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| === 配下 === | | === 配下 === |
| ;[[アルシオーネ]] | | ;[[アルシオーネ]] |
− | :部下の魔操士(漫画では魔'''導師''')。恋心を抱かれているが己の目的を果たすための手足としてしか見ておらず、漫画では魔法騎士の抹殺に二度失敗した彼女を見限り粛清している。 | + | :部下の魔操士(原作漫画版では魔'''導師''')。恋心を抱かれているが己の目的を果たすための手足としてしか見ておらず、原作漫画版では魔法騎士の抹殺に二度失敗した彼女を見限り粛清している。 |
− | :アニメでは三度目の失敗で見限るが、失脚させただけで殺さず、結果的に唯一自分の元に残った部下になったものの二度と使うことはなかった。第一章ラストでエメロード姫との関係を知られ、絶望した彼女に縋られるも「お前のエゴに過ぎない」と突き放し、最後まで彼女の想いを受け入れることはなかった。 | + | :アニメ版では三度目の失敗で見限るが、失脚させただけで殺さず、結果的に唯一自分の元に残った部下になったものの二度と使うことはなかった。第一章ラストでエメロード姫との関係を知られ、絶望した彼女に縋られるも「お前のエゴに過ぎない」と突き放し、最後まで彼女の想いを受け入れることはなかった。 |
| :多くのザガートの部下が彼への忠誠心が皆無の中、イノーバと共に高い忠誠心を持つが、イノーバとは違いザガートから重用されていたとは言いづらい。自身の行いを「悪」と自覚しているザガートからしたら、伝説の真意や「悪」の道を進む真の目的全てを理解した上で尽くしているイノーバや、ザガートに恩義や報酬を約束され「悪」と理解しているが仕える理由が明白な他の部下たちと違い、何故「悪」の道に進むか知らない癖に率先して協力しているアルシオーネはザガートからしたら信用するに価しないのである。 | | :多くのザガートの部下が彼への忠誠心が皆無の中、イノーバと共に高い忠誠心を持つが、イノーバとは違いザガートから重用されていたとは言いづらい。自身の行いを「悪」と自覚しているザガートからしたら、伝説の真意や「悪」の道を進む真の目的全てを理解した上で尽くしているイノーバや、ザガートに恩義や報酬を約束され「悪」と理解しているが仕える理由が明白な他の部下たちと違い、何故「悪」の道に進むか知らない癖に率先して協力しているアルシオーネはザガートからしたら信用するに価しないのである。 |
| :事情を知らされずに全てを捨てて来たアルシオーネにとっては理不尽な話だが、エメロードが心の自由が許されず恋心を殺そうと苦悩していたのに対し、臆面もなく恋心を曝け出して押し付けてくる彼女を嫌悪していたのかもしれない(原作版だと粛清直前に物凄く軽蔑した目を彼女に向けている)。とはいえ、ザガートが何も知らせぬままそんな彼女の恋心を利用していたのも事実であり、目的のためなら手段を問わない一面を伺わせている。 | | :事情を知らされずに全てを捨てて来たアルシオーネにとっては理不尽な話だが、エメロードが心の自由が許されず恋心を殺そうと苦悩していたのに対し、臆面もなく恋心を曝け出して押し付けてくる彼女を嫌悪していたのかもしれない(原作版だと粛清直前に物凄く軽蔑した目を彼女に向けている)。とはいえ、ザガートが何も知らせぬままそんな彼女の恋心を利用していたのも事実であり、目的のためなら手段を問わない一面を伺わせている。 |
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| ;[[イノーバ]] | | ;[[イノーバ]] |
| :副官。アニメのみ登場。元々はエメロードから贈られた精獣であり、魔法で人間の姿を与えた。エメロードとの関係と自身の目的を知る唯一の部下で深い信頼を寄せており、普段冷静なザガートも彼の戦死時には深く悲しんでいるそぶりを見せた。 | | :副官。アニメのみ登場。元々はエメロードから贈られた精獣であり、魔法で人間の姿を与えた。エメロードとの関係と自身の目的を知る唯一の部下で深い信頼を寄せており、普段冷静なザガートも彼の戦死時には深く悲しんでいるそぶりを見せた。 |
− | ;不明
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− | :原作でザガートの配下は4人だが、初登場シーンで滝に隠れたシルエットのみ登場した謎の5人目。登場前に死亡・粛清・離反された。魔法騎士への刺客にならなかっただけで別任務があった。単に作者が忘れていた。アニメ化の際に存在を思い出してイノーバを登場させたなど様々な説がある。
