差分
編集の要約なし
=== グリプス戦役時 ===
=== グリプス戦役時 ===
『[[機動戦士Ζガンダム]]』では、ティターンズ総帥の[[ジャミトフ・ハイマン]]大将の片腕といえる男で、前線において総指揮を任されている。事実上のティターンズのNo.2<ref>あくまでも「実戦部隊での最高階級」にすぎない。本編中ではジャミトフの副官等ティターンズ将官クラスの軍服を着ている人物は多数確認できるため、バスクよりも[[軍階級|階級]]が上の人物は存在している</ref>だけあって、軍人としては優秀<ref>劇場版『Ζ』において、味方から「戦術の天才」と評されている。</ref>だが、非情な権力主義者で反[[地球連邦政府]]の集会を行っていた[[スペースコロニー|コロニー]]の住民を毒ガス(G3ガス)で全滅させた「[[30バンチ事件]]」の実行者でもある。
『[[機動戦士Ζガンダム]]』では、ティターンズ総帥の[[ジャミトフ・ハイマン]]大将の片腕といえる男で、前線において総指揮を任されている。事実上のティターンズのNo.2<ref>あくまでも「実戦部隊での最高階級」にすぎない。本編中ではティターンズ将官クラスの軍服を着ている人物は多数確認できる(一例としてジャミトフの副官は階級章から中将と思われる)ため、バスクよりも[[軍階級|階級]]が上の人物は存在している</ref>だけあって、軍人としては優秀<ref>劇場版『Ζ』において、味方から「戦術の天才」と評されている。</ref>だが、非情な権力主義者で反[[地球連邦政府]]の集会を行っていた[[スペースコロニー|コロニー]]の住民を毒ガス(G3ガス)で全滅させた「[[30バンチ事件]]」の実行者でもある。
他にも、[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]の両親を人質にする、[[ジャブロー]]を味方ごと[[核ミサイル|核攻撃]]で爆破する<ref>北爪宏幸氏の[[漫画]]『機動戦士ZガンダムDefine』では、「[[ジャブロー]]から脱出した連邦軍将兵さえも口封じのため[[ジェリド・メサ|ジェリド]]に全員を処刑させる」という非道を行っている。</ref>、[[コロニーレーザー]]をサイド2のコロニーに向けて試射する、無防備のエゥーゴの指導者を暗殺させる、陽動作戦としてまたもや毒ガスを使う等々、その暴虐ぶりには枚挙に暇が無い。また、平時でも'''(友軍である[[地球連邦軍]]であっても)[[ティターンズ]]以外の人間を見下しており'''、バスクの戦術に意見した[[ブライト・ノア|ブライト]]を暴力で黙らせる事もあった<ref>他に、[[レコア・ロンド|レコア]]や[[一般兵]]、ドゴス・ギアの艦長も殴り飛ばした事がある。</ref>。
他にも、[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]の両親を人質にする、[[ジャブロー]]を味方ごと[[核ミサイル|核攻撃]]で爆破する<ref>北爪宏幸氏の[[漫画]]『機動戦士ZガンダムDefine』では、「[[ジャブロー]]から脱出した連邦軍将兵さえも口封じのため[[ジェリド・メサ|ジェリド]]に全員を処刑させる」という非道を行っている。</ref>、[[コロニーレーザー]]をサイド2のコロニーに向けて試射する、無防備のエゥーゴの指導者を暗殺させる、陽動作戦としてまたもや毒ガスを使う等々、その暴虐ぶりには枚挙に暇が無い。また、平時でも'''(友軍である[[地球連邦軍]]であっても)[[ティターンズ]]以外の人間を見下しており'''、バスクの戦術に意見した[[ブライト・ノア|ブライト]]を暴力で黙らせる事もあった<ref>他に、[[レコア・ロンド|レコア]]や[[一般兵]]、ドゴス・ギアの艦長も殴り飛ばした事がある。</ref>。
