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| == 概要 == | | == 概要 == |
| === 人物 === | | === 人物 === |
− | 地球連邦軍の元[[エース]][[パイロット]]で、階級は大佐。初登場は三世代編(ただし、キオ編で名前のみ登場)Gバウンサーのカスタマイズ機である[[ティエルヴァ]]に搭乗する。現在の名前は、かつての恋人の名前「ジラード・フォーネル」を借用したもので、本名は「'''レイナ・スプリガン'''」。小説版によると、名家出身の令嬢であるとの事。 | + | 地球連邦軍の元[[エース]][[パイロット]]で、階級は大佐。初登場は三世代編(ただし、キオ編で名前のみ登場)Gバウンサーのカスタマイズ機である[[ティエルヴァ]]に搭乗する。現在の名前はかつての恋人の名前「ジラード・フォーネル」を借用したもので、本名は「'''レイナ・スプリガン'''」。小説版によると名家出身の令嬢であるとのこと。 |
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− | 元々は誠実な[[性格]]だったが、事故と連邦の腐敗体質に触れた事で人格が豹変。好戦的かつひねくれた性格となっており、言動もどこか退廃的で物事を悲観的に見る傾向があった。強力な[[Xラウンダー]]でもあり、モビルスーツの操縦技術も高いのだが、Xラウンダーの力を「戦う為の力」と断じて過剰なまでに使用する傾向があった事から、過去に受けた後遺症も重なってその力を暴走させる危険性を孕んでいた<ref>Xラウンダーの力は「人から理性を持たぬ獣への退化」とされており、ジラードの場合は、劇中でまさにその様な事態へと陥るに至っている。</ref>。 | + | 元々は誠実な[[性格]]だったが、事故と連邦の腐敗体質に触れたことで人格が豹変。好戦的かつひねくれた性格となっており、言動もどこか退廃的で物事を悲観的に見る傾向があった。強力な[[Xラウンダー]]でもありモビルスーツの操縦技術も高いのだが、Xラウンダーの力を「戦うための力」と断じて過剰なまでに使用する傾向があったことから、過去に受けた後遺症も重なってその力を暴走させる危険性を孕んでいた<ref>Xラウンダーの力は「人から理性を持たぬ獣への退化」とされており、ジラードは劇中でまさにそのような事態へと陥るに至っている。</ref>。 |
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− | 連邦から[[ヴェイガン]]に[[裏切りイベント|寝返った]]経緯から、キオと同様、連邦とヴェイガン双方の内情を知る人物であるが、キオがヴェイガン側の事情を知っているのに対し、'''自らの個人的復讐しか頭にないジラードの方は、「連邦側の腐敗体質は痛感しても、ヴェイガン側の事情は表面しか知らず、理解もしていない」'''という違いが有る。 | + | 連邦から[[ヴェイガン]]に[[裏切りイベント|寝返った]]経緯から、キオと同様連邦とヴェイガン双方の内情を知る人物であるが、キオがヴェイガン側の事情を知っているのに対し、'''自らの個人的復讐しか頭にないジラードの方は、「連邦側の腐敗体質は痛感しても、ヴェイガン側の事情は表面しか知らず、理解もしていない」'''という違いがある。 |
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| === 劇中の様相 === | | === 劇中の様相 === |
− | 元々は地球側の希少なXラウンダーとして、恋人のジラードと共に新型モビルスーツのテストに参加していたが、増幅装置の試験中に重傷を負った上、ジラードは死亡という悲劇に見舞われる。その後、「この事故が連邦軍上層部によって意図的に起こされたものだった」と知り、当時の上司へとこの事実を報告するも、上層部は「死人に口なし」とばかりにジラードに全ての責任を被せ、さらにレイナも口止めとして二階級特進を打診される。これらの経緯から連邦軍を見限ったレイナは、以後恋人の名である「ジラード」を名乗り、ルナベースに駐屯しロストロウラン攻略に同期して起きたルナベース占拠作戦の際、基地司令の[[アローン・シモンズ]]と共にヴェイガン側へ寝返る事となった(小説版ではその際、事故に関わったとされる将校だけでなく、それとは無関係な兵士達も私刑で殺害している)。
