差分
編集の要約なし
=== 携帯機シリーズ ===
=== 携帯機シリーズ ===
;[[スーパーロボット大戦UX]]
;[[スーパーロボット大戦UX]]
:初登場作品。UXの世界そのものと、そこで起こる戦いの真相に当初から気づいている……と言うより、彼女のやっていることが全ての元凶であり、簡単に言えば'''「だいたいこいつのせい」'''である。<br>原作同様に本作でも全ての運命を弄ぶ黒幕として暗躍。この世界に生きる全ての者たちの生き様、正義、理想、勇気、誇り、野望など、それらの全てを盤上の駒と嘲笑いながら、逃れられぬ運命の罠を蜘蛛の巣の如く、そして完璧に張り巡らす。<br>しかし、その性質故か基本的には手出しをせず観察するだけに留まっており、その油断からヒーローマンをはじめとする数多の不確定要素への対応や自身がやらかしたミスのリカバリーができず、結局UXでも彼女の計画は木端微塵に粉砕され、『ユガ』の向こう側に放逐される結末を迎えた(原作と同じく、今際の台詞では自身の計画さえもより大きなループに組み込まれていた事を仄めかしている)。ある意味自業自得とも言える結末である。<br>もっとも、エンディングでデモンベインの続編『機神飛翔』の事件が起こっているため、別の並行世界でも依然として暗躍しているものと思われる。<br>なお『機神咆吼』の時点では自ら戦闘に参加していないため本作でも直接戦闘する機会はなく、音声も収録されていない。
:初登場作品。UXの世界そのものと、そこで起こる戦いの真相に当初から気づいている……と言うより、彼女のやっていることが全ての元凶であり、簡単に言えば'''「だいたいこいつのせい」'''である。<br>原作同様に本作でも全ての運命を弄ぶ黒幕として暗躍。この世界に生きる全ての者たちの生き様、正義、理想、勇気、誇り、野望など、それらの全てを盤上の駒と嘲笑いながら、逃れられぬ運命の罠を蜘蛛の巣の如く、そして完璧に張り巡らす。<br>しかし、その性質故か基本的には手出しをせず観察するだけに留まっており、その油断からヒーローマンをはじめとする数多の不確定要素への対応や自身がやらかしたミスのリカバリーができず、結局UXでも彼女の計画は木端微塵に粉砕され、『ユガ』の向こう側に放逐される結末を迎えた(原作と同じく、今際の台詞では自身の計画さえもより大きなループに組み込まれていた事を仄めかしている)。ある意味自業自得とも言える結末である。<br>もっとも、エンディングでデモンベインの続編『機神飛翔』の「血の怪異」事件が起こっているため、別の並行世界でも依然として暗躍しているものと思われる。<br>なお『機神咆吼』の時点では自ら戦闘に参加していないため本作でも直接戦闘する機会はなく、音声も収録されていない。
== 人間関係 ==
== 人間関係 ==
しかし、一部のキャラに対してはそれなりに警戒する姿勢を見せた。
しかし、一部のキャラに対してはそれなりに警戒する姿勢を見せた。
;[[ジョセフ・カーター・ジョーンズ]]、[[ヒーローマン]]
;[[ジョセフ・カーター・ジョーンズ]]、[[ヒーローマン]]
:UXでは初めて現れたナイアにとっての「イレギュラー」であり、使い手のジョセフも含めその存在に興味を抱くが、然程の問題とは考えなかったのか、その他のイレギュラーも含め本格的な対策を施すことはなかった。しかし、ヒーローマンこそ彼女の罠を破壊するために到来した本物のヒーローであり、実際に彼女のシナリオはヒーローマンの登場を皮切りに徐々に崩壊していった。
