差分

489 バイト追加 、 2023年1月16日 (月) 13:37
46行目: 46行目:  
同胞である日本人からはブリタニア側についた事により「裏切り者」として、ブリタニア人からは元[[イレヴン]]という理由で軽蔑の対象になっている。その後、[[ユーフェミア・リ・ブリタニア|ユーフェミア]]の[[騎士]]に任命された事でブリタニアに恭順する日本人には希望の象徴になり、ブリタニア人からも一目置かれる存在になっているが、ブリタニアを憎む日本人からは「奴隷の平和だろう! 枢木のやっていることは!」と批判されてもいる。
 
同胞である日本人からはブリタニア側についた事により「裏切り者」として、ブリタニア人からは元[[イレヴン]]という理由で軽蔑の対象になっている。その後、[[ユーフェミア・リ・ブリタニア|ユーフェミア]]の[[騎士]]に任命された事でブリタニアに恭順する日本人には希望の象徴になり、ブリタニア人からも一目置かれる存在になっているが、ブリタニアを憎む日本人からは「奴隷の平和だろう! 枢木のやっていることは!」と批判されてもいる。
   −
ただし、スザクに対する酷評は、突き詰めていくと殆どの日本人が彼の父である日本最後の首相・枢木ゲンブの息子というスザクの血筋や看板を理由にしているケースが多い<ref>従妹の[[皇神楽耶]]も[[ドラマCD]]ではスザクに対して「日本のために立つべき」と主張しているが、それらも首相の息子やキョウト六家の責任から来ていると思われる。つまりは誰も枢木スザクという人間だからではなく「首相の息子」だからと見られる可能性もないとは言い切れない。</ref>。それは本質的に枢木スザクという人間を認知していない証拠にもなっており、そういう意味ではスザクはルルーシュと同等かそれ以上の孤独な立場であるのかもしれない<ref>[[小説|小説版]]では[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ]]を苛めていた日本人の子供が「ブリタニアは日本が怖い」という親の言葉を口にしていたあたり、[[日本]]もE.U.や[[中華連邦]]と違う意味で国民意識などが低下していた可能性がある。</ref>。
+
ただし、スザクに対する酷評は、突き詰めていくと殆どの日本人が彼の父である日本最後の首相・枢木ゲンブの息子というスザクの血筋や看板を理由にしているケースが多い<ref>従妹の[[皇神楽耶]]も[[ドラマCD]]ではスザクに対して「日本のために立つべき」と主張しているが、それらも首相の息子やキョウト六家の責任から来ていると思われる。つまりは誰も枢木スザクという人間だからではなく「首相の息子」だからと見られる可能性もないとは言い切れない。</ref>。それは本質的に枢木スザクという人間を認知していない証拠にもなっており、そういう意味ではスザクはルルーシュと同等かそれ以上の孤独な立場であるのかもしれない。極端且つ悪い言い方をすれば、'''名門の生まれを差し引いても、選挙で選ばれただけの父を言い訳に『首相の息子』という責任を勝手に作って、当時十歳の子供に過ぎなかったスザクにそれを押しつけているというイレヴンの身勝手なエゴ'''ということになる。つまり、本質はルルーシュからの'''都合の良い時に持ち出してくる友達'''と何ら変わらないのである<ref>[[小説|小説版]]では[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ]]を苛めていた日本人の子供が「ブリタニアは日本が怖い」という親の言葉を口にしていたあたり、[[日本]]もE.U.や[[中華連邦]]と違う意味で国民意識などが低下していた可能性がある。</ref>。
    
『R2』では虐殺を引き起こしたユーフェミアの騎士だったという事実から彼女に媚を売って従っていたと誤解され、さらに[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]を皇帝に引き渡して[[ナイトオブラウンズ]]に出世したのでますます日本人からは敵視されるようになり、[[暗殺]]されかかった事もあった。さらに、ナイトオブラウンズへの出世後は非情で手段を選ばない面も見せるようになり、捕虜となったカレンにリフレインを使用してルルーシュがゼロであるのかを吐かせようとした事もあり、本人に自覚は無かったが、ブリタニアの思想に染まりつつあった節が有る。しかし、'''他者から非難されても仕方のない手段を取ってまでもブリタニアで自身の出世を図った理由は、後述の『R2』編での来歴にもあるとおり、[[シャルル・ジ・ブリタニア|ブリタニア皇帝]]から[[エリア11]]を賜って[[日本]]を解放する為であった'''。
 
『R2』では虐殺を引き起こしたユーフェミアの騎士だったという事実から彼女に媚を売って従っていたと誤解され、さらに[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]を皇帝に引き渡して[[ナイトオブラウンズ]]に出世したのでますます日本人からは敵視されるようになり、[[暗殺]]されかかった事もあった。さらに、ナイトオブラウンズへの出世後は非情で手段を選ばない面も見せるようになり、捕虜となったカレンにリフレインを使用してルルーシュがゼロであるのかを吐かせようとした事もあり、本人に自覚は無かったが、ブリタニアの思想に染まりつつあった節が有る。しかし、'''他者から非難されても仕方のない手段を取ってまでもブリタニアで自身の出世を図った理由は、後述の『R2』編での来歴にもあるとおり、[[シャルル・ジ・ブリタニア|ブリタニア皇帝]]から[[エリア11]]を賜って[[日本]]を解放する為であった'''。