差分

19 バイト除去 、 2013年4月21日 (日) 17:37
1行目: 1行目:  
== クトゥルフ神話 (Cthulhu Mythos) ==
 
== クトゥルフ神話 (Cthulhu Mythos) ==
パルプマガジン連載小説を元にした神話大系のひとつ。<br/>20世紀前半に[[アメリカ合衆国]]の作家、ハワード・フィリップス・ラヴクラフトと彼の友人たちによって作り上げられた所謂創作神話で、一般的に[[神話]]と呼ばれているものとは根本的に性質が異なる。
+
パルプマガジン連載小説を元にした神話大系のひとつ。<br/>20世紀前半にアメリカ合衆国の作家、ハワード・フィリップス・ラヴクラフトと彼の友人たちによって作り上げられた所謂創作神話で、一般的に[[神話]]と呼ばれているものとは根本的に性質が異なる。
    
太古の地球は旧支配者と呼ばれる異形の神々によって支配されており、その姿は常人には名状し難い物に見え不安や孤独、絶望などを煽らせる……と、されるなど全体的にスケールは宇宙規模でホラー色が非常に強い。
 
太古の地球は旧支配者と呼ばれる異形の神々によって支配されており、その姿は常人には名状し難い物に見え不安や孤独、絶望などを煽らせる……と、されるなど全体的にスケールは宇宙規模でホラー色が非常に強い。
   −
なお、旧支配者の名前である「Cthulhu」は人間には発音できない音を英語っぽく表記したものという設定であり、音節文字であるカナ文字でどのように表記するかは翻訳者のセンス次第である。「クトゥルフ」以外でも「クトゥルー」「ク・リトル・リトル」「クルウルウ」などと訳されることがある。クトゥルフ神話を体系化したオーガスト・ダーレスは、口にするときは「クトゥルー」に近い発音をしていた模様。他に「発音不可能」と明言されているのはルルイエ(R'lyeh)。
+
旧支配者の名前である「Cthulhu」は人間には発音できない音を英語っぽく表記したものという設定であり、音節文字であるカナ文字でどのように表記するかは翻訳者のセンス次第である。「クトゥルフ」以外でも「クトゥルー」「ク・リトル・リトル」「クルウルウ」などと訳されることがある。クトゥルフ神話を体系化したオーガスト・ダーレスは、口にするときは「クトゥルー」に近い発音をしていた模様。他に「発音不可能」と明言されているのはルルイエ(R'lyeh)。
    
=== クトゥルフ神話が取り入れられている作品 ===
 
=== クトゥルフ神話が取り入れられている作品 ===
39行目: 39行目:  
:古代の石造都市ルルイエに封印されているらしいが、星の動きや地殻変動によって稀にルルイエが浮上する時、クトゥルフが夢を見ているとそれがテレパシーで世界中に広まり精神的ショックを及ぼすという。浮上した時のみなのは、テレパシーが海水で遮断されるため。
 
:古代の石造都市ルルイエに封印されているらしいが、星の動きや地殻変動によって稀にルルイエが浮上する時、クトゥルフが夢を見ているとそれがテレパシーで世界中に広まり精神的ショックを及ぼすという。浮上した時のみなのは、テレパシーが海水で遮断されるため。
 
:[[ダゴン]]や水棲種族「深き者ども」を配下に持つが、ラヴクラフトによる元来の設定では水神という訳ではないらしい(上述の通り、むしろ水によって封印されている設定)。
 
:[[ダゴン]]や水棲種族「深き者ども」を配下に持つが、ラヴクラフトによる元来の設定では水神という訳ではないらしい(上述の通り、むしろ水によって封印されている設定)。
:その名前から「クトゥルフ神話」の主人公格のように思えるかもしれないが、実際はそこまでの存在感がある神格ではない。後に「クトゥルフ神話」とまとめられることになる創作神話大系の要素が初めて用いられた小説のタイトルが『Call of Cthulhu(クトゥルフの呼び声)』であったことが、この創作神話体系が「クトゥルフ神話」と呼ばれるようになった由来である。
+
:その名前から「クトゥルフ神話」の主人公格のように思えるかもしれないが、実際はそこまでの存在感がある神格ではない。後に「クトゥルフ神話」と纏められる事になる創作神話大系の要素が初めて用いられた小説のタイトルが『Call of Cthulhu(クトゥルフの呼び声)』であったことが、この創作神話体系が「クトゥルフ神話」と呼ばれるようになった由来である。
    
;クトゥグア(Cthugha)
 
;クトゥグア(Cthugha)
5,094

回編集