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反面、器量は狭い上に自己中心的で、精神的に幼い面も見え隠れしている。特にコーディネイターが絡むとその傾向が顕著であり、精神的に追い詰められ心に余裕がなくなると狂気的で醜悪な本性を露にする。ただし、元からコーディネイターを狂的に憎悪していた訳ではなく、「戦争の狂気」というものに当てられてしまったが為にコーディネイターに対する狂気染みた憎悪に取り憑かれてしまったらしい。
 
反面、器量は狭い上に自己中心的で、精神的に幼い面も見え隠れしている。特にコーディネイターが絡むとその傾向が顕著であり、精神的に追い詰められ心に余裕がなくなると狂気的で醜悪な本性を露にする。ただし、元からコーディネイターを狂的に憎悪していた訳ではなく、「戦争の狂気」というものに当てられてしまったが為にコーディネイターに対する狂気染みた憎悪に取り憑かれてしまったらしい。
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なお、アズラエルの名前の由来は、イスラムにおいて死を司る[[天使]]アズラーイールの[[英語]]読みから。劇中において、アズラエルの管轄下にあった[[ドミニオン]][[ナタル・バジルール|隊に]][[フレイ・アルスター|所属]][[オルガ・サブナック|して]][[クロト・ブエル|いた]][[シャニ・アンドラス|者]](アズラエル自身を含めて)全員が死亡した結末を考えると、皮肉めいた名前かもしれない。
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なお、アズラエルの名前の由来は、イスラムにおいて死を司る[[天使]]「アズラーイール」の[[英語]]読みから。劇中において、アズラエルの管轄下にあった[[ドミニオン]][[ナタル・バジルール|隊に]][[フレイ・アルスター|所属]][[オルガ・サブナック|して]][[クロト・ブエル|いた]][[シャニ・アンドラス|者]](アズラエル自身を含めて)全員が死亡した結末を考えると、皮肉めいた名前かもしれない。
    
設定ではこれでも妻子持ちであるが、劇中で直接登場はしない。
 
設定ではこれでも妻子持ちであるが、劇中で直接登場はしない。
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== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 
;アズラエルの母
 
;アズラエルの母
:文字通り、アズラエルの母親で、アズラエルの人格が歪んだ最大の要因を作った張本人と言える人物。
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:文字通り、アズラエルの母親で、'''アズラエルの人格が歪んだ最大の要因を作った張本人'''と言える人物。
:幼少期の[[コーディネイター]]の喧嘩に勝てなかったアズラエルが「どうして自分をコーディネイターにしてくれなかったのか」と聞いてきた際、平手打ちしてコーディネイターを「あんなおぞましい物」と揶揄している。今でもアズラエルの記憶にはこの事が残っているようで、『スペシャルエディションIII』にてその時の回想が語られている。
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:幼少期の[[コーディネイター]]の喧嘩に勝てなかったアズラエルが「どうして自分をコーディネイターにしてくれなかったのか」と聞いてきた際、平手打ちしてコーディネイターを「あんなおぞましい物」と揶揄している。
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:大人になってもなお、アズラエルには[[トラウマイベント|過去の苦い記憶]]が残っているようで、スペシャルエディションIII「鳴動の宇宙」にて、その時の回想が語られている。
 
;[[ナタル・バジルール]]
 
;[[ナタル・バジルール]]
 
:部下。[[コーディネイター]]に対して敵意を剥き出しにするアズラエルとは相容れず、最期は反旗を翻した彼女の捨て身の行動により討たれる事に。
 
:部下。[[コーディネイター]]に対して敵意を剥き出しにするアズラエルとは相容れず、最期は反旗を翻した彼女の捨て身の行動により討たれる事に。
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:敵である[[ザフト]]の人間だが、密かに取引しており、フレイを通して[[ニュートロンジャマーキャンセラー]]の情報を入手し、狂喜する。取引相手の掌で踊っていることに気づかずに…。
 
