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=== 機体の変遷 ===
=== 機体の変遷 ===
そもそもブラックサレナの核となったエステバリスは、[[蜥蜴戦争]]時にアキトが苦楽を共にする形で使用していた機体を改造した実験機で、「'''エステバリス・テンカワSPL'''」という名称で呼ばれ、後にネルガルが社の復権をかけて開発する事になる次世代機・[[アルストロメリア]]のプロトタイプとなっている。この機体の実戦データにより、[[ジンシリーズ]]よりも更に小型の機動兵器でもボソンジャンプが可能である事実が判明し、役目を終えたSPLはネルガルの会長室経由でアキトの手に渡った。重力波アンテナは折り畳み式に変更され、改造の末に、脚部のローラーユニットやワイヤードフィストの機能はオミットされているが、単独での戦闘をこなす為に基本性能に関しては従来のエステバリスよりも高くなっている。しかし、高性能試作機とはいえ元が旧型の上、相手は最新鋭の機体である[[夜天光]]+[[六連]]×6では勝ち目があるはずもなく大破(敗れたアキトが生還できたのも単に彼がA級ジャンパーだったからにすぎない)。これを受けたネルガル側は、対多数戦闘をコンセプトに強化改造を行い、外付けの装備や追加アーマーを実装。この結果、誕生したのが「ブラックサレナ」である。
ロールアウトの当初は、大型ミサイルや130㎜カノン砲といった実弾兵器を満載し、落ちた機動力を補う為に燃料系スラスターと重力推進を併用した重火力型で「'''S型(ストライカータイプ)'''」と呼称されていた。このS型は拠点強襲には多大な効果を発揮したものの、一番の本命であった夜天光には相性の悪さ(機動力特化の白兵型と火力特化の重装甲では歴然である)が祟り、やはりボロ負けを喫する。
ロールアウトの当初は、大型ミサイルや130㎜カノン砲といった実弾兵器を満載し、落ちた機動力を補う為に燃料系スラスターと重力推進を併用した重火力型で「'''S型(ストライカータイプ)'''」と呼称されていた。このS型は拠点強襲には多大な効果を発揮したものの、一番の本命であった夜天光には相性の悪さ(機動力特化の白兵型と火力特化の重装甲では歴然である)が祟り、やはりボロ負けを喫する。
その後、重火力だけでは勝てないと判断された結果、重装甲を維持しつつ高い機動力を確保する為に、「'''A1型(アーマードタイプ)'''」へと改造された。S型で脚部に備えていたスラスターを肩部に移植し、脚部のアーマーその物も高出力のスラスターに換装。武装はハンドビームガンのみに絞り、腕部がそれによって塞がれる為、新たにマジックハンドの機能を持たせたテールバインダーが取り付けられている。また、増加した推力に機体を耐えさせる為、エステバリスの四肢を固定する事で剛性を高めている。
A1型から更に装甲を高めたのが、劇中に登場した機体「'''A2型(アーマードタイプ2)'''」である。また、A2型からは新たに「高機動ユニット」が装着される様になり、この高機動ユニットにもミサイルポッドやビームキャノンを装備した「'''重武装タイプ'''」や大気圏内での飛行を想定した「'''エアロタイプ'''」、機種先端部分に削岩ドリルやレーザー掘削機が取り付けられた「'''モールタイプ'''」といった様々なバリエーションが存在する。
A1型から更に装甲を高めたのが、劇中に登場した機体「'''A2型(アーマードタイプ2)'''」である。また、A2型からは新たに「高機動ユニット」が装着される様になり、この高機動ユニットにもミサイルポッドやビームキャノンを装備した「'''重武装タイプ'''」や大気圏内での飛行を想定した「'''エアロタイプ'''」、機種先端部分に削岩ドリルやレーザー掘削機が取り付けられた「'''モールタイプ'''」といった様々なバリエーションが存在する。