最期は[[ティターンズ]]乗っ取りを企んだ[[パプテマス・シロッコ|シロッコ]]の策略にはまり、[[レコア・ロンド|レコア]]の乗る[[パラス・アテネ]]に[[ドゴス・ギア]]のブリッジごと撃ち抜かれて死亡した<ref>一方、劇場版『Ζ』では撃ち抜く役は[[ヤザン・ゲーブル|ヤザン]]に変更された。こちらもシロッコの息のかかった者である。[[小説|小説版]]『Ζ』ではブリッジを撃ち抜かれなかったが、[[エゥーゴ]]のコロニーレーザー発射に巻き込まれて戦死している。</ref>。
最期は[[ティターンズ]]乗っ取りを企んだ[[パプテマス・シロッコ|シロッコ]]に反発し、[[ドゴス・ギア]]艦隊ごと自勢力を維持したため、ティターンズを事実上の内乱状態に陥れたが、結局はシロッコの策略にはまり、[[レコア・ロンド|レコア]]の乗る[[パラス・アテネ]]に[[ドゴス・ギア]]のブリッジごと撃ち抜かれて死亡した<ref>一方、劇場版『Ζ』では撃ち抜く役は[[ヤザン・ゲーブル|ヤザン]]に変更された。こちらもシロッコの息のかかった者である。[[小説|小説版]]『Ζ』ではブリッジを撃ち抜かれなかったが、[[エゥーゴ]]のコロニーレーザー発射に巻き込まれて戦死している。</ref>。
=== キャラクターの総評===
=== キャラクターの総評===
先述のゴーグルは、一年戦争時に負った負傷による[[医療・病障害|視覚障害]]の影響で着用するようになったもの<ref>[[漫画]]『サイドストーリー・オブ・ガンダム・ゼータ』では[[ジオン軍]]の捕虜となった際受けた拷問が原因となっている。</ref>。元々それ以前から徹底した[[アースノイド]]至上主義者と同時に反[[スペースノイド]]の思想を持っていたとされているが、自身が負った障害への怒りが、先述のように治安維持を遥かに超えた虐殺や非道な作戦の考案・指揮やジェノサイド等まで行うようになった原因の一つである事は想像に難くない。
先述のゴーグルは、一年戦争時に負った負傷による[[医療・病障害|視覚障害]]の影響で着用するようになったもの<ref>[[漫画]]『サイドストーリー・オブ・ガンダム・ゼータ』では[[ジオン軍]]の捕虜となった際に受けた条約違反の拷問が原因となっている。</ref>。元々それ以前から徹底した[[アースノイド]]至上主義者と同時に反[[スペースノイド]]の思想を持っていたとされているが、自身が負った障害への怒りが、先述のように治安維持を遥かに超えた虐殺や非道な作戦の考案・指揮やジェノサイド等まで行うようになった原因の一つである事は想像に難くない。
グリプス戦役後、ティターンズは「精鋭部隊とは名ばかりの、地球至上主義に凝り固まった危険思想を孕んだ過激なテロリスト集団」「連邦軍から生まれたジオン」のレッテルを貼られ、元構成員は不当な処罰を受けたり、僻地送り等の冷遇を受ける事になり挙げ句の果てに一部はティターンズ残党になったり、ネオ・ジオンに加わったりするが、'''「ティターンズの負のイメージを定着させたのは、間違い無くバスク・オム(または腰巾着のジャマイカンも加えて)である」'''と言えよう。しかし、バスクの手腕が無ければティターンズを巨大組織にする事は出来なかった為、ある意味因果応報であった。
グリプス戦役後、ティターンズは「精鋭部隊とは名ばかりの、地球至上主義に凝り固まった危険思想を孕んだ過激なテロリスト集団」「連邦軍から生まれたジオン」のレッテルを貼られ、元構成員は不当な処罰を受けたり、僻地送り等の冷遇を受ける事になり挙げ句の果てに一部はティターンズ残党になったり、ネオ・ジオンに加わったりするが、'''「ティターンズの負のイメージを定着させたのは、間違い無くバスク・オム(または腰巾着のジャマイカンも加えて)である」'''と言えよう。しかし、バスクの手腕が無ければティターンズを巨大組織にする事は出来なかった為、ある意味因果応報であった。