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端正な顔立ちをしている美形だが、感情を持っていないかの様な無表情である。
 
端正な顔立ちをしている美形だが、感情を持っていないかの様な無表情である。
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冷たい雰囲気を放ちながらも、[[プレッシャー|自分以外の他者を恐怖で威圧する]]等、人の範囲を超えた超常の力を備えており、人によっては「神」に等しい存在とも言える。だが、それ故に穏やかな口調で喋りながらも内面は傲慢そのものであり、他者の意見にも耳を貸そうとせず、自らの考えのみを絶対とする形で物事を決めようとする危険な存在。そのあまりにも独り善がりの人物であった事こそが、古代人が彼を境界の力で封じた理由であると、古代人の血を引くユキに指摘されている。
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冷たい雰囲気を放ちながらも、[[プレッシャー|自分以外の他者を恐怖で威圧する]]等、人の範囲を超えた超常の力を備えており、人によっては「神」に等しい存在とも言える。だが、それ故に穏やかな口調で喋りながらも内面は傲慢そのものであり、他者の意見にも耳を貸そうとせず、自らの考えのみを絶対とする形で物事を決めようとする危険な存在。
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「滅びの道を歩む生命を救済し進化を促す事」を目的としているが、その手段の一つとして異世界同士の戦争を裏から操っていた。幾億年もの間、「異世界同士の争いによる進化」を目指していたが、幾度も試行を重ねてもその進化が停滞して宇宙は何も感じない虚無へと到達してしまう事に絶望。その結末を回避する為に、一度今在る全ての生命を滅ぼそうと考えるに至っている。
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「滅びの道を歩む生命を救済し進化を促す事」を目的としているが、その手段の一つとして異世界同士の戦争を裏から操っていた。幾億年もの間、「異世界同士の争いによる進化」を目指していたが、幾度も試行を重ねてもその進化が停滞して宇宙は何も感じない虚無へと到達してしまう事に絶望。その結末を回避する為に、一度今在る全ての生命を滅ぼそうと考えるに至ったのだが、そのあまりにも独り善がりなやり方であった事から、古代人によって境界の力で封じられる事になり、古代人の血を引くユキからも指摘されている。
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彼にとっての最大の不幸は、自身の前に立ちはだかった幾つもの困難を独力で乗り越える力を持ってしまった事であり、だからこそ誰かと協力するという事を学ぶ機会を失い、たった独りで先へ先へと進み続けた結果、最後には己の力だけでは絶対に乗り越えられない壁にぶつかる事になり、諦観に飲まれてしまったのである。実際に滅びを選んだのも、彼が他者との協力によって更なる手段を模索出来なかった事、それ故に行き詰まり追い詰められていた事の証左でもあった事を、[[ナトーラ・エイナス]]と[[セリック・アビス]]に看破されている。
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彼にとっての最大の不幸は、自身の前に立ちはだかった幾つもの困難を独力で乗り越える力を持ってしまった事であり、だからこそ誰かと協力するという事を学ぶ機会を失い、たった独りで先へ先へと進み続けた結果、最後には己の力だけでは絶対に乗り越えられない壁にぶつかる事になり、諦観に飲まれてしまったのである。実際に滅びを選んだのも、彼が他者との協力によって更なる手段を模索出来なかった事、それ故に行き詰まり追い詰められていた事の証左でもあった事を、[[ナトーラ・エイナス]]と[[セリック・アビス]]に看破されている。ただし、自分勝手な人物であったものの、最期の瞬間には自分が神では無い事を認め、動じることなく粛々と新たな可能性による敗北を認める所等から、少なくとも彼自身が世界を救おうとしていた事は事実だったと言える。
 
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BXとの決戦において自分の知りえない可能性を目の当たりにした際は、自分にとって未知の力で生み出される未来を否定しようとし、その姿勢を「自分の思い通りに生命を創造しようとしているだけ」と痛烈に批判される等、自分勝手な人物であったものの、最期の瞬間には自分が神では無い事を認め、動じることなく粛々と新たな可能性による敗北を認める所などから、少なくとも彼自身が世界を救おうとしていた事は事実だったと言える。
      
