162行目: |
162行目: |
| 史実の三国志の武将たちとモビルスーツの双方をモチーフとしたSDガンダムを作ろうというコンセプトのシリーズ。 | | 史実の三国志の武将たちとモビルスーツの双方をモチーフとしたSDガンダムを作ろうというコンセプトのシリーズ。 |
| | | |
− | ;[[SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriors]] | + | ;[[SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriors]](第1弾) |
− | :第1シリーズ。新SD戦国伝『地上最強編』第一章では「影舞乱夢(エイブラム)」という国を舞台に三国志モチーフのキャラが登場していたが、本作はその数百年後という世界観。 | + | :新SD戦国伝『地上最強編』第一章では「影舞乱夢(エイブラム)」という国を舞台に三国志モチーフのキャラが登場していたが、本作はその数百年後という世界観。 |
− | ;SDガンダムワールド 三国創傑伝 | + | ;SDガンダムワールド 三国創傑伝(第2弾) |
− | :第2シリーズ。旧『三国伝』より設定・世界観が一新され、現実世界をベースにゾンビ化するウィルスが蔓延した世界に立ち向かうという内容となっている。 | + | :旧『三国伝』より設定・世界観が一新され、現実世界をベースにゾンビ化するウィルスが蔓延した世界に立ち向かうという内容となっている。 |
− | :海外先行プロジェクトであり、日本国内においても2021年よりアニメ・プラモデルの展開が開始予定<ref>ガンダムベース東京・福岡にて限定販売を行っていた。</ref>。 | + | :海外先行プロジェクトであり、日本国内においても2021年よりアニメ・プラモデルの展開が開始予定<ref>プラモデルについては日本展開に先駆けガンダムベース東京・福岡にて限定販売を行っていた。</ref>。 |
| | | |
| == 生物・種族としての「SDガンダム」 == | | == 生物・種族としての「SDガンダム」 == |
178行目: |
178行目: |
| 上述のようにSDガンダムシリーズは漫画作品が「オリジナル」として扱われるのが基本だが、いくつかはアニメ化もされている。他のガンダムシリーズのアニメと同じく「創通・サンライズ」の版権管理で製作されている。 | | 上述のようにSDガンダムシリーズは漫画作品が「オリジナル」として扱われるのが基本だが、いくつかはアニメ化もされている。他のガンダムシリーズのアニメと同じく「創通・サンライズ」の版権管理で製作されている。 |
| | | |
− | 知名度やブームから考えるとアニメ展開は驚くほど控えめであったとも言える。特に、2003年の『SDガンダムフォース』まではTVシリーズ展開がなされなかった事<ref>TV東京系列で『[[SDガンダム外伝]]』等のOVAシリーズを再編集して1クール放送されたことはあった。これは『[[疾風!アイアンリーガー]]』の前番組であり、番組MCも同作品のルリー銀城役・横山智佐氏であった。</ref>から鑑みても、放送局やスポンサーがそれぞれ異なる複数のガンダムシリーズ作品が共演するゆえに、TVシリーズとして放送するには権利関係の障壁が大きい(「創通・サンライズ」だけでは解決しにくい)のではないかともされている。
| + | 佐藤元作の漫画作品『爆笑戦士SDガンダム』から連なるコメディシリーズや『SD戦国伝』『[[SDガンダム外伝]]』を題材として劇場用アニメやOVAを中心に展開されたが、テレビシリーズについては現在まで2003年に制作された『SDガンダムフォース』の一作のみとなっている<ref>テレビ東京系列で『[[SDガンダム外伝]]』等のOVAシリーズを再編集して1クール放送されたことはあった。これは『[[疾風!アイアンリーガー]]』の前番組であり、番組MCも同作品のルリー銀城役・横山智佐氏であった。</ref><ref>1996年頃には『[[機動新世紀ガンダムX]]』の後番組としてSDガンダムを題材とした新番組が企画されたが『ガンダムX』の放送期間短縮を受けて企画そのものも白紙化されている。</ref>。この点については放送局やスポンサーがそれぞれ異なる複数のガンダムシリーズ作品が共演するゆえに、TVシリーズとして放送するには権利関係の障壁が大きい(「創通・サンライズ」だけでは解決しにくい)のではないかという見方がある。 |
