差分
編集の要約なし
スフィアの覚醒段階を表す用語。全部で三段階あるが、三段階目は二つ存在する。
スフィアの覚醒段階を表す用語。全部で三段階あるが、三段階目は二つ存在する。
*ファースト・ステージ
デフォルトの状態。ただの動力源であり、誰にでも使うことが出来る。
*セカンド・ステージ
リアクターを得て覚醒を始めた段階。引き出した次元力による事象制御が可能となり、それぞれの属性に沿った能力を発揮し始めるが、反作用が発生するためリアクターの任意で力を行使することは基本的に不可能。
強引に使うことも出来なくはないが、その場合スフィア側に完全に主導権を委ね「スフィアに使われる」状態に陥る。
*サード・ステージ
リアクターが反作用に適応し、能力の行使が安定した段階。スフィアの司る感情を維持した上で反作用を受け、それに流されずスフィアに適合する精神状態を貫徹する必要がある。このステージへ至るとスフィアが完全に覚醒し、リアクターは搭載機に乗っていなくてもその力を引き出し、スフィア・アクトと言う事象干渉能力を操れるようになる。
ただし、この状態でも発動キーとなる精神状態が崩れるとスフィアは稼働不能になる他、'''スフィア側にリアクターが徹底的に合わせなければならない'''都合上、その精神的コンディションは基本的に悪くなり、最悪の場合ヴィルダークやガドライトのようにスフィアの属性に飲み込まれる(ヴィルダークなら「反抗心」によって最善の道に対して妥協が出来ず、ガドライトなら無意味・有害とわかっている=やりたくないのに行動に移してしまう)。
ただし、この状態でも発動キーとなる精神状態が崩れるとスフィアは稼働不能になる他、'''スフィア側にリアクターが徹底的に合わせなければならない'''都合上、その精神的コンディションは基本的に悪くなり、最悪の場合ヴィルダークやガドライトのようにスフィアの属性に飲み込まれる(ヴィルダークなら「反抗心」によって最善の道に対して妥協が出来ず、ガドライトなら無意味・有害とわかっている=やりたくないのに行動に移してしまう)。
また同じ理由で、スフィアの力の行使はリアクターの意志で行えるとは言え、厳密に言えば'''リアクターがスフィアに「力を発揮する媒介」として使われている'''状態であるため、引きあって元に戻ろうとする性質上'''このステージに到達しても遅かれ早かれ結局は死が待っている。'''
*真のサード・ステージ
リアクターがスフィアの要求する条件を乗り越え、至高神ソルに近づいた段階。
スフィアの覚醒の最終段階であり、ここに至るにはサード・ステージの条件を満たした上で、'''さらにその精神状態を超越する境地へ至る'''必要がある。わかりやすく言えば通常のサード・ステージと逆で、こちらは「'''リアクターがスフィアを制御する'''」状態になる。
スフィアではなくリアクター側がイニシアチブを取るため、精神的コンディションは基本的に良好だが、よほど次元力に精通していない限りはスフィア・アクトの使用、反作用の克服、事象制御の行使と言った次元力の扱いは、覚醒した時点ではセカンド・ステージよりマシなレベル。その代わり頭打ちがなく、熟練次第ではあらゆる事象をその手に握ることができる。
ただしここまで至れるリアクターはほとんどおらず(それこそスフィアの出どころである御使いですら知らないほど)、Z-BLUEに所属する4人のリアクターが天獄戦争においてこの境地に踏み入っている。
ただしここまで至れるリアクターはほとんどおらず(それこそスフィアの出どころである御使いですら知らないほど)、Z-BLUEに所属する4人のリアクターが天獄戦争においてこの境地に踏み入っている。
この境地に至った場合、全てのスフィアの根幹に位置する「意思の力」により近づくことになるため、スフィア・アクトおよびそれぞれの発動キーが全て似たり寄ったりになる。
=== 反作用 ===
=== 反作用 ===
サード・ステージには細かな段階があり、これが一定のラインを超えると自由に行使可能になるが、それまでは条件が揃うたびに勝手に発動する。
サード・ステージには細かな段階があり、これが一定のラインを超えると自由に行使可能になるが、それまでは条件が揃うたびに勝手に発動する。
スフィアによって方向性は異なるが原理は全て同じで、リアクターの精神状態を周囲に伝播させて影響を及ぼす。一種の法則改変に近い形で事象の書き換えを行うが、その方向性はスフィアの属性とリアクターの精神状態に左右されるため、サード・ステージではスフィアの属性をそのまま伝播させた「害をなす力」、真のサード・ステージではリアクターの境地を伝播させる「加護を与える力」が顕在化する。これはフェイク・スフィアの仕様やガドライトの様子を見る限りでは、スフィアが発する力に対して「単純に指向性を持たせる」か「精神を繋ぐ媒介として使う」かの違いだと思われる。
実は、基本的には「他人に害を与える力」が発現するのだが、「いがみ合う双子」「傷だらけの獅子」「悲しみの乙女」「揺れる天秤」の4つはリアクターが真のサード・ステージに至ったことで「加護を与える力」が発現するようになった。これは御使いにとっても想定外だったらしく、ドクトリンの戦闘台詞にそれをうかがわせるものがある。
セカンド・ステージの状態である程度リアクターの成長が進むと、発動キーと同じ感情を感知出来るようになる。アイムはこれを利用し、戦域に満ちる「嘘」を自身のそれに同調させることで強引に「偽りの黒羊」をサード・ステージクラスの同調率まで引き上げるという荒業をやってのけた(アイム自身はセカンド止まりなので反作用はそのまま)。また、セツコは真っ当にリアクターとして成長したため、再世戦争の時点で反作用を克服しつつあり、悲しみの感情を感知する力を見せていた。
ちなみに、資質さえ持っていればリアクターでなくともスフィア・アクトを使用することは可能。この関係で、資質を持った人間(リアクターとリアクター候補)が同じ機体に乗っている場合、より強く力を引き出すことが出来る。天獄戦争最終局面では「相反する感情の衝突とその超越」を力とするいがみ合う双子の力を、Z-BLUE全員で引き出した事例が見られる。
=== 相性 ===
=== 相性 ===
相性が悪くとも、リアクターの力の差が圧倒的な場合は無効化できないとされており、奪取したスフィアの力を機体の機能だけで引き出す場合も無効化は不可能と言及されている。なお、元々至高神ソルの感情の中核として、矛盾する感情を両立させる役割を果たしていた「いがみ合う双子」は相性に関係なく複数のスフィアの力を統合して使用する事が可能である。
相性が悪くとも、リアクターの力の差が圧倒的な場合は無効化できないとされており、奪取したスフィアの力を機体の機能だけで引き出す場合も無効化は不可能と言及されている。なお、元々至高神ソルの感情の中核として、矛盾する感情を両立させる役割を果たしていた「いがみ合う双子」は相性に関係なく複数のスフィアの力を統合して使用する事が可能である。
複数のスフィアのリアクターとなるのは理論上は可能である(後述するルーツから考えれば、それぞれの感情・意思を最大限に保ちつつ、矛盾した相反する感情はいがみ合う双子の境地を持って両立させる)が、実際になれたのは特殊な出自を持つアサキムのみであり、実質は不可能。アサキムの例を見るに、その場合相性が悪いスフィア同士でも力を引き出すことは可能と思われる。
=== ルーツ ===
=== ルーツ ===