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| 基本的にファクターの意志を最優先に行動するが、何らかの理由で電脳にバグが生じた場合、ファクターの方がそれに引っ張られて正気を失ってしまう。劇中では初登場時の[[アパレシオン]]がこの状態に陥っている。 | | 基本的にファクターの意志を最優先に行動するが、何らかの理由で電脳にバグが生じた場合、ファクターの方がそれに引っ張られて正気を失ってしまう。劇中では初登場時の[[アパレシオン]]がこの状態に陥っている。 |
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− | 操縦系統はかなり単純で、コクピットからの操縦はあくまで補正であり、ファクターの思考をマキナの電脳が受け取り、行動に移す。この伝達に使われるのがドレスクラー・ソイルであり、ファクターにしか動かせないのはこれが理由。このため、マキナを操縦するのは自らの身体を動かす延長で行うことが出来る。
| + | 操縦系統はかなり単純で、コクピットからの操縦はあくまで補正であり、ファクターの思考をマキナの電脳が受け取り、行動に移す。この伝達に使われるのがドレスクラー・ソイルであり、ファクターにしか動かせないのはこれが理由。このため、マキナを操縦するのは自らの身体を動かす延長で行うことが出来る(このため、コクピット内でのファクターの挙動をそのまま反映し、頭を抱えたりポーズを取ったりする)。 |
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| コクピット内部は全天モニターのように描写されているが、実際には通信用の画面以外は何も映らない、ただの壁であり、マキナの眼に映ったものがファクターの視界に投影されているため、そのように描写されているのである。これらの点から、マキナには「乗る」というより「強化スーツを着る」ような観念が近い(この辺りは、「操縦のために特定の因子を必要とし」「一体化する感覚で操縦できる」[[ファフナー]]に似ている)。原作漫画版のラインバレルはこの点がさらに顕著で、詳しくは同機の項にあるが、ファクター自身が電脳の役割を果たしているため、「ファクターのもう一つの肉体」と言った立ち位置にある。そのため、思考がノータイムで機体の行動に反映され、「体を動かす延長の感覚」ではなく「体を動かすように」操縦することが出来る。 | | コクピット内部は全天モニターのように描写されているが、実際には通信用の画面以外は何も映らない、ただの壁であり、マキナの眼に映ったものがファクターの視界に投影されているため、そのように描写されているのである。これらの点から、マキナには「乗る」というより「強化スーツを着る」ような観念が近い(この辺りは、「操縦のために特定の因子を必要とし」「一体化する感覚で操縦できる」[[ファフナー]]に似ている)。原作漫画版のラインバレルはこの点がさらに顕著で、詳しくは同機の項にあるが、ファクター自身が電脳の役割を果たしているため、「ファクターのもう一つの肉体」と言った立ち位置にある。そのため、思考がノータイムで機体の行動に反映され、「体を動かす延長の感覚」ではなく「体を動かすように」操縦することが出来る。 |
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| ただ劇中に登場した中で真の意味で「死への恐怖とそれへの対抗たる想像力」を持つと言えるのは上記の会話可能な三体に加え、一人同胞を裏切り暗躍していたジュダ、後に覚醒してしまったディスィーブと、それほど多くない。それ以外の多くのヒトマキナは、人間に危害を加えられないマキナの原則こそ越えているものの、感情らしい反応を見せず、自爆同然の戦い方を平然と行うなど、死の恐怖と想像力を持っている様には見えない行動をとっており、何故こんな差が生まれているのかは現在の所不明である。 | | ただ劇中に登場した中で真の意味で「死への恐怖とそれへの対抗たる想像力」を持つと言えるのは上記の会話可能な三体に加え、一人同胞を裏切り暗躍していたジュダ、後に覚醒してしまったディスィーブと、それほど多くない。それ以外の多くのヒトマキナは、人間に危害を加えられないマキナの原則こそ越えているものの、感情らしい反応を見せず、自爆同然の戦い方を平然と行うなど、死の恐怖と想像力を持っている様には見えない行動をとっており、何故こんな差が生まれているのかは現在の所不明である。 |
