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企画そのものは2005年の時点で決定していた(そのため、それ以後に発売された[[Xbox360]]版に登場する星井美希などのキャラクターは登場しない)。
 
企画そのものは2005年の時点で決定していた(そのため、それ以後に発売された[[Xbox360]]版に登場する星井美希などのキャラクターは登場しない)。
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『[[スパロボOGネットラジオ うますぎWAVE|うますぎWAVE]]』第467回にてアイマス総合プロデューサーの坂上陽三氏は、「アニメ製作の話はアーケード版が正式稼動する以前より始まっていて、当時はバンダイとナムコが経営統合した時期でもあり両者のコラボ的な作品を作ろうという話が持ち上がっていた。その結果、(ナムコの)『アイドルマスター』という言葉をキーワードに<ref>当時は『アイドルマスター』という言葉をキーワードに他の色々な展開も行う予定だったが、結果として『XENOGLOSSIA』のみが残った。</ref>、サンライズ・バンダイビジュアルでロボットアニメを作ろう、といった経緯でこの作品が製作された」と語っている。
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『[[スパロボOGネットラジオ うますぎWAVE|うますぎWAVE]]』第467回にてアイマス総合プロデューサーの坂上陽三氏は、「アニメ製作の話はアーケード版が正式稼動する以前より始まっていて、当時はバンダイとナムコが経営統合した時期でもあり両者のコラボ的な作品を作ろうという話が持ち上がっていた。その結果、(ナムコの)『アイドルマスター』という言葉をキーワードに、サンライズ・バンダイビジュアルでロボットアニメを作ろう、といった経緯でこの作品が製作された。当時は『アイドルマスター』という言葉をキーワードに他の色々な展開も行う予定だったが、結果として『XENOGLOSSIA』のみが残った」と語っている。
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サンライズの古里尚丈プロデューサーは、『THE IDOLM@STER』のアニメ化企画を持ち込まれた際にロボットアニメになった理由として「『原作の魅力には勝てない、同じ土俵には立てない』から、『ゲームのキャラで[[舞-HiME]]<ref>『XENOGLOSSIA』以前に展開されたサンライズのメディアミックスプロジェクト。別の作品に登場したキャラクターをまた別の作品に登場させつつも、設定を変更するという手法を取っている。</ref>を作ってくれという依頼』だと好意的に解釈した」と述べている<ref>アニメ雑誌『アニメージュ』2007年2月号より。</ref>。もっとも原作ゲームの方が当時の時点ではこんにちの大人気ぶりとは異なり、その難易度の高さや、何よりも初出だった事により御世辞にも人気作品とは言い難かった状況もあったと言える(実際、後の成功がなければ「原作破壊、原作の作風が微塵も反映されていない事等々に関係するベクトルの否定的な意見」が、ここまで発生する事もなかったのではないか?…という解釈も一応は可能ではある)。
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サンライズの古里尚丈プロデューサーは、『THE IDOLM@STER』のアニメ化企画を持ち込まれた際にロボットアニメになった理由として「『原作の魅力には勝てない、同じ土俵には立てない』から、『ゲームのキャラで[[舞-HiME]]を作ってくれという依頼』だと好意的に解釈した」と述べている<ref>アニメ雑誌『アニメージュ』2007年2月号より。</ref>。古里プロデューサーは公式ラジオで「サンライズにとっての『アイドル』とは何だろうと考えた結果、『ロボット』に行き着いた」「自分たち(サンライズ)が得意なロボット物の要素を加えることで、ゲームとはまた違う世界が広がると考えた」とも述べている<ref>なお、この時期を境としてサンライズは今まで手掛けなかった多様なジャンルの作品にも携わるようになった。その後、サンライズは『XENOGLOSSIA』の制作で得られた教訓等を踏まえて、『ラブライブ!』や『[[アイカツ!]]』といったメディアミックス系アイドルコンテンツのアニメ化をロボット等を無理に出さずに成功させている。特に、TVアニメ版『ラブライブ!』は『XENOGLOSSIA』の制作チーム(第8スタジオ)によるもので、シリーズ構成も花田十輝氏で共通している。</ref>
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また古里プロデューサーは公式ラジオで「サンライズにとっての『アイドル』とは何だろうと考えた結果、『ロボット』に行き着いた」「自分たち(サンライズ)が得意なロボット物の要素を加えることで、ゲームとはまた違う世界が広がると考えた」とも述べている<ref>なお、この時期を境としてサンライズは今まで手掛けなかった多様なジャンルの作品にも携わるようになった。その後、サンライズは『XENOGLOSSIA』の制作で得られた教訓等を踏まえて、『ラブライブ!』や『[[アイカツ!]]』といったメディアミックス系アイドルコンテンツのアニメ化をロボット等を無理に出さずに成功させている。特に、TVアニメ版『ラブライブ!』は『XENOGLOSSIA』の制作チーム(第8スタジオ)によるもので、シリーズ構成も花田十輝氏で共通している。</ref>。
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長井監督によればサンライズからのオーダーが「ロボット物」と「恋愛物」であり、ストーリーや設定などもすべて預けられて途方にくれたと語っている(当時は監督未経験)。製作中はそんな状況なのでがむしゃらで原作のことは気にする余裕はなかったが、第1話の試写会で原作ゲームチームに挨拶した際には怖くて顔が見られなかったらしい<ref name="電撃1">[https://dengekionline.com/elem/000/001/589/1589936/ 『アイドルマスター XENOGLOSSIA』誕生秘話を長井龍雪監督&坂上陽三氏がトーク。『スパクロ』の情報も(電撃オンライン、2017年9月13日)]</ref>。
    
