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| | その他 = | | | その他 = |
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− | 『'''新機動戦記ガンダムW'''』はサンライズが制作したテレビアニメ。 | + | 『'''新機動戦記ガンダムW'''』はサンライズ制作のテレビアニメ作品。 |
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| == 概要 == | | == 概要 == |
| TV版「[[ガンダムシリーズ]]」第6作目。前作に当たる『[[機動武闘伝Gガンダム]]』によって確立した、テレビドラマ「スーパー戦隊シリーズ」を彷彿とさせる複数の主役ガンダムなどを初めとする「平成ガンダム」路線を踏襲しつつもキャラクターにビジュアルな要素を盛り込み、いわゆる美形キャラクターが多く登場したこともあって女子によるキャラクター人気が加速した他、主要対象年齢を引き上げてインパクト重視の路線を残しつつもさらにケレン味を増しているのも特徴。概ねストーリーは5人のガンダムパイロットと、敵対する2人の人物によって描写され、『ガンダムW』という世界観で生きていく個人が焦点となっている。また、本作は米国や欧州以外でも国際的に放映された。 | | TV版「[[ガンダムシリーズ]]」第6作目。前作に当たる『[[機動武闘伝Gガンダム]]』によって確立した、テレビドラマ「スーパー戦隊シリーズ」を彷彿とさせる複数の主役ガンダムなどを初めとする「平成ガンダム」路線を踏襲しつつもキャラクターにビジュアルな要素を盛り込み、いわゆる美形キャラクターが多く登場したこともあって女子によるキャラクター人気が加速した他、主要対象年齢を引き上げてインパクト重視の路線を残しつつもさらにケレン味を増しているのも特徴。概ねストーリーは5人のガンダムパイロットと、敵対する2人の人物によって描写され、『ガンダムW』という世界観で生きていく個人が焦点となっている。また、本作は米国や欧州以外でも国際的に放映された。 |
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| 軍事設定などが前作に比べやや従来型のガンダムへの揺り戻しがかかったものの全体の派手さや華やかさは健在であり、その結果平成ガンダムの中でも高い人気を博し、多くのメディアに進出した他にTV版の1年後を描いたOVA『[[新機動戦記ガンダムW Endless Waltz]]』が発売され、翌年には劇場化までされている。また、外伝に当たる模型企画兼[[外伝]][[漫画]]『デュアルストーリー G-UNIT』やOVAより数十年後を描いた[[続編]][[小説]]『Frozen Teardrop』、TV版のストーリーをデュオ視点で更にEW版の機体で再構築した漫画『敗者たちの栄光』も展開された。 | | 軍事設定などが前作に比べやや従来型のガンダムへの揺り戻しがかかったものの全体の派手さや華やかさは健在であり、その結果平成ガンダムの中でも高い人気を博し、多くのメディアに進出した他にTV版の1年後を描いたOVA『[[新機動戦記ガンダムW Endless Waltz]]』が発売され、翌年には劇場化までされている。また、外伝に当たる模型企画兼[[外伝]][[漫画]]『デュアルストーリー G-UNIT』やOVAより数十年後を描いた[[続編]][[小説]]『Frozen Teardrop』、TV版のストーリーをデュオ視点で更にEW版の機体で再構築した漫画『敗者たちの栄光』も展開された。 |
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| == ストーリー == | | == ストーリー == |
| アフターコロニー195年、地球圏統一連合に抑圧されていたコロニー群は、5機のガンダムを地球に送り込んだ。OZに対して破壊活動を行う5人のガンダムパイロットとOZの士官ゼクス、そしてヒロイン・リリーナを中心に物語が進んでいく。 | | アフターコロニー195年、地球圏統一連合に抑圧されていたコロニー群は、5機のガンダムを地球に送り込んだ。OZに対して破壊活動を行う5人のガンダムパイロットとOZの士官ゼクス、そしてヒロイン・リリーナを中心に物語が進んでいく。 |
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| ;[[リーブラ]] | | ;[[リーブラ]] |
| :ホワイトファングの超大型戦艦。 | | :ホワイトファングの超大型戦艦。 |
