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:上官。メーカーと癒着する腐敗ぶりに内心軽蔑していた。しかし、そんな上司だとしてもリー自身は部下には「上官の命令は絶対」と散々主張しているので、プレーヤーにはご都合主義と揶揄される(後述)。
 
:上官。メーカーと癒着する腐敗ぶりに内心軽蔑していた。しかし、そんな上司だとしてもリー自身は部下には「上官の命令は絶対」と散々主張しているので、プレーヤーにはご都合主義と揶揄される(後述)。
 
;[[ヴィンデル・マウザー]]
 
;[[ヴィンデル・マウザー]]
:彼の理想に賛同して配下に加わる。しかし、ヴィンデルにとってリーはあくまで駒の一つでしかなかった。人を駒としてしか見ない組織こそリーが理想としていた軍隊ではあるのだが、シャドウミラー側はリー自身の目的などあまり理解しておらず、結果的にリーは方法の為に目的を忘れた形になった。ちなみにジ・インスペクターではリーの代わりに彼がダイテツを討ち取っている。
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:彼の理想に賛同して配下に加わる。しかし、ヴィンデルにとってリーはあくまで駒の一つでしかなかった。人を駒としてしか見ない組織こそリーが理想としていた軍隊ではあるのだが、シャドウミラー側はリー自身の目的などあまり理解しておらず、結果的にリーは手段の為に目的を忘れた形になった。もっともリーにとっても不甲斐ない連邦軍を抜け出したかったという側面もあり、ヴィンデルの理想を有耶無耶に受け入れた側面が強い。
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:ちなみに『ジ・インスペクター』ではリーの代わりに彼がダイテツを討ち取っている。
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;[[エキドナ・イーサッキ]]
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:彼女の策略に嵌められて、シロガネ諸共シャドウミラーに捕らえられる。その後ヴィンデルに篭絡されることになった。
 
;[[イングラム・プリスケン]]
 
;[[イングラム・プリスケン]]
 
:直接面識はないが、彼の裏切り行為のために家族を失ってしまい、リーはハガネに不信感と恨みを抱くとともに、異星人を倒すことに執念を燃やすことになる。無論彼の真意など知る由もなかった。
 
:直接面識はないが、彼の裏切り行為のために家族を失ってしまい、リーはハガネに不信感と恨みを抱くとともに、異星人を倒すことに執念を燃やすことになる。無論彼の真意など知る由もなかった。
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:上層部からシロガネをDC追撃任務から外す旨を宣告されて苛立つモノローグ。「家族の仇を取る」ということを考える余り、「上官の命令は絶対である」という持論を見失いつつあることを彼は自覚していなかった。ここから彼の歯車は狂い始めることとなる。
 
:上層部からシロガネをDC追撃任務から外す旨を宣告されて苛立つモノローグ。「家族の仇を取る」ということを考える余り、「上官の命令は絶対である」という持論を見失いつつあることを彼は自覚していなかった。ここから彼の歯車は狂い始めることとなる。
 
;「上官侮辱と受け取っておくぞ」<br />「ええい!この役立たずが!」
 
;「上官侮辱と受け取っておくぞ」<br />「ええい!この役立たずが!」
:基地防衛に対し「基地のど真ん中に居座り艦を動かさない」という対応を非難されての一言。後者は作戦失敗時の台詞。しかしながらリーは内心ケネスを散々嫌っている現状で'''自分は平然と上官侮辱をしているのに自身に対する上官侮辱は許せない'''という虫の良い思想が露見した台詞である。
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:基地防衛に対し「基地のど真ん中に居座り艦を動かさない」という対応を[[カチーナ・タラスク|カチーナ]]に非難されての一言。後者は作戦失敗時の台詞。しかしながらリーは内心ケネスを散々嫌っている現状で'''自分は平然と上官侮辱をしているのに自身に対する上官侮辱は許せない'''という虫の良い思想が露見した台詞である。
 