:敵である[[ザフト]]の人間だが、密かに取引しており、フレイを通して[[ニュートロンジャマーキャンセラー]]の情報を入手し、狂喜する。取引相手の掌で踊っていることに気づかずに…。
 
;[[フレイ・アルスター]]
 
;[[フレイ・アルスター]]
:クルーゼからの宅配屋。彼女の「戦争を終わらせる鍵を持っている」という発言に興味を持ち、戦闘中にも関わらず保護を指示する。<br />ちなみに、彼女の父ジョージは[[大西洋連邦]]の外務高官で、ブルーコスモス幹部でもある。
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:クルーゼからの宅配屋。彼女の「戦争を終わらせる鍵を持っている」という発言に興味を持ち、戦闘中にも関わらず保護を指示する。
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:ちなみに、彼女の父ジョージは[[大西洋連邦]]の外務高官で、ブルーコスモス幹部でもある。
 
;[[ウズミ・ナラ・アスハ]]
 
;[[ウズミ・ナラ・アスハ]]
 
:互いに敵対関係になる。
 
:互いに敵対関係になる。
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;[[デビルマン]]
 
;[[デビルマン]]
 
:『[[スーパーロボット大戦DD|DD]]』では彼に引導を渡される羽目になった。
 
:『[[スーパーロボット大戦DD|DD]]』では彼に引導を渡される羽目になった。
:悪魔の所業をなさんとする'''天使(アズラエル)の名を冠した人間が本物の悪魔(デビルマン)によって裁かれる'''、という皮肉な結末と言える。
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:悪魔の所業をなさんとする'''天使(アズラエル)の名を冠した人間が[[天使・悪魔|本物の悪魔(デビルマン)]]によって裁かれる'''、という皮肉な結末と言える。
    
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
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;「『要求は不当な物であり従うことはできない。オーブ連合首長国は今後も中立を貫く意志に変わりはない……』」<br />「ッは、いやぁ流石、アスハ前代表。期待を裏切らない人ですねぇ。」<br />「ほんとのところ、要求飲まれちゃったらどうしようかなぁと思っていたのですよ。あれのテスト、是非とも最後まで頑張り通していただきたいものですがね」
 
;「『要求は不当な物であり従うことはできない。オーブ連合首長国は今後も中立を貫く意志に変わりはない……』」<br />「ッは、いやぁ流石、アスハ前代表。期待を裏切らない人ですねぇ。」<br />「ほんとのところ、要求飲まれちゃったらどうしようかなぁと思っていたのですよ。あれのテスト、是非とも最後まで頑張り通していただきたいものですがね」
 
:第38話より。『オーブ政府に現政権解体、国軍武装解除・解体を実施しない場合ザフト支援国と見做し武力を持って対峙する』という要求のオーブ政府の回答を読み上げながら。
 
:第38話より。『オーブ政府に現政権解体、国軍武装解除・解体を実施しない場合ザフト支援国と見做し武力を持って対峙する』という要求のオーブ政府の回答を読み上げながら。
:所詮彼にとっては第二世代「G」兵器の実践テストが目的である事が分かる台詞である。小説版ではこの言い方に艦隊司令官のダーレスは嫌悪感を示している<ref>部隊の長である彼にしてみれば、降伏してくれれば自分の部下も、オーブの軍人や国民も死者が出る事はなくなるというまっとうな願いがあったため。命令と割り切って従っても、軍などとは名ばかりでブルーコスモスそのものと化している連合では彼が地球連合軍の軍人である証明にもなっている。</ref>。
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:所詮、アズラエルにとっては第二世代[[GUNDAM|「G」兵器]]の実践テストが目的である事が分かる台詞である。[[小説|小説版]]ではこの言い方に艦隊司令官のダーレスは嫌悪感を示している<ref>部隊の長であるダーレスにしてみれば、降伏してくれれば自分の部下も、オーブの軍人や国民も死者が出る事はなくなるというまっとうな願いがあったため。命令と割り切って従っても、軍などとは名ばかりでブルーコスモスそのものと化している連合では彼が地球連合軍の軍人である証明にもなっている。</ref>。
 
