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| | 登場作品 = [[バンプレストオリジナル]] | | | 登場作品 = [[バンプレストオリジナル]] |
| *{{登場作品 (メカ)|スーパーロボット大戦L}} | | *{{登場作品 (メカ)|スーパーロボット大戦L}} |
− | | デザイン = {{メカニックデザイン|山根理宏}} | + | | デザイン = {{メカニックデザイン|山根理宏}}<ref>エンターブレイン『スーパーロボット大戦L パーフェクトバイブル』364頁。</ref> |
| + | | 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|スーパーロボット大戦L}} |
| | SRWでの分類 = [[機体]] | | | SRWでの分類 = [[機体]] |
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| == 概要 == | | == 概要 == |
− | [[クラール・グライフ]]博士が開発した[[スーパーロボット]]。初戦闘後に一鷹達が[[LOTUS]]に配属されたため、本機もこの部隊の運用機となる。 | + | [[クラール・グライフ]]博士が開発した[[スーパーロボット]]。初戦闘後に[[南雲一鷹]]達が[[LOTUS]]に配属されたため、本機もこの部隊の運用機となる。 |
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− | その存在は後にパイロットになる一鷹・アリスにまで秘匿されていたが、アリスの搭乗がラッシュバードのプロテクトのキーとして登録されていたり、一鷹がラッシュバードのコクピットを模したシミュレータで普段から遊ばせて貰っていたりなど、一鷹&アリスが搭乗すること自体は当初から想定されていたと思われる。
| + | その存在は後にパイロットになる一鷹や[[AL-3 アリス]]にまで秘匿されていたが、アリスの搭乗がラッシュバードのプロテクトのキーとして登録されていたり、一鷹がラッシュバードのコクピットを模したシミュレータで普段から遊ばせて貰っていたりなど、一鷹&アリスが搭乗すること自体は当初から想定されていたと思われる。 |
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− | 両腕にエネルギー制御に関わる機構を搭載し、右腕は攻撃用のエネルギー放出機構、左腕は防御用のエネルギー吸収機構となっている。特に左腕の機構は「ラプラスウォール」という特殊なバリアを発生し、ビーム兵器をはじめとしたエネルギー兵器類の一切を吸収し、こうしたエネルギー兵器に対しては無類の防御力を発揮する。ただし、吸収できるエネルギー量には無論限界が存在する為、無敵とはいかない(具体例では[[第5使徒ラミエル|第6の使徒]]の加粒子砲に対しては対策のしようがなかった。ただし、最終局面では詳細は不明ながらストレイバードとの連携により明らかにそれ以上の威力を持つ[[ガルトデウス]]の主砲を完全吸収している)。また、このエネルギーを機体駆動に回すことも可能なため、継戦能力も高い。なお、この二種の機構は次元干渉によってその機能を実現しているため、本機は非常に特殊かつ危険な機体と[[レディ・アン]]が言及している。
| + | 両腕にエネルギー制御に関わる機構を搭載し、右腕は攻撃用のエネルギー放出機構、左腕は防御用のエネルギー吸収機構となっている。特に左腕の機構は「ラプラスウォール」という特殊なバリアを発生し、ビーム兵器をはじめとしたエネルギー兵器類の一切を吸収し、こうしたエネルギー兵器に対しては無類の防御力を発揮する。ただし、吸収できるエネルギー量には限界が存在する為、無敵とはいかない(具体例では[[第5使徒ラミエル|第6の使徒]]の加粒子砲に対しては対策のしようがなかった。ただし、最終局面では詳細は不明ながら[[ストレイバード]]との連携により明らかにそれ以上の威力を持つ[[ガルトデウス]]の主砲を完全吸収している)。また、このエネルギーを機体駆動に回すことも可能なため、継戦能力も高い。なお、この二種の機構は次元干渉によってその機能を実現しているため、本機は非常に特殊かつ危険な機体と[[レディ・アン]]が言及している。 |
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− | ラプラスウォールは戦闘におけるビーム兵器等に対する防御以外にも、様々な応用が可能。
