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| | スラスター総推力 = 72,030 kg | | | スラスター総推力 = 72,030 kg |
| | 装甲材質 = ネオ・チタニュウム合金 | | | 装甲材質 = ネオ・チタニュウム合金 |
− | | 開発 = [[マリーメイア軍]] | + | | 開発 = 地球統一連合正規軍 → [[OZ]] → [[マリーメイア軍]] |
| | 所属 = [[マリーメイア軍]] | | | 所属 = [[マリーメイア軍]] |
| | 主なパイロット = [[トロワ・バートン]] | | | 主なパイロット = [[トロワ・バートン]] |
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| 「[[黄道十二星座]]」における十三番目のナンバリング「へびつかい座」の名前を有する[[モビルスーツ]]([[#余談]]参照)。 | | 「[[黄道十二星座]]」における十三番目のナンバリング「へびつかい座」の名前を有する[[モビルスーツ]]([[#余談]]参照)。 |
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− | === 開発の経緯 ===
| + | 劇中では[[マリーメイア軍]]の主力機として大量生産され、[[ガンダムタイプ|ガンダム]]を駆る[[Gチーム]]や[[プリベンター]]と死闘を演じる事になる。 |
− | 元々は、地球圏統一連合正規軍が[[モビルドール]]に対抗すべく、「[[L3 X18999 コロニー]]」で設計していた新型量産機で、長年様々な局面で使用されていた汎用性重視のモビルスーツ・[[リーオー]]の発展型として設計された物であったが、A.C.(アフターコロニー)195末期に大戦が終結した結果、試作機だけの製造に留まり、開発は途中放棄されていた。なお、その際のサーペントの型式番号は、「OZ-17MS」である。
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− | しかし、A.C.196に、バートン財団によってX-18999が接収された事で、保管されていた試作機をベースに、新たに[[ガンダムヘビーアームズカスタム|ガンダムヘビーアームズ]]のノウハウが組み込まれ、汎用重モビルスーツとして完成。来るべき決起に向けて、X-18999で大量生産が行われ、一斉蜂起に備えられた。
| + | === 機体概要 === |
| + | A.C.(アフター・コロニー)195年、地球圏統一連合正規軍の軍事力は強大であった反面、モビルスーツに関しては既に[[リーオー]]や[[キャンサー]]のアーリータイプといった旧式化の進んでいた物しか配備されておらず、新型となる[[トラゴス]]や[[エアリーズ]]はモビルスーツの製造を行う[[ロームフェラ財団]]がスポンサーとなっている[[スペシャルズ]]([[OZ]])が独占している状態となっていた。その後、OZとしての本性を露にしたスペシャルズが「オペレーション・デイブレイク」の発動により大規模な反乱を起こし、更にはOZの実権を握ったロームフェラ財団が「オペレーション・ノヴァ」を発動させて新たに無人仕様のモビルスーツである[[モビルドール]]を投入した結果、追い込まれた地球圏統一連合正規軍は対抗策としてL3宙域のコロニーである「[[L3 X18999 コロニー|X18999コロニー]]」で新型の量産機の開発に乗り出す。これが後に「サーペント」と呼称されるモビルスーツであった。 |
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− | === 機体概要 ===
| + | 長年様々な局面で使用されていた汎用性重視のモビルスーツ・リーオーの発展型として設計され、コンセプトも陸戦を重視としているが、最低限の調整を行えば宇宙でも問題なく運用可能で、専用のフライトユニットを装備する等、様々な局面で運用が出来る高い汎用性を備えている。また、リーオーが専用の高機動パックを必要とするのに対し、本機の場合は通常時のバックパックや脚部のスラスターだけでのホバリングが可能となっており、重厚な見た目と裏腹に優れた移動速度と機動力、運動性を発揮する事が可能となっている。更には、装甲に関してもチタニュウム系の改良発展型である「ネオ・チタニュウム合金」が採用されており、これはガンダニュウム合金よりも強度が劣っている反面、それでも同じ重量でチタニュウム合金の約10倍を誇る強度で、生産性に関してはガンダニュウム合金を大きく上回っている等、実戦レベルにおいて非常に優秀な物となっている。これらからも、リーオーのコンセプトを継ぐに相応しい汎用性と生産性を兼ね揃えた重モビルスーツとなっていたのだが、開発段階において地球圏統一連合正規軍は実質的に壊滅してしまい、その後はトレーズ派とデルマイユ派の二派に分かれたOZの内、モビルドールに反感を示していたトレーズ派が開発を引き継ぐ事になっている。その際、[[プラネイトディフェンサー]]を使用する[[ビルゴ]]に対抗すべく固定武装としてマイクロミサイルが追加装備される等、高い攻撃力を備えたモビルスーツとして設計に幾つかの変更が加えられ、「OZ-17MS」の形式番号も与えられたが、ようやく製造段階までに乗り出す中、A.C.195年の12月の「EVE WARS」によって大戦が終結してしまい、結局は試作機数機だけの製造に留まる形で、開発は途中放棄されていた。 |
− | リーオーと同様、主に陸戦を重視としているが、調整を行えば宇宙でも問題なく運用可能。その他にも、専用のフライトユニットを装備するなど様々な局面で運用ができる。
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− | ネオチタニュウム合金を用いた重装甲であるが、脚部のホバリングにより、見た目以上の移動速度と機動力、運動性を発揮する。
