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− | == アルバーダ・バイラリン == | + | == アルバーダ・バイラリン(Alverda Viralin) == |
| *[[登場作品]]:[[バンプレストオリジナル]] | | *[[登場作品]]:[[バンプレストオリジナル]] |
| **[[スーパーロボット大戦OG ダークプリズン]] | | **[[スーパーロボット大戦OG ダークプリズン]] |
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| 第3次α時点で名前のみ登場していた、チーム・ジェルバの隊員。愛称は「アル」。セレーナの先輩であり、格闘術の師匠でもある。 | | 第3次α時点で名前のみ登場していた、チーム・ジェルバの隊員。愛称は「アル」。セレーナの先輩であり、格闘術の師匠でもある。 |
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− | ミッション・デビルの遂行中に[[セレーナ・レシタール|セレーナ]]とエルマと共にラ・ギアスに飛ばされ、行動を共にする。<br /> | + | ミッション・デビルの遂行中に[[セレーナ・レシタール|セレーナ]]とエルマと共にラ・ギアスに飛ばされ、シュウ一行と行動を共にする。<br /> |
| 陽気かつ豪胆な性格で、B級グルメやものぐさ料理に精通しており、ちゃんとした食事をとるべきだと主張するエルマと少し揉める事もある。 | | 陽気かつ豪胆な性格で、B級グルメやものぐさ料理に精通しており、ちゃんとした食事をとるべきだと主張するエルマと少し揉める事もある。 |
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| + | ミッションとは別の意味でシュウに拘る姿勢を見せており、第10項「シュウが生存しており、かつ修羅の乱と同等もしくはそれ以上の脅威となる場合は排除せよ」が適用される瞬間を狙っている節があった。 |
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| + | 彼がシュウに拘るのは、南極事件の際に恋人・ジェシカがオペレーターとして乗っていた[[シロガネ]]が、グランゾンによって沈められたのが原因。その復仇の機会を狙っていた、というのが真相だったが、行動を共にする内に、シュウが何を考えて南極事件を起こしたのか、という理由を知る方向へと考えを切り替え、ミッションを続行。 |
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| + | 騒動の終結後にシュウと1対1で会話する機会を持ったが、「私情は私情、任務は任務」というシンフォーニアの教えと「復讐したところで何も変わらない」という結論から、シュウ達のラ・ギアスへの帰還をあえて看過。上層部には「目標ロスト」として報告している。本当の意味で和解したわけではないが、シュウ・シラカワという男の在り方を理解する人物の一人となった。 |
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| ==登場作品== | | ==登場作品== |
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| ;[[スーパーロボット大戦OG ダークプリズン]] | | ;[[スーパーロボット大戦OG ダークプリズン]] |
| :キャラクターとしては初登場。1話「蒼き魔神、再び」からフル参戦する。当初の乗機は量産型ゲシュペンストMK-IIだが、5話で手に入る[[グルンガスト弐式]]に乗り換えると真価を発揮する。「魂」を持つため、今回のPCの中ではシュウ&ネオ・グランゾンに比肩する破壊力を発揮してくれる。また、貴重な加速の持ち主なので、鈍足なグランゾンを一気に移動させるのにも便利。結果として、シュウとのコンビで撃墜数をかっさらってしまいやすい。 | | :キャラクターとしては初登場。1話「蒼き魔神、再び」からフル参戦する。当初の乗機は量産型ゲシュペンストMK-IIだが、5話で手に入る[[グルンガスト弐式]]に乗り換えると真価を発揮する。「魂」を持つため、今回のPCの中ではシュウ&ネオ・グランゾンに比肩する破壊力を発揮してくれる。また、貴重な加速の持ち主なので、鈍足なグランゾンを一気に移動させるのにも便利。結果として、シュウとのコンビで撃墜数をかっさらってしまいやすい。 |
| + | :ストーリー的にはシュウとの因縁が、エンディングまでは示唆レベルながらかなり強調されており、ある意味本作裏の主役と言い得る立ち位置にいる。 |
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| == パイロットステータス設定の傾向 == | | == パイロットステータス設定の傾向 == |
