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| 羽々斬への搭乗後も機体を使いこなすために並々ならぬ努力を続け、Aフォースの中でも中核の戦力として成長していく。しかし、実は羽々斬は搭乗者の命を吸って稼働する動力源、[[セレスチアル・リアクター]]を核とした非常に危険なマシンであり、負担を圧して搭乗を続けた結果、彼の体調は加速度的に悪化。最終的には機体に命を吸われながらも、乗り続けなければ逆に命を失ってしまうという非常に危険な共生関係に陥ってしまう。 | | 羽々斬への搭乗後も機体を使いこなすために並々ならぬ努力を続け、Aフォースの中でも中核の戦力として成長していく。しかし、実は羽々斬は搭乗者の命を吸って稼働する動力源、[[セレスチアル・リアクター]]を核とした非常に危険なマシンであり、負担を圧して搭乗を続けた結果、彼の体調は加速度的に悪化。最終的には機体に命を吸われながらも、乗り続けなければ逆に命を失ってしまうという非常に危険な共生関係に陥ってしまう。 |
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− | それと同時に、セレスチアルリアクターを通じて彼は人の領域を超えた世界へと足を踏み入れることにもなり、単体では綾人及び[[真聖ラーゼフォン]]と並んで唯一、破壊の化身となったユキムラに対抗し得る力を持つことになる。最終決戦にて[[シュウイチロウ・ユキムラ|ユキムラ]]との激しい死闘の末、[[Aフォース]]のメンバーが全員満身創痍となって動けなくなる中、「破滅の波導」の第2射によって全てを無に帰さんとする[[シュウイチロウ・ユキムラ|ユキムラ]]に[[特攻]]し、'''相討ちとなって死亡した'''。その後は綾人・遥と同様、「時の観測者」の力によって、最終決戦にて同様に戦死した[[バレンティナ・レアニカ|バレンティナ]]と共に元いた世界への転生を選択した。なお、彼らが死亡してから転生までいくらかの期間が空いていることがEDで述べられているが、時の観測者たる存在が転生の選択時期をずらした理由は明確になっていない。 | + | それと同時に、セレスチアルリアクターを通じて彼は人の領域を超えた世界へと足を踏み入れることにもなり、単体では綾人及び[[真聖ラーゼフォン]]と並んで唯一、破壊の化身となったユキムラに対抗し得る力を持つことになる。最終決戦にて[[シュウイチロウ・ユキムラ|ユキムラ]]との激しい死闘の末、[[Aフォース]]のメンバーが全員満身創痍となって動けなくなる中、「破滅の波導」の第2射によって全てを無に帰さんとする[[シュウイチロウ・ユキムラ|ユキムラ]]に[[特攻]]し、'''相討ちとなって死亡した'''。その後は綾人・遥と同様、「時の観測者」の力によって、最終決戦にて同様に戦死した[[バレンティナ・レアニカ|バレンティナ]]と共に元いた世界への帰還を選択した。なお、彼らが死亡してから帰還まで四ヶ月の期間が空いていることがEDで述べられているが、時の観測者たる存在が帰還の選択時期をずらした理由は明確になっていない。 |
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
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| ;「させない…! させる…もんかっ!!」<br />「終わらせるために…! その為に羽々斬があるのなら…!!」<br />「僕は…っ!'''貴様の存在を消し去る!!'''」 | | ;「させない…! させる…もんかっ!!」<br />「終わらせるために…! その為に羽々斬があるのなら…!!」<br />「僕は…っ!'''貴様の存在を消し去る!!'''」 |
| :壮絶な最終決戦の果て、[[オリジン・ユニット]]が完全に繋がった[[アゾエーブ]]が、ユキムラが今度こそ全てを消し去らんと「破滅の波導」の第2射を放たんとした時、ケイジが自身の存在そのものを賭けて、ユキムラを、アゾエーブを討つ。そして、ケイジとユキムラは、共に世界から「消滅」した…。 | | :壮絶な最終決戦の果て、[[オリジン・ユニット]]が完全に繋がった[[アゾエーブ]]が、ユキムラが今度こそ全てを消し去らんと「破滅の波導」の第2射を放たんとした時、ケイジが自身の存在そのものを賭けて、ユキムラを、アゾエーブを討つ。そして、ケイジとユキムラは、共に世界から「消滅」した…。 |
| + | ;「綾人君や遙さんは共通の過去を隔てられ、奪われたんだ。だから、それを取り戻しに行った…。でも、僕は違う。戦争の無かった世界へ行ったとしても、そこにいるのは…僕じゃない」<BR>「違うんだ。その世界の僕は…きっと中尉と…バレンティナと出会っていない」<BR>「分かったんだ…本当に。僕の事を気遣ってくれる人が…僕の事を思ってくれる大切な人が…僕が守りたい人がいる世界…。…僕はそこへ帰りたい。僕がただのケイジ・タチバナじゃなく、スカーフェイス・キッドでもある世界へ」<BR>「だから、一緒に踏み出そう。バレンティナ。僕達の道を。僕達の明日の一歩を」 |