:後者に至っては自分の判断ミスを棚上げした台詞である。
 
:後者に至っては自分の判断ミスを棚上げした台詞である。
 
;「貴様の意見など聞いていない。見ての通り、アラド・バランガはノイエDCのスパイだった」<br />「故にここで奴を処分する」<br />リュウセイ「なっ……!」<br />ブリット「中佐、本気でそんなこと言ってるんですか!?」<br />「そうだ、……まったく、貴様らの考えの甘さには虫酸が走る。この状況下で、敵からの離反者を偵察に出すなどと……」<br />カチーナ「ケッ!虫酸が走るのはてめえの頭の堅さの方だぜ!!」<br />「あの状況を把握できぬものが何を言うか。現にアラド・バランガは自ら通信を断ったのだぞ」
 
;「貴様の意見など聞いていない。見ての通り、アラド・バランガはノイエDCのスパイだった」<br />「故にここで奴を処分する」<br />リュウセイ「なっ……!」<br />ブリット「中佐、本気でそんなこと言ってるんですか!?」<br />「そうだ、……まったく、貴様らの考えの甘さには虫酸が走る。この状況下で、敵からの離反者を偵察に出すなどと……」<br />カチーナ「ケッ!虫酸が走るのはてめえの頭の堅さの方だぜ!!」<br />「あの状況を把握できぬものが何を言うか。現にアラド・バランガは自ら通信を断ったのだぞ」
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:リーの語る理想の兵士像。人間味に欠けるも軍隊という組織論において一理ある思想だが、前述の台詞に続き軍を裏切った者が言える立場ではないだろう。かつて部下に対して言い放った''「上官の命令には絶対服従するのが軍隊の大原則」''を守っていない事に気付いていないのだろうか。
 
:リーの語る理想の兵士像。人間味に欠けるも軍隊という組織論において一理ある思想だが、前述の台詞に続き軍を裏切った者が言える立場ではないだろう。かつて部下に対して言い放った''「上官の命令には絶対服従するのが軍隊の大原則」''を守っていない事に気付いていないのだろうか。
 
:建前上は上下関係の厳しさや徹底した規律を叫んでいたリーだが、この台詞も踏まえると結局のところ自分の指示に従順な部下が欲しかっただけなのかもしれない。
 
:建前上は上下関係の厳しさや徹底した規律を叫んでいたリーだが、この台詞も踏まえると結局のところ自分の指示に従順な部下が欲しかっただけなのかもしれない。
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;「それが最強の軍隊を作るために必要だと言うのであれば」<br />「闘争の時代を経て、人類が真の強者に成長し…この地球と共に揺るぎない存在となるのであれば、やむを得ないと思っている」
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:「武神装攻ダイセンガー」にて、[[インスペクター]]と結託することを問われて。リーにとっては異星人は妻と両親の仇であり憎むべき存在だったが、'''「最強の軍隊を作るために異星人と結託する」'''という、ヴィンデルの「自分が闘っていられる日常が実現するなら地球が異星人に占領されようが構わない」という本末転倒な思想に毒された形となってしまった。
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:なおこの後、ヴィンデルに対してインスペクターの利用価値が無くなれば切り捨てるようにと提言していたが、[[アクセル・アルマー|アクセル]]から内心「お前にも同じことが言えるがな」と思われており、自身が単なる手駒として利用されていることには気づいていなかったようである。
 
;「貴様等の反抗的な態度には虫酸が走る・・・!」
 
;「貴様等の反抗的な態度には虫酸が走る・・・!」
 
:離反後の[[ATXチーム]]相手に発する特殊戦闘台詞。反りの合わなかった部下だけあって相当腹に据えかねていたのだろう。もっともリー自身裏切りという軍に対する反抗的な態度をとっているのだから人のことを言える立場ではない。
 
:離反後の[[ATXチーム]]相手に発する特殊戦闘台詞。反りの合わなかった部下だけあって相当腹に据えかねていたのだろう。もっともリー自身裏切りという軍に対する反抗的な態度をとっているのだから人のことを言える立場ではない。
 
