差分
→その他
:タカラの刊行していた模型誌『デュアルマガジン』のタイアップ企画を発端とする、伸童舎企画による[[小説]]作品。執筆担当は後に『ビッグバトル』の脚本も手がけるはままさのり氏で、1985年から1987年にかけて発表された。全4巻。
:タカラの刊行していた模型誌『デュアルマガジン』のタイアップ企画を発端とする、伸童舎企画による[[小説]]作品。執筆担当は後に『ビッグバトル』の脚本も手がけるはままさのり氏で、1985年から1987年にかけて発表された。全4巻。
:『ボトムズ』の世界観に基づき最初は[[バトリング]]を中心として書かれたが、好評を受けて物語が進行する内に、設定やメカデザインが次第に世界観から逸脱していった(現に[[黒歴史|当作品で創作された設定や世界観の殆どは後のボトムズシリーズ本編には反映されていない]])<ref>『野望のルーツ』に主人公らしき人物がカメオ出演している程度。</ref>ことでも知られている。
:『ボトムズ』の世界観に基づき最初は[[バトリング]]を中心として書かれたが、好評を受けて物語が進行する内に、設定やメカデザインが次第に世界観から逸脱していった(現に[[黒歴史|当作品で創作された設定や世界観の殆どは後のボトムズシリーズ本編には反映されていない]])<ref>『野望のルーツ』に主人公らしき人物がカメオ出演している程度。</ref>ことでも知られている。
:その最もたるものが本作のオリジナル機体である、総てのATの始祖という驚愕のバックボーンを有する究極のAT「レグジオネータ」の存在と、それを倒すために生まれたやはり本作オリジナル機体である最強のAT「ベルゼルガ テスタロッサ」のあまりにスーパーロボット然とした性能と戦闘描写であり、更にレグジオネータが執筆者のはま氏のオリジナルで「ボトムズシリーズ」とは無関係の小説作品『兇兵器ヴァン・ヴィール』へと無断転用された事もあって、作品の評価を大きく分けている要因となっている。
:その最もたるものが本作のオリジナル機体である、総てのATの始祖という驚愕のバックボーンを有する究極のAT「レグジオネータ」の存在と、それを倒すために生まれたやはり本作オリジナル機体である最強のAT「ベルゼルガ テスタロッサ」のあまりにスーパーロボット然とした性能と戦闘描写であり、更にレグジオネータが執筆者のはま氏のオリジナルで「ボトムズシリーズ」とは無関係の小説作品『兇兵器ヴァン・ヴィール』へと無断転用された事もあって、作品の評価を大きく分けている要因となっている。
:ただし、[[スタッフ:藤田一巳|藤田一巳]]・[[スタッフ:伊東岳彦|幡池裕行]]両氏のデザインした本作オリジナルのAT群<ref>なお各ATには複数の形態がある。これは元々の模型誌で藤田氏がデザインしたATを小説では幡池氏が全く別のデザインで挿絵として描き、さらに藤田氏が『ホビージャパン』のムック向けに幡池氏のイラストを基にリデザインしているため。</ref>のビジュアルは評価が高く、特にテスタロッサはある意味[[ベルゼルガ]]の中で最もヒロイックさとATらしさを両立させたデザインから隠れた人気ATでもある。
:ただし、[[スタッフ:藤田一巳|藤田一巳]]・[[スタッフ:伊東岳彦|幡池裕行]]両氏のデザインした本作オリジナルのAT群<ref>なお各ATには複数の形態がある。これは元々の模型誌で藤田氏がデザインしたATを小説では幡池氏が全く別のデザインで挿絵として描き、さらに藤田氏が『ホビージャパン』のムック向けに幡池氏のイラストを基にリデザインしているため。</ref>のビジュアルは評価が高く、特にテスタロッサはある意味[[ベルゼルガ]]の中で最もヒロイックさとATらしさを両立させたデザインから隠れた人気ATでもある。
:上記したように権利的にグレーゾーンな部分もあって2000年代以降は朝日文庫から刊行されている原作小説を除き、メディア露出が大幅に縮小され顧みられることが少なくなっていたが、2020年にバンダイから商品化<ref>バンダイキャンディ事業部が展開する食玩シリーズ「スーパーミニプラ(後のSHOKUGAN MODELING PROJECT)」にてキット化。前述のレグジオネータもラインナップされていることから権利関係は概ねクリアされたものと見られる。なお版権表記については「サンライズ(協力:伸童舎)」となっている。</ref>され久々にメジャーな商業展開が行われることとなった。
:上記したように権利的にグレーゾーンな部分もあって2000年代以降は朝日文庫から刊行されている原作小説を除き、メディア露出が大幅に縮小され顧みられることが少なくなっていたが、2020年にバンダイから商品化<ref>バンダイキャンディ事業部が展開する食玩シリーズ「スーパーミニプラ(後のSHOKUGAN MODELING PROJECT)」にてキット化。前述のレグジオネータもラインナップされていることから権利関係は概ねクリアされたものと見られる。なお版権表記については「サンライズ(協力:伸童舎)」となっている。</ref>され久々にメジャーな商業展開が行われることとなった。