| + | 元々は地球側の希少なXラウンダーとして、恋人のジラードと共に新型モビルスーツのテストに参加していたが、増幅装置の試験中に重傷を負ったうえ、ジラードは死亡という悲劇に見舞われる。その後この事故が連邦軍上層部によって意図的に起こされたものだったと知り、当時の上司へとこの事実を報告するも、上層部は「死人に口なし」とばかりにジラードに全ての責任を被せ、さらにレイナも口止めとして二階級特進を打診される。これらの経緯から連邦軍を見限ったレイナは、以後恋人の名である「ジラード」を名乗り、ルナベースに駐屯しロストロウラン攻略に同期して起きたルナベース占拠作戦の際、基地司令の[[アローン・シモンズ]]と共にヴェイガン側へ寝返ることとなった(小説版ではその際、事故に関わったとされる将校だけでなく、それとは無関係な兵士たちも私刑で殺害している)。 |
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| ルナベース攻防戦において、膠着した戦線を見かねてティエルヴァで出撃。かつての仲間であった連邦の兵士達を自らのXラウンダーの力を行使して平然と手に掛けていき、[[説得]]を試みる[[キオ・アスノ|キオ]]を跳ねつけ戦い続けたが、その最中、かつての事故の際に負った傷が原因でXラウンダー能力が暴走。[[ユニコーンガンダム #特筆機能|居合わせた機体の持つビット兵器とAGE-FXのCファンネル全ての制御を乗っ取り]]無差別に暴れ始める。 | | ルナベース攻防戦において、膠着した戦線を見かねてティエルヴァで出撃。かつての仲間であった連邦の兵士達を自らのXラウンダーの力を行使して平然と手に掛けていき、[[説得]]を試みる[[キオ・アスノ|キオ]]を跳ねつけ戦い続けたが、その最中、かつての事故の際に負った傷が原因でXラウンダー能力が暴走。[[ユニコーンガンダム #特筆機能|居合わせた機体の持つビット兵器とAGE-FXのCファンネル全ての制御を乗っ取り]]無差別に暴れ始める。 |
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| === キャラクターの総評 === | | === キャラクターの総評 === |
− | ジラード・スプリガンは、「'''敵側にフリットと同じような境遇(思い人を奪われ復讐心に憑りつかれる、両軍の事情を知っている等)の人間がいた場合、キオの停戦の訴えがどう響くかを表したキャラクター'''」となっており、恋人を陰謀で奪われたも同然な上に連邦に裏切られた悲しみや怒りに囚われ続けた境遇やその末路から、悲劇的な女性として同情を寄せる視聴者(特に女性の視聴者)も少なくない。
| + | ジラードは「'''敵側にフリットと同じような境遇(思い人を奪われ復讐心に憑りつかれる、両軍の事情を知っているなど)の人間がいた場合、キオの停戦の訴えがどう響くかを表したキャラクター'''」となっており、恋人を陰謀で奪われたも同然な上に連邦に裏切られた悲しみや怒りに囚われ続けた境遇やその末路から、悲劇的な女性として同情を寄せる視聴者(特に女性の視聴者)も少なくない。 |
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− | ただし、単純に復讐だけでなく、「どんな犠牲を払ってでもヴェイガンから地球を守らなければならない」という、歪んだ部分はあっても強固な信念や使命感を持って戦っていたフリットと異なり、ジラードの場合は完全に自らの個人的私怨である上に、ヴェイガンに寝返るだけでなく復讐に全く関係ないかつての連邦軍時代の仲間達を平然と殺していく等、ある意味ではフリット以上に自己中心的で身勝手な人物であったという見方も出来る為、流石に同類扱いしたり感情移入は出来ないという評価も多い。また、そもそもの問題として、ぽっと出のキャラクターである事、第4部のただでさえ厳しい尺を圧迫している事などから、(キャラへの好悪とは別に)必要性を問う声もある。