;「ふん……ナンバー2と特別措置で艦長になっただけの女が私に勝てると思っているのか!」
 
;「ふん……ナンバー2と特別措置で艦長になっただけの女が私に勝てると思っているのか!」
 
:「己が信じるもののために」にて。前者はテツヤ、後者はレフィーナを指している。しかしDC戦争やL5戦役を戦い抜いたテツヤ&レフィーナと、時に理論が先行気味になってしまうリーとでは実力に差が生じていた。
 
:「己が信じるもののために」にて。前者はテツヤ、後者はレフィーナを指している。しかしDC戦争やL5戦役を戦い抜いたテツヤ&レフィーナと、時に理論が先行気味になってしまうリーとでは実力に差が生じていた。
;「馬鹿なことを言うな! 私が貴様などに敗北するものか! ナンバー2の貴様などに! 艦首をクロガネに向けろ! 何としてもあの艦を沈めるのだ!!」
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;「ぐううっ!! まだだ! まだ終わらん!! 奴らに負けるわけにはいかんのだ! 奴らでは地球を守れんのだ!!」<br />「馬鹿なことを言うな! 私が貴様などに敗北するものか! ナンバー2の貴様などに! 艦首をクロガネに向けろ! 何としてもあの艦を沈めるのだ!!」
:「己が信じるもののために」にて。己が「ナンバー2」と見下したテツヤに不利な状況に置かれた焦りなのか、クロガネに特攻するという命令を下してしまう。
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:「己が信じるもののために」にて。「奴らでは地球を守れんのだ!!」などと言っているが、自身はその地球に危害を加えている異星人に加担している事を完全に棚に上げている台詞である。
:無論、クロガネの艦首にはドリルが装着されており、あっさり返り討ちにあったのは言うまでもない。
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:そして己が「ナンバー2」と見下したテツヤに不利な状況に置かれた焦りなのか、クロガネに特攻するという命令を下してしまう。無論、クロガネの艦首にはドリルが装着されており、あっさり返り討ちにあったのは言うまでもない。
 
;「ヴィンデル大佐の理想を! 最強の軍隊を! 貴様などに潰させるものか!」
 
;「ヴィンデル大佐の理想を! 最強の軍隊を! 貴様などに潰させるものか!」
:上記の台詞に続きウィンデルに全てを捧げたとも言える台詞。「異星人を倒す」という目的を果たせないことに業を煮やして「軍隊を裏切った」だけでなくいつしか彼自身の目的とは逆の言動・・・即ち「ヴィンデルを介する形とはいえ'''倒すべきはずの異星人と結託している'''」という判断を取っていた。
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:上記の台詞に続きヴィンデルに全てを捧げたとも言える台詞。「異星人を倒す」という目的を果たせないことに業を煮やして「軍隊を裏切った」だけでなくいつしか彼自身の目的とは逆の言動・・・即ち「ヴィンデルを介する形とはいえ'''倒すべきはずの異星人と結託している'''」という判断を取っていた。
 
:そして敗北後、本末転倒な言動であったことをテツヤに指摘されてしまうも、その時リーは心底心苦しそうな表情を浮かべていたこともあり、この時まで本来の目的を忘れ、'''地球圏防衛及び異星人撃退の理念とは真逆の言動に走っていた事に気がつかなかった。'''自分勝手な言動といい判断ミスといい、本当にパーフェクトだったのだろうか。
 
:そして敗北後、本末転倒な言動であったことをテツヤに指摘されてしまうも、その時リーは心底心苦しそうな表情を浮かべていたこともあり、この時まで本来の目的を忘れ、'''地球圏防衛及び異星人撃退の理念とは真逆の言動に走っていた事に気がつかなかった。'''自分勝手な言動といい判断ミスといい、本当にパーフェクトだったのだろうか。
 
:OG2では今作で話が終わる為、最後までパーフェクトと呼ばれた割にはお粗末な言動だけで終わったものの、OGSではまだ話が続くため、この件以降少しは人間的な成長が見受けられるようになる。
 
:OG2では今作で話が終わる為、最後までパーフェクトと呼ばれた割にはお粗末な言動だけで終わったものの、OGSではまだ話が続くため、この件以降少しは人間的な成長が見受けられるようになる。