| | | |
| ;[[SDガンダム外伝]] | | ;[[SDガンダム外伝]] |
195行目: |
195行目: |
| | | |
| ;『SDガンダム G GENERATION』シリーズ | | ;『SDガンダム G GENERATION』シリーズ |
− | :通称「Gジェネ」。1998年にプレイステーションで登場して以来、現在までこのシリーズタイトルで様々なプラットフォームで展開している。数も20を超え、[[スーパーロボット大戦シリーズ]]に並ぶロボットゲーム界の老舗である。 | + | :通称「Gジェネ」。1998年に第1作が発売されて以来、現在までこのシリーズタイトルで様々なプラットフォームで展開している。数も20を超え、[[スーパーロボット大戦シリーズ]]に並ぶロボットゲーム界の老舗タイトルとなっている。 |
− | :『ガチャポン戦士』の直接的な系譜に連なるシリーズであり<ref>この間にはGジェネと同じ開発元による'''『SDガンダムジェネレーション』'''というシリーズもあった。</ref>、ガチャポン戦士のゲームシステムを継承発展させている。戦闘でのアクション要素は再び廃され、ユニットを操る「キャラクター」の概念が追加された。原作アニメに出てくるパイロットたちを乗せ、彼らが戦う様子を眺めるという、ある意味ではスパロボシリーズに近づいた形である。この時点でSDガンダムの持つ「擬人化」という要素は完全にオミットされた。 | + | :『ガシャポン戦士』の直接的な系譜に連なるシリーズであり<ref>この間に『Gジェネ』の前身とも言える『SDガンダムジェネレーション』シリーズが存在する。</ref>、ガチャポン戦士のゲームシステムを継承発展させている。戦闘でのアクション要素は再び廃され、ユニットを操る「キャラクター」の概念が追加された。原作アニメに出てくるパイロットたちを乗せ、彼らが戦う様子を眺めるという、ある意味ではスパロボシリーズに近づいた形である。この時点でSDガンダムの持つ「擬人化」という要素は完全にオミットされた。 |
| :ストーリーの有無は作品によって違い、それこそスパロボのように原作ベースのクロスオーバーをするストーリー性が濃い作品と、「原作のドラマを再現する戦場に、自分が好きなキャラとユニットを編成した”プレイヤー軍”を介入させる」というストーリー性の薄い作品の二通りに分かれる。2009年発売の『WARS』以降は「ジェネレーションシステム」という各ガンダム世界を管理するシステムがストーリーに関わる事が多い。 | | :ストーリーの有無は作品によって違い、それこそスパロボのように原作ベースのクロスオーバーをするストーリー性が濃い作品と、「原作のドラマを再現する戦場に、自分が好きなキャラとユニットを編成した”プレイヤー軍”を介入させる」というストーリー性の薄い作品の二通りに分かれる。2009年発売の『WARS』以降は「ジェネレーションシステム」という各ガンダム世界を管理するシステムがストーリーに関わる事が多い。 |
| :スパロボとも深い繋がりが存在し、『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]]』は前以てGジェネに参戦した事でスパロボにも参戦可能になったとみられている。Gジェネ側も2011年の『3D』以降は[[精神コマンド]]が採用されており、お互いに影響を受けている節がある。 | | :スパロボとも深い繋がりが存在し、『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]]』は前以てGジェネに参戦した事でスパロボにも参戦可能になったとみられている。Gジェネ側も2011年の『3D』以降は[[精神コマンド]]が採用されており、お互いに影響を受けている節がある。 |