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アの国の地方領主[[ドレイク・ルフト]]の妻。[[ビショット・ハッタ]]と不倫関係にある。
 
アの国の地方領主[[ドレイク・ルフト]]の妻。[[ビショット・ハッタ]]と不倫関係にある。
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野心旺盛な男達を手玉に取り、ゆくゆくは自らがバイストン・ウェルの全てを手中に収めんとしていた恐るべき女性。また、自ら腹を痛めて産んだ実の娘[[リムル・ルフト]]への愛情は殆どなかった。開始当初こそ目立たない役どころであったが、ラース・ワウに踏み込んだ[[ショウ・ザマ]]達に対しリムルを盾に取った一件より冷酷さ、強かさを見せ付け始める。
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'''「野心旺盛な男達を手玉に取り、ゆくゆくは自らがバイストン・ウェルの全てを手中に収めんとしていた」恐るべき女性'''。また、自ら腹を痛めて産んだ実の娘[[リムル・ルフト]]への愛情は殆どなかった。開始当初こそ目立たない役どころであったが、ラース・ワウに踏み込んだ[[ショウ・ザマ]]達に対しリムルを盾に取った一件より冷酷さ、強かさを見せ付け始める。
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[[オーラマシン]]が地上に追放された際には再度捕らえられたリムルを伴い[[ゲア・ガリング]]にいたため、ルーザもまた地上に出た(ドレイクはそのことをリムルと再会するまで知らなかった)。その後もゲア・ガリングに滞在し、パリそのものを人質にシーラ、エレ両者の撃滅を図るなど、非情な手を次々とビショットに入れ知恵していた。
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[[オーラマシン]]が地上に追放された際には再度捕らえられたリムルを伴い[[ゲア・ガリング]]にいた為、ルーザもまた地上に出た(ドレイクはその事をリムルと再会するまで知らなかった)。その後もゲア・ガリングに滞在し、パリそのものを人質にシーラ、エレ両者の撃滅を図る等、非情な手を次々とビショットに入れ知恵していた。
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最終決戦では「戦いの元凶」としてその命を奪いに来たリムルを事もなく返り討ちにしたが、その直後にリムルの命の光を感じて現れた[[ニー・ギブン]]により、生身で[[ボチューン]]のオーラバルカンに撃たれ死亡した。最期の瞬間は娘殺しの言い訳も命乞いもなく、ただニーから「お前」と呼ばれたことに憤るという、傲慢とも取れる気位の高さをむき出しにしていた。
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最終決戦では「戦いの元凶」としてその命を奪いに来たリムルを事もなく返り討ちにしたが、その直後にリムルの命の光を感じて現れた[[ニー・ギブン]]により、生身で[[ボチューン]]のオーラバルカンに撃たれ死亡した。最期の瞬間は娘殺しの言い訳も命乞いも無く、ただニーから「お前」と呼ばれたことに憤るという…傲慢とも取れる気位の高さをむき出しにしていた。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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:本人は死亡しているため登場しないが、コドールと同様の存在として名前を出されている。
 
:本人は死亡しているため登場しないが、コドールと同様の存在として名前を出されている。
 
;[[スーパーロボット大戦BX]]
 
;[[スーパーロボット大戦BX]]
:今回もNPCだが、[[マーダル]]との同盟で別方向に力をつけた黒騎士や、野心に火をつけられたドレイクが目立ちまくるのでかなり影が薄い。原作通りの会話でも、マーダルの出現以降は立ち位置を転々としているだけのキャラクターと化してしまう。ビショットの指揮する[[ゲア・ガリング]]に乗っている(カットインにも姿が映っている)が、撃沈後に一人だけ脱出したところ'''乗っていたオーラバトラーがいきなり墜落して死亡'''、という呆気なさ過ぎる最期を迎えることに。彼女の死がある意味、ドレイクの進退を決めることとなる。
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:今回もNPCだが、[[マーダル]]との同盟で別方向に力をつけた黒騎士や、野心に火をつけられたドレイクが目立ちまくるのでかなり影が薄い。原作通りの会話でも、マーダルの出現以降は立ち位置を転々としているだけのキャラクターと化してしまう。
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:ビショットの指揮する[[ゲア・ガリング]]に乗っている(カットインにも姿が映っている)が、撃沈後に一人だけ脱出したところ'''乗っていたオーラバトラーがいきなり墜落して死亡'''…という呆気なさ過ぎる最期を迎えることに。ルーザの死がある意味、ドレイクの進退を決める事となる。
    