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| + | == 用語 == |
| + | ;アビリティレベル |
| + | :A.C.世紀世界におけるモビルスーツの性能及び特性を表現するための数値。格闘戦能力を示すファイティングアビリティ、火力を示すウェポンアビリティ、機動性・瞬発力を示すスピードアビリティ、機体の駆動力を示すパワーアビリティ、装甲強度を示すアーマードアビリティの計5種の項目にて示される。オール100で設定されたリーオーの性能が基準値となっており、そこから比較して各機体の能力を把握することが可能となっているが、スピードの数値がゼロより上のデスサイズヘルの搭乗するデュオがゼロのスピードに驚愕することや、ゼロはフレームのみでトールギスのスペックを凌駕するどころか2機分以上のスペックが盛り込まれてる新設定からしても旧設定の側面もあり、あまり参考にならない。 |
| + | ;ガンダニュウム合金 |
| + | :宇宙でしか精製できない特殊な合金の'''総称'''。『新機動戦記ガンダムW デュアルストーリー G-UNIT』(SRW未参戦)においては「G-METAL」とも呼称される。 |
| + | :分子配列の組み合わせで金属反応の消失など様々な特性を持つようになる。ガンダムの装甲に使われており、機体ごとにその組成素材は異なるがいずれも従来MSのそれを上回る強度を誇るうえ、レーダーにも反応しづらい<ref>デスサイズはステルスを突き詰めた機体のためレーダーに映らないレベルだが、それ以外のガンダムもかなり反応が弱い。</ref>。ストーリー序盤では、ガンダムのものは圧倒的な防御力を見せ、'''ビームサーベルでまともに斬られてもほとんど損傷しない'''という無敵振りだった。 |
| + | :武装に関しても、このガンダニュウム合金を用いたビーム兵器はそのビーム発生に必要とされる各装置の性能や耐久性が向上するため、一般のビーム兵器に比べて桁違いの出力を発揮する。更にビームに電離領域が形成され水分子の干渉を防ぐため、ビームサーベルなども水中でも殆どエネルギーが減衰せず問題なく使用できる。 |
| + | :作中では物語開始以前から軍上層部などでは既知の合金であったが、製造に特殊な環境が必要でコストが非常に高く、更にこれを必要とするような性能のモビルスーツを作る必要性も無かったことから、一般的なモビルスーツには使われなかった経緯がある。 |
| + | :またその防御力も絶対ではなく、第一話の時点で[[リーオー]]のドーバーガンで[[ウイングガンダム]]に損傷を与えており、後発機の強化された武器の威力にも対応しきれなくなっていったが、それでもその優秀さは変わらず、多くの新型機に採用され続けている。 |
| + | ;[[スペシャルズ]] |
| + | : |
| + | ;[[OZ]] |
| + | : |
| + | ;[[マグアナック隊]] |
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| + | ;[[オペレーション・メテオ]] |
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| + | ;[[プラネイトディフェンサー]] |
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| + | ;[[自爆]]装置 |
| + | :5機のガンダムには機密保持の為に、自爆装置が必ずついている。通常の爆薬では完全な破壊は極めて困難なガンダニュウム合金を跡形もなく吹き飛ばすことが可能な、特別な組成と分量で生成された爆薬を用いた専用の自爆装置であり、自爆の破壊力そのものも非常に高い。ヒイロとカトルはこれを使って自分達のガンダムを破壊している。デュオも宇宙で自爆装置のスイッチを押したが、故障の為作動せず、OZの捕虜となってしまう。TVシリーズで一度も自爆しようとしなかったのは五飛だけ。 |
| + | :放送中には自爆ギミックの再現として、スイッチ一つでバラバラになる[[SDガンダム]]の食玩まで発売されていた。 |
| + | ;[[ゼロシステム]] |
| + | :戦術勝利に必要な情報をパイロットへ送り込む未来予測システム。 |
| + | ;[[モビルドール]] |
| + | :パイロットを廃した無人制御MS、およびそのシステム。 |
| + | ;地球圏統一連合 |
| + | :アフターコロニー世界における地球の統一勢力を担う勢力、いわゆる宇宙世紀の[[地球連邦政府]]に該当する組織だが、統一国家ではなくあくまで地球各国が出資して運営されている国連的な軍事組織である。 |