| + | ラプラスウォールは戦闘におけるビーム兵器等に対する防御以外にも、様々な応用が可能。大気圏突入時の大気の断熱圧縮による熱エネルギーを吸収・中和することで大気圏突入を可能としたり(ラッシュバードは飛行機能を持たないので、戦艦その他の大気圏内飛行能力を持つ機体のサポートが必要だが)、ビーム兵器を食らうと熱エネルギーと運動エネルギーの両方によってダメージを受けるところ、熱エネルギーのみを吸収し運動エネルギーのみを残す事により自身の加速力に転換することもできる。 |
− | 大気圏突入時の大気の断熱圧縮による熱エネルギーを吸収・中和することで大気圏突入を可能としたり(ラッシュバードは飛行機能を持たないので、戦艦その他の大気圏内飛行能力を持つ機体のサポートが必要だが)、ビーム兵器を食らうと熱エネルギーと運動エネルギーの両方によってダメージを受けるところ、熱エネルギーのみを吸収し運動エネルギーのみを残す事により自身の加速力に転換することもできる。
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| 開発目的は不明だが、グライフ博士の言動を見ると趣味で作っている可能性も否定できない。仮にそうだとするとスパロボでも稀な完全に個人的な理由で作られた主人公機といえる(この意味での同類をあげるとすれば[[ヴァルシオーネ]]や[[グランゾン]]、やや怪しいが[[アストラナガン]]や旧シリーズの[[グルンガスト]]あたりが該当するかもしれない)。 | | 開発目的は不明だが、グライフ博士の言動を見ると趣味で作っている可能性も否定できない。仮にそうだとするとスパロボでも稀な完全に個人的な理由で作られた主人公機といえる(この意味での同類をあげるとすれば[[ヴァルシオーネ]]や[[グランゾン]]、やや怪しいが[[アストラナガン]]や旧シリーズの[[グルンガスト]]あたりが該当するかもしれない)。 |
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− | 物語中盤で悠はこの機体を手に入れるべく敵対していたが、正確な理由は最後まで不明。悠はラッシュバードの開発にも関わっており、アリスが起動キーとなっている事を知っているので、ストレイバード単機での限界を感じたためにラッシュバードを欲した…と言うのもあるだろうが、本音は一鷹を危険な「パイロット」という立場から下ろすことだったようである。もっとも、開発者なら起動キーのプロテクトを外したり、バラしてストレイバードの強化パーツにしてしまったりできてもおかしくはないが。
| + | 物語中盤で[[悠凪・グライフ]]はこの機体を手に入れるべく敵対していたが、正確な理由は最後まで不明。悠はラッシュバードの開発にも関わっており、アリスが起動キーとなっている事を知っているので、ストレイバード単機での限界を感じたためにラッシュバードを欲した…というのもあるだろうが、本音は一鷹を危険な「パイロット」という立場から下ろすことだったようである。もっとも、開発者なら起動キーのプロテクトを外したり、バラしてストレイバードの強化パーツにしてしまったりできてもおかしくはないが。 |
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| 「走る鳥」という直訳から連想される通り、モチーフはダチョウ。 | | 「走る鳥」という直訳から連想される通り、モチーフはダチョウ。 |
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| == 登場作品と操縦者 == | | == 登場作品と操縦者 == |
| === 携帯機シリーズ === | | === 携帯機シリーズ === |
− | ;[[スーパーロボット大戦L]] | + | ;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦L}} |
| :本作品の主人公機。スーパー寄りの性能でバランスが良く、二人乗りなので汎用性も高い。ラプラスウォールによりビーム兵器には無類の強さを発揮し、継戦能力が高いのも特徴。また、スーパーロボットながら序盤の必殺技が3~7であり、射程の穴がない。 | | :本作品の主人公機。スーパー寄りの性能でバランスが良く、二人乗りなので汎用性も高い。ラプラスウォールによりビーム兵器には無類の強さを発揮し、継戦能力が高いのも特徴。また、スーパーロボットながら序盤の必殺技が3~7であり、射程の穴がない。 |