;「あー、もうダメダメです、そんなの。この戦力で攻めて制圧できなかった国なんて、消えてもらった方が後の為でしょう」
 
;「あー、もうダメダメです、そんなの。この戦力で攻めて制圧できなかった国なんて、消えてもらった方が後の為でしょう」
 
:第39話より。[[オーブ連合首長国|オーブ]]攻防戦で、オーブから会談の要請がきていると言われて。小説版では艦隊司令官のダーレスは一国の運命を語っている態度とは思えないとして、絶句してしまっている。
 
:第39話より。[[オーブ連合首長国|オーブ]]攻防戦で、オーブから会談の要請がきていると言われて。小説版では艦隊司令官のダーレスは一国の運命を語っている態度とは思えないとして、絶句してしまっている。
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:実際に聞けば分かるが、[[声優]]の名演(というか怪演?)も相まって凄く嬉しそうである。これらの名台詞により、ネット上では『盟主王』、『僕らの盟主様』などと呼ばれ、非常に親しまれている。
 
:実際に聞けば分かるが、[[声優]]の名演(というか怪演?)も相まって凄く嬉しそうである。これらの名台詞により、ネット上では『盟主王』、『僕らの盟主様』などと呼ばれ、非常に親しまれている。
 
;「核は持ってりゃ嬉しいただのコレクションじゃない。強力な兵器なんですよ」<br />「兵器は使わなきゃ…。高い金をかけて造ったのは使うためでしょう」<br />「さ…さっさと撃って、さっさと終わらせて下さい、こんな戦争は」
 
;「核は持ってりゃ嬉しいただのコレクションじゃない。強力な兵器なんですよ」<br />「兵器は使わなきゃ…。高い金をかけて造ったのは使うためでしょう」<br />「さ…さっさと撃って、さっさと終わらせて下さい、こんな戦争は」
:第47話より。アズラエルの戦争や兵器への考え方が如実に出ている台詞の一つ。[[第3次α]]ではアズラエルのこの台詞は、'''あの[[三輪防人|三輪長官]]も唖然とさせた'''。
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:第47話より。アズラエルの戦争や兵器への考え方が如実に出ている台詞の一つ。『[[第3次α]]』ではアズラエルのこの台詞は、'''あの[[三輪防人|三輪長官]]も唖然とさせた'''。
:ちなみに兵器には見せて脅すという使い方もあるので、この発言は間違いとは言えないにしても、完全に正しいわけでもない<ref>本編中でも[[アンドリュー・バルトフェルド]]が[[ジェネシス]]発射後に指摘しているように、[[核ミサイル|核]]およびジェネシスのような兵器の本来の存在価値は、相手国にその保有を見せる事で自国への攻撃、侵攻を断念させたり、降伏させるという『戦争の抑止』である。相手が[[ジェネシス|同等以上の兵器]]を持っていた場合、無暗な兵器の使用は相手の反撃を呼んでしまい、かえって被害を大きくしてしまう可能性もある</ref>。
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:ちなみに兵器には見せて脅すという使い方もあるので、この発言は間違いとは言えないにしても、完全に正しいわけでもない<ref>本編中でも[[アンドリュー・バルトフェルド]]が[[ジェネシス]]発射後に指摘しているように、[[核ミサイル|核]]およびジェネシスのような兵器の本来の存在価値は、相手国にその保有を見せる事で自国への攻撃、侵攻を断念させたり、降伏させるという「戦争の抑止」である。また、相手が[[ジェネシス|同等以上の兵器]]を持っていた場合、無暗な兵器の使用は相手の反撃を呼んでしまい、かえって被害を大きくしてしまう可能性もある</ref>。
 
:余談だが、後年[[マジンカイザーSKL (OVA)|あるロボットアニメ]]にて、アズラエル同様に檜山氏が演じた[[キバ|悪役キャラ]]が、このアズラエルの台詞と似た事を言っている。
 
:余談だが、後年[[マジンカイザーSKL (OVA)|あるロボットアニメ]]にて、アズラエル同様に檜山氏が演じた[[キバ|悪役キャラ]]が、このアズラエルの台詞と似た事を言っている。
 