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| :チームメイトだが、現時点では第3次αで名前のみの登場。 | | :チームメイトだが、現時点では第3次αで名前のみの登場。 |
| ;[[シュウ・シラカワ]] | | ;[[シュウ・シラカワ]] |
− | :ミッション・デビルのターゲット。アル自身も個人的に因縁があるようだが……? | + | :ミッション・デビルのターゲット。恋人の仇として狙っていたが、同行するに連れて彼の真意を知ることを目的とするようになる。 |
| ;ジェシカ・フェラー | | ;ジェシカ・フェラー |
| :名前のみ登場する恋人。シロガネのオペレーターだった。 | | :名前のみ登場する恋人。シロガネのオペレーターだった。 |
| ;[[アハマド・ハムディ]] | | ;[[アハマド・ハムディ]] |
− | :彼から早死にさせるには惜しい戦士と評される。しかし、この先アルバーダを待ち受けるであろう運命は… | + | :彼から早死にさせるには惜しい戦士と評される。果たして、続編ではどんな運命が待ち受けているのか。 |
| ;[[スペクトラ・マクレディ]] | | ;[[スペクトラ・マクレディ]] |
| :第3次αではミッション・ドールの最中に彼女に殺害されている。 | | :第3次αではミッション・ドールの最中に彼女に殺害されている。 |
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| ;「ムーンクレイドルを狙って、何らかの理由で外れちまったのか……そこを狙った意味があるのか……」 | | ;「ムーンクレイドルを狙って、何らかの理由で外れちまったのか……そこを狙った意味があるのか……」 |
| :[[ナシム・ガンエデン]]の月面への砲撃が人工建築物のない土地に着弾したという情報に対して。狙った意味があるとすれば[[フューリー|おそらく…]] | | :[[ナシム・ガンエデン]]の月面への砲撃が人工建築物のない土地に着弾したという情報に対して。狙った意味があるとすれば[[フューリー|おそらく…]] |
− | ;「……上には、あんたが地上に再び現れる確率は低いと言っておく」<BR/>「いいか、こいつは貸しだ。また地球圏で同じような事件が起きたら……その時、返してもらう」 | + | ;「……いや……俺の任務は、もう終わった」<BR/>「自由を奪われることを嫌うあんたが、素直に応じるとは思えねえがな」 |
− | :DPエンディングにてシュウに対して。 | + | : |
| + | ;「何度もあんたを殺そうと思ったよ。任務がなければ、そうしていた」<BR/>「だが……復讐は何も生み出さねえ……そう思うことで心の整理をつけていた」<BR/>「そして、同時に心のどこかでミッション・デビルの第10項が適用されるような事態が起きるのを願ってもいた……」<BR/>「しかし、地上に戻っても、そんなことは……」 |
| + | :DPエンディングにてシュウに対して。恋人の復仇を狙いつつも任務を優先したアルバーダは、ミッション・デビルの第10項によって双方を成し遂げることを考えていた。しかし、結局その時は最後まで訪れなかった……。 |
| + | ;シュウ「……私への復讐を断念するのですか?」<BR/>アルバーダ「違う……割り切ったのさ。任務は任務、人生は人生……俺の上官の教え通りにな」<BR/>「それに、あんたの行動が、地球圏の脅威払拭に繋がったのは事実だ」<BR/>「だから、行けよ。ここであんたを拘束したら、ヴォルクルス教団の暗殺者が地上にまで出て来るかも知れねえ」<BR/>「そうなったら、面倒だからな」 |
| + | :最終的な結論。一個人としてのアルバーダ・バイラリンは、まだシュウへの復讐を諦めていない。しかし、チーム・ジェルバのアルバーダ少尉は、ミッションの結果シュウ・シラカワが敵ではないと判断し、かつラ・ギアスから新たな脅威が現れる危険性を考慮して決断したのだ。――――彼らを見逃す、という決断を。 |
| + | ;「……上には、あんたが地上に再び現れる確率は低いと言っておく」<BR/>「いいか、こいつは貸しだ。また地球圏で今回みてえな戦争が起きたら……その時に返してもらうからな」 |
| + | :ここまでの展開を見るに、地球圏にて「また同じような事件」が起きることはほぼ疑いないが、この「貸し」は果たしてどのような形で返されるのだろうか? それはまだ、誰にもわからない。 |
| + | ;「行き先を決める前に、エル公……隊長にメッセージを送ってくれ」<BR/>「ミッション・デビル、ターゲット・ロスト。連絡を請う、とな」 |
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| + | ;(ありがとう、か……) |
| + | :『OGDP』を締め括るモノローグ。別れ際にシュウが残したのは、彼を知る者達が恐らく誰も聞いたことのなかった、感謝を現すただ一言。かつては仇として狙い、後にはその真意を知ろうとした男。それを見送るアルの胸中には、どんな思いが去来していたのだろうか……。 |
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