| + | :本編のラストシーン。ケイジとバレンティナは時の狭間にて、かつて[[真聖ラーゼフォン]]であった「時の観測者」の導きを受け、ほんの少しでも可能性があったどんな世界へも行けると言われるが、かつて語った「別の人生」を歩むことを望まず元の世界へ二人で帰還することを選択する。 |
| ;ケイジ「本当だ……聞こえるね」<BR/>バレンティナ「ええ、聞こえるわ……歌声が……」 | | ;ケイジ「本当だ……聞こえるね」<BR/>バレンティナ「ええ、聞こえるわ……歌声が……」 |
− | :本編のラストシーン。時の狭間にて、かつて[[真聖ラーゼフォン]]であった「時の観測者」の導きを受け、元の世界への帰還を選択したケイジとバレンティナ。二人の耳に聞こえてきたのは、いつか聞いた「まだ見ぬ明日の歌」。光に包まれる世界の中で、ケイジの物語は幕を閉じる。 | + | :そして二人の耳に聞こえてきたのは、いつか聞いた「まだ見ぬ明日の歌」。光に包まれる世界の中で、ケイジの物語は幕を閉じる。 |
| :この後、バックに流れる「まだ見ぬ明日の歌」をBGMにキャストロールが始まるのだが、その後に待っているのは'''不協和音と名高い「Delete」をBGMとしたスタッフロール。'''この落差に肩すかしを食わされたユーザーも多いとか。 | | :この後、バックに流れる「まだ見ぬ明日の歌」をBGMにキャストロールが始まるのだが、その後に待っているのは'''不協和音と名高い「Delete」をBGMとしたスタッフロール。'''この落差に肩すかしを食わされたユーザーも多いとか。 |
| :ちなみにこの落差については、「まだ見ぬ明日の歌」はケイジ視点、「Delete」は消滅したユキムラ視点のエンディングだからではないか、と言われている。 | | :ちなみにこの落差については、「まだ見ぬ明日の歌」はケイジ視点、「Delete」は消滅したユキムラ視点のエンディングだからではないか、と言われている。 |
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| == 余談 == | | == 余談 == |
− | *上記の通りその不幸度はかなりのもので、彼と同じく不幸主人公の呼び声高い[[セツコ・オハラ|セツコ]]に勝るとも劣らない。両者には「幼い頃に戦災孤児になった」「機体に命を吸われていく」「ラスボスに[[特攻]]する」など、共通点が多い。更にケイジはセツコと違い、(EDにて転生するとはいえ)本当に死亡してしまう。当時の[[バンプレストオリジナル]][[主人公]]キャラクターで、'''主人公を務めた作品で死亡したのはケイジただ一人だった'''(一応、[[ラミア・ラヴレス|ラミア]]や[[アクセル・アルマー|アクセル]]も主人公を務めた作品で死亡しているが、それはライバルキャラとなった場合である。また、前日談もしくは後日談で死んでしまった主人公としては[[シュウ・シラカワ|シュウ]]と[[イングラム・プリスケン|イングラム]]がいる)。 | + | *上記の通りその不幸度はかなりのもので、彼と同じく不幸主人公の呼び声高い[[セツコ・オハラ|セツコ]]に勝るとも劣らない。両者には「幼い頃に戦災孤児になった」「機体に命を吸われていく」「ラスボスに[[特攻]]する」など、共通点が多い。更にケイジはセツコと違い、(EDにて帰還するとはいえ)本当に死亡してしまう。当時の[[バンプレストオリジナル]][[主人公]]キャラクターで、'''主人公を務めた作品で死亡したのはケイジただ一人だった'''(一応、[[ラミア・ラヴレス|ラミア]]や[[アクセル・アルマー|アクセル]]も主人公を務めた作品で死亡しているが、それはライバルキャラとなった場合である。また、前日談もしくは後日談で死んでしまった主人公としては[[シュウ・シラカワ|シュウ]]と[[イングラム・プリスケン|イングラム]]がいる)。 |
| **その後、『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』の主人公[[イヌイ・アサヒ]]が、ケイジのようにラストボスの[[オウラ]]との最終決戦にて自身の命と引き換えに倒して死亡した。 | | **その後、『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』の主人公[[イヌイ・アサヒ]]が、ケイジのようにラストボスの[[オウラ]]との最終決戦にて自身の命と引き換えに倒して死亡した。 |
| *彼を演じた泰勇気氏は『[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ]]』の主人公の一人である[[クォヴレー・ゴードン]]を演じている。スパロボシリーズではオリジナルキャラを二役掛け持つ事も珍しくないが、主人公キャラを二役演じているのは前例がないパターンであり、稀な例と言える。 | | *彼を演じた泰勇気氏は『[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ]]』の主人公の一人である[[クォヴレー・ゴードン]]を演じている。スパロボシリーズではオリジナルキャラを二役掛け持つ事も珍しくないが、主人公キャラを二役演じているのは前例がないパターンであり、稀な例と言える。 |