| :弱点は飛行不能で移動力も低く、移動後攻撃の射程も短いこと。ただし前者は一鷹が[[加速]]を持ち、5段階・10段階改造で移動力が増加するので次第に解消されていく。後者も必殺技の追加によって解消される。 | | :弱点は飛行不能で移動力も低く、移動後攻撃の射程も短いこと。ただし前者は一鷹が[[加速]]を持ち、5段階・10段階改造で移動力が増加するので次第に解消されていく。後者も必殺技の追加によって解消される。 |
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| :中盤にイベントを経て追加される必殺技。ストレイバードに追い詰められた際に、アリスが博士や一鷹が好きだったヒーロー番組の技を参考にして思いついた。「ディメンションストーム」という名称は後に一鷹が付けたもの。 | | :中盤にイベントを経て追加される必殺技。ストレイバードに追い詰められた際に、アリスが博士や一鷹が好きだったヒーロー番組の技を参考にして思いついた。「ディメンションストーム」という名称は後に一鷹が付けたもの。 |
| :両腕の入出力機構をある比率で稼働させることで次元の壁を取り払い亜空間から直接純エネルギーを獲得、両腕を合わせて前方へ解放する。エネルギーの調節が非常に難解・高度なオペレーションを必要とし、シミュレーターでは10回以上連続で失敗し、実際に技を使うとアリスもAIの過稼動で有機パーツ(髪の毛)が変化するほど。また、制御に失敗すると辺り一帯が消し飛ぶと言われており、難度と合わせて極めて危険な技である。後述の経験を元にしている都合上、戦闘AIに特化したハルノにはできないらしい。 | | :両腕の入出力機構をある比率で稼働させることで次元の壁を取り払い亜空間から直接純エネルギーを獲得、両腕を合わせて前方へ解放する。エネルギーの調節が非常に難解・高度なオペレーションを必要とし、シミュレーターでは10回以上連続で失敗し、実際に技を使うとアリスもAIの過稼動で有機パーツ(髪の毛)が変化するほど。また、制御に失敗すると辺り一帯が消し飛ぶと言われており、難度と合わせて極めて危険な技である。後述の経験を元にしている都合上、戦闘AIに特化したハルノにはできないらしい。 |
− | :なお、別次元からエネルギーを取り込んで放つという点、及び胸元に両拳を合わせる発射ポーズなど[[天のゼオライマー]]の必殺武器「メイオウ攻撃」と共通点が多い。演出では地表から光の柱が立っているのが宇宙空間から確認出来るというバンプレオリジナルの主人公の中でも派手な描写がなされている(こちらも[[J]]の[[グレートゼオライマー|烈メイオウ]]の演出に近い)。 | + | :なお、別次元からエネルギーを取り込んで放つという点、及び胸元に両拳を合わせる発射ポーズなど[[天のゼオライマー]]の必殺武器「メイオウ攻撃」と共通点が多い。演出では地表から光の柱が立っているのが宇宙空間から確認出来るというバンプレオリジナルの主人公の中でも派手な描写がなされている(こちらも『[[J]]』の[[グレートゼオライマー|烈メイオウ]]の演出に近い)。 |
| :ラッシュバード単体では最強の必殺技。射程が3なので移動後攻撃・反撃・援護など全てで使える便利な技である。消費ENは50なので撃ち過ぎに注意。 | | :ラッシュバード単体では最強の必殺技。射程が3なので移動後攻撃・反撃・援護など全てで使える便利な技である。消費ENは50なので撃ち過ぎに注意。 |
| :なお、珍しくトドメ演出が地形によって変化(地上なら地球、宇宙なら月)する。 | | :なお、珍しくトドメ演出が地形によって変化(地上なら地球、宇宙なら月)する。 |
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| *また、バードと付いているのに飛行機能がない「飛べない鳥」であることを冗談交じりに皮肉られ、口の悪いプレイヤーからは「ペンギン」などという蔑称を頂いている。前述の通りモチーフはダチョウであるため、バードと名がついているからと言って飛べないことがおかしいわけではないが。 | | *また、バードと付いているのに飛行機能がない「飛べない鳥」であることを冗談交じりに皮肉られ、口の悪いプレイヤーからは「ペンギン」などという蔑称を頂いている。前述の通りモチーフはダチョウであるため、バードと名がついているからと言って飛べないことがおかしいわけではないが。 |
| *上述のゼオライマーとの関連も併せて「冥王ペンギン」と呼ばれることもある。 | | *上述のゼオライマーとの関連も併せて「冥王ペンギン」と呼ばれることもある。 |
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| + | == 脚注 == |
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