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== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
原作の経緯からか、[[ヤザン・ゲーブル|ヤザン]]と同様に他の勢力に付く事も多い。一方で一応「敵陣営から味方陣営に寝返った人物」であるにも関わらず、自軍加入はおろか生存展開すら用意されていない事がほとんど。
 
原作の経緯からか、[[ヤザン・ゲーブル|ヤザン]]と同様に他の勢力に付く事も多い。一方で一応「敵陣営から味方陣営に寝返った人物」であるにも関わらず、自軍加入はおろか生存展開すら用意されていない事がほとんど。
ただしこれは0083のスパロボ参戦が少なく、ソーシャルゲームやリメイクを除けば第3次α(2005年)にまで遡る、と言う事情もある。そもそも昔のスパロボはガトーに対して非常に好意的な扱いをしていた事もあり、その敵対者であるシーマの立場は弱かった。
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ただしこれは『0083』のスパロボ参戦が少なく、ソーシャルゲームやリメイクを除けば第3次α(2005年)にまで遡る、と言う事情もある。そもそも昔のスパロボはガトーに対して非常に好意的な扱いをしていた事もあり、その敵対者であるシーマの立場は弱かった。
 
シーマの最終登場作である第2次α(2003年)では、後述の通り比較的好意的に描かれていた為、もし再び0083が参戦する事があれば、何らかの救済が行われるかもしれない。
 
シーマの最終登場作である第2次α(2003年)では、後述の通り比較的好意的に描かれていた為、もし再び0083が参戦する事があれば、何らかの救済が行われるかもしれない。
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:意外だろうが、ガトー自身は彼女の後輩に当たり純粋に尊敬と思慕の念を寄せていたとのこと。シーマ側も当初は生真面目ながらも礼儀正しく実直で純粋なガトーに後輩として好印象を抱いていた。
 
:意外だろうが、ガトー自身は彼女の後輩に当たり純粋に尊敬と思慕の念を寄せていたとのこと。シーマ側も当初は生真面目ながらも礼儀正しく実直で純粋なガトーに後輩として好印象を抱いていた。
 
:ところが深く話し込むうちにジオンの理想に傾倒する側面が彼女の前で見せ、自らの美意識に相容れぬ物、つまり『ジオン公国内での汚れ役と言う存在』に対しては露骨な嫌悪を見せる発言を彼女の前でしてしまった。
 
:ところが深く話し込むうちにジオンの理想に傾倒する側面が彼女の前で見せ、自らの美意識に相容れぬ物、つまり『ジオン公国内での汚れ役と言う存在』に対しては露骨な嫌悪を見せる発言を彼女の前でしてしまった。
:一応、彼を擁護しておくと、そもそも『気高きジオン公国がそんな行為する事自体が信じられない』と嘆いていたがシーマ当人にそういった存在が本当に存在していて目の前にいる彼女こそ、そうした行為をした張本人だと彼女から教えられ『お前さんの信じるジオン公国にもそう言った面がある』『物事の他の面も見ないといずれ身を滅ぼす』とガトーを諭すもこれに反発。『私達は綺麗事だけで生きて来た訳じゃない、士官学校出のお坊ちゃんが粋がってるんじゃないよ!!』と一喝。ここからガトー曰く『獅子身中の虫』呼ばわりが始まってしまう。
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:一応、彼を擁護しておくと、そもそも『気高きジオン公国がそんな行為する事自体が信じられない』と嘆いていたがシーマ当人にそういった存在が本当に存在していて目の前にいる彼女こそ、そうした行為をした張本人だと彼女から教えられ『お前さんの信じるジオン公国にもそう言った面がある』『物事の他の面も見ないといずれ身を滅ぼす』とガトーを諭すもこれに反発。『私達は綺麗事だけで生きて来た訳じゃない、士官学校出のお坊ちゃんが粋がってるんじゃないよ!!』と一喝。ここからガトー曰く『獅子身中の虫』呼ばわりが始まってしまう。
 