:UXでは初めて現れたナイアにとっての「イレギュラー」であり、使い手のジョーイも含めその存在に興味を抱くが、然程の問題とは考えなかったのか、その他のイレギュラーも含め本格的な対策を施すことはなかった。しかし、ヒーローマンこそ彼女の罠を破壊するために到来した本物のヒーローであり、実際に彼女のシナリオはヒーローマンの登場を皮切りに徐々に崩壊していった。
;[[紅蓮装曹操ガンダム|曹操ガンダム]]、[[司馬懿サザビー]]
;[[紅蓮装曹操ガンダム|曹操ガンダム]]、[[司馬懿サザビー]]
:UXでは異世界・[[三璃紗]]より転移してきた彼らの前に現れ彼らの素性を知っていることを突きつけると共に、彼らの思惑を見抜き、「G記」の黙示録の一節などを投げかけて彼らを惑わす。<br>しかし、曹操はそんなナイアの挑発に一切動じる事などなく、むしろ彼女の言葉は曹操の[[アンノウン・エクストライカーズ|UX]]への参加の意思を固めさせることとなり、それは彼女のシナリオの破綻の一歩に繋がる。
:UXでは異世界・[[三璃紗]]より転移してきた彼らの前に現れ彼らの素性を知っていることを突きつけると共に、彼らの思惑を見抜き、「G記」の黙示録の一節などを投げかけて彼らを惑わす。<br>しかし、曹操はそんなナイアの挑発に一切動じる事などなく、むしろ彼女の言葉は曹操の[[アンノウン・エクストライカーズ|UX]]への参加の意思を固めさせることとなり、それは彼女のシナリオの破綻の一歩に繋がる。
== スパロボシリーズの名台詞 ==
== スパロボシリーズの名台詞 ==
;「『見よ、かの輝きはすぐに来る。災いなるかな、呪われし大地』」<br>「そう…G記の最終章、『黙示録』の一文だったよねぇ?」<br>「実はこの世界にも、似たような書物があるんだ。世界の終末を描いた、預言書がさ…」<br>「気になるじゃないか。このあまりにも似た、それでいて微妙に異なるふたつの歴史…」<br>「森羅万象、表裏一体。けれど、僕たちはその片側からしか視ることができない…」<br>「ああ、僕たちは何を為すべきか!? 何に成ればいいんだろう!? そうだよ、きっと…」<br>「天は、すべてを熾っている…!」
;「『見よ、かの輝きはすぐに来る。災いなるかな、呪われし大地』」<br>「そう…G記の最終章、『黙示録』の一文だったよねぇ?」<br>「実はこの世界にも、似たような書物があるんだ。世界の終末を描いた、預言書がさ…」<br>「気になるじゃないか。このあまりにも似た、それでいて微妙に異なるふたつの歴史…」<br>「森羅万象、表裏一体。けれど、僕たちはその片側からしか視ることができない…」<br>「ああ、僕たちは何を為すべきか!? 何に成ればいいんだろう!? そうだよ、きっと…」<br>「天は、すべてを熾っている…!」
:[[UX]]アメリカルート第14話にて、曹操と司馬懿の前に姿を現し、二人の正体や素性を知っている事を突きつけると共に、続けざまに放った台詞。異世界である[[三璃紗]]も知り得ている事を突きつけ、更にG記の中でも特に謎が多い『黙示録』すらも知り尽くしている事を仄めかし、司馬懿に更なる衝撃を与える。「森羅万象~」から「天は~」までのくだりの一部は赤壁の戦いにて曹操が劉備や孫権たちとの対決時に言い放った台詞であり、曹操の事も全てお見通しだ、と言わんばかりに嘲笑を響かせたところで、彼らの前から姿を消す。
