あるバリア系能力でも上位の能力。
:一部の機体に搭載されている防御フィールド。広範囲に対して強力な防壁を張るが、特筆すべきは機体のジェネレーターに出力を依存しない点。これにより、バルマーの指揮官機は高い継戦能力を誇っている。ゲーム中でも気力制限なし・消費ENなし・軽減系のバリアと数あるバリア系能力でも上位の能力。
;ズフィルード・クリスタル
;[[ズフィルード・クリスタル]]
:偵察機及び最終兵器に搭載されている自律金属細胞。自己学習・自己修復・自己進化能力を備えており、接触した機体や生物を取り込む能力も備える。元ネタは[[DG細胞]]。OGの地球ではこれを元に[[マシンセル]]が造られている。
:偵察機及び最終兵器に搭載されている自律金属細胞。自己学習・自己修復・自己進化能力を備えており、接触した機体や生物を取り込む能力も備える。元ネタは[[DG細胞]]。OGの地球ではこれを元に[[マシンセル]]が造られている。
== 登場作品と役割 ==
== メモ ==
バルマー人は地球人との味覚の捉え方が異なるらしく、不味い事で有名な[[クスハ汁]]を美味と感じる者がいる。これはバルシェムとして生み出された[[イーグレット・イング]]も同様だが、彼の場合は[[アラド・バランガ|アラド]]の遺伝子に由来する部分も関係しているものと思われる。
バルマー人は地球人との味覚の捉え方が異なるらしく、不味い事で有名な[[クスハ汁]]を美味と感じる者がいる。これはバルシェムとして生み出された[[イーグレット・イング]]も同様だが、彼の場合は[[アラド・バランガ|アラド]]の遺伝子に由来する部分も関係しているものと思われる。
<!-- == 話題まとめ == -->
<!-- == 話題まとめ == -->
== 資料リンク ==
== 資料リンク ==
*{{検索|ゼ・バルマリィ帝国}}
*{{検索|バルマー}}
{{バンプレストオリジナル}}
{{DEFAULTSORT:せ はるまりいていこく}}
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[[Category:組織]]
[[Category:組織]]
[[Category:バンプレストオリジナル]]
[[Category:αシリーズ]]
[[Category:αシリーズ]]