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
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== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
 
;「親が子を殺せると思いますか?」
 
;「親が子を殺せると思いますか?」
:[[シルキー・マウ]]を奪還しようとした[[ショウ・ザマ]]に対して実の娘であるリムルにナイフを突きつけ、脅迫し撤退させた後のリムルに対しての台詞。後に本当に殺してしまうので洒落になっていない。
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:第8話「再び、ラース・ワウ」より。[[シルキー・マウ|シルキー]]を奪還しようとした[[ショウ・ザマ|ショウ]]に対して実の娘である[[リムル・ルフト|リムル]]にナイフを突きつけ、脅迫し撤退させた後の彼女に対しての台詞。
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:後に本当に殺してしまうので、全く洒落になっていない。
 
;「そなたも大きくなったものよ。大した力で、この母も疲れましたよ」
 
;「そなたも大きくなったものよ。大した力で、この母も疲れましたよ」
:上記のセリフの前後に、リムルを抑えつけていた時の感想を漏らす。…よくもぬけぬけと。
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:上記の台詞の前後に、リムルを抑えつけていた時の感想を漏らす。…よくもぬけぬけと。
:なお当事者の1人であり、母が娘を人質にすることについて「こういう世界なのか!?」と愕然としていたショウは、後に自分が母親に殺されそうになる…。
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:なお当事者の一人であり、母が娘を人質にすることについて「こういう世界なのか!?」と愕然としていたショウは、後に自分が[[チヨ・ザマ|母親]]に殺されそうになる…。
;「ならば、地上人の使ったあの強力な爆弾を奪って、一思いに!」
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;「ならば、地上人の使った[[核ミサイル|あの強力な爆弾]]を奪って、一思いに!」
:第42話「地上人の反乱」で。オスロをゲア・ガリングで占拠したものの、地上人達のストライキに遭い「地上人が戦う気になったのなら脅しも効かなくなる」と及び腰のビショットに対し、核を使えとまで言い出す。結局は手をこまねいている間にゴラオンが進撃してくるという事態に艦隊を海上へ進めざるを得なくなり、「脅しをかけぬからこうなる」とビショットの手ぬるさを非難したが、ビショットにはさすがに堪りかねたのか「戦いは男の仕事だ」と下がらせられた。
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:第42話「地上人の反乱」より。オスロを[[ゲア・ガリング]]で占拠したものの、地上人達のストライキに遭い「地上人が戦う気になったのなら脅しも効かなくなる」と及び腰の[[ビショット・ハッタ|ビショット]]に対し「核を使え」とまで言い出す。ルーザにとって、勝利者となる為ならば[[地球|地上]]がどうなっても良いのであろう。
:勝利者となるためなら地上などどうなってもいいのであろう。
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:結局は手をこまねいている間に[[ゴラオン]]が進撃してくるという事態に艦隊を海上へ進めざるを得なくなり、「脅しを掛けぬから、こうなる」とビショットの手ぬるさを非難したが、ビショットにはさすがに堪りかねたのか「戦いは男の仕事だ」と下がらせられた。
;「ビルバインがああも簡単に侵入したのは、お前が内通したのであろう!?」<br />リムル「お母様…!」<br />「黙れ!」<br />「地上人を唆し、脱走まで試みたお前だ。どこに隠してある?無線機がこの部屋にあるであろう!!」<br />「身包み剥いで調べてやる!監視を!」
