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'''アンドレアス・ダールトン'''は『[[コードギアス 反逆のルルーシュ]]』の登場人物。
 
'''アンドレアス・ダールトン'''は『[[コードギアス 反逆のルルーシュ]]』の登場人物。
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== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[神聖ブリタニア帝国]]の軍人。
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[[神聖ブリタニア帝国]]の軍人。かつて、[[エリア11]]がまだ「[[日本]]」と呼ばれていた時期に、ブリタニアによって行われた「日本占領作戦」にも参加している歴戦の猛者でもある。
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[[コーネリア・リ・ブリタニア]]、[[ユーフェミア・リ・ブリタニア]]姉妹に仕え支えていたが、その事が自らの命運と末路を決定付ける事になった。
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=== 人物 ===
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額に大きな傷が特徴的である厳つい外見が特徴の男性。
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歴戦の猛者だけあって、軍人としての指揮能力や政治戦略、[[ナイトメアフレーム]]の操縦技術に関しては一流で、[[ギルバート・G・P・ギルフォード]]を始めとする部下達からの信望も厚い。コーネリアの元では参謀格を担っており、好戦的な彼女が自らナイトメアで出撃し前線で戦う際はあえて後方に残って、臨機応変に対応する形で兵士達の指揮を執る事に徹しており、自らの発言によって作戦の可否や方向性が決められる事が多い点からもコーネリアからの信任が厚い事が伺われる。勘においても鋭く、時に確信を突いた提案をする事もあり、[[行政特区日本]]を提案したはずのユーフェミアが式典にて日本人虐殺に乗り出した際は、即座に事前に会っていた[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]が関係している事を看破した。
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実力主義者故に、有能な人物であるならば出自を問おうとはせず、実際に[[イレブン]]である上にかつての最高指導者である枢木ゲンブの息子であった[[枢木スザク]]の事も、同じブリタニアに仕える者として受け入れている。ただし、これはあくまでも「使える者は使う」という主義に基づく考えからくるもので、実際にサイタマゲットーでは、「テロリストが潜伏している」を理由に、そこに居住するイレヴンの住民達を老若男女一切問わずに虐殺同然の殺戮の指揮を執っている点からも、有益にならないナンバーズに関しては、他のブリタニア側の人間達と変わらず、人権そのものを認めていない事が伺われる。
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小説版によると長年、[[コーネリア・リ・ブリタニア]]、[[ユーフェミア・リ・ブリタニア]]姉妹に仕え支えている。また、彼の養子で結成された騎士団「グラストンナイツ」が存在する。
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多くの戦災孤児を養子として迎え入れ、彼の養子で結成された騎士団である「グラストンナイツ」も存在し、彼等には自信と同じ「ダールトン」の名前を与え、父親の様に慕われている(最終的にグラストンナイツは自らの死後にクラウディオを除いて全員が戦死してしまっている)。
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[[エリア11]]総督となったコーネリアに従い、エリア11の幕僚長の役職に就く。コーネリアの命令でユーフェミアの補佐をすることも多い。コーネリアの命令で幕僚長の職務を停止され、ユーフェミアの特区設立の補佐を任されていた。しかし、記念式典当日、ユーフェミアの要請に応じて式典会場に現れた[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]がユーフェミアと二人だけで会見を行なった際、暴走した[[ギアス]]に支配された彼女は会場に集まった日本人の虐殺を宣言したあと、自らの手で一人の老人を銃殺してしまい、さらに彼女を諌めようとした際、豹変した彼女に銃撃され、自身も負傷してしまう。
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=== 来歴 ===
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[[エリア11]]総督となったコーネリアに従い、エリア11の幕僚長の役職に就き、コーネリアの命令でユーフェミアの補佐をすることも多い。
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その後、ゼロに遭遇し、ユーフェミアに何をしたのかを問い詰めるが、彼もゼロにギアスをかけられてしまう。その内容は「主君コーネリアを捕らえ、ゼロに差し出せ」というものだった。
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コーネリアの命令で幕僚長の職務を停止され、ユーフェミアの特区設立の補佐を任されていたが、記念式典当日、ユーフェミアの要請に応じて式典会場に現れたゼロがユーフェミアと二人だけで会見を行なった際、暴走した[[ギアス]]に支配された彼女は会場に集まった日本人の虐殺を宣言したあと、自らの手で一人の老人を銃殺してしまい、更に彼女を諌めようとした際、豹変した彼女に銃撃され、自身も負傷してしまう事になった。その後、ゼロに遭遇し、ユーフェミアに何をしたのかを問い詰めるが、彼もゼロにギアスをかけられてしまう。その内容は「主君コーネリアを捕らえ、ゼロに差し出せ」というものだった。
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[[ブラックリベリオン]]の際、ゼロの意のまま、負傷した状態で出撃。ゼロの[[ガウェイン]]と交戦するコーネリアの[[グロースター]]を背後から攻撃して撃墜してしまい、正気に戻って動揺していた隙を突かれ、自身もガウェインのハドロン砲の砲撃をまともに受け、死亡した。長年、コーネリア、ユーフェミアに仕えて来た彼だが、ユーフェミアに撃たれた上に、自分がギアスにかかって正気を失っている間にユーフェミアを無残に殺され、その仇討ちを果たそうとしていたコーネリアを自らの手で逆に窮地に陥れた末に自らも殺されるという無念の最期であった。
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[[ブラックリベリオン]]勃発の際、ゼロのギアスの意を受けたまま、負傷した状態で出撃。ゼロの[[ガウェイン]]と交戦するコーネリアの[[グロースター]]を背後から攻撃して撃墜してしまい、正気に戻って動揺していた隙を突かれ、自身もガウェインのハドロン砲の砲撃をまともに受け死亡した。長年、コーネリア、ユーフェミアに仕えてきて、彼女達への忠誠の為ならば冷酷非道な行いにも辞さないダールトンであったが、その末路はユーフェミアに撃たれた上に、自分がギアスにかかって正気を失っている間にユーフェミアを無残に殺され、その仇討ちを果たそうとしていたコーネリアをも自らの手で逆に窮地に陥れた挙句、忠誠を誓っていたブリタニア皇家の血を引くゼロ([[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア]])に用済み扱いされて殺されるという、正に屈辱塗れの無念の最期となってしまった。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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:コーネリアを攻撃したときの言葉。彼にかけられたギアスはゼロにコーネリアを差し出す、というものだった。コーネリアのグロースターは操縦系統を喪失し行動不能になったため、命令内容を果たした形となったので話の途中で正気に戻った。
 