:しかし完全には尊敬と思慕の念は捨てられなかったようで、その実力については「常勝の武士(もののふ)」と呼び認めていた。図らずもその純粋さを見抜かれ利用された訳である。スパロボでは直接対決の機会がある。
 
:しかし完全には尊敬と思慕の念は捨てられなかったようで、その実力については「常勝の武士(もののふ)」と呼び認めていた。図らずもその純粋さを見抜かれ利用された訳である。スパロボでは直接対決の機会がある。
 
:小説版では本編以上に険悪な関係。特にコロニー落としの終盤に、シーマ艦隊が[[グワデン]]周辺に展開し、動きがおかしいと気づきながらも「'''怖気ついたシーマが、グワデンともども守ってもらおうというのだろう'''」と見下した先入観で決めつけた結果、彼女のクーデターを見逃してしまい、デラーズを失うという失策を招いてしまっている。
 
:小説版では本編以上に険悪な関係。特にコロニー落としの終盤に、シーマ艦隊が[[グワデン]]周辺に展開し、動きがおかしいと気づきながらも「'''怖気ついたシーマが、グワデンともども守ってもらおうというのだろう'''」と見下した先入観で決めつけた結果、彼女のクーデターを見逃してしまい、デラーズを失うという失策を招いてしまっている。
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== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
 
その強烈なキャラクターと声優の真柴摩利氏の熱演もあり、印象に残る台詞はとても多い。
 
その強烈なキャラクターと声優の真柴摩利氏の熱演もあり、印象に残る台詞はとても多い。
=== アニメ本編 ===
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=== 本編 ===
 
;「[[ソロモンの悪夢]]さん、[[ガンダム試作2号機|ガンダム]]かっぱらってやっとお戻りか…通信を!」<br />「前方のムサイ、コロニーの残骸と誤認した。だが、ちょっと間に合わないようだねえ」
 
;「[[ソロモンの悪夢]]さん、[[ガンダム試作2号機|ガンダム]]かっぱらってやっとお戻りか…通信を!」<br />「前方のムサイ、コロニーの残骸と誤認した。だが、ちょっと間に合わないようだねえ」
 
:第5話より。シーマの初登場シーンは、宇宙から上がってきたガトーが乗る[[ムサイ級]]ペール・ギュントに対して巨大なリリー・マルレーンでわざと突っ込むというもの。その後、慌てて回避する[[アナベル・ガトー|ガトー]]達を部下と一緒に嘲笑する。
 
:第5話より。シーマの初登場シーンは、宇宙から上がってきたガトーが乗る[[ムサイ級]]ペール・ギュントに対して巨大なリリー・マルレーンでわざと突っ込むというもの。その後、慌てて回避する[[アナベル・ガトー|ガトー]]達を部下と一緒に嘲笑する。
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:既に連邦側についているにも関わらず、[[母艦]]を攻撃してきた[[コウ・ウラキ|コウ]]に対して。直後にガンダム試作3号機の意表を突く攻撃によりガーベラ・テトラは串刺しとなる。
 
:既に連邦側についているにも関わらず、[[母艦]]を攻撃してきた[[コウ・ウラキ|コウ]]に対して。直後にガンダム試作3号機の意表を突く攻撃によりガーベラ・テトラは串刺しとなる。
   −
=== その他の媒体 ===
+
=== 0083 REBELLION ===
;「私はシーマ・ガラハウ中佐、司令代行だ」<br />デトローフ「が、合点で! シーマ様!」<br />「はぁ!? シーマ中佐と呼べ!」
+
[[漫画]]『機動戦士ガンダム0083 REBELLION』では彼女のキャラクター性が特に大きく取り上げられている。詳細は後述。
:[[ドラマCD]]「宇宙の蜉蝣」より。後のシーマ艦隊の前身となる荒くれ者の海兵で構成された特務艦隊との初顔合わせの場面にて。
+
 