;「勝ち目のない戦いに『死んでこい』って自分の部下を送る人達より、僕の方がよっぽど優しいと思うけど?」
 
;「勝ち目のない戦いに『死んでこい』って自分の部下を送る人達より、僕の方がよっぽど優しいと思うけど?」
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:断末魔。最期はアークエンジェルより放たれたローエングリンの光に飲まれ、アズラエルは[[宇宙]]の塵となった。
 
:断末魔。最期はアークエンジェルより放たれたローエングリンの光に飲まれ、アズラエルは[[宇宙]]の塵となった。
 
;「ママは、なんで僕をコーディネイターにしてくれなかったのさッ!」
 
;「ママは、なんで僕をコーディネイターにしてくれなかったのさッ!」
:スペシャルエディション版より。幼少期に、[[コーディネイター]]の少年との喧嘩に勝てなかったアズラエルが母親に叫んだ台詞。
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:スペシャルエディションIII「鳴動の宇宙」より。幼少期に、[[コーディネイター]]の少年との喧嘩に勝てなかったアズラエルが母親に叫んだ台詞。
 
:母親からは平手打ちを受け、「何馬鹿なこと言っているのッ!」「あんなおぞましい」と発言して、彼を戒めている。アズラエルのコーディネイターに対する根強い[[トラウマイベント|トラウマ]]は、この当時からあった模様。
 
:母親からは平手打ちを受け、「何馬鹿なこと言っているのッ!」「あんなおぞましい」と発言して、彼を戒めている。アズラエルのコーディネイターに対する根強い[[トラウマイベント|トラウマ]]は、この当時からあった模様。
 
:なお、HD版『SEED』第39話では台詞こそ無いものの、この場面の映像が流用されている。
 
:なお、HD版『SEED』第39話では台詞こそ無いものの、この場面の映像が流用されている。
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;「ああ! 勝利の鍵が!」
 
;「ああ! 勝利の鍵が!」
 
:第2部第45話火星ルート「生まれ落ちた悪意」より。[[フレイ・アルスター|フレイ]]を[[ノイ・ヴェルター]]に救出されてしまった時の台詞。もちろんこれも言うまでも無く『ガオガイガー』に因んだ[[声優ネタ]]である。
 
:第2部第45話火星ルート「生まれ落ちた悪意」より。[[フレイ・アルスター|フレイ]]を[[ノイ・ヴェルター]]に救出されてしまった時の台詞。もちろんこれも言うまでも無く『ガオガイガー』に因んだ[[声優ネタ]]である。
;「じゅ、銃が…!?何者だ、お前は!!」
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;「じゅ、銃が…!? 何者だ、お前は!!」
 
:第2部第50話プラントルート「憎悪と運命の螺旋」より。[[ナタル・バジルール|ナタル]]を銃撃し、銃を構えたまま[[ノイ・ヴェルター]]の殲滅命令を下そうとした際、[[叢雲劾|劾]]の銃撃によって銃を弾き飛ばされて。ご丁寧に劾はこのアズラエルの台詞に対し、「お前に名乗る名はない」と返してくれる。言うまでもなく、このやり取りには[[ロム・ストール|劾と同じ声の某兄さん]]のお約束の口上展開のパロディである。
 
:第2部第50話プラントルート「憎悪と運命の螺旋」より。[[ナタル・バジルール|ナタル]]を銃撃し、銃を構えたまま[[ノイ・ヴェルター]]の殲滅命令を下そうとした際、[[叢雲劾|劾]]の銃撃によって銃を弾き飛ばされて。ご丁寧に劾はこのアズラエルの台詞に対し、「お前に名乗る名はない」と返してくれる。言うまでもなく、このやり取りには[[ロム・ストール|劾と同じ声の某兄さん]]のお約束の口上展開のパロディである。
 
;「網膜の管理コード…お前は…まさか戦闘用の…」
 
;「網膜の管理コード…お前は…まさか戦闘用の…」
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