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:『UX』において彼の「大切なのは自分が『どうしたいか』」という言葉に少なからず影響を受け、[[マークドライ]]を動かすため、自身にフェストゥム・ゲネを投与する選択を選んだ。
 
:『UX』において彼の「大切なのは自分が『どうしたいか』」という言葉に少なからず影響を受け、[[マークドライ]]を動かすため、自身にフェストゥム・ゲネを投与する選択を選んだ。
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== 名台詞 ==
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== 名 (迷)台詞 ==
 
=== [[蒼穹のファフナー|TV版]] ===
 
=== [[蒼穹のファフナー|TV版]] ===
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;「前はいたが、今はもういない者。十の角を持つ獣は、その女を憎み、衣を剥いで裸にし、その肉を喰らい、そして、焼き尽くす…!」
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:第10話の初登場時、スフィンクス型に止めを刺す際に。ヨハネ黙示録第17章からの引用であり、この時点でカノンを象徴する数字「'''17'''」が用いられている。
 
;「…これでやっと、本当にいなくなれる」
 
;「…これでやっと、本当にいなくなれる」
:第17話、フェンリルを作動させて自分諸共島を吹き飛ばす命令を何の抵抗もなく返答した後に。
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:第17話、フェンリルを作動させて自分諸共島を吹き飛ばす命令を何の抵抗もなく返答した後に。終わりを望んでいたカノンだったが、ここから彼女の本当の物語が始まる事となる――。
 
;「アイルランドだ。馬鹿にしてるのか貴様!」
 
;「アイルランドだ。馬鹿にしてるのか貴様!」
 
:カノンを止めに来た一騎から「どこから来たんだ?」と聞かれて故郷のことを答えたが、その「ダブリン」の場所をドイツと間違えられて。カノンは一方的に話を打ち切ろうとしたが…。
 
:カノンを止めに来た一騎から「どこから来たんだ?」と聞かれて故郷のことを答えたが、その「ダブリン」の場所をドイツと間違えられて。カノンは一方的に話を打ち切ろうとしたが…。
;「前はいた、今はもういない」
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;一騎「お前…何でこんなことするんだ?」<br />「理由などない。命令だ」<br />一騎「命令…?自分で決めたんじゃないのか?命令されたら、なんでもやるのか?」<br />「そうだ」<br />一騎「そうだ、って…。お前はどこにいるんだ!?」<br />「前はいた、今はもういない」
:一騎に「お前はどこにいるんだ?」と聞かれて。過去の出来事――両親や友人を失ったことが切欠で、かつての一騎以上に自己を徹底して否定している。
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:一騎に爆破の動機を聞かれて。過去の出来事――両親や友人を失ったことが切欠で、かつての一騎以上に自己を徹底して否定している。
:それは自らのみならず島を犠牲にしようとする人類軍の非道な作戦に対しても何の疑いもなく、何の感情もなく淡々と遂行する「人形」になってしまっていた。
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:それは自らのみならず島を犠牲にしようとする人類軍の非道な作戦に対しても何の疑いもなく、何の感情もなく淡々と遂行する「人形」になってしまっていた。そんなカノンにかつての自分を重ね合わせた一騎は彼女を変えようと必死の説得を始める。
 
;「お…音楽の一種だ…」<br />「メロディーが、少しずつ生まれ変わる…そういう音楽だと母さんが…」<br />「お前一体…私に何をさせたいんだ!!」
 
;「お…音楽の一種だ…」<br />「メロディーが、少しずつ生まれ変わる…そういう音楽だと母さんが…」<br />「お前一体…私に何をさせたいんだ!!」
 
:それでもなおカノンを信じ、爆発から3分まで説得させることを決めた一騎から「カノン」の名前の由来を問われて。一騎の意図が分からない彼女は感情を剥き出しにして怒鳴り返す。しかしその両目には涙が浮かんでいた…。
 