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| === セフィーロ === | | === セフィーロ === |
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| :第19話より。ザガートの想い人がエメロード姫であること、今までの全てはエメロード姫の為であった事を知ったアルシオーネに本当なのかと問い詰められるが、否定せずに聞き返す。 | | :第19話より。ザガートの想い人がエメロード姫であること、今までの全てはエメロード姫の為であった事を知ったアルシオーネに本当なのかと問い詰められるが、否定せずに聞き返す。 |
| :それを受けたアルシオーネが『導師クレフを裏切ったのも、魔法騎士と戦ってきたのも全てザガートの為であったのに』と嘆いたのに対し、下記の通り吐き捨てる。 | | :それを受けたアルシオーネが『導師クレフを裏切ったのも、魔法騎士と戦ってきたのも全てザガートの為であったのに』と嘆いたのに対し、下記の通り吐き捨てる。 |
− | ;「私の為……? 何の役にも立てなかった上に、<ruby><rb>戯言</rb><rt>たわごと</rt></ruby>を言うのはこの口か!?」<br/>「役に立たぬ魔操士よ、何処へなりと立ち去れ」 | + | ;「私の為……? 何の役にも立てなかった上に、戯言(たわごと)を言うのはこの口か!?」<br/>「役に立たぬ魔操士よ、何処へなりと立ち去れ」 |
− | :上記の発言の後、ザガートの言葉を聞き入れず『自分の為でなくザガートの為に尽くした』と縋るように主張し続けるアルシオーネをつかみ上げ、怒りを込めて突き放す。 | + | :上記の発言の後、ザガートの言葉を聞き入れず『自分の為でなくザガートの為に尽くした』と縋るように主張し続けるアルシオーネをつかみ上げ(片手でのネックハンギングツリー)、怒りを込めて突き放す。 |
| :ちなみに脚本を手がけた大川七瀬氏によれば、第一稿ではト書きに「アルシオーネの口に指を入れる」と書かれていたが、没になったとのこと。 | | :ちなみに脚本を手がけた大川七瀬氏によれば、第一稿ではト書きに「アルシオーネの口に指を入れる」と書かれていたが、没になったとのこと。 |
| ;「エメロード……どうか……自由に……」 | | ;「エメロード……どうか……自由に……」 |
− | :魔法騎士達との最終決戦時。<ruby><rb>閃光</rb><rt>ひかり</rt></ruby>の螺旋の直撃を受けて自身の敗北を悟り、穏やかな笑みと共に呟く。これがザガートの最期の言葉となった。 | + | :魔法騎士達との最終決戦時。閃光(ひかり)の螺旋の直撃を受けて自身の敗北を悟り、穏やかな笑みと共に呟く。これがザガートの最期の言葉となった。 |
| :『T』では撃墜時のセリフの一つ。 | | :『T』では撃墜時のセリフの一つ。 |
| ;「『柱』になれるのは、誰よりも強い心の持ち主。そして、『柱』になった者は、このセフィーロの創造主でもある」<br/>「しかし、その心は本当に自由なのだろうか……?」 | | ;「『柱』になれるのは、誰よりも強い心の持ち主。そして、『柱』になった者は、このセフィーロの創造主でもある」<br/>「しかし、その心は本当に自由なのだろうか……?」 |
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| **故人の設定だがOVA1巻のクライマックスで彼の魔神が登場した際に、眼を開き顔を上げるシーンがある。 | | **故人の設定だがOVA1巻のクライマックスで彼の魔神が登場した際に、眼を開き顔を上げるシーンがある。 |
| **OVA版は尺の都合でカットされたと思わしき所(アスコットに捕縛された筈の海が、次のシーンで何事もなく対峙している等)が何ヵ所かあり、彼も当初は生存している設定だったのかもしれない。 | | **OVA版は尺の都合でカットされたと思わしき所(アスコットに捕縛された筈の海が、次のシーンで何事もなく対峙している等)が何ヵ所かあり、彼も当初は生存している設定だったのかもしれない。 |
| + | *原作でザガートの配下は4人だが、初登場シーンで滝に隠れたシルエットのみ登場した謎の5人目が存在する。登場前に死亡・粛清・離反された、魔法騎士への刺客にならなかっただけで別任務があった、単に作者が忘れていた、アニメ化の際に存在を思い出してイノーバを登場させた、など様々な説がある。 |
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| == 脚注 == | | == 脚注 == |