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;「ビルバインがああも簡単に侵入したのは、お前が内通したのであろう!?」<br />リムル「お母様…!」<br />「黙れ!」<br />「地上人を唆し、脱走まで試みたお前だ。どこに隠してある? 無線機がこの部屋に有るであろう!!」<br />「身包み剥いで調べてやる! 監視を!」
:第43話でショウがビルバインで奇襲に成功した事をリムルの手引きだと勘違いし、もはや親の躾の範囲を超えた暴力を加える。この会話をしている間凄まじい形相で無抵抗のリルムを杖で殴打しており、ルーザの醜さがとても強調されている。
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:第43話「ハイパー・ショウ」より。ショウがビルバインで奇襲に成功した事をリムルの手引きだと勘違いし、もはや親の躾の範囲を超えた暴力を加える。
;ルーザ「ドレイクは私がこの艦に乗っていることを存じているのでしょう?ならば当分はこの艦は安全です」<br/>ビショット「その言い草、気に入らんな」<br/>ルーザ「ドレイクは自分の手で私を殺すまでは、他人に殺させはしない、ということです」<br/>ビショット「……確かにな」
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:この会話をしている間凄まじい形相で無抵抗のリルムを杖で殴打しており、ルーザの醜悪さがとても強調されている。
:第47話「ドレイク・ルフト」で決戦の先鋒を押し付けられたビショットを前に「勝った後の戦力配分のこと」を話し始め、「当分は安全だ」という根拠を語る。
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;ルーザ「ドレイクは私がこの艦に乗っている事を存じているのでしょう? ならば当分はこの艦は安全です」<br/>ビショット「その言い草、気に入らんな」<br/>ルーザ「ドレイクは自分の手で私を殺すまでは、他人に殺させはしない、という事です」<br/>ビショット「……確かにな」
:ちなみにこの時ドレイクは、わざわざ通信時にリムルを側に立たせるというやり方で、言外にプレッシャーをかけに来ていた。
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:第47話「ドレイク・ルフト」より。決戦の先鋒を押し付けられたビショットを前に「勝った後の戦力配分のこと」を話し始め、「当分は安全だ」という根拠を語る。
;「アッハハハハハハ!手玉に取られた男共が悪いとは考えぬのか。偉そうなことを言っても、まだまだ子供ねえ…」
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:ちなみにこの時[[ドレイク・ルフト|ドレイク]]は、わざわざ通信時にリムルを側に立たせるというやり方で、言外に[[プレッシャー]]を掛けに来ていた。
:第48話「クロス・ファイト」でリムルに短剣で迫られたときの台詞。ビショットを利用しドレイクを裏切ったルーザは罰せられるべきだとリムルに言われようと、一つも動じずベッド脇のキャビネットに手を伸ばすが、そこには拳銃が…。
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;「アッハハハハハハ! 手玉に取られた男共が悪いとは考えぬのか。偉そうな事を言っても、まだまだ子供ねえ…」
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:第48話「クロス・ファイト」でリムルに短剣で迫られた時の台詞。
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:「ビショットを利用しドレイクを裏切ったルーザは罰せられるべきだ」とリムルに言われようと、ルーザは一つも動じずベッド脇のキャビネットに手を伸ばすが、そこには拳銃が…。
 
;「ガキが!」
 
;「ガキが!」
:こう言ってリムルに花瓶を投げつけ、なおも向かってくるリムルを隠し持っていた拳銃で殺害。しかもこれ見よがしに構えて見せ、気を取られたリムルの額を躊躇なく撃ち抜くという、役者が違うのだと言わんばかりのやり方であった。
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:こう言ってリムルに花瓶を投げつけ、なおも向かってくるリムルを隠し持っていた拳銃で殺害。しかもこれ見よがしに構えて見せ、気を取られた'''リムルの額を拳銃で躊躇なく撃ち抜く'''という、役者が違うのだと言わんばかりのやり方であった。
 