:隊員らの取り纏め役であるデトローフ・コッセルが代表として不慣れな敬語を話しながら出迎えるも、ついつい素のノリが出てしまった彼に様付けされる。当時はまだ真面目な軍人だったためか、比較的凛々しい口調で怒りを露わにしている。
  −
:なお、シーマが率いた艦隊は、一年戦争の最中でいくつも編成された「特殊部隊」の一つで、常に汚れ仕事や危険な任務に従事させられていた。しかし、構成人員は戸籍すら碌に持たない無頼・あぶれ者ばかりを徴用して「海兵」として仕立て上げた寄せ集めで、その実態は使い捨て前提の急造部隊でしかなかったとされる。シーマ艦隊はその地獄を生き延びた精鋭中の精鋭であったが、待っていた現実は最後まで残酷であった。
  −
;「''あ…あたしは、知らなかった……。毒ガスだなんて知らなかったんだよぉぉっ…!''」
  −
:[[プレイステーション2|PS2]]用[[コンピュータゲーム|ソフト]]『ギレンの野望 ジオン独立戦争記』のムービーより。
  −
:このムービーでは、ブリティッシュ作戦に使用する[[スペースコロニー|コロニー]]を制圧するために使用した弾が致死性の毒ガスだと知らなかったことになっている。
  −
;「おめでたいねえ、そんな奇麗事が通ると思ってんだから。でもね…''人は[[正義]]を口にした瞬問から正義じゃなくなるのさ''」
  −
:ドラマCDより。[[コロニー]]の護送にあたっていたコロニー公社の監視船を襲撃した際に制止を呼びかけた公社員に対して。現実の一面を物語る名言である。
  −
:もし[[張五飛|彼]][[騎士ガンダム|ら]][[龍装劉備ガンダム|が]]聞いたらどんな表情をするのだろうか。
   
;「逸脱だと!? アタシらは催眠ガスだと聞かされてコロニーにあれを…あれがG3ガスだったなんてこれっぽっちも聞いちゃいなかったんだ!!」
 
;「逸脱だと!? アタシらは催眠ガスだと聞かされてコロニーにあれを…あれがG3ガスだったなんてこれっぽっちも聞いちゃいなかったんだ!!」
 
;「この手で毒ガスを……あの時コロニーの河から見えた阿鼻叫喚…気が付きゃ大量虐殺を強いられちまってたのさ」
 
;「この手で毒ガスを……あの時コロニーの河から見えた阿鼻叫喚…気が付きゃ大量虐殺を強いられちまってたのさ」
 
;「その後も……軍の汚れ仕事を散々やらされたってのに……その結果がコレかいっ!!」
 
;「その後も……軍の汚れ仕事を散々やらされたってのに……その結果がコレかいっ!!」
 
;「すべて軍が……キサマが命じたことだろうが!! ''アサクラァ!!''」
 
;「すべて軍が……キサマが命じたことだろうが!! ''アサクラァ!!''」
:[[漫画]]『機動戦士ガンダム0083 REBELLION』より。ジオン敗戦直後、[[月]]と[[サイド3]]の間に位置するカラマ・ポイントに逃亡したジオン艦隊が決戦か、再起を待つのかを話し合った会合に参加したシーマ艦隊だが、アクシズ行きを希望したにも関わらずアサクラより「軍律を逸脱し、ジオンの名誉を汚した罪は重い」として脱出を拒否されてしまう。
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:ジオン敗戦直後、[[月]]と[[サイド3]]の間に位置するカラマ・ポイントに逃亡したジオン艦隊が決戦か、再起を待つのかを話し合った会合に参加したシーマ艦隊だが、アクシズ行きを希望したにも関わらずアサクラより「軍律を逸脱し、ジオンの名誉を汚した罪は重い」として脱出を拒否されてしまう。
 
