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| == 概要 == | | == 概要 == |
− | [[コーネリア・リ・ブリタニア]]の専任騎士して、その副官格。[[アンドレアス・ダールトン]]と共にコーネリアを補佐している。眼鏡をかけたオールバックの風貌。理性と知性を兼ね備え、パイロットとしても非常に優秀で「帝国の先槍」とまで呼ばれ、ナイトオブラウンズからも一目置かれている。人望も厚く、コーネリアから指揮権を譲られても誰一人口を挟む者はいないほど。 | + | [[コーネリア・リ・ブリタニア]]の専任騎士して、親衛隊隊長を務める。将軍である[[アンドレアス・ダールトン]]と共にコーネリアを補佐している。 |
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− | [[貴族]]か庶民かは不明だが、コーネリア同様にナンバーズへの偏見は持っておらず、スザクの実績や能力を素直に認めて学校での付き合いを助言するなど、誠実な人格者。また、コーネリアに似て彼も高潔な騎士でR2では復活したゼロを誘い出す餌とはいえ、たとえテロリストでも見せしめに公開処刑を「品のない手段」として、それを選んだ自分を卑下している。 | + | [[ナイトメアフレーム]]の操縦者としても非常に優秀で、「'''帝国の先槍'''」の異名の持ち主である。 |
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− | 『R2』ではダールトン亡き後のグラストンナイツをまとめていた。シュナイゼルの指示でルルーシュがブリタニア軍に捕らえられた後、彼を部下達と共に監視していたが、事前に彼に罠を用いられギアスをかけられ、彼をコーネリアと認識させられたため、彼の命令により身柄を確保して逃走する。第二次トウキョウ決戦でフレイヤの爆発に巻きこまれ死亡……したかに思われたが、奇跡的に生存してコーネリアの病室に現れた。その時は失明ないし光過敏になっていたのか、サングラスをかけていた。ゼロレクイエムの際に銃を構えていたのでそれなりには戦うことができる模様。
| + | === 人物 === |
| + | 眼鏡をかけ、長髪を後ろに纏め上げたオールバックの風貌が特徴。 |
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− | 『[[コードギアス 復活のルルーシュ|復活のルルーシュ]]』ではパイロットとして復帰しているため、後遺症などはなく完治したようである。 | + | [[貴族]]か庶民かは不明だが、真面目な性格に理性と知性を兼ね備えた高潔な人物で、ナイトメアフレームの操縦者としても優秀である事から帝国の最高位の騎士達である[[ナイトオブラウンズ]]からも一目置かれている。部下達からの人望も厚く、コーネリアから指揮権を譲られても誰一人口を挟む者はいない程。コーネリアへの忠誠心も非常に強く、彼女の事を「姫様」と呼び慕っている。また、コーネリアの部下だけあって、敵対するナンバーズに対しては冷酷非情な面を見せる事はあるが、偏見までは持っておらず、[[イレヴン]]であるスザクの実績や能力を素直に認めて学校での付き合いを助言する等、誠実さを見せる。 |
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| + | しかし、その生真面目さ故に融通が利かず、また自身が認めるに値しないと見なした者に対しては容赦無く見下した発言を言う嫌味な面もあり、特に「[[オレンジ]]」の汚名を着せられてしまった純血派の[[ジェレミア・ゴットバルト]]に対しては、疑いが晴れて早々に降格宣言と同時に皮肉交じりな侮蔑をしている(結果的に、これが後に自らが破滅しかける遠因となったってしまった)等、多くの尊敬を集めるのと同時に、内側の敵を増やしかねない部分もある。 |
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| + | なお、『[[コードギアス 反逆のルルーシュR2|R2]]』では、[[セシル・クルーミー]]のトンデモ料理の犠牲者の一人となっている。 |
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| + | === 来歴 === |
| + | ==== 無印 ==== |
| + | [[クロヴィス・ラ・ブリタニア]]の死後、エリア11の新たな総督になったコーネリアに同行する形で、ダールトンや[[グラストンナイツ]]のメンバーと共に[[エリア11]]に訪れる。 |
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| + | コーネリアに追従する形で様々な作戦に参加し、[[黒の騎士団]]を相手に高い実力を発揮しているが、日本解放戦線に所属していた「奇跡の藤堂」こと[[藤堂鏡志朗]]や四聖剣のメンバー相手には流石に苦戦を強いられる事になっており、乗機は左腕を失う程の損傷を受けている。 |
| + | |