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− | ちなみに、ヒトマキナの定義は「想像力を得たマキナ」であるため、裏を返すと'''JUDAや加藤機関のマキナも、何らかの拍子に死を認識するとヒトマキナになってしまう'''ということである。そうなってしまった場合、マキナ自身の意志がファクターからのコントロールよりも優先されるようになってしまう。とはいえ、最期までファクターと共に人類の側に着いたジュダが居た様に、ヒトマキナと化してしまう事が人類の敵となる事に直結するわけではないのだが。
| + | マキナはあくまで機械であり、人間の存在を前提とする原則を満たすためにヒトになろうとした……森次曰く「マキナの中から主を造り出そうとした」という経緯を鑑みると、「主」を得たことでその意志に従っているだけ、と見ることが出来る。「主」たるデウスとヒトマキナ達の関係はファクターと通常のマキナのそれと同様であるため、ヒトマキナ達が「無人の状態で人に危害を加えてはならない」という原則に縛られていないのは'''デウスという「主(ファクター)」を得ている'''からだと考えられる。これが正しい場合、加藤機関や旧特務室が戦っているのは、正確には「ヒトマキナ一派」となる。 |
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| + | ちなみに、ヒトマキナの定義は「死を認識したマキナ」であるため、裏を返すと'''JUDAや加藤機関のマキナも、何らかの拍子に死を認識するとヒトマキナになってしまう'''ということである。そうなってしまった場合、マキナ自身の意志がファクターからのコントロールよりも優先されるようになってしまう。とはいえ、最期までファクターと共に人類の側に着いたジュダが居た様に、ヒトマキナと化してしまう事が人類の敵となる事に直結するわけではないのだが。 |
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| 例外は想像力の根源となり得る電脳を持たず、意志の全てをファクターに依存するラインバレル。但し、逆説的に言えばファクター自身がラインバレルの頭脳であるという事であり、ラインバレルに搭乗するのは後述の大場真来梓とラヴバレルの関係と同じ…つまり'''戦闘用外骨格'''を纏っている事と等しく、マキナの頭脳が独立した意志を持っていると言う見方をすれば、最もヒトマキナから遠い機体ありながら、その在り方は最もヒトマキナに近いと方言える。 | | 例外は想像力の根源となり得る電脳を持たず、意志の全てをファクターに依存するラインバレル。但し、逆説的に言えばファクター自身がラインバレルの頭脳であるという事であり、ラインバレルに搭乗するのは後述の大場真来梓とラヴバレルの関係と同じ…つまり'''戦闘用外骨格'''を纏っている事と等しく、マキナの頭脳が独立した意志を持っていると言う見方をすれば、最もヒトマキナから遠い機体ありながら、その在り方は最もヒトマキナに近いと方言える。 |
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| :;[[ラインバレル・アマガツ]] | | :;[[ラインバレル・アマガツ]] |
| ::原作漫画版に登場したラインバレルの本当の姿。ファクターは[[城崎天児]]。 | | ::原作漫画版に登場したラインバレルの本当の姿。ファクターは[[城崎天児]]。 |
| + | :;[[ラインバレル mode-B]] |
| + | ::絵美が搭乗した際の形態。カウンターナノマシンの効果で機体が本来の色である黒に戻っている。エグゼキューターが使用できず、また長時間戦闘も出来ない。原作での名前は「ラインバレル・オーバードライブ」。 |
| + | :;[[ラインバレル mode-C]] |
| + | ::アニメ版最終局面でラインバレルが変化した姿。機体の各部が展開され、真っ赤に染まっている。原作漫画版のアマガツに相当する存在であり、燃費が悪いという弱点まで一緒。 |
| ;アダマント | | ;アダマント |