:更に「自分達の始末は自分でつけろ」を言われ、ブチ切れたシーマがゲルググでアサクラの戦艦に突っ込もうとした際の独白。
 
:更に「自分達の始末は自分でつけろ」を言われ、ブチ切れたシーマがゲルググでアサクラの戦艦に突っ込もうとした際の独白。
 
:この様な形でジオンの友軍から見捨てられてしまったため、シーマ艦隊は自分たちの生き残りを図るためには手段を選べなくなってしまったと言える。彼等がジオンの志を失ってしまうのには十分すぎる理由であろう。
 
:この様な形でジオンの友軍から見捨てられてしまったため、シーマ艦隊は自分たちの生き残りを図るためには手段を選べなくなってしまったと言える。彼等がジオンの志を失ってしまうのには十分すぎる理由であろう。
 
:ちなみにアサクラのムサイに突っ込んだが、リック・ドムに乗ったガトーに止められてしまう。
 
:ちなみにアサクラのムサイに突っ込んだが、リック・ドムに乗ったガトーに止められてしまう。
;ガトー「中佐、お気を確かに!」<br>「デラーズ閣下のエースパイロットが、グラナダの海兵に何のご用?」<br>ガトー「早まってはなりません、中佐殿! 軍人としての節度を保っていただきたい!」<br>「そんなお説教、聞いてないし…」<br>ガトー「はあ!?」<br>「軍律を逸脱させられたあたしたちは、戦犯としてさっさと吊るし首でさあね…」<br>ガトー「中佐! 我々は再起を期し、来たるべき時に備えるのです! 大義を生き抜くのです!」<br>「知らねえし、そんなこと…好きにすれば?」<br>ガトー「それが軍人だろうがあぁぁっ!」<br>「育ちが違うんだよおぉぉっ!」
  −
:Blu-ray Boxの特典「宇宙の蜉蝣2」より。アサクラにアクシズ帰還を拒否された怒りの余り、専用ゲルググMでその乗艦に突っ込もうとした際、それを止めたガトーとのやり取り。
  −
:互いの思想と置かれた環境の違いが両者の決定的な軋轢となり、直接的な衝突にまで発展する。この時の諍いが、ガトーがシーマに対して一貫して不信を抱く切っ掛けになったとされている。
  −
:漫画『機動戦士ガンダム0083 REBELLION』でもセリフは違うが、ほぼ同様のやり取りが存在する。
   
;「コッセル―――…見るな…見るな――…見るなぁあぁっ!!!」
 
;「コッセル―――…見るな…見るな――…見るなぁあぁっ!!!」
 
;「無抵抗のコロニーなんだぞ…これが…任務だと――…!?」
 
;「無抵抗のコロニーなんだぞ…これが…任務だと――…!?」
 
;(―これはただの…虐殺だっ―――…)
 
;(―これはただの…虐殺だっ―――…)
:漫画『機動戦士ガンダム0083 REBELLION』でのシーマの夢に出てきたブリディッシュ作戦時の記憶。
+
:シーマの夢に出てきたブリディッシュ作戦時の記憶。
 
:アサクラはジオンに味方しない他のコロニーに見せしめのために「'''暴徒鎮圧用ガス'''」を注入すると説明していたが、コッセルがガスを注入後、しばらくして人々が建物や車から飛び出して次々にバタバタと苦しみながら倒れていく様子を目の当たりにしたため両名ともすぐに「'''G3ガス'''」を騙されて注入してしまった事を悟る。
 
:アサクラはジオンに味方しない他のコロニーに見せしめのために「'''暴徒鎮圧用ガス'''」を注入すると説明していたが、コッセルがガスを注入後、しばらくして人々が建物や車から飛び出して次々にバタバタと苦しみながら倒れていく様子を目の当たりにしたため両名ともすぐに「'''G3ガス'''」を騙されて注入してしまった事を悟る。
 