| + | その後、コーネリアに付き従ってフジに出撃していた際、「[[行政特区日本]]」の式典会場にて[[ユーフェミア・リ・ブリタニア]]が日本人大量虐殺の蛮行を実行に移した上に、ダールトンまでも負傷してし、更にユーフェミア自身も[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]によって射殺されてしまうという最悪な事態となった結果、急遽撤退。それらを引き金に「[[ブラックリベリオン]]」が勃発してしまった際は、まともに指揮を執れない状態に陥っていたコーネリアに代わって、グラストンナイツやブリタニア軍を指揮する形で奮戦する。途中でコーネリアが撃墜され、ダールトンも戦死する事態となるも、黒の騎士団の最大の要であったゼロの搭乗する[[ガウェイン]]が撤退した結果、形勢は逆転し、最終的に黒の騎士団の鎮圧に成功させる。 |
| + | |
| + | ==== R2 ==== |
| + | ブラックリベリオンが終結し、コーネリアが謎の失踪を遂げてしまった後、「矯正エリア」に降格されていたエリア11に留まり、グラストンナイツをまとめていた。そんな中、コーネリアに代わってエリア11の総督を担っていた[[カラレス]]が黒の騎士団残党討滅の為に全線で指揮を執っていた事で死亡する事態となり、指揮系統が混乱状態に陥っていた政庁の指揮を担おうとするが、その直後に電波ジャックによるゼロの復活宣言を目の当たりにする。 |
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| + | その後は、ダールトンやユーフェミアの仇でもあるゼロを討とうとするが、前作に比べてゼロ打倒の為には手段を選ばなくなっており、「品の無い手段」である事を理解しつつゼロを誘い出す餌として黒の騎士団主要メンバーの公開処刑を行おうとし、現れたゼロと決闘する事になるが、祖界の構造を利用した策略に嵌まり、主要メンバーも奪還された挙句、グラストンナイツのバートとアルフレッドの二人が死亡してしまうという散々な結果となってしまった。その後は[[グロースター]]から[[ヴィンセント]]に乗り換えて黒の騎士団に挑むも、[[ナナリー・ランペルージ|ナナリー・ヴィ・ブリタニア]]を巡る太平洋上での戦いでは[[紅月カレン]]の[[紅蓮可翔式]]に敗北。シズオカ・ゲットーでの行政特区日本の式典会場では、ナナリーのイレヴンとの融和政策を疎ましく思っていた[[アリシア・ローマイヤ]]から「ゼロを追放しイレヴンが暴動を起こせば、それを一世粛清する大義名分が出来る」と唆された上で負傷を押す形で出撃するも、またしてもゼロの奇策に嵌められてしまい、百万人近くのイレヴン達が[[中華連邦]]に亡命してしまう事態となり、慟哭する。 |
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| + | 超合集国誕生後、[[シュナイゼル・エル・ブリタニア]]の指示でスザクの監視を行い、彼と密会したゼロの正体である[[ルルーシュ・ランペルージ]]を捕らえ、散々煮え湯を飲まされたゼロの正体が学生であった事に驚きを隠せなかったが、彼がコーネリアの異母兄弟である事まではシュナイゼルから聞かされなかった模様。しかし、実は事前にルルーシュと結託したジェレミアによってコーネリアを餌に呼び出されるという、以前黒の騎士団の主要メンバー達を利用した時の意趣返しの罠に掛けられた上に、ギアスを掛けられてしまっており、ルルーシュの仕草を見た事で彼をコーネリアと誤認。味方を殺害してしまった上に、ルルーシュの身柄を確保して逃走するという裏切りに出てしまう(結果的にこの事態が、シュナイゼルにルルーシュのギアス能力を確信させるに至った)。その後も、ルルーシュをコーネリアと誤認したまま祖国に敵対意志を向けたまま行動してしまうが、第二次トウキョウ決戦でフレイヤの爆発に巻きこまれ、生死不明となってしまう。 |
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| + | しかし、奇跡的に生存し、フジの上空を舞台とした決戦の時期にてシュナイゼルにより負傷させられたコーネリアの病室に現れ、泣き崩れている。その時は失明ないし光過敏になっていたのか、サングラスをかけている。ゼロレクイエム終盤の際、銃を構えていたのでそれなりには戦う事は出来る模様。 |
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| + | 『[[コードギアス 復活のルルーシュ|復活のルルーシュ]]』ではパイロットとして復帰しているが、視力に関しては完全に回復してはいない模様。 |
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
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| :ダールトンの養子たち。ダールトン亡き後はギルフォードが彼らを束ねている。 | | :ダールトンの養子たち。ダールトン亡き後はギルフォードが彼らを束ねている。 |
| ;[[枢木スザク]] | | ;[[枢木スザク]] |
− | :同じ姉妹姫の専任騎士の後輩として気遣う。 | + | :同じ姉妹姫の専任騎士の後輩として気遣う。しかし、後に彼がゼロの正体を知っていただけでなく、自身やシュナイゼルに隠し続けていた事には流石に憤りを覚えていた模様。 |