:[[UX]]アメリカルート第14話にて、曹操と司馬懿の前に姿を現し、二人の正体や素性を知っている事を突きつけると共に、続けざまに放った台詞。異世界である[[三璃紗]]も知り得ている事を突きつけ、更にG記の中でも特に謎が多い『黙示録』すらも知り尽くしている事を仄めかし、司馬懿に更なる衝撃を与える。「森羅万象~」から「天は~」までのくだりの一部は赤壁の戦いにて曹操が劉備や孫権たちとの対決時に言い放った台詞であり、曹操の事も全てお見通しだ、と言わんばかりに嘲笑を響かせたところで、彼らの前から姿を消す。その禍々しきナイアの存在と突きつけられた言葉に司馬懿は動揺を隠せなかったが、曹操は動揺することなく、この世界で為すべきことを決意する。
;「お前なのか…? 決定的な不確定要素は! 可能性の集約が生んだ異世界からの介入は!」
;「お前なのか…? 決定的な不確定要素は! 可能性の集約が生んだ異世界からの介入は!」
:[[UX]]第51話にて、今更になって[[フェイ・イェンHD]]が自身のシナリオにおいて最大級のイレギュラーだった事を確信する。だが時既に遅し、外の世界からの介入者となった一人のバーチャロイドと一人の電脳の歌姫は、この世界で出会った仲間達と共に、邪神の仕掛けた宿命の罠を既に瓦解させていた。邪神のシナリオはもうボロボロだ、彼女たちはそう突きつける。
:[[UX]]第51話にて、今更になって[[フェイ・イェンHD]]が自身のシナリオにおいて最大級のイレギュラーだった事を確信する。だが時既に遅し、外の世界からの介入者となった一人のバーチャロイドと一人の電脳の歌姫は、この世界で出会った仲間達と共に、邪神の仕掛けた宿命の罠を既に瓦解させていた。邪神のシナリオはもうボロボロだ、彼女たちはそう突きつける。
== 余談 ==
== 余談 ==
*クトゥルフ神話におけるトリックスター的存在で、知名度においてはクトゥルフ神と同等かそれ以上と思われる。<br>基本的に人間に適当な事を囁いて破滅させる他、やりすぎて暴走した人物を始末する為に現われる事が多い。<br>未知の恐怖と戦う探索者達にとっては宿敵とも言うべき存在である。
*クトゥルフ神話におけるトリックスター的存在で、知名度においてはクトゥルフ神と同等かそれ以上と思われる。<br>基本的に人間に適当な事を囁いて破滅させる他、やりすぎて暴走した人物を始末する為に現われる事が多い。<br>未知の恐怖と戦う探索者達にとっては宿敵とも言うべき存在である。
*その一方で「皮肉と嘲笑と悪意を好む」という性質から人間と同じ土俵に降りてくる事も多く、結果として弄んでいた相手に陰謀を打ち砕かれる事も少なくない。「デモンベイン」もそういった作品の一つである。
*その一方で「皮肉と嘲笑と悪意を好む」という性質から人間と同じ土俵に降りてくる事も多く、結果として弄んでいた相手に陰謀を打ち砕かれる事も少なくない。『デモンベイン』もそういった作品の一つである。
**クトゥルフ神話においては、クトゥグアと呼ばれる火の邪神のことだけは一貫して苦手としており、ある作品に至っては追い詰めた人間に反撃として召喚されたクトゥグアにホームグラウンドたる「ンガイの森」をなす術もなく完膚無きまでに焼き尽くされるという、前代未聞の大黒星がついてしまった。(デモンベイン原作でも、初めて九郎がクトゥグアの力を使った際に「気に入らないけど許す」と零していた)
**クトゥルフ神話においては、クトゥグアと呼ばれる火の邪神のことだけは一貫して苦手としており、ある作品に至っては追い詰めた人間に反撃として召喚されたクトゥグアにホームグラウンドたる「ンガイの森」をなす術もなく完膚無きまでに焼き尽くされるという、前代未聞の大黒星がついてしまった(デモンベイン原作でも、初めて九郎がクトゥグアの力を使った際に「気に入らないけど許す」と零していた)。
*クトゥルフシリーズ以外では『這いよれ!ニャル子さん』や、アトラスの『女神転生シリーズ』とその派生作品の『ペルソナシリーズ』など、日本のオリジナル作品にも多数登場しており、クトゥルフ神話は知らなくてもナイアルラトホテップの事は知っている人も多い。