| + | ただし、単純に復讐だけでなく「どんな犠牲を払ってでもヴェイガンから地球を守らなければならない」という、歪んだ部分はあっても強固な信念や使命感を持って戦っていたフリットと異なり、ジラードの場合は完全に自らの個人的私怨であるうえに、ヴェイガンに寝返るだけでなく復讐に全く関係ないかつての連邦軍時代の仲間達を平然と殺していくなど、ある意味ではフリット以上に自己中心的で身勝手な人物であったという見方もできるため、同類扱いしたり感情移入したりはできないという評価も多い。またそもそもの問題として、ぽっと出のキャラクターであること、第4部のただでさえ厳しい尺を圧迫していることから、キャラへの好悪とは別に必要性を問う声もある。 |
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− | また、その最後も'''自らと似た境遇であるフリットに否定されるも同然の形で撃墜されて死亡する'''等、皮肉な展開となっている。 | + | また、その最後も'''自らと似た境遇であるフリットに否定されるも同然の形で撃墜されて死亡する'''という皮肉な展開となっている。 |
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
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| ;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦BX}} | | ;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦BX}} |
| :初登場作品。担当声優の柚木涼香氏は『[[第3次スーパーロボット大戦Z]]』の[[西条涼音]]役を経て、版権作品のキャラクター役として初参加。 | | :初登場作品。担当声優の柚木涼香氏は『[[第3次スーパーロボット大戦Z]]』の[[西条涼音]]役を経て、版権作品のキャラクター役として初参加。 |
− | :初登場は第7話終了後の分岐選択シナリオデモと早く、序盤の[[月]]ルート第8話、共通ルート第25話での[[スポット参戦]]を経て、第39話で敵として立ちふさがり、発狂する彼女と対峙する事に。 | + | :初登場は第7話終了後の分岐選択シナリオデモと早く、序盤の[[月]]ルート第8話、共通ルート第25話での[[スポット参戦]]を経て、第39話で敵として立ちふさがり、発狂する彼女と対峙することに。 |
− | :普通に進めるとそこで原作通り戦死するが、[[隠し要素/BX#ティエルヴァ&ジラード・スプリガン|隠し要素]]のフラグが成立すればXラウンダー能力の暴走で力を使い果たして気絶して回収され、[[宇宙海賊ビシディアン]]のパイロットという扱いで[[ブライティクス|自軍]]に参加する。ちなみに今回は第39話のクリア時に[[ガンダムAGE-1グランサ]]が参戦する為、原作と異なりフリットと戦う事は無い。仲間になってもひねくれた物言いと好戦的な性格は変わらないが、幾分か前向きな戦闘台詞も見られる。 | + | :普通に進めるとそこで原作通り戦死するが、[[隠し要素/BX#ティエルヴァ&ジラード・スプリガン|隠し要素]]のフラグが成立すればXラウンダー能力の暴走で力を使い果たして気絶して回収され、[[宇宙海賊ビシディアン]]のパイロットという扱いで[[ブライティクス|自軍]]に参加する。ちなみに今回は第39話のクリア時に[[ガンダムAGE-1グランサ]]が参戦するため、原作と異なりフリットと戦うことはない。仲間になってもひねくれた物言いと好戦的な性格は変わらないが、幾分か前向きな戦闘台詞も見られる。 |
− | :キオがガンダムに搭乗する頃に初登場する為、原作よりも出番が大幅に増えており、原作における「ぽっと出で突如裏切る描写不足のキャラクター」という欠点が解消されている。自軍部隊に協力的な立場の人物として描かれており、敵対時には部隊の面々は大きなショックを受ける事となり、[[スパロボ補正|出番が増えた上に交流がきちんと描かれた関係でプレイヤー側もしっかり感情移入できる]]。 | + | :キオがガンダムに搭乗する頃に初登場するため、原作よりも出番が大幅に増えており、原作における「ぽっと出で突如裏切る描写不足のキャラクター」という欠点が解消されている。自軍部隊に協力的な立場の人物として描かれており、敵対時には部隊の面々は大きなショックを受けることとなり、[[スパロボ補正|出番が増えた上に交流がきちんと描かれた関係でプレイヤー側もしっかり感情移入できる]]。 |
