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原作58話「悪魔にされたグレンダイザー」に登場した[[グレンダイザー]]の[[偽物]]。
 
原作58話「悪魔にされたグレンダイザー」に登場した[[グレンダイザー]]の[[偽物]]。
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[[ベガ大王]]直々の作戦である'''グレンダイザーデビル作戦'''のために送り込まれた'''[[ベガ獣]]ベニベニ'''(SRW未登場)がグレンダイザーに変身した姿である。
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変身能力を持った'''[[ベガ獣]]ベニベニ'''(SRW未登場)がグレンダイザーに変身した姿で、本物の[[デューク・フリード]]を陥れるべく、[[偽デューク・フリード]]が搭乗し、地球で破壊活動を行う。
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劇中での[[ズリル長官]]の台詞から、ベガ大王本人発案の作戦らしい。
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=== 機体概要 ===
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[[ベガ星連合軍]]の度重なる[[地球]]侵攻作戦の失敗に業を煮やしていた[[ベガ大王]]は、グレンダイザーとそのパイロットであるデューク・フリードを仲間達と対立させて完全に孤立した彼を地球から追放するべく、「'''グレンダイザーデビル作戦'''」を自ら考案。それは、本物のグレンダイザーとデュークを宇宙におびき寄せて拘束し、その隙に偽物のグレンダイザーとデュークを地球に降下させて各地で破壊活動を行わせ、最終的に地球へ帰還したデュークと[[地球人|地球人類]]が修復不可能な対立関係になるよう追い込むという恐るべき作戦であった。この作戦の要となる偽物のグレンダイザーを用意する為、ベガ星の本星から[[ガンダル司令]]と[[ズリル長官]]の元へ送り込まれた変身能力を持つベガ獣ベニベニが、偽のグレンダイザーへと変異する形で誕生した。
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スペースサンダーやスクリューパンチなど、グレンダイザーと同じ武器も使うことができる。[[スペイザー]]と合体した状態にも変形することができるが、分離はできない。
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外見は完全にグレンダイザーそのものとなっているだけでなく、「スペースサンダー」や「スクリューパンチ」等、武装に関しても本物と遜色無い物を使う事が出来、元が円盤獣の強化型と言えるベガ獣である事もあってか、国連軍等では全く歯が立たない程の戦闘力を発揮する。また、[[スペイザー]]と合体した状態にも変形する事が出来るが、あくまでも姿を変えるだけで、本物の様に合体・分離する事は出来無い。
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爆弾の爆発によって[[デューク・フリード]]が狂ったと思わせ地上を破壊し、グレンダイザーに罪をなすりつけてデュークとグレンダイザーを地球から追い出すのが目的。作戦は途中まで成功するが、偽グレンダイザーの正体を暴かれ、ベニベニも倒されて失敗に終わった。
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==== ベガ獣ベニベニ ====
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偽グレンダイザーの真の姿であるベガ獣の一体。緑色のトカゲのようなボディに猫のような顔をもった姿をしている。
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=== ベガ獣ベニベニ ===
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最大の特徴は、自らの構造を変える形で自由自在に変身出来るという恐るべき能力にあるが、特定の対象に変身する為には目から発射する光線で対象をスキャニングしなければならないという欠点がある。しかし、コピーする対象は本物や立体物である必要はなく、劇中ではグレンダイザーの通常形態とスペイザー形態の描かれた二枚のパネルからコピーしていた。一方、自由自在に変身し、変身後はロケットパンチの様に機体の一部を飛ばす武器も使用可能である反面、大掛かりな分離・合体の再現は流石に不可能となっており、劇中ではグレンダイザーの通常形態とスペイザー形態を使い分ける形で変身をしていた。なお、コピー対象の資料となる画像さえあれば、この変身能力は自身のみでなく自分以外の者さえも変身させる事が可能となっており、パネルに描かれたデューク・フリードをコピーして、[[ベガ兵]]の親衛隊の一人を偽デュークへと変身させている。しかし、「身体の構造を強制的に変えてしまう形で変身させる」というかなり無茶な方法である為か、自分以外を変身させる際にはかなりの激痛が伴ってしまうらしく、変身させられた親衛隊は凄まじい悲鳴を挙げていた。