== 余談 ==
 
== 余談 ==
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*原案とは全く別路線になってしまった本作は、ファンの間で賛否両論が激しく、放映から長らく経っても論争が続いていた。また、原案サイドも公式サイトやイベントで本作の存在に言及しないため、一時は「ゼノグラシアはアイマス原案サイドからも[[黒歴史]]扱いされている」という通説があった。
 
*原案とは全く別路線になってしまった本作は、ファンの間で賛否両論が激しく、放映から長らく経っても論争が続いていた。また、原案サイドも公式サイトやイベントで本作の存在に言及しないため、一時は「ゼノグラシアはアイマス原案サイドからも[[黒歴史]]扱いされている」という通説があった。
 
**しかし、『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』への参戦に当たり、アイマス総合プロデューサーの坂上陽三氏が公式ブログにて「10周年にあたってどこかでゼノグラシアにスポットを当てたいと思っていた」「スーパーロボット大戦への参戦が非常に嬉しい」と述べており、この通説は否定されている。
 
**しかし、『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』への参戦に当たり、アイマス総合プロデューサーの坂上陽三氏が公式ブログにて「10周年にあたってどこかでゼノグラシアにスポットを当てたいと思っていた」「スーパーロボット大戦への参戦が非常に嬉しい」と述べており、この通説は否定されている。
**本作の10周年記念上映イベントにおいて、坂上氏は「当時はゲーム側も家庭版の開発作業で忙しく、アニメに関してはおまかせ状態だった」「最初からロボットアニメと聞いていたため割と受け入れており、毎回白箱<ref>アニメ含む映像作品の完成時にスタッフなどに配布される確認用映像のこと。</ref>が届くのを楽しみにしていた」といった旨の事を語っており、世間一般が思うほど原案側は抵抗が無かったことが伺える。
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**本作の10周年記念上映イベントにおいて、坂上氏は「当時はゲーム側も家庭版の開発作業で忙しく、アニメに関してはおまかせ状態だった」「最初からロボットアニメと聞いていたため割と受け入れており、毎回白箱<ref>アニメ含む映像作品の完成時にスタッフなどに配布される確認用映像のこと。</ref>が届くのを楽しみにしていた」といった旨の事を語っており、世間一般が思うほど原案側は抵抗が無かったことが伺える<ref name="電撃1" />。
 
*本作では双海亜美・真美姉妹が、以降のシリーズ作品とは異なり亜美が'''姉'''で真美が'''妹'''となっているが、これはアーケード版の初代アイマスが原案だからである。Xbox 360版以降は姉と妹の設定が逆になったため、無尽合体キサラギのアミ・マミではアミが'''妹'''でマミが'''姉'''である。
 
*本作では双海亜美・真美姉妹が、以降のシリーズ作品とは異なり亜美が'''姉'''で真美が'''妹'''となっているが、これはアーケード版の初代アイマスが原案だからである。Xbox 360版以降は姉と妹の設定が逆になったため、無尽合体キサラギのアミ・マミではアミが'''妹'''でマミが'''姉'''である。
  
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