特に先述の『ペルソナシリーズ』の『ペルソナ2罪』とその続編の『ペルソナ2罰』というゲーム作品においては、人々の囁く「噂」を現実化させ、幾人もの登場人物を操るなどしてあらゆる「事象」を操作し、時間ループにも干渉し、世界を滅びへと向かわせ、その中で主人公とその仲間達を特に悪意のままに弄び苦しめ続けるなど、'''『デモンベイン』のナイアとほぼ同じようなことをやっている'''(幾度もの世界のループを引き起こしてはいないが、『罪』の世界ではナイアルラトホテップの目論みが達成され、世界が滅亡するというあまりにも悲劇的な結末を迎えている)。<br>これらの作品の世界観は当然ながら独立しているが、そもそもこの邪神には特定の姿形はおろか、時間や空間、世界という概念すら存在しないので、全ての作品に登場する彼らは同一の存在という解釈も成り立つ。
*クトゥルフシリーズ以外では『這いよれ!ニャル子さん』や、アトラスの『女神転生シリーズ』とその派生作品の『ペルソナシリーズ』など、日本のオリジナル作品にも多数登場しており、クトゥルフ神話は知らなくてもナイアルラトホテップの事は知っている人も多い。特に先述の『ペルソナシリーズ』の『ペルソナ2罪』とその続編の『ペルソナ2罰』というゲーム作品においては、人々の囁く「噂」を現実化させ、幾人もの登場人物をその心の闇に巧みに突けこんで操り、自らも様々な人物に化けて暗躍しあらゆる「事象」を操作し、時間ループにも干渉し、無意識に滅びを願う人々のネガティブマインドを煽るなどして世界を滅びへと向かわせ、その中で主人公とその仲間達を特に「ゲーム」と称して悪意のままに弄び苦しめ続けるなど、'''『デモンベイン』のナイアとほぼ同じようなことをやっている'''(『デモンベイン』のように幾度もの世界のループを引き起こしてはいないが、『罪』の世界ではナイアルラトホテップの目論みが達成され、ナイアルラトホテップが嘲笑い続ける中主人公達の目の前で世界が滅亡するというあまりにも悲劇的な結末を迎えている)。<br>これらの作品の世界観は当然ながら独立しているが、そもそもこの邪神には特定の姿形はおろか、時間や空間、世界という概念すら存在しないので、全ての作品に登場する彼らは同一の存在という解釈も成り立つ。
**ちなみに『ニャル子さん』はパロディが多いが『デモンべイン』もしっかり拾われており、登場人物がデモンベイン召喚時の口上の一部を発したことも。…それどころか、PS2版主題歌「機神咆吼ッ!デモンベイン!」がカバーアルバム「邪名曲たち」に収録された(同アルバムは全てクトゥルフ神話が何らかの形で関わっている作品からのカバーであるため)。歌うのは主人公の八坂真尋を演じる喜多村英梨。
**ちなみに『ニャル子さん』はパロディが多いが『デモンべイン』もしっかり拾われており、登場人物がデモンベイン召喚時の口上の一部を発したことも。…それどころか、PS2版主題歌「機神咆吼ッ!デモンベイン!」がカバーアルバム「邪名曲たち」に収録された(同アルバムは全てクトゥルフ神話が何らかの形で関わっている作品からのカバーであるため)。歌うのは主人公の八坂真尋を演じる喜多村英梨。
***これにより、両作を知るファンに「真尋の使用するフォーク=魔を断つ剣」とネタにされた(『ニャル子さん』では八坂親子が使用するフォークは邪神達に大ダメージを与える)。
***これにより、両作を知るファンに「真尋の使用するフォーク=魔を断つ剣」とネタにされた(『ニャル子さん』では八坂親子が使用するフォークは邪神達に大ダメージを与える)。