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「'''参戦はしているが、ストーリーには殆ど絡んでこない作品'''」の事を指す[[俗語・俗称|俗語]]。空気参戦ともよばれる。概ね、「主人公格とその搭乗機のみが参戦している」「作品のストーリーが全く再現されない」「シナリオ的にあまり深く関わらない」場合にこう呼ばれることが多い。
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「'''参戦はしているが、ストーリーには殆ど絡んでこない作品'''」の事を指す[[俗語・俗称|俗語]]。空気参戦とも呼ばれる。
    
== 概要 ==
 
== 概要 ==
大体の場合は本編開始前の時点で原作終了という扱われ方だったり、関連するシナリオが登場話で終わってしまったりする。原作での敵が全くいない、あるいは[[人工知能]]などが操作する雑魚ユニットのみで、名のあるボスキャラが少ないことも。
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基本的に「原作のストーリーが全く再現されない」作品に対して呼ばれ、作品設定としても原作終了後という扱いが多い。「[[旧シリーズ]]」など複数の作品でストーリーにつながりがあるものの場合は、「前の作品で敵勢力との決着がついた」という理由で「いるだけ参戦」へと変化する場合もある。
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[[αシリーズ]]、[[Zシリーズ]]の様に続編がある場合、前作で敵勢力と決着がついた参戦作品は、続編では敵勢力が登場せずいるだけ参戦になってしまう。かといって続編に作品ごと登場しないというのは不自然な場合もあり、さらに'''非参戦作品に関連する設定や単語はそのままでは使用できなくなる'''ため、やむを得ず続投させる場合もある。
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また、「原作再現は無いが作品のシナリオに大きくかかわる作品」は「いるだけ参戦」に入るのかは微妙なところであり、他にも「会話やイベントなど、特定の場面で目立つ人物がいる作品」「戦闘で強い存在感を発揮するユニットのいる作品」といった、何かしら目立つ要素がある作品は「いるだけ参戦」とは言い切れないとする見かたもあるため、各プレイヤーの判断によって左右される部分が大きい俗語でもある。
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web上や店頭で流されるPVで'''戦闘デモで原作以外の敵と戦っている'''と「原作以外の敵と戦闘→原作の敵がいない可能性大→再現内容が無い?→いるだけ参戦」という図式が完成するため、いるだけ参戦が疑われる。
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なお、PVやweb・雑誌などの紹介記事で'''原作以外の敵'''と戦っている場合は「原作の敵が登場しない可能性があり、つまりは原作再現の可能性も低い」といった仮定が成り立つため、発売前の一つの判断材料になる。
 
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いるだけ参戦かどうかが判断される基準のひとつに「原作のストーリーが再現されているかどうか」があるが、スパロボにおいては原作再現が無い代わりにシナリオ上ではその作品が重要視されているというケースも存在する。
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*原作再現が一切行われないが、その作品のキャラクターやメカがゲームの本筋シナリオに重要な位置づけがされている場合。
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*ゲームの本筋ストーリーに深く関わっている別の作品に関連がある、という形でストーリーに強く絡んでくる場合。
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これらも「いるだけ参戦」の範疇に加えていいのかどうかは人によって分かれている。そもそも、たとえストーリーに絡まなくても、会話やイベント等、戦闘における性能面など何かしら抜きん出た存在感があれば「いるだけ」とは見做されない事もあり、結局のところ何を以って「いるだけ」とするかはプレイヤー各個人の判断に拠る部分が大きいのが実状である。
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なお、原案・企画のみ存在する『[[完全勝利ダイテイオー]]』は、原作側の監修を受けて描写を追加した上での参戦となったが、限界がある為ほぼいるだけ参戦扱いという稀なケースである。
      
== 機体のみ参戦 ==
 
== 機体のみ参戦 ==
主人公格どころかキャラクターが全く登場せず、同じシリーズ作品のキャラクターを機体に乗せるためだけに参戦している作品も存在する。
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同じシリーズ作品のキャラクターを乗せるためだけに機体のみが参戦している作品に対して呼ばれる。「機体のみ参戦」の作品はストーリーにかかわらないものが多いが、参戦した機体の存在がストーリー上で重要な役割を与えられている場合もある。
 
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機体のみの参戦はシリーズ当初から存在したが、2000年代後半からは発売前に公開される参戦作品リストに「機体のみ参戦」と明記されるようになった。
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機体のみ参戦とされた作品は、多くの場合はストーリーに直接関わってはこない。ただし例外も存在し、『[[スーパーロボット大戦BX]]』での『[[New Story of Aura Battler DUNBINE|聖戦士ダンバイン New Story of Aura Battler Dunbine]]』や『[[スーパーロボット大戦V]]』での『[[真マジンガーZERO vs 暗黒大将軍]]』などは、「機体のみ参戦」ではあるがその機体の存在自体がメインストーリーに深くかかわっている。
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2010年代になると「機体のみ参戦」と銘打たれながらもその作品独自のキャラクターを1~2人ほどゲスト的に登場させるケースがしばしば見られるようになった。一種のファンサービスと言えるだろうが、このおかげで「機体のみ参戦」の基準がわかりにくくなってしまった。例えば『[[スーパーロボット大戦X]]』では、『[[無敵鋼人ダイターン3]]』と『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人]]』が「主人公のみだがキャラクターも登場」「作中での活躍が僅少」という共通点があるにもかかわらず、なぜか後者だけが「機体のみ参戦」の扱いとなっている。
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2000年代後半からは参戦作品リストにも「機体のみ参戦」と明記されるようになっているが、2010年代になると「機体のみ参戦」からゲスト的にキャラクターが登場するケースが出てきたため、「機体のみ参戦」の基準がわかりにくくなっている。
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2021年の『[[スーパーロボット大戦30|スーパーロボット大戦30』]]では「機体のみ参戦」の定義を見直し、「機体のみ参戦」「機体&パイロットのみ参戦」「キャラクターのみ参戦」の三種の表記が使い分けられるようになった。
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[[スーパーロボット大戦30]]』では「機体のみ参戦」「機体&パイロットのみ参戦」「キャラクターのみ参戦」の三つの表記が使い分けられるようになった。
    
== 歴代シリーズにおけるいるだけ参戦 ==
 
== 歴代シリーズにおけるいるだけ参戦 ==
初代[[スーパーロボット大戦]]は[[コンパチヒーローシリーズ]]の流れを汲みロボット自体がキャラクター扱いで[[パイロット]]の概念はなく、ストーリーも完全オリジナルのため全ての作品がいるだけ参戦・機体のみ参戦とも言えるが、そもそも現行のシリーズとは大きく異なる特殊な作風のため議論の遡上に上る事はあまりない。また似たような立ち位置の作品に[[スーパーロボット大戦リンクバトラー]][[スパロボ学園]]があるので、この概念が議論されるのは基本的にこれら三作品を除くこととなる。
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[[コンパチヒーローシリーズ]]の一作品として製作されていた『[[スーパーロボット大戦|初代]]』や、他のSRWシリーズとは大きく異なる立ち位置の『[[スーパーロボット大戦リンクバトラー]]』『[[スパロボ学園]]』に「いるだけ参戦」の概念を当てはめることは基本的に無い。
    
=== 旧シリーズ ===
 
=== 旧シリーズ ===
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