| :ちなみに乗機のグラフィックが「右手に盾、左手に武器」という典型的な「裏切り持ち」なのだが、近年では(特にMSは)逆手で武器を扱う機体も少なからずおり、中には本気で[[裏切りイベント|裏切り]]に驚いた原作未視聴者もいたとか。 | | :ちなみに乗機のグラフィックが「右手に盾、左手に武器」という典型的な「裏切り持ち」なのだが、近年では(特にMSは)逆手で武器を扱う機体も少なからずおり、中には本気で[[裏切りイベント|裏切り]]に驚いた原作未視聴者もいたとか。 |
| :『[[機動戦艦ナデシコ|ナデシコ]]』勢、特に[[テンカワ・アキト|アキト]]との絡みが目立つ。ちなみに、生存フラグを満たした際彼女を回収したのは[[ナデシコ]]。 | | :『[[機動戦艦ナデシコ|ナデシコ]]』勢、特に[[テンカワ・アキト|アキト]]との絡みが目立つ。ちなみに、生存フラグを満たした際彼女を回収したのは[[ナデシコ]]。 |
− | :また、'''ジラードの生存には、キオとアキトの[[説得]]および[[戦闘前会話]]回収に加え、[[リオン・榊|リオン]]との戦闘前会話も必須。本作において版権3作品がフラグに絡むのは彼女の生存フラグだけ'''であり、何気に豪華待遇である(2作品+オリジナルなら[[マノン]]がいるが、[[ジョルディ・ボーダー|ジョジョ]]と[[ヨウタ・ヒイラギ|ヨウタ]]の説得はどちらか一方で構わない)。 | + | :また、'''ジラードの生存にはキオとアキトの[[説得]]および[[戦闘前会話]]回収に加え、[[リオン・榊|リオン]]との戦闘前会話も必須。本作において版権3作品がフラグに絡むのは彼女の生存フラグだけ'''であり、何気に豪華待遇である(2作品+オリジナルなら[[マノン]]がいるが、[[ジョルディ・ボーダー|ジョジョ]]と[[ヨウタ・ヒイラギ|ヨウタ]]の説得はどちらか一方で構わない)。 |
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| == パイロットステータス == | | == パイロットステータス == |
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| ;[[スーパーロボット大戦BX|BX]] | | ;[[スーパーロボット大戦BX|BX]] |
| :'''[[集中]]、[[直感]]、[[突撃]]、[[熱血]]、[[かく乱]]''' | | :'''[[集中]]、[[直感]]、[[突撃]]、[[熱血]]、[[かく乱]]''' |
− | :何は無くとも「突撃」が大きい。『AGE』系だとキオやフリットとの相性がいいが、問題はそっちの面だと機体が飛行可能+上位コマンドの「[[強襲]]」が使えるゼハートという対抗馬がいることか。 | + | :何はなくとも「突撃」が大きい。『AGE』系だとキオやフリットとの相性がいいが、問題はそっちの面だと機体が飛行可能+上位コマンドの「[[強襲]]」が使えるゼハートという対抗馬がいることか。 |
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| === [[特殊スキル]] === | | === [[特殊スキル]] === |
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| :同じく連邦とヴェイガンの両方を知る者として対話を呼びかけられるが、拒絶しぶつかり合う。 | | :同じく連邦とヴェイガンの両方を知る者として対話を呼びかけられるが、拒絶しぶつかり合う。 |
| ;[[キャプテン・アッシュ]](アセム・アスノ) | | ;[[キャプテン・アッシュ]](アセム・アスノ) |
− | :原作では無関係だが、漫画『クライマックスヒーロー』では彼はジラードのことを知っており、キオにジラードのことを教えている。が、掲載雑誌の影響か、'''「悪のXラウンダー」'''とあんまりな呼び方をしている。 | + | :原作では無関係だが、漫画『クライマックスヒーロー』ではジラードのことを知っており、キオにジラードのことを教えている。が、掲載雑誌の影響か、'''「悪のXラウンダー」'''とあんまりな呼び方をしている。 |