:この様な形で大量殺戮を強いられたシーマのトラウマは凄まじく、寝る度にこの光景が蘇るため、睡眠嫌いとなっている。
 
:この様な形で大量殺戮を強いられたシーマのトラウマは凄まじく、寝る度にこの光景が蘇るため、睡眠嫌いとなっている。
 
;「フッ、面白い娘だねぇ。案外使えるかもしれないねぇ」
 
;「フッ、面白い娘だねぇ。案外使えるかもしれないねぇ」
:漫画『機動戦士ガンダム0083 REBELLION』より。フォンブラウンでシーマに憧れを抱くジオン残党軍の少女。クララ・ロッジに対して。
+
:[[フォン・ブラウン]]でシーマに憧れを抱くジオン残党軍の少女。クララ・ロッジに対して。
 
:あまりに若すぎるため、「さっさと家に帰れ」と聞く耳すら持たなかったが、自身の髪を切り落として再度入隊を希望したクララに利用価値を見出したのか、特命を彼女に与える。
 
:あまりに若すぎるため、「さっさと家に帰れ」と聞く耳すら持たなかったが、自身の髪を切り落として再度入隊を希望したクララに利用価値を見出したのか、特命を彼女に与える。
 
;「ならはっきりと教えてやるよ。ウチはならず者が寄せ集まった愚連隊だ。お前みたいなションベンくさいガキなんざぁお断りだね」
 
;「ならはっきりと教えてやるよ。ウチはならず者が寄せ集まった愚連隊だ。お前みたいなションベンくさいガキなんざぁお断りだね」
:漫画『機動戦士ガンダム0083 REBELLION』より。シーマ艦隊への入隊を希望し、アナハイムからガーベラ・テトラを受け取ってきたクララ・ロッジに対して。
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:シーマ艦隊への入隊を希望し、アナハイムからガーベラ・テトラを受け取ってきたクララ・ロッジに対して。
 
:利用するだけ、利用して彼女の憧れを侮蔑しているように思えるが、しかし…。
 
:利用するだけ、利用して彼女の憧れを侮蔑しているように思えるが、しかし…。
 
;「ウチへの入隊を許可すりゃお前みたいなガキだろうと、いきなりB級戦犯扱いになっちまうんだ!! 分かってんのかい!?」
 
;「ウチへの入隊を許可すりゃお前みたいなガキだろうと、いきなりB級戦犯扱いになっちまうんだ!! 分かってんのかい!?」
 
;「納得してもと在た所へ帰るんだね」
 
;「納得してもと在た所へ帰るんだね」
:漫画『機動戦士ガンダム0083 REBELLION』より。上記の後にクララのゲルググを戦闘で圧倒した際に。
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:上記の後にクララのゲルググを戦闘で圧倒した際に。
 
:このことから分かるように、シーマ自身は彼女を蔑にしている訳ではなく、自分の部隊に編入される事は即座に'''連邦とジオンの双方から戦犯というレッテルを張られる'''事を意味しているからこその拒絶であり、あくまで'''クララの将来を奪わないため'''である。
 
:このことから分かるように、シーマ自身は彼女を蔑にしている訳ではなく、自分の部隊に編入される事は即座に'''連邦とジオンの双方から戦犯というレッテルを張られる'''事を意味しているからこその拒絶であり、あくまで'''クララの将来を奪わないため'''である。
 
:しかし、クララからは納得されることなく、たまたま連邦から逃亡し遭遇したゲール・ハントのやり取りを経て、海兵見習いとして彼女を受け入れることになる。
 
:しかし、クララからは納得されることなく、たまたま連邦から逃亡し遭遇したゲール・ハントのやり取りを経て、海兵見習いとして彼女を受け入れることになる。
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;「パイロットを目指すのなら覚えておけ。ロートルだろうと新米だろうと―――…ましてや男か女かなんて考えは捨てな!!」
 