=== 劇中の様相 ===
 
=== 劇中の様相 ===
太古の時代、自らの存在を危険視する境界の力を扱える古代人達によって、その存在を「無界」と呼ばれる一種の異空間に縛られていたが、全く行動や外の世界への干渉が出来なかった訳では無く、[[New Story of Aura Battler DUNBINE|700年後]]の[[バイストン・ウェル]]から[[サーバイン]]と[[ズワウス]]を呼び寄せて自らの力を与え、[[分身]]としたそれらを[[オウストラル島]]と[[惑星アースト]]に送り込み、境界の外と繋がるアンカーとしていた。
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太古の時代、滅びの道を歩む生命を救済し進化を促す為だけに一度全ての生命をリセットしようとしていたが、自らの存在を危険視する境界の力を扱える古代人達によって、その存在を「無界」と呼ばれる一種の異空間に縛られる事になった。だが、全く行動や外の世界への干渉が出来なかった訳では無く、[[New Story of Aura Battler DUNBINE|700年後]]の[[バイストン・ウェル]]から[[サーバイン]]と[[ズワウス]]を呼び寄せて自らの力を与え、[[分身]]としたそれらを[[オウストラル島]]と[[惑星アースト]]に送り込み、境界の外と繋がるアンカーとしていた。
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最終決戦において、[[バルギアス・ドラグーン]]が空間を切り裂いた事で、遂にブライティクスの前に姿を現す。彼を倒そうと、境界の力を得たバルギアスが挑み掛かるが、ジスペルは自身の「依り代」たる[[シンデュス]]を召喚。その圧倒的な神の力により、逆にバルギアスを返り討ちにして倒し、奪われていた境界の力をユキの体に戻して生き返らせるが、自らの目的であった「滅びの道へと歩む生命の救済と進化」を達成させるべく、今存在する全ての生命の抹殺を宣言。それを阻止しようとした[[ブライティクス]]の前に立ち塞がり、対決する事になる。
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最終決戦において、[[バルギアス・ドラグーン]]が空間を切り裂いた事で、遂にブライティクスの前に姿を現す。彼を倒そうと、境界の力を得たバルギアスが挑み掛かるが、ジスペルは自身の「依り代」たる[[シンデュス]]を召喚。その圧倒的な神の力により、逆にバルギアスを返り討ちにして倒し、奪われていた境界の力をユキの体に戻して生き返らせるが、自らの目的であった「滅びの道へと歩む生命の救済と進化」を達成させるべく、今存在する全ての生命の抹殺を宣言。それを阻止しようとしたブライティクスの前に立ち塞がり、対決する事になる。
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終始己を神と称し、圧倒的な力と自身の知る虚無の終末を突き付けることでブライティクスを挫こうとしてくるが、[[ヨウタ・ヒイラギ|ヨウタ]]達に神であることそのものに疑いを持たれ、否定される。結局のところ、彼は神ではなく超常の境地に到達した人間に過ぎず、人間の力によって打ち破られ、神ではなかったことを認めて消滅した。
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終始己を神と称し、圧倒的な力と自身の知る虚無の終末を突き付けることでブライティクスを挫こうとしてくるが、[[ヨウタ・ヒイラギ|ヨウタ]]達に神であることそのものに疑いを持たれ、否定される。そして、ブライディクスとの戦いにおいて自分の知りえない可能性を目の当たりにした際は、自分にとって未知の力で生み出される未来を否定しようとし、その姿勢から「自分の思い通りに生命を創造しようとしているだけ」と痛烈に批判されてしまう。結局の所、彼は神ではなく超常の境地に到達した人間に過ぎず、人間の力によって打ち破られ、神ではなかったことを認めて消滅した。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==