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3,626 バイト追加 、 2013年6月27日 (木) 22:15
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*キャラクターデザイン:後藤圭二
 
*キャラクターデザイン:後藤圭二
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[[木連]]の軍人。木連におけるタカ派で、[[白鳥九十九|白鳥]]暗殺の命を月臣に下し、劇場版では木連の残党を率いて『[[火星の後継者]]』のリーダーとなるなど暗躍したが、最終的には敗れて捕縛された。
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[[木連]]の軍人。木連におけるタカ派の筆頭でもある。しかし、タカ派と言っても、決して己の保身のみを優先する様な横暴で好戦的な人物という訳ではなく、様々な策略を張り巡らす頭脳や、部下達からの信頼を集めるカリスマ性も備えており、実際は冷徹ながら理想に殉じる信念を持った人物とも言える。
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劇場版では[[秋山源八郎]]に「理想を信じる熱血漢。ただ問題は、その理想が他人にとっても理想だと本気で信じているところ」と評されている。
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部下の一人である[[秋山源八郎]]からは、後に劇場版にて「理想を信じる熱血漢。ただ問題は、その理想が他人にとっても理想だと本気で信じているところ」と評されている。
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=== TV版 ===
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[[白鳥九十九|白鳥]]の地球側との和平交渉には、一見理解を示している様に見せても内心では賛同しておらず、ボソンジャンプの演算ユニットが火星の極冠遺跡で発見された事で、和平交渉を失敗に持ち込むよう陰謀を張り巡らす。そして仮調印式の日、暗殺の命を[[月臣元一朗]]に下し、火星の極冠遺跡を巡って地球側との決戦へと持ち込む。
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しかし、火星での激戦の終盤にて、演算ユニットはブリッジを切り離したナデシコに搭載され、ボソンジャンプで宇宙の彼方へと飛ばされてしまい、その目論見は失敗に終わってしまう。更に火星での戦闘後、白鳥の暗殺を実行した月臣や真実を知った秋山を中心とする若手将校達によって起こった「熱血クーデター」が発生。草壁は自ら出撃して月臣と交戦した後、その行方を眩ませる事になる。
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=== TV版から劇場版までの間 ===
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熱血クーデター後に行方を晦ませていた草壁は、密かに賛同者達を集めていき、木連の残党を中心とした秘密結社『[[火星の後継者]]』を結成。そのリーダーとして、再び地球圏に戦いを仕掛けるべく、暗躍する。
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宇宙の彼方へ飛ばされた演算ユニットの積載されたナデシコAを密かに回収し、ボソンジャンプを行える者の中でもA級ジャンパー達を事故死等に見せかけて次々と拉致。[[テンカワ・アキト]]や[[ミスマル・ユリカ]]もまた拉致される事になり、ユリカは演算ユニットを自由にコントロールする為のデバイスとして組み込む事になる。
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しかし、アキトは幽閉された拠点の一つを襲撃してきた月臣や[[ゴート・ホーリー|ゴート]]によって奪還され、後に復讐鬼となり[[ブラックサレナ]]を駆る彼からは、度々追撃を受ける事になる。
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=== 劇場版 ===
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[[蜥蜴戦争]]から3年の月日を経て、回収したナデシコAと共に演算ユニットが隠されていたコロニー「ヒサゴプラン」を、アキトの襲撃に乗じて占拠。『火星の後継者』のリーダーとして再び表舞台に現れる。
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演算ユニットを奪取した後、火星に向かった草壁率いる火星の後継者は、木連軍人も多く所属していた統合軍の一部を味方につけ、磐石の態勢で本格的な活動を開始。ボソンジャンプを利用した奇襲戦術を展開する事で、重要拠点を次々と制圧していくが、月臣の説得によって前線で戦っていた奇襲部隊が次々と投降し、更には[[ホシノ・ルリ]]率いるナデシコC部隊によって火星の全システムを掌握された結果、まともな抵抗も出来なくなる。ルリから降伏勧告を受けた草壁は最後、部下の安全を保証して貰う事を条件に、潔く投降の道を選んだ。
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実は、草壁が再度の決起を起こした真の理由は、ボソンジャンプの危険性について地球側に証明する為であり、劇中の様子からも、その目的は果たされている。
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また、草壁が投降した後も、火星の後継者を名乗る勢力による地球側への抵抗活動は続いている。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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