| :『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』では生存後、[[ブライティクス]]に参加するため「レイナ・スプリガン」として名目上彼の率いる[[宇宙海賊ビシディアン|ビシディアン]]に加入している。 | | :『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』では生存後、[[ブライティクス]]に参加するため「レイナ・スプリガン」として名目上彼の率いる[[宇宙海賊ビシディアン|ビシディアン]]に加入している。 |
− | :ヴェイガンとの決戦でアセムが「キャプテン・アッシュ」として戦う事を改めて誓った際には、自分が「ジラード・スプリガン」と名乗っているのと似た信念を感じ取る。 | + | :ヴェイガンとの決戦でアセムが「キャプテン・アッシュ」として戦うことを改めて誓った際には、自分が「ジラード・スプリガン」と名乗っているのと似た信念を感じ取る。 |
| ;[[フリット・アスノ]] | | ;[[フリット・アスノ]] |
| :最終的には彼に引導を渡された。小説版では彼女を高く買っていた。 | | :最終的には彼に引導を渡された。小説版では彼女を高く買っていた。 |
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| :漫画『クライマックスヒーロー』では、彼に助けられて物語から姿を消す。 | | :漫画『クライマックスヒーロー』では、彼に助けられて物語から姿を消す。 |
| ;[[シャナルア・マレン]] | | ;[[シャナルア・マレン]] |
− | :原作では関わりは無いが、『BX』では共に生存させると、「キオ達を監視につける(実態は付き添い)」という名目で共にビシディアンのパイロットとしての同僚となる。 | + | :原作では関わりはないが、『BX』では共に生存させると、「キオたちを監視につける(実態は付き添い)」という名目で共にビシディアンのパイロットとしての同僚となる。 |
− | :また、ルナベースでの戦いでは同じ連邦軍の裏切り者である事もあり、[[特殊戦闘台詞]]がある。 | + | :また、ルナベースでの戦いでは同じ連邦軍の裏切り者であることから[[特殊戦闘台詞]]がある。 |
| ;[[アローン・シモンズ]] | | ;[[アローン・シモンズ]] |
| :ルナベース司令。寝返り後は実質彼の部下だったが、実はかつてジラードとレイナを巻き込んだ事故を隠蔽した一人。 | | :ルナベース司令。寝返り後は実質彼の部下だったが、実はかつてジラードとレイナを巻き込んだ事故を隠蔽した一人。 |
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| ;連邦の整備士 | | ;連邦の整備士 |
| :地球連邦軍の[[テストパイロット]]時代に、自身とジラードの機体の調整をしていた男性。 | | :地球連邦軍の[[テストパイロット]]時代に、自身とジラードの機体の調整をしていた男性。 |
− | :自分達が巻き込んだモビルスーツのテストの事故の後、意識を取り戻した際に、彼から事故の真実を知る事になった。 | + | :自分達が巻き込んだモビルスーツのテストの事故の後、意識を取り戻した際に、彼から事故の真実を知ることになった。 |
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| == 他作品との人間関係 == | | == 他作品との人間関係 == |
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| :『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』ではカワサキでのボソンジャンプで月に飛んで来た彼を保護監督しており、その際、彼に料理をご馳走になった。[[ガルダ級|ガルダ]]防衛戦で再会した時も、ちょくちょく彼と絡み、[[ミスマル・ユリカ|ユリカ]]にヤキモチを焼かれることも。 | | :『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』ではカワサキでのボソンジャンプで月に飛んで来た彼を保護監督しており、その際、彼に料理をご馳走になった。[[ガルダ級|ガルダ]]防衛戦で再会した時も、ちょくちょく彼と絡み、[[ミスマル・ユリカ|ユリカ]]にヤキモチを焼かれることも。 |
