銀河の滅びを防ぐために戦いは不可欠であるという考え方は、彼女らにとっては否定のしようがない公理であったようで、数千年の時を生きる彼女らにとっては或いはそれが真実であったのかもしれない。しかしそれはあまりにマクロな視点からの物言いであり、戦乱を起こし多くの生命体を犠牲にし、さらにそれを必然として気にもかけない考え方は、個々の[[地球]]人類というミクロな生命体を労わる視点を完全に切り捨てるものであって、地球人類には到底受け入れられないものであることもまた当然であった。 | 銀河の滅びを防ぐために戦いは不可欠であるという考え方は、彼女らにとっては否定のしようがない公理であったようで、数千年の時を生きる彼女らにとっては或いはそれが真実であったのかもしれない。しかしそれはあまりにマクロな視点からの物言いであり、戦乱を起こし多くの生命体を犠牲にし、さらにそれを必然として気にもかけない考え方は、個々の[[地球]]人類というミクロな生命体を労わる視点を完全に切り捨てるものであって、地球人類には到底受け入れられないものであることもまた当然であった。 |