;「パイロットを目指すのなら覚えておけ。ロートルだろうと新米だろうと―――…ましてや男か女かなんて考えは捨てな!!」
 
;「パイロットに必要なモノは勝ち残る実力!! それだけだ!!」
 
;「パイロットに必要なモノは勝ち残る実力!! それだけだ!!」
:漫画『機動戦士ガンダム0083 REBELLION』より。一年戦争の開戦直前にシーマが兵学校でパイロット候補生に行った訓示。
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:一年戦争の開戦直前にシーマが兵学校でパイロット候補生に行った訓示。
 
:上層部の裏切りで悲惨な目にあう前であるためか、やや粗暴な口調だが同時にジオン軍将校としての誇りを失ってもおらず、ある意味で本来あるべき彼女の姿だったのかもしれない。
 
:上層部の裏切りで悲惨な目にあう前であるためか、やや粗暴な口調だが同時にジオン軍将校としての誇りを失ってもおらず、ある意味で本来あるべき彼女の姿だったのかもしれない。
 
:この時にクララ・ロッジはシーマへの憧れを強め、シーマ艦隊への配属を希望する様になった事を後にシーマに明かしているが、シーマ自身はあまり覚えていなかった模様。ただし、その事を話したクララに対して、「勝ち残って戻ってこれば正式に海兵隊パイロットとして認める」と約束し、それは果たされる事となる。
 
:この時にクララ・ロッジはシーマへの憧れを強め、シーマ艦隊への配属を希望する様になった事を後にシーマに明かしているが、シーマ自身はあまり覚えていなかった模様。ただし、その事を話したクララに対して、「勝ち残って戻ってこれば正式に海兵隊パイロットとして認める」と約束し、それは果たされる事となる。
 
;「いいえ、バスク大佐」「対等な取引の交渉の為ですわ」
 
;「いいえ、バスク大佐」「対等な取引の交渉の為ですわ」
 
;「ワイアット大将との交渉は残念な結果に終わったので」
 
;「ワイアット大将との交渉は残念な結果に終わったので」
:漫画『機動戦士ガンダム0083 REBELLION』より。アニメ本編では描かれなかったバスクとの内通交渉中の一コマ。
+
:アニメ本編では描かれなかったバスクとの内通交渉中の一コマ。
 
:この時バスクは「命乞いでもしに来たのか?」と侮蔑を顕にするが、そのような安い挑発に動じるシーマではなかった。
 
:この時バスクは「命乞いでもしに来たのか?」と侮蔑を顕にするが、そのような安い挑発に動じるシーマではなかった。
 
;「ふざけるんじゃないよ!! ゲール・ハント!」
 
;「ふざけるんじゃないよ!! ゲール・ハント!」
 
;「あんた!! また一人で降りるつもりかい!! 許さないよあたしは!!」
 
;「あんた!! また一人で降りるつもりかい!! 許さないよあたしは!!」
 
;「ゲール!!」
 
;「ゲール!!」
:漫画『機動戦士ガンダム0083 REBELLION』より。ゲールがデラーズを射殺した後に、グワデンのブリッジに突っ込んできたガトーの[[ノイエ・ジール]]を前にゲールがここで死ぬつもりだと察した際に。
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:ゲールがデラーズを射殺した後に、グワデンのブリッジに突っ込んできたガトーの[[ノイエ・ジール]]を前にゲールがここで死ぬつもりだと察した際に。
 
:本作ではゲールとは元々恋仲だったことが示唆されており、彼が既に死地を見出していた事に激しく反発している。
 
:本作ではゲールとは元々恋仲だったことが示唆されており、彼が既に死地を見出していた事に激しく反発している。
 
;ガトー「何度繰り返そうと無駄だ!!」
 
;ガトー「何度繰り返そうと無駄だ!!」
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;ガトー「!! シーマ!!」
 