;「他人にお前呼ばわりされる私ではない。私はルーザ、ルーザ・ルフトである!」
 
;「他人にお前呼ばわりされる私ではない。私はルーザ、ルーザ・ルフトである!」
:リムルを失い激昂した[[ニー・ギブン|ニー]]に「母親のお前が我が子を殺したのか」と聞かれての返事。お前呼ばわりされたことへの抗議とも言えるし、余所者に己の行為を非難されたことへの反発とも言えそうだが、この後ニーの乗る[[ボチューン]]に部屋ごと爆破されて死亡。彼女もまた富野作品における、[[死亡フラグ|死に際に激しく自己主張]]した一人であった。
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:リムルを失い激昂した[[ニー・ギブン|ニー]]に「母親のお前が我が子を殺したのか」と聞かれての返事。
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お前呼ばわりされた事への抗議とも言えるし、余所者に己の行為を非難された事への反発とも言えそうだが、この後ニーの乗る[[ボチューン]]に部屋ごと爆破されて死亡。
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:ルーザ・ルフトもまた富野作品における、[[死亡フラグ|死に際に激しく自己主張]]した一人であった。
    
== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
;「ビショット様、ここは撃墜を装い海中に機体を沈めるのが得策かと…」
 
;「ビショット様、ここは撃墜を装い海中に機体を沈めるのが得策かと…」
:『[[スーパーロボット大戦α|α]]』中盤で、[[ゲア・ガリング]]を撃墜した場合に発生するビショットへの「入れ知恵」。戦況を見極める眼力は、ビショットよりもルーザの方がはるかに優れている事を示す一幕である。
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:『[[スーパーロボット大戦α|α]]』中盤で、[[ゲア・ガリング]]を撃墜した場合に発生するビショットへの「入れ知恵」。
;「ば、馬鹿な…! 私は…私はルーザ・ルフトである! その私がっ…!?」
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:戦況を見極める眼力は、ビショットよりもルーザの方がはるかに優れている事を示す一幕である。
:『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』における最期。ニーどころか誰の手にかかるでもなく、'''脱出直後に[[レプラカーン]]が突如コンバーター停止、墜落して死亡'''という呆気なさ過ぎる末路を辿ることになった。この時レプラカーンを動かしていたのは別の兵士だったが、あまりにも唐突で、どこか物のついでのような感じで退場してしまった。流れ弾の直撃や他の機体の爆発の巻き添えならばともかく、'''マシントラブルで自滅するネームドキャラ'''というのはSRWでは珍しい(もっとも、前後でビショットらを切り捨てようとしていたドレイクの意志を見ると、ドレイクが機体に細工をしていたようにも見えるが)。
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;「ば、馬鹿な…! 私は…私はルーザ・ルフトである! その私がっ…!?」
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:『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』における最期。ニーどころか誰の手にかかるでもなく、'''脱出直後に[[レプラカーン]]が突如コンバーター停止、墜落して死亡'''という呆気無さ過ぎる末路を辿ることになった。
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:この時レプラカーンを動かしていたのは別の兵士だったが、あまりにも唐突で、どこか物のついでのような感じで退場してしまった。流れ弾の直撃や他の機体の爆発の巻き添えならばともかく、'''マシントラブルで自滅するネームドキャラ'''というのはSRWでは珍しい(もっとも、前後でビショットらを切り捨てようとしていたドレイクの意志を見ると、ドレイクが機体に細工をしていたようにも見えるが)。
 
:巻き添えを食らう形になった兵士が哀れである。かつて[[三輪防人|似たような形]]で[[ギガノス兵|巻き添えを食らった人]]を思い出したプレイヤーもいたとか。
 
:巻き添えを食らう形になった兵士が哀れである。かつて[[三輪防人|似たような形]]で[[ギガノス兵|巻き添えを食らった人]]を思い出したプレイヤーもいたとか。
  
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