:コーネリアを攻撃したときの言葉。彼にかけられたギアスはゼロにコーネリアを差し出す、というものだった。コーネリアのグロースターは操縦系統を喪失し行動不能になったため、命令内容を果たした形となったので話の途中で正気に戻った。
 
;「姫様ぁぁぁぁぁぁっ!!」
 
;「姫様ぁぁぁぁぁぁっ!!」
:断末魔の叫び。ギアスの効果が切れて、正気に戻った彼が見たものはグロースターの槍で貫かれて落下中のコーネリアの機体。状況を理解する間もなくゼロのガウェインが放ったハドロン砲でグロースターは爆散、殺害された。
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:断末魔の叫び。ギアスの効果が切れて、正気に戻った彼が見たものは、グロースターの槍で貫かれて落下中のコーネリアの機体。状況を理解する間もなくゼロのガウェインが放ったハドロン砲でグロースターは爆散、殺害された。
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:無念の最後だが、サイタマゲットーでの件を含め、コーネリアへの忠誠の元でやってきたこれまでの非道な所業の報いとも言えるのかもしれない。また、自らの要旨であったグラストンナイツのメンバーも、続編の『R2』にてクラウディオを除く全員が死亡してしまう事になっている。
    
== 迷台詞 ==
 
== 迷台詞 ==
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