;ガトー「!! シーマ!!」
 
;「引導、渡してやるよ!! ガトー」
 
;「引導、渡してやるよ!! ガトー」
:漫画『機動戦士ガンダム0083 REBELLION』より。ガトーのノイエ・ジールと一騎打ちになった際に。[[Iフィールド]]でビームが効かないと分かると、なんとガトーの攻撃を全て躱してクララのゲルググにより与えられたノイエ・ジール右肩の銃創にビーム・マシンガンを突っ込み、被弾させるという凄まじい[[技量]]を見せつけている。
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:ガトーのノイエ・ジールと一騎打ちになった際に。[[Iフィールド]]でビームが効かないと分かると、なんとガトーの攻撃を全て躱してクララのゲルググにより与えられたノイエ・ジール右肩の銃創にビーム・マシンガンを突っ込み、被弾させるという凄まじい[[技量]]を見せつけている。
 
:ガトーも追い詰められて、完全に余裕を失っており、シーマに軍配が上がるかと思われたが、ガトーを庇うべくグラードルのムサイ級巡洋艦「ペール・ギュント」が割り込んだため、なし崩し的に戦闘は痛み分けて終了した。なお、「ペール・ギュント」はこの際にシーマ艦隊の「リリー・マルレーン」の攻撃で撃沈されている。
 
:ガトーも追い詰められて、完全に余裕を失っており、シーマに軍配が上がるかと思われたが、ガトーを庇うべくグラードルのムサイ級巡洋艦「ペール・ギュント」が割り込んだため、なし崩し的に戦闘は痛み分けて終了した。なお、「ペール・ギュント」はこの際にシーマ艦隊の「リリー・マルレーン」の攻撃で撃沈されている。
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=== その他の媒体 ===
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;「私はシーマ・ガラハウ中佐、司令代行だ」<br />デトローフ「が、合点で! シーマ様!」<br />「はぁ!? シーマ中佐と呼べ!」
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:[[ドラマCD]]「宇宙の蜉蝣」より。後のシーマ艦隊の前身となる荒くれ者の海兵で構成された特務艦隊との初顔合わせの場面にて。
 +
:隊員らの取り纏め役であるデトローフ・コッセルが代表として不慣れな敬語を話しながら出迎えるも、ついつい素のノリが出てしまった彼に様付けされる。当時はまだ真面目な軍人だったためか、比較的凛々しい口調で怒りを露わにしている。
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:なお、シーマが率いた艦隊は、一年戦争の最中でいくつも編成された「特殊部隊」の一つで、常に汚れ仕事や危険な任務に従事させられていた。しかし、構成人員は戸籍すら碌に持たない無頼・あぶれ者ばかりを徴用して「海兵」として仕立て上げた寄せ集めで、その実態は使い捨て前提の急造部隊でしかなかったとされる。シーマ艦隊はその地獄を生き延びた精鋭中の精鋭であったが、待っていた現実は最後まで残酷であった。
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;「おめでたいねえ、そんな奇麗事が通ると思ってんだから。でもね…''人は[[正義]]を口にした瞬問から正義じゃなくなるのさ''」
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:ドラマCDより。[[コロニー]]の護送にあたっていたコロニー公社の監視船を襲撃した際に制止を呼びかけた公社員に対して。現実の一面を物語る名言である。
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:もし[[張五飛|彼]][[騎士ガンダム|ら]][[龍装劉備ガンダム|が]]聞いたらどんな表情をするのだろうか。
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;「''あ…あたしは、知らなかった……。毒ガスだなんて知らなかったんだよぉぉっ…!''」
 +
:[[プレイステーション2|PS2]]用[[コンピュータゲーム|ソフト]]『ギレンの野望 ジオン独立戦争記』のムービーより。
 +
:このムービーでは、ブリティッシュ作戦に使用する[[スペースコロニー|コロニー]]を制圧するために使用した弾が致死性の毒ガスだと知らなかったことになっている。
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;ガトー「中佐、お気を確かに!」<br>「デラーズ閣下のエースパイロットが、グラナダの海兵に何のご用?」<br>ガトー「早まってはなりません、中佐殿! 軍人としての節度を保っていただきたい!」<br>「そんなお説教、聞いてないし…」<br>ガトー「はあ!?」<br>「軍律を逸脱させられたあたしたちは、戦犯としてさっさと吊るし首でさあね…」<br>ガトー「中佐! 我々は再起を期し、来たるべき時に備えるのです! 大義を生き抜くのです!」<br>「知らねえし、そんなこと…好きにすれば?」<br>ガトー「それが軍人だろうがあぁぁっ!」<br>「育ちが違うんだよおぉぉっ!」
 +
:Blu-ray Boxの特典「宇宙の蜉蝣2」より。アサクラにアクシズ帰還を拒否された怒りの余り、専用ゲルググMでその乗艦に突っ込もうとした際、それを止めたガトーとのやり取り。
 +
:互いの思想と置かれた環境の違いが両者の決定的な軋轢となり、直接的な衝突にまで発展する。この時の諍いが、ガトーがシーマに対して一貫して不信を抱く切っ掛けになったとされている。
 +
:漫画『機動戦士ガンダム0083 REBELLION』でもセリフは違うが、ほぼ同様のやり取りが存在する。
    
== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
== スパロボシリーズの名台詞 ==
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=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
 +
;「ギガノスも理想家ばかりじゃないって事さ」<br>「…ジオンにもあたしみたいなのがいるみたいにね」
 +
:『[[スーパーロボット大戦A|A]]』宇宙ルート第12話「星の屑の記憶」or「スターダスト・メモリー」より。[[ギガノス帝国|ギガノス]]の軍勢を連れて現れたことを問い質された際、「[[ギルトール]]元帥もスペースノイドの独立を理想とする者のはずだ」と発言したデラーズに対して。組織内の異物同士手を組んだこと自体は確かなのだが、結局は自分の身が可愛いだけの単なる小悪党に過ぎない[[ドルチェノフ]]を自らと同一のように語るのは過度な自嘲である。
 
;(ただの小悪党がどこまでやれるか…見ものだねえ)
 
;(ただの小悪党がどこまでやれるか…見ものだねえ)
:『[[スーパーロボット大戦A|A]]』第24話「夢色の追跡者」or「バーニング・ハート」より。[[ギルトール]]を殺害し[[マイヨ・プラート|マイヨ]]にその罪を擦り付け総統に成り代わった[[ドルチェノフ]]に対し、内心で嘲笑する。
+
:『A』第24話「夢色の追跡者」or「バーニング・ハート」より。ギルトールを殺害し[[マイヨ・プラート|マイヨ]]にその罪を擦り付け総統に成り代わったドルチェノフ]に対し、内心で嘲笑する。
 
;「まさか…こんな…こんなところで!」<br>「しらない…ねえ…」
 
;「まさか…こんな…こんなところで!」<br>「しらない…ねえ…」
 
:同上。[[ロンド・ベル隊]]に挑むも力及ばず敗北した最期の言葉。その今わの際に[[コウ・ウラキ|コウ]]にガトーの居場所を聞かれ、知らないと言い残し爆死した。そんな彼女の末路を、[[クワトロ・バジーナ|クワトロ]]は「裏切り者の末路…過程はどうあれ、結果は皆同じなのかもしれん」と評していた。
 
:同上。[[ロンド・ベル隊]]に挑むも力及ばず敗北した最期の言葉。その今わの際に[[コウ・ウラキ|コウ]]にガトーの居場所を聞かれ、知らないと言い残し爆死した。そんな彼女の末路を、[[クワトロ・バジーナ|クワトロ]]は「裏切り者の末路…過程はどうあれ、結果は皆同じなのかもしれん」と評していた。
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