| :Xラウンダー能力暴走の際に生存した場合は、彼の[[説得]]を受け入れる形で自軍に加入し、その後は彼とユリカの仲を見守る場面も。 | | :Xラウンダー能力暴走の際に生存した場合は、彼の[[説得]]を受け入れる形で自軍に加入し、その後は彼とユリカの仲を見守る場面も。 |
− | :アキトから好意を寄せられる点ではナデシコ原作での[[アクア・クリムゾン|アクア]]の立ち位置に近いが、ジラードは現実的な思考であり、己の境遇と似た彼の境遇に同情している側面が強い点でアクアとは異なる。そして、アキト自身とも、(本作では彼が[[劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-|そうなる事]]は無いが)'''「恋人との仲を引き裂かれ、復讐者となった」'''という共通点を持つ。 | + | :アキトから好意を寄せられる点では『ナデシコ』の[[アクア・クリムゾン|アクア]]の立ち位置に近いが、ジラードは現実的な思考であり、己の境遇と似た彼の境遇に同情している側面が強い点でアクアとは異なる。そしてアキト自身とも(本作では彼が[[劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-|そうなること]]はないが)'''「恋人との仲を引き裂かれ、復讐者となった」'''という共通点を持つ。 |
| ;[[リオン・榊]] | | ;[[リオン・榊]] |
− | :『BX』ではルナベースでの対峙時、過去の哀しみを露に狂乱するジラードに対し、同様に哀しい過去を持つ彼から「過去を取り戻す事はできない」と説かれ、反撃される事に。 | + | :『BX』ではルナベースでの対峙時、過去の哀しみを露に狂乱するジラードに対し、同様に哀しい過去を持つ彼から「過去を取り戻す事はできない」と説かれ反撃されることに。 |
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| === [[ガンダムシリーズ]] === | | === [[ガンダムシリーズ]] === |
| ;[[マーサ・ビスト・カーバイン]] | | ;[[マーサ・ビスト・カーバイン]] |
− | :『BX』では、シモンズと結託している彼女の要請に応えて彼女の乗るガルダの救援に向かうが、他者の命を自身の私欲の為に弄ぶ彼女に対し嫌悪感を抱いており、逆に彼女の救援要請を逆手にとって[[ブライティクス]]に加勢しマリーダの救出に協力する。 | + | :『BX』では、シモンズと結託している彼女の要請に応えて彼女の乗るガルダの救援に向かうが、他者の命を自身の私欲のために弄ぶ彼女に対し嫌悪感を抱いており、逆に彼女の救援要請を逆手にとって[[ブライティクス]]に加勢しマリーダの救出に協力する。 |
| ;[[マリーダ・クルス]] | | ;[[マリーダ・クルス]] |
| : | | : |
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| ;「そろそろ気づきなさい! 分かり合いたくない人間もいるって!」 | | ;「そろそろ気づきなさい! 分かり合いたくない人間もいるって!」 |
| :どれだけ攻撃されてもジラードと対話し、分かり合おうとしたキオをこの言葉で拒絶する。 | | :どれだけ攻撃されてもジラードと対話し、分かり合おうとしたキオをこの言葉で拒絶する。 |
− | :[[ハマーン・カーン|「分かり合う」事で]][[アンジェロ・ザウパー|知られたくない事もある]]、という事だろう。 | + | :[[ハマーン・カーン|「分かり合う」ことで]][[アンジェロ・ザウパー|知られたくないこともある]]、ということだろう。 |
| ;「やめてあげても良いわよ……その代わり、あの人を……私に返して……」 | | ;「やめてあげても良いわよ……その代わり、あの人を……私に返して……」 |
