32行目: |
32行目: |
| 普段は飄々とした昼行灯を決め込んでおり、現場の指揮は部下(遊馬、香貫花、熊耳あたり)に一任しているが、適当でいい加減なような態度でも、確かな人物観察力と的確な指導ぶりから、部下に対する威厳が皆無にもかかわらず、彼らからは信頼を寄せられている。いざという時は即決即断したり、上司を脅したり責任問題をチラつかせて黙認を取り付けるなどの策士ぶりを見せる。緊迫した場面では内面の切れ者ぶりを匂わせる凛々しい表情や険しい表情、普段とは違う真面目な言葉遣いをすることもあるが、すぐに余裕を取り戻してしまうためあまり長くは持たない。 | | 普段は飄々とした昼行灯を決め込んでおり、現場の指揮は部下(遊馬、香貫花、熊耳あたり)に一任しているが、適当でいい加減なような態度でも、確かな人物観察力と的確な指導ぶりから、部下に対する威厳が皆無にもかかわらず、彼らからは信頼を寄せられている。いざという時は即決即断したり、上司を脅したり責任問題をチラつかせて黙認を取り付けるなどの策士ぶりを見せる。緊迫した場面では内面の切れ者ぶりを匂わせる凛々しい表情や険しい表情、普段とは違う真面目な言葉遣いをすることもあるが、すぐに余裕を取り戻してしまうためあまり長くは持たない。 |
| | | |
− | 一方で人使いもかなり荒く、遊馬の好奇心や松井の人の良さにつけ込んで事件の捜査に当たらせる事も多い。また、彼の悪知恵の犠牲者も多く、恨みを買う事も多々ある。
| + | 一方で人使いもかなり荒く、遊馬の好奇心や旧知の松井刑事の人の良さにつけ込んで事件の捜査に当たらせる事も多い。また、彼の悪知恵の犠牲者も多く、恨みを買う事も多々ある。 |
− | | |
| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
| === 単独作品 === | | === 単独作品 === |
82行目: |
81行目: |
| === OVA・TV版 === | | === OVA・TV版 === |
| ;後藤「(ぼそっと)欲しい?」<br>南雲「え?」<br>後藤「あの新型機、欲しい?」<br>南雲「…欲しいわ」<br>後藤「…あげない」 | | ;後藤「(ぼそっと)欲しい?」<br>南雲「え?」<br>後藤「あの新型機、欲しい?」<br>南雲「…欲しいわ」<br>後藤「…あげない」 |
− | :『アーリーデイズ』第1話より。第二小隊に搬入された98式を前に「上の考えることはわからないわ。なんでうち(第一小隊)じゃないのかしら」という南雲に。 | + | :『アーリーデイズ』第1話より。第二小隊に搬入された98式を前に「上の考えることはわからないわ。なんでうち(第一小隊)じゃないのかしら」という南雲に。最後の一言だけ、念押しするように言う。 |
| :TV版でも香貫花着任時に同様のやりとりがあり、その際南雲は「どうせくれないんでしょ?」と応答している。第46話「その名はゼロ」においては南雲に「(第一小隊に導入されたAV-0が)欲しい?」と、OVA版の意趣返しとばかりに問われ、後藤は「いらない」と即答していた。 | | :TV版でも香貫花着任時に同様のやりとりがあり、その際南雲は「どうせくれないんでしょ?」と応答している。第46話「その名はゼロ」においては南雲に「(第一小隊に導入されたAV-0が)欲しい?」と、OVA版の意趣返しとばかりに問われ、後藤は「いらない」と即答していた。 |
| ;「公務員だぞ、地方公務員。お前達が乗車しているのは[[グレートマジンガー]]か? [[ダンガイオー]]か? [[カミーユ・ビダン|自閉症児]]や[[神勝平|不良少年]]が主人公のロボットアニメじゃないんだよ。分かっとるのか? 本当に」 | | ;「公務員だぞ、地方公務員。お前達が乗車しているのは[[グレートマジンガー]]か? [[ダンガイオー]]か? [[カミーユ・ビダン|自閉症児]]や[[神勝平|不良少年]]が主人公のロボットアニメじゃないんだよ。分かっとるのか? 本当に」 |
102行目: |
101行目: |
| ;「警察ってのはカゼ薬みたいなもんでな、症状が出てから使われる場合がほとんどだ。症状に合わせて解熱剤やせき止めを投与するわけだが、そんときゃもうカゼはひいちゃってるわけよ。ここで「あのとき無理をしなければ」とかいってそれまでの生活を悔いても仕方ないでしょう。」<br />「しかし現実に事件は起こる。そうなりゃ出番だ。熱が出たら解熱剤を、せきにはせき止めを投与するように、おれたちも症状に合わせて投入される。与えられた仕事をたんたんとこなしているうちになんとか社会が常態をとりもどす。それが警察のあるべき姿なのさ。わかるか泉?おれたちの仕事は本質的にいつも手おくれなんだ。こいつは覚悟がいるぞ。」 | | ;「警察ってのはカゼ薬みたいなもんでな、症状が出てから使われる場合がほとんどだ。症状に合わせて解熱剤やせき止めを投与するわけだが、そんときゃもうカゼはひいちゃってるわけよ。ここで「あのとき無理をしなければ」とかいってそれまでの生活を悔いても仕方ないでしょう。」<br />「しかし現実に事件は起こる。そうなりゃ出番だ。熱が出たら解熱剤を、せきにはせき止めを投与するように、おれたちも症状に合わせて投入される。与えられた仕事をたんたんとこなしているうちになんとか社会が常態をとりもどす。それが警察のあるべき姿なのさ。わかるか泉?おれたちの仕事は本質的にいつも手おくれなんだ。こいつは覚悟がいるぞ。」 |
| :漫画版18話で[[バドリナート・ハルチャンド|人身売買の被害者と思しき子供]]の手がかりを見つけたが、特定まで出来ず、組織も動かせないことに憤る野明に「怒るのは勝手だが、子供の運命を背負って専従で捜査にあたる警察官達の気持ちも考えることだ」「健康体に風邪薬をぶちこまないのと同じで、警察が怪しいからと人々を見張りだしたら、社会のために良くない」と諭す時に言う。 | | :漫画版18話で[[バドリナート・ハルチャンド|人身売買の被害者と思しき子供]]の手がかりを見つけたが、特定まで出来ず、組織も動かせないことに憤る野明に「怒るのは勝手だが、子供の運命を背負って専従で捜査にあたる警察官達の気持ちも考えることだ」「健康体に風邪薬をぶちこまないのと同じで、警察が怪しいからと人々を見張りだしたら、社会のために良くない」と諭す時に言う。 |
− | :ゆうきまさみによって描かれた、切れ者ではあっても「正義の味方」ではなく「社会人としての警察官」としての後藤を象徴する台詞。 | + | :ゆうきまさみによって描かれた後藤が、'''あくまでも「社会人としての警察官」であって「正義の味方」ではない'''ことを象徴する台詞。 |
| ;「こういうときは『警察には知らせるな』って一言いうべきだよ」 | | ;「こういうときは『警察には知らせるな』って一言いうべきだよ」 |
| :漫画版の終盤、熊耳を誘拐した[[内海]]と電話でやり取りしたときの台詞。この言葉に内海は爆笑し、後藤を「自分と同じ悪党」と評した。 | | :漫画版の終盤、熊耳を誘拐した[[内海]]と電話でやり取りしたときの台詞。この言葉に内海は爆笑し、後藤を「自分と同じ悪党」と評した。 |