| + | だが、大戦終結から約一年間の間、かつて「[[オペレーション・メテオ]]」に関わっていたバートン財団によってX-18999が接収された事で、放棄された試作機を基に新たに[[ガンダムヘビーアームズカスタム|ガンダムヘビーアームズ]]のノウハウも組み込まれた上で完成。新規の傾向武装としてヘビーアームズを参考にしたダブルガトリングガンに、ジェネレーター内臓式のビームキャノンも加えられ、来るべき決起に向けて秘密裏に大量生産が行われた。 |
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− | 携行武装はヘビーアームズを参考にしたダブルガトリングガンやビームキャノン、バズーカ等があり、固定武装であるマイクロミサイルも[[プラネイトディフェンサー]]を使用する[[ビルゴ]]に対抗して装備されたもので高い攻撃力を秘めている。
| + | なお、バートン財団が開発を引き継いだ後は、本機をモビルドールとして運用する事も検討されていたらしく、調査用モビルスーツとして設計変更となった機体が幾つか生産され、名称も異なっている。 |
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| === 劇中での活躍 === | | === 劇中での活躍 === |
− | A.C.196のクリスマス、この機体に使用されたネオ・チタニュウム合金が発見されたことから、[[プリベンター]]がサーペントの存在を確認。しかし時既に遅く、大量生産されていたサーペント部隊は、予定通りに地球へ降下し、大統領府を占拠する事態となった。 | + | A.C.196のクリスマス・イヴ、地球圏統一国家の秘密情報部である[[プリベンター]]がX-18999でネオ・チタニュウム合金を発見した結果、総責任者となる[[レディ・アン]]はこの合金で開発されるサーペントの製造が続行されていた事を把握。しかし時既に遅く、本機を主力にする形で結成されたマリーメイア軍は、地球圏に向けての宣戦布告に乗り出す事になる。宣戦布告後、マリーメイア軍の侵攻を阻止すべくX-18999に乗り込んだ[[ヒイロ・ユイ]]と[[デュオ・マックスウェル]]の二人は、強奪した[[リーオー]]に搭乗して破壊工作に乗り出すも、デュオの搭乗するリーオーの前に、先にマリーメイア軍に潜入して降伏させられた[[トロワ・バートン]]が本機に搭乗。[[デキム・バートン]]に従うふりをする形で、マイクロミサイルで攻撃するよう見せかけて、デュオに逃げ道を作る事になる。 |
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− | Gチームとプリベンターが不殺の戦いをしたために物量差で追い詰めるも本部が攻撃されたことと市民が立ち上がったことでパイロットたちが戦意を喪失。その後、機体は破棄された様子。
| + | その後、資源衛星「MO-III」にて大量のサーペントを積載した輸送船が降下しようとする中、「プリベンター・ウインド」として再び表舞台に現れた[[ゼクス・マーキス]]の駆る[[トールギスIII]]が地球より現れ、輸送機の内の数隻が破壊されるが、デキムが「X-18999を地球に落とす」と脅しを掛けた結果、MO-IIIは破壊されてしまうものの、サーペントを積載する輸送機は予定通りに地球へ降下。パラシュート・パックを搭載した大量のサーペントが大統領府の存在する[[ブリュッセル]]に降下し、大統領府は完全に占拠されてしまう事態となった。 |
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| + | 占拠後は、ブリュッセルにまで乗り込んできたプリベンターに所属するゼクスのトールギスIII、[[ルクレツィア・ノイン]]の[[トーラス]]と交戦。更には宇宙より駆けつけて来たデュオの[[ガンダムデスサイズヘルカスタム|ガンダムデスサイズヘル]]、トロワのガンダムヘビーアームズ、[[カトル・ラバーバ・ウィナー]]の[[ガンダムサンドロックカスタム|ガンダムサンドロック]]とも激戦を繰り広げる事になるが、Gチームとプリベンターが不殺の戦いをした事やガンダムが満足な整備をされていなかった事もあってか、徐々に物量による圧倒的な火力で追い詰めていく事になる。だが、そこに現れた[[ウイングガンダムゼロカスタム|ウイングガンダムゼロ]]によって、シェルターで防備されていた大統領府が最大出力のツインバスターライフルによる直接攻撃が行われ、それを阻止すべく迎撃するが、その勢いを止められないまま大統領府は陥落。更にそこへ、[[ドロシー・カタロニア]]に先導された市民達が立ち上がった結果、サーペントに搭乗していたパイロット達は戦意を喪失してしまい、戦いは終結した。 |
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| + | その後、劇中の様子からも機体は破棄された事が伺われる。 |
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| == 登場作品と操縦者 == | | == 登場作品と操縦者 == |
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| ;[[ガンダムヘビーアームズカスタム]] | | ;[[ガンダムヘビーアームズカスタム]] |
| :デキム一派がデータを持っていたガンダム。大火力の[[ウイングガンダム|ウイング]]や[[ガンダムデスサイズヘル|接近戦]][[ガンダムサンドロック改|向けの]][[アルトロンガンダム|他3機]]より武装が量産向けな機体でもある。 | | :デキム一派がデータを持っていたガンダム。大火力の[[ウイングガンダム|ウイング]]や[[ガンダムデスサイズヘル|接近戦]][[ガンダムサンドロック改|向けの]][[アルトロンガンダム|他3機]]より武装が量産向けな機体でもある。 |
| + | ;キャプリコーン |
| + | :サーペントをベースに、[[ヴァイエイト]]や[[メリクリウス]]のデータも加える形で試験・調査用モビルスーツとして開発された機体。こちらはモビルドールとしても運用可能で、名称はトラゴスと同じく黄道十二宮星座の「やぎ座」に因んでいる。 |
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| == 余談 == | | == 余談 == |