| + | :A.C.0133年に紛争が絶えなかった地球で設立し、世界中の戦争防止に大きな役割を果たしたが、紛争が下火になると存在意義を失いかけてしまい、組織存続のために宇宙コロニーを軍事侵略して占領したり、地球上の小国を追い詰めて紛争を誘発するなど、徐々に暴走。 |
| + | :モビルスーツの実用化により軍事力の巨大化が更に進み、結果的に全世界を軍国主義で圧迫する程の圧政組織と化してしまった。しかし、A.C.195年には総司令官のノベンタ元帥や地球方面軍司令官のベンディ将軍など統一連合の現状に異議を唱える一派が主流派になりつつあり、統一連合軍も本来の平和維持機関に立ち返ろうとしたが、利益維持のために軍縮を嫌うロームフェラ財団とOZのクーデターで首脳陣が壊滅し、主要の軍事施設は大部分が占領されてしまう。 |
| + | :地球各地の連合軍残存兵力は状況把握も出来ずに、各基地に立て籠もるが、OZの精鋭部隊を前に各個撃破されてしまった。 |
| + | :統一連合宇宙軍は地球から派遣された軍事組織としてのポジションを崩さずに、各コロニーの支配権を強めていたが、宇宙用リーオーを主力としていたため、モビルドール・トーラスを主力とするOZにほぼ駆逐されてしまったが、ホワイトファング決起時には旧統一連合軍関係者が多数参入している。 |
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| == 楽曲 == | | == 楽曲 == |
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| ;[[スーパーロボット大戦Operation Extend]] | | ;[[スーパーロボット大戦Operation Extend]] |
| :登場するのはヒイロ&ウイングゼロ、ゼクス&トールギス、そしてリリーナのみ。 | | :登場するのはヒイロ&ウイングゼロ、ゼクス&トールギス、そしてリリーナのみ。 |
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− | ;アビリティレベル
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− | :A.C.世紀世界におけるモビルスーツの性能及び特性を表現するための数値。格闘戦能力を示すファイティングアビリティ、火力を示すウェポンアビリティ、機動性・瞬発力を示すスピードアビリティ、機体の駆動力を示すパワーアビリティ、装甲強度を示すアーマードアビリティの計5種の項目にて示される。オール100で設定されたリーオーの性能が基準値となっており、そこから比較して各機体の能力を把握することが可能となっているが、スピードの数値がゼロより上のデスサイズヘルの搭乗するデュオがゼロのスピードに驚愕することや、ゼロはフレームのみでトールギスのスペックを凌駕するどころか2機分以上のスペックが盛り込まれてる新設定からしても旧設定の側面もあり、あまり参考にならない。
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− | ;ガンダニュウム合金
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− | :宇宙でしか精製できない特殊な合金の'''総称'''。『新機動戦記ガンダムW デュアルストーリー G-UNIT』(SRW未参戦)においては「G-METAL」とも呼称される。
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− | :分子配列の組み合わせで金属反応の消失など様々な特性を持つようになる。ガンダムの装甲に使われており、機体ごとにその組成素材は異なるがいずれも従来MSのそれを上回る強度を誇るうえ、レーダーにも反応しづらい<ref>デスサイズはステルスを突き詰めた機体のためレーダーに映らないレベルだが、それ以外のガンダムもかなり反応が弱い。</ref>。ストーリー序盤では、ガンダムのものは圧倒的な防御力を見せ、'''ビームサーベルでまともに斬られてもほとんど損傷しない'''という無敵振りだった。
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− | :武装に関しても、このガンダニュウム合金を用いたビーム兵器はそのビーム発生に必要とされる各装置の性能や耐久性が向上するため、一般のビーム兵器に比べて桁違いの出力を発揮する。更にビームに電離領域が形成され水分子の干渉を防ぐため、ビームサーベルなども水中でも殆どエネルギーが減衰せず問題なく使用できる。