ベニベニ自体は緑色のトカゲのようなボディに猫のような顔をもった姿をしている。
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目から発射する光線で対象をコピーし、自在に姿を変身させる能力を持つ。
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なお、変身していない本来の形態でも戦闘は可能で、武器は目から放つ強力な怪光線と口から吐く炎である。
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コピーする対象は本物や立体物である必要はなく、劇中ではグレンダイザーのパネルからコピーしていた。また自分の姿を変えるだけでなく、自分以外も光線で変身させることもでき、親衛隊を変身させて偽デュークに仕立て上げた。
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==== 劇中の様相 ====
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ベガ大王自らが考案した「グレンダイザーデビル作戦」の実行役のベガ獣として、ベガ星連合軍の基地に送り込まれた後、本物のグレンダイザーの通常形態とスペイザー形態、そしてデューク・フリードの画像のスキャニングを行い、自身の姿をグレンダイザーに、搭乗するベガ兵の親衛隊をデューク・フリードに変身させる。作戦実行の準備段階として、本物のデューク・フリードが搭乗するグレンダイザーを囮の[[ミニフォー]]部隊で宇宙にまで誘き寄せ、電磁隕石によって拘束している隙を突く形でスペイザー形態で地球へと降下する。
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武器は目から放つ強力な怪光線と口から吐く炎。スクリュークラッシュパンチで両目を潰され、ダブルハーケンで倒された。
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作戦はかなり巧妙に行われ、地球への到着後に[[兜甲児]]、[[牧場ひかる]]、[[グレース・マリア・フリード]]の三人が搭乗した[[マリンスペイザー]]、[[ダブルスペイザー]]、[[ドリルスペイザー]]の三機と合流。あらかじめ頭部に仕掛けておいた爆弾をわざと彼等の眼前で爆発させ、墜落事故に見せかける形で大勢の乗客が乗った列車へ陸橋ごと故意に激突し、大惨事を招く。更に搭乗する偽デュークが「地球の支配者」を自称して街中で破壊活動を行い、涙を流しながら説得しようとしたひかるのダブルスペイザーをも容赦無く攻撃して墜落させた結果、[[宇門源蔵]]を始めとするデュークの関係者達は「爆発のショックでデューク・フリードとグレンダイザーは悪魔の化身へと堕ちた」と思い込んでしまう事態となった。
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ベニベニそのものはSRWには未登場。
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しかし、電磁隕石の拘束から逃れた本物のデュークの駆るグレンダイザーが地球へ帰還し、誤解した甲児の駆るダブルスペイザーとの一悶着の末、偽物であった事実がばれてしまう(撃墜されたひかるもコックピット越しに見えたデュークの邪悪な目つきから偽物と確信した)。そして刺し違える形でデュークを倒す覚悟を秘めていたマリアも、グレンダイザーに反応するペンダントが全く反応しなかった事で偽物である事実に気付かれてしまい、そこへ駆けつけた本物のグレンダイザーのスペースサンダーによって、本来のベガ獣ベニベニの姿へ戻ってしまう。
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最後は本来の姿でグレンダイザーと激突する中、スクリュークラッシュパンチで両目を潰され、ダブルハーケンでとどめを刺される形で撃破。かくして「グレンダイザーデビル作戦」は、成功まで後一歩の所で完全に失敗する形で終わった。
    
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
SRWではベガ獣の変身態なのか、偽グレンダイザーとして開発された機体なのかは特に言及されていない。
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元の姿であるベニベニそのものはSRWには未登場。SRWではベガ獣の変身態なのか、偽グレンダイザーとして開発された機体なのかは特に言及されていない。
    
=== [[旧シリーズ]] ===
 
=== [[旧シリーズ]] ===
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