| :Xラウンダー能力を暴走させ、戦場を混乱に陥れている最中にジラードを止めようとしたキオに対して。決して心を開かなかったジラードは涙ながらに本音を吐露する。 | | :Xラウンダー能力を暴走させ、戦場を混乱に陥れている最中にジラードを止めようとしたキオに対して。決して心を開かなかったジラードは涙ながらに本音を吐露する。 |
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| === 戦闘台詞 === | | === 戦闘台詞 === |
| ;「私には分かる…あなたは遅かれ早かれ、きっと復讐に取り憑かれるわ」 | | ;「私には分かる…あなたは遅かれ早かれ、きっと復讐に取り憑かれるわ」 |
− | :『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』における、[[テンカワ・アキト|アキト]]との特殊戦闘台詞。[[劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-|彼の未来]]を暗示しているものの、[[世界観/BX|『BX』の世界]]でそれに繋がる可能性は、[[クイーン・フロンティア|否定されている]]はずだが…? | + | :『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』における、[[テンカワ・アキト|アキト]]との特殊戦闘台詞。[[劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-|彼の未来]]を暗示しているものの、[[世界観/BX|『BX』の世界]]でそれに繋がる可能性は[[クイーン・フロンティア|否定されている]]はずだが…? |
| ;「この力は戦いを終わらせるためのもの…生き残るためのもの!」 | | ;「この力は戦いを終わらせるためのもの…生き残るためのもの!」 |
| :『BX』より。[[隠し要素/BX|フラグ]]を満たし、生存した場合の汎用戦闘台詞。上記の台詞とは真逆になっている。 | | :『BX』より。[[隠し要素/BX|フラグ]]を満たし、生存した場合の汎用戦闘台詞。上記の台詞とは真逆になっている。 |
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| :『BX』より。生存した場合のヴェイガンとの[[特殊戦闘台詞]]。かつて[[ヴェイガン]]に与したジラードは、連邦の暗部及び表面的とはいえヴェイガンの事情にも通じている。両方の事情に精通する者が多くない『BX』の世界では、彼女の存在はそれだけで大きい意味を持つ。 | | :『BX』より。生存した場合のヴェイガンとの[[特殊戦闘台詞]]。かつて[[ヴェイガン]]に与したジラードは、連邦の暗部及び表面的とはいえヴェイガンの事情にも通じている。両方の事情に精通する者が多くない『BX』の世界では、彼女の存在はそれだけで大きい意味を持つ。 |
| ;「私は…あの人の分まで生きる!」 | | ;「私は…あの人の分まで生きる!」 |
− | :『BX』より。Tビット使用時の台詞。亡くなったかけがえのない恋人は帰ってくる事は無い。だからこそ、恋人の分まで生きるために、戦いで死ぬわけにはいかない。 | + | :『BX』より。Tビット使用時の台詞。亡くなったかけがえのない恋人は帰ってくることはない。だからこそ、恋人の分まで生きるために、戦いで死ぬわけにはいかない。 |
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| === シナリオデモ === | | === シナリオデモ === |
| ;(あなたはどう生きていくのかしら? ねえ、テンカワ・アキト…) | | ;(あなたはどう生きていくのかしら? ねえ、テンカワ・アキト…) |
| :『BX』第8話宇宙ルート「月面の邂逅」より。アキトを[[ブライティクス|自軍]]に引き渡した後、[[アローン・シモンズ|シモンズ]]との会話中における内心。 | | :『BX』第8話宇宙ルート「月面の邂逅」より。アキトを[[ブライティクス|自軍]]に引き渡した後、[[アローン・シモンズ|シモンズ]]との会話中における内心。 |