| :ゲーム版に登場したオリジナル。セントラルの最終防衛ラインとして2機配置された。 | | :ゲーム版に登場したオリジナル。セントラルの最終防衛ラインとして2機配置された。 |
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| :「鋼鉄の華」の主役機で、ラインバレルの原型。意匠は右一つ巴、搭乗者(ファクターではない)は浩一と絵美。マキナの基本デザインはこの時点で完成していた。 | | :「鋼鉄の華」の主役機で、ラインバレルの原型。意匠は右一つ巴、搭乗者(ファクターではない)は浩一と絵美。マキナの基本デザインはこの時点で完成していた。 |
| ;[[新型迅雷]] | | ;[[新型迅雷]] |
− | :原作漫画版に登場。迅雷の改良型で浩一も搭乗した。 | + | :原作漫画版に登場。迅雷の改良型で浩一も搭乗した。電脳もDソイルも持たず、何故これが「マキナ」に分類されるのかは不明。 |
| ;ラインバレル・エコー | | ;ラインバレル・エコー |
− | :後日談「鉄の影」に登場したラインバレルの影。ファクターのいない自律稼働。 | + | :後日談「鉄の影」に登場したラインバレルの影。ファイナルフェイズの際に亜空間に焼き付けられたラインバレルのシルエットがスフィアを通じて実体化した存在で、「マキナ殺し」の存在に従って暴走している。復活を遂げた本物のラインバレルによって全て蹴散らされた。 |
| ;「お爺ちゃん」 | | ;「お爺ちゃん」 |
| :地上にいたヒトマキナの一体。リンカーンを模した姿をしている。真来梓に対し、「人間を救うにはどうすればいいか、人間を見て考えなさい」と言いつけている。 | | :地上にいたヒトマキナの一体。リンカーンを模した姿をしている。真来梓に対し、「人間を救うにはどうすればいいか、人間を見て考えなさい」と言いつけている。 |
| ;大場 真来梓(おおば まきし) | | ;大場 真来梓(おおば まきし) |
− | :ヒトマキナの一体で少女型。「お爺ちゃん」の言いつけに従い、人類を救うために人間の観察を続けていたが、その途中で森次に一目惚れしてヒトマキナを離反、JUDAについてしまった。 | + | :哨戒偵察型ヒトマキナの一体で、青い髪を持った少女型。1999年の大晦日から地球に派遣されていた。「お爺ちゃん」の言いつけに従い、人類を救うために人間の観察を続けていたが、その途中で森次に一目惚れしてヒトマキナを離反、JUDAについてしまった。 |
| :;ラヴバレル | | :;ラヴバレル |
− | ::真来梓が戦闘に使用する改造ヒトマキナ。ただし電脳は真来梓自身であるため、ラヴバレル自体は意志を持たない。また名前に「バレル」とついているが、バレルシリーズに属する機体ではない。 | + | ::真来梓が戦闘に使用する改造ヒトマキナ。ただし電脳は真来梓自身であるため、ラヴバレル自体は意志を持たない。また名前に「バレル」とついているが、天児の設計した「バレルシリーズ」の模倣とも言える存在であり、正確にシリーズに属する機体ではない。 |
| ;[[ヒトマキナ丙型]] | | ;[[ヒトマキナ丙型]] |
| :最初に登場したヒトマキナ。巨大な赤ん坊の姿をしている。 | | :最初に登場したヒトマキナ。巨大な赤ん坊の姿をしている。 |
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| ==関連用語== | | ==関連用語== |
− | ;[[アルマ]]:マキナを模して地球の技術で作られている。 | + | ;[[アルマ]]:マキナを模して地球の技術で作られている。原作漫画版では加藤機関独自の兵器。 |
− | ;[[加藤機関]]:大半のマキナはもともとここに所属していた。 | + | ;[[加藤機関]]:アニメ版では大半のマキナはもともとここに所属していた。 |
− | ;[[JUDA]]:石神がマキナを持ちこんだ。 | + | ;[[JUDA]]:アニメ版では石神がマキナを持ちこんだ。 |
| ;キリヤマ重工:プリテンダーを所有している。 | | ;キリヤマ重工:プリテンダーを所有している。 |
| ;[[迅雷]]:キリヤマ重工により、アルマに更にプリテンダーのデータを加えて開発された。その名の通り新型迅雷の原型。 | | ;[[迅雷]]:キリヤマ重工により、アルマに更にプリテンダーのデータを加えて開発された。その名の通り新型迅雷の原型。 |