:それでもなおカノンを信じ、爆発から3分まで説得させることを決めた一騎から「カノン」の名前の由来を問われて。一騎の意図が分からない彼女は感情を剥き出しにして怒鳴り返す。しかしその両目には涙が浮かんでいた…。
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;「待て…話を聞け…。 私の…話を…う…うう…」
 
;「待て…話を聞け…。 私の…話を…う…うう…」
 
:一騎が立ち去った後も、カノンは自分の中の感情に戸惑いながら、暫く泣き続けるしかなかった。
 
:一騎が立ち去った後も、カノンは自分の中の感情に戸惑いながら、暫く泣き続けるしかなかった。
;「あのスイッチを切ったのは、あくまで作戦上の判断だ。 決してお前に説得されたわけではない」
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;「カノン・メンフィス!機体コード、J-017!ファフナー・ベイバロンモデル専門だ!」<br/>「あのスイッチを切ったのは、あくまで作戦上の判断だ。 決してお前に説得されたわけではない」
:第18話、竜宮中学校に新しく編入され、席の隣にいる一騎に向けて。もちろん一騎は呆気にとられた表情をしたのは言うまでもない。
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:第18話、竜宮中学校に新しく編入され、壇上で軍隊式な自己紹介をした後、席の隣にいる一騎に向けて。クラスメイトはもちろん、一騎が呆気にとられた表情をしたのは言うまでもない。
 
;「…それは命令か?」
 
;「…それは命令か?」
:第19話、食器洗いを終えた後の容子との会話にて。竜宮島で暮らすようになってからしばらくはこうした天然ボケめいた場面が多く見られていた。
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:同話、真矢から一緒に帰ろうと誘われた際に。容子との会話の際にもよく発言しており、竜宮島で暮らすようになってからしばらくはこうした天然ボケめいた場面が多く見られていた。
;「ゴウバイン…。 これが盆踊りか?」
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;「命令が無いと…どうしていいか困る…」<br/>容子「なら沢山困りなさい。それがあたしからのたった1つの命令」<br/>「―――高度なミッションだな…」
:第20話、衛から盆踊り…ではなく、ゴウバインのポーズを教わって。その後、咲良と剣司に止められてしまうが…。
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:第19話、食器洗いを終えた後の容子との会話にて。それまで常に命令が与えられる環境にいた事から、提案や要望といった反応を前に困惑するカノン。これを機に他人とのかわり合いから自分なりの考えを持とうと苦心していく。
;「前は居たが、今はもういない!」
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;「そんな事はない!て、敵に、取り付かれた者は始末しろと命令されてきた…。でも…お前を討たなくて…本当に良かったと…思っている」<br/>「私は…お前が羨ましい」<br/>「剣司も衛も、お前を守るために必死だった…!」
:同話。こちらは甲洋の呼び掛けに対して。これは自己否定ではなく、翔子の事を指していると思われる。彼女のこの一言が切っ掛けとなり甲洋はスレイヴ型フェストゥムとして覚醒する…。
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:第20話、前回の戦闘で危うくコアギュラ型に同化されかけ自信を無くした咲良が「死んでればよかったのかな」と弱音を吐いた際に。島の外の人間故に自ら憎まれ役を請け負おうとしたカノンだったが仲間の奮闘により事なきを得、その胸中を明らかにする。堂々とした発言に咲良は照れ隠しから「(2人とも仲間を失う事をすごく嫌がるから)アンタが敵に取り付かれてもきっと同じ事をするに決まってる」と返し、そこからカノンは「仲間」について意識するようになっていく。
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;「この島では、死んだ者の事を誰も忘れないんだな…。お前も…主人の事覚えてるのか?」<br/>ショコラ「ワン!」
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:同話、盆踊りが始まるのを待つ間、ショコラに話しかけながら。既に翔子と甲洋の事を聞いているため、初めての盆踊りに対する印象も一際強い。なお、この回からショコラのCVが白石涼子氏から犬の鳴き声に変更されている。
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;衛「ゴォォォォォ…バイン!」<br/>「ゴ、ゴウバイン…」<br/>衛「そう、そんな感じ」<br/>「これが…盆踊りか?」
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:同話、衛から盆踊り…ではなく、ゴウバインのポーズを教わって。その後、咲良と剣司に止められてしまうが、その2人が話し合っている傍らで…。
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;「前は居たが…今はもういない!」
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:同話。同化を図ってきた甲洋の呼び掛けに対して、外出時に拳銃を置いてきてしまったカノンは意を決して叫ぶ。自己否定かはたまた翔子の事かどちらとも取れるが、結果として翔子の服を着ながら放ったこの一言が切っ掛けとなり甲洋はスレイヴ型フェストゥムとして覚醒する…。
 