− | :シモンズは恋人の仇だが、自らの生きる目的である復讐の為あえて利用している。同じ境遇の彼は何のために生きるのか、彼女は静観する事にする。その出会いが、自分の生きる目的どころか運命を変えるとは知らずに…。 | + | :シモンズは恋人の仇だが、自らの生きる目的である復讐の為あえて利用している。同じ境遇の彼は何のために生きるのか、彼女は静観することにする。その出会いが、自分の生きる目的どころか運命を変えるとは知らずに…。 |
| ;「人の頭を弄り回すのは、今も昔も変わらないわね…」 | | ;「人の頭を弄り回すのは、今も昔も変わらないわね…」 |
| :『BX』第25話「虹を見た日」より。[[ガルダ級超大型輸送機|ガルダ]]防衛戦で[[マリーダ・クルス|マリーダ]]の暴走を止めるべく、ブライティクスに加勢する際に通信を入れて。 | | :『BX』第25話「虹を見た日」より。[[ガルダ級超大型輸送機|ガルダ]]防衛戦で[[マリーダ・クルス|マリーダ]]の暴走を止めるべく、ブライティクスに加勢する際に通信を入れて。 |
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| :恋人を失った事でどうしようもない現実を目の当たりにしたジラード。そんな彼女はアキトの現実を見てもなお「真っ直ぐ」な説得を聞き、何を思ったのだろうか。 | | :恋人を失った事でどうしようもない現実を目の当たりにしたジラード。そんな彼女はアキトの現実を見てもなお「真っ直ぐ」な説得を聞き、何を思ったのだろうか。 |
| ;「まったく…思い出しちゃったじゃない…。あなた達の青臭い綺麗事のせいで…」<br />「でも、今なら…会いに行ける…」<br />「''過去じゃなく現在(いま)を生きる、レイナとして、あなたに…''」 | | ;「まったく…思い出しちゃったじゃない…。あなた達の青臭い綺麗事のせいで…」<br />「でも、今なら…会いに行ける…」<br />「''過去じゃなく現在(いま)を生きる、レイナとして、あなたに…''」 |
− | :同じく第39話より。フラグが立っていなかった場合の最期の台詞。救う事は出来なかったが、[[キオ・アスノ|少年]][[テンカワ・アキト|達]]の想いは確かに届いていた。 | + | :同じく第39話より。フラグが立っていなかった場合の最期の台詞。救うことは出来なかったが、[[キオ・アスノ|キオ]]や[[テンカワ・アキト|アキト]]の想いは確かに届いていた。 |
| :その証拠に最後の台詞の部分ではキャラクター表記が本名の「レイナ」になっている。 | | :その証拠に最後の台詞の部分ではキャラクター表記が本名の「レイナ」になっている。 |
| ;「フ、フフ…それじゃあ美味しい物を食べられそうにないじゃない…」 | | ;「フ、フフ…それじゃあ美味しい物を食べられそうにないじゃない…」 |
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| :まあ確かに、ジラードが食した時は「食べられない事もない」[[レベル]]で、上達も遅いので現状のアキトの腕では美味い物が食べられるのは当分先だろう。 | | :まあ確かに、ジラードが食した時は「食べられない事もない」[[レベル]]で、上達も遅いので現状のアキトの腕では美味い物が食べられるのは当分先だろう。 |
| ;「でも、生きたくなってしまった。もう少し現在(いま)を生きたくなったのよ…」 | | ;「でも、生きたくなってしまった。もう少し現在(いま)を生きたくなったのよ…」 |
− | :『BX』第39話エンドデモより。ビシディアンのパイロットとして参加する事になった際。共に未来を歩むはずだった恋人を失い、その復讐以外は、「生」に対し、空虚になってしまった彼女。しかし、アキトの説得を受け、生きる事を決断した。 | + | :『BX』第39話エンドデモより。ビシディアンのパイロットとして参加する事になった際。共に未来を歩むはずだった恋人を失い、その復讐以外は「生」に対し空虚になってしまった彼女。しかしアキトの説得を受け、生きることを決断した。 |
| ;「世の中は現実で溢れている。けれど、それは悲劇だけとは限らないらしいわよ」 | | ;「世の中は現実で溢れている。けれど、それは悲劇だけとは限らないらしいわよ」 |
| :『BX』真最終話「受け継がれた未来」より。今際の際の[[ジスペル]]に対して。 | | :『BX』真最終話「受け継がれた未来」より。今際の際の[[ジスペル]]に対して。 |