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− | :作中では物語開始以前から軍上層部などでは既知の合金であったが、製造に特殊な環境が必要でコストが非常に高く、更にこれを必要とするような性能のモビルスーツを作る必要性も無かったことから、一般的なモビルスーツには使われなかった経緯がある。
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− | :またその防御力も絶対ではなく、第一話の時点で[[リーオー]]のドーバーガンで[[ウイングガンダム]]に損傷を与えており、後発機の強化された武器の威力にも対応しきれなくなっていったが、それでもその優秀さは変わらず、多くの新型機に採用され続けている。
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− | :5機のガンダムには機密保持の為に、自爆装置が必ずついている。通常の爆薬では完全な破壊は極めて困難なガンダニュウム合金を跡形もなく吹き飛ばすことが可能な、特別な組成と分量で生成された爆薬を用いた専用の自爆装置であり、自爆の破壊力そのものも非常に高い。ヒイロとカトルはこれを使って自分達のガンダムを破壊している。デュオも宇宙で自爆装置のスイッチを押したが、故障の為作動せず、OZの捕虜となってしまう。TVシリーズで一度も自爆しようとしなかったのは五飛だけ。
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− | :放送中には自爆ギミックの再現として、スイッチ一つでバラバラになる[[SDガンダム]]の食玩まで発売されていた。
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− | ;[[ゼロシステム]]
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− | :戦術勝利に必要な情報をパイロットへ送り込む未来予測システム。
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− | ;[[モビルドール]]
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− | :パイロットを廃した無人制御MS、およびそのシステム。
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− | ;地球圏統一連合
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− | :アフターコロニー世界における地球の統一勢力を担う勢力、いわゆる宇宙世紀の[[地球連邦政府]]に該当する組織だが、統一国家ではなくあくまで地球各国が出資して運営されている国連的な軍事組織である。
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− | :A.C.0133年に紛争が絶えなかった地球で設立し、世界中の戦争防止に大きな役割を果たしたが、紛争が下火になると存在意義を失いかけてしまい、組織存続のために宇宙コロニーを軍事侵略して占領したり、地球上の小国を追い詰めて紛争を誘発するなど、徐々に暴走。
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− | :モビルスーツの実用化により軍事力の巨大化が更に進み、結果的に全世界を軍国主義で圧迫する程の圧政組織と化してしまった。しかし、A.C.195年には総司令官のノベンタ元帥や地球方面軍司令官のベンディ将軍など統一連合の現状に異議を唱える一派が主流派になりつつあり、統一連合軍も本来の平和維持機関に立ち返ろうとしたが、利益維持のために軍縮を嫌うロームフェラ財団とOZのクーデターで首脳陣が壊滅し、主要の軍事施設は大部分が占領されてしまう。
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− | :地球各地の連合軍残存兵力は状況把握も出来ずに、各基地に立て籠もるが、OZの精鋭部隊を前に各個撃破されてしまった。
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− | :統一連合宇宙軍は地球から派遣された軍事組織としてのポジションを崩さずに、各コロニーの支配権を強めていたが、宇宙用リーオーを主力としていたため、モビルドール・トーラスを主力とするOZにほぼ駆逐されてしまったが、ホワイトファング決起時には旧統一連合軍関係者が多数参入している。
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