;「なっ、何をする!?」<br />「えぇぇぇ! やめろぉぉっ!」
 
;「なっ、何をする!?」<br />「えぇぇぇ! やめろぉぉっ!」
 
:第21話にて。人前で裸になる習慣が無かったため、銭湯では真矢や咲良、弓子と離れた場所で一人シャワーを浴びていたが、逆にそれが3人のいたずら心を刺激してしまいセクハラの餌食となってしまった。合掌……
 
:第21話にて。人前で裸になる習慣が無かったため、銭湯では真矢や咲良、弓子と離れた場所で一人シャワーを浴びていたが、逆にそれが3人のいたずら心を刺激してしまいセクハラの餌食となってしまった。合掌……
;「私は…みんなと同じになりたい」
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;「私は…皆と同じになりたい」
:第22話、容子にフェストゥム因子が無いためにジークフリートシステムに適合できない事を話し、因子を埋め込む決意をする。
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:第22話、同化現象による咲良の脱落という困窮した状況の中、容子から島の子供達にフェストゥム因子がある事を聞いたカノンは、自分にはそれが無いためにジークフリートシステムに適合できない事、未だにノートゥングモデルに乗れない事から、その苦しい胸中を打ち明ける。そして因子の移植を決心したカノンは…
;「たくさん、困った…たくさん、考えた…答えは、一つしかなかった。私はここにいることを、この島にいることを、選びたい!」
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;「たくさん、困った…たくさん、考えた…答えは、一つしかなかった…!私はここにいることを…この島にいることを…選びたい!」
:同話、因子の移植に周りが反対する中で、強引に器具を奪い首筋へ向けてフェストゥム因子を移植する。命令に従うことでしか自己を確かめることができなかったカノンが、初めて自分の意思での選択をした時であった。
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:同話、因子の移植に周りが反対する中で、強引に器具を奪い首筋へ向けてフェストゥム因子を移植する。それまで命令に従うことでしか自己を確かめることができなかったカノンが、一騎が初めて説得してきた時の言葉や容子から与えられたたった1つの命令を経て、初めて自分の意思での選択をした時であった。
;「生きて、帰ってきたら…母さんと呼んでいいか…?」
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;「生きて、帰ってきたら…母さんと、呼んでいいか…?」
 
:第24話。蒼穹作戦に挑む前に容子に向けて。
 
:第24話。蒼穹作戦に挑む前に容子に向けて。
;「前はどこにもいなかった。だが今は、ここにいる!」
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;「前は…どこにもいなかった……。だが今は……ここにいるっ!!」
:最終決戦にて、[[フェストゥム]]の問いに対して。仲間や義母との触れ合いでカノンは「自己の存在」を確かめることができた。上述の台詞と対になっている。
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:最終決戦にて、孤立し多数の[[フェストゥム]]に囲まれる絶体絶命の状況で相手の問いに対して。上述の台詞と対になっており、仲間や義母との触れ合いで「自己の存在」を確かめることができたカノンは、仲間との誓いを果たすべく決死の抵抗を続ける。
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=== [[蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH|HEAVEN AND EARTH]] ===
 
=== [[蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH|HEAVEN AND EARTH]] ===
 
;「まだだ…! まだ私は…ここにいるぞ…!!」
 
;「まだだ…! まだ私は…ここにいるぞ…!!」