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**ヤキン戦役後だが、コーディネイター兵士の有能性と貢献度を目の当たりにした地球連合内に'''「地球のコーディネイターとプラントのコーディネイターは別」'''との考えが広がっていく。同様にプラントでも「'''プラント在住のナチュラルと地球に住むナチュラルは別'''」「'''地球在住のコーディネイターは裏切り者'''」との考えが広がっていても不思議ではない。
 
**ヤキン戦役後だが、コーディネイター兵士の有能性と貢献度を目の当たりにした地球連合内に'''「地球のコーディネイターとプラントのコーディネイターは別」'''との考えが広がっていく。同様にプラントでも「'''プラント在住のナチュラルと地球に住むナチュラルは別'''」「'''地球在住のコーディネイターは裏切り者'''」との考えが広がっていても不思議ではない。
 
**パトリックらタカ派が、ナチュラルの排斥を訴えながら、プラントのナチュラルの排斥に消極的と考えられる理由の一つに「'''プラント在住のナチュラルの人口は減少傾向にある'''」と言うものがある。前述した様にプラント在住のナチュラルは第1世代コーディネイターの親に当たり、(子をコーディネイターにした時期にもよるが)高齢化が進んでいる。その中には望郷の念に駆られ「余生は地球で過ごしたい」と帰還を望む(或いは「した」)者も多く、人口を減らしている。また、ナチュラルの移住希望者の多くがコーディネイターの子供・親戚を持つ者であり、例え親が若年者であっても次代がコーディネイターである以上、増える可能性は限りなく低く、'''出生率が低下し先細りしているコーディネイター以上に、プラントのナチュラルは先細りしているのである'''。つまり、プラントがナチュラルに取って代わられる可能性は限りなく低く、この事を理解しているからこそ、パトリック等タカ派もナチュラルの住民を脅威とは考えておらず「来る者は拒まず、去る者は追わず」とドンと構えているのであろう。
 
**パトリックらタカ派が、ナチュラルの排斥を訴えながら、プラントのナチュラルの排斥に消極的と考えられる理由の一つに「'''プラント在住のナチュラルの人口は減少傾向にある'''」と言うものがある。前述した様にプラント在住のナチュラルは第1世代コーディネイターの親に当たり、(子をコーディネイターにした時期にもよるが)高齢化が進んでいる。その中には望郷の念に駆られ「余生は地球で過ごしたい」と帰還を望む(或いは「した」)者も多く、人口を減らしている。また、ナチュラルの移住希望者の多くがコーディネイターの子供・親戚を持つ者であり、例え親が若年者であっても次代がコーディネイターである以上、増える可能性は限りなく低く、'''出生率が低下し先細りしているコーディネイター以上に、プラントのナチュラルは先細りしているのである'''。つまり、プラントがナチュラルに取って代わられる可能性は限りなく低く、この事を理解しているからこそ、パトリック等タカ派もナチュラルの住民を脅威とは考えておらず「来る者は拒まず、去る者は追わず」とドンと構えているのであろう。
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**出生率に関して言えばナチュラルの移住希望者の多くがコーディネイターの子を持つ者と言う事は、出生率低下に悩むプラント政府の行う婚姻統制に新しい遺伝子パターンが増える事になり、子供が産める夫婦の組み合わせが増える。ナチュラルが親と言う事は、子は当然ながら出生率の下がっていない第1世代コーディネイター(下がるのは第2世代以降)であり、プラントの出生率向上に貢献できる。ナチュラル帰りを拒否し、婚姻統制や科学的方法を模索していたパトリックからしたら(前述のナチュラル住民の人口減少もあり)寧ろ喜ばしい事であり、歓迎していた可能性すらある。
    
== 脚注 ==
 
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