| ;[[ジェレミア・ゴットバルト]] | | ;[[ジェレミア・ゴットバルト]] |
| :人格者であるギルフォードでも、元から彼に対しては嫌悪感を抱いていた節があり、スザクの事件後は「オレンジ君」と侮辱し、降格後の役職を伝えた。R2では彼に罠をかけられ、かつての彼と似た境遇に貶められてしまう(もっともジェレミアよりはマシだが)。 | | :人格者であるギルフォードでも、元から彼に対しては嫌悪感を抱いていた節があり、スザクの事件後は「オレンジ君」と侮辱し、降格後の役職を伝えた。R2では彼に罠をかけられ、かつての彼と似た境遇に貶められてしまう(もっともジェレミアよりはマシだが)。 |
| ;[[藤堂鏡志朗]] | | ;[[藤堂鏡志朗]] |
− | :彼とは何度も対峙。ギルフォードは名指しするほどの相手だが、藤堂は特に意識してない。R2前期オープニングで[[斬月]]に搭乗している彼と対決しているシーンがあるが本編では実現せず。再世篇でようやく再現された。 | + | :彼とは何度も対峙。ギルフォードは名指しするほどの相手だが、他にもラウンズを始めとする多くの強敵と交戦している藤堂にとっては特に意識しない相手となっている。R2前期オープニングで[[斬月]]に搭乗している彼と対決しているシーンがあるが、本編では実現されておらず、再世篇でようやく再現された。 |
| ;[[ルルーシュ・ランペルージ]] | | ;[[ルルーシュ・ランペルージ]] |
− | :主君コーネリアの異母弟だが、ギルフォードはその事実を知らない。R2ではゼロの正体である彼が学生であることに驚くことになった。彼にギアスをかけられ、ブリタニア軍に捕らえられた彼をコーネリアと思い込まされ、救出したため、結果的にブリタニア軍を裏切る形になってしまう。 | + | :主君コーネリアの異母弟でナナリーの実の兄でもあるのだが、ギルフォードはその事実を知らない。R2ではゼロの正体である彼が学生であることに驚くことになった。彼にギアスをかけられ、ブリタニア軍に捕らえられた彼をコーネリアと思い込まされ、救出したため、結果的にブリタニア軍を裏切る形になってしまう。 |
| ;[[ナナリー・ランペルージ]] | | ;[[ナナリー・ランペルージ]] |
− | :主君コーネリアの異母妹。R2では彼女がエリア11の総督になったため、仕えることになる。 | + | :主君コーネリアの異母妹。R2では彼女がエリア11の総督になったため、仕えることになる。しかし、彼女が自身に散々煮え湯を飲ませたゼロ(ルルーシュ)の実の妹であるとは、知る由も無かった。 |
| + | ;[[アリシア・ローマイヤ]] |
| + | :シズオカ・ゲットーで行う行政特区日本の式典会場に負傷を押して出撃した際、ナナリーのイレヴンとの融和政策を忌々しく思っていた彼女からは、「ゼロを追放すれば、暴動を起こしたイレヴン達を一斉粛清出来る大義名分が生まれる」と唆されていた模様。しかし、ラウンズであるスザクの意向によって、実現する事は無かった。 |
| ;[[ロイド・アスプルンド]] | | ;[[ロイド・アスプルンド]] |
| :彼の常にマイペースな生き方には呆れている(感心している?)ような態度を見せたことがある。 | | :彼の常にマイペースな生き方には呆れている(感心している?)ような態度を見せたことがある。 |
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| ;「ユーフェミア様の悲願だった特区日本だ。」 | | ;「ユーフェミア様の悲願だった特区日本だ。」 |
| : 「R2」8話。ナナリーが再開した行政特区日本の式典警備とゼロ捕縛のために重傷の身体を押して、出撃する。 | | : 「R2」8話。ナナリーが再開した行政特区日本の式典警備とゼロ捕縛のために重傷の身体を押して、出撃する。 |
− | :ギルフォードもユーフェミアの無実を信じ、コーネリアに代わって行政特区日本を成功させようとした。 | + | :ギルフォードもユーフェミアの無実を信じ、コーネリアに代わって行政特区日本を成功させようとしたが、結果的にそれは百万人近くのイレヴン達が中華連邦へと亡命させる為の策として利用されてしまう事になり、ラウンズであるスザクの意向によって不穏分子として始末する事も出来ずに終わった。ただし、ローマイヤに唆されるまま実行に移せば、かつてのユーフェミアによる日本人虐殺の二の舞にしかならない(しかも、今度は「ルルーシュのギアスによる操作」ではなく完全な自発的行為)為、結果的に事無きを得たとも言えなくもない。 |
| ;「後で電話くらいしてあげても良いだろう?今という時間がいつまでも続くとは限らない。」 | | ;「後で電話くらいしてあげても良いだろう?今という時間がいつまでも続くとは限らない。」 |
| ;「社会的立場は変わったが、君は元々ユーフェミア様の騎士だ。コーネリア様の騎士である私からの先輩としての助言のつもりだったのだが。」 | | ;「社会的立場は変わったが、君は元々ユーフェミア様の騎士だ。コーネリア様の騎士である私からの先輩としての助言のつもりだったのだが。」 |