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| ザガートが魔法騎士に倒された直後、憎しみに囚われた彼女は急成長を遂げ、[[魔神エメロード]]を召喚して魔法騎士の前に立ち塞がった。彼女の中に残された一片の良心が一連の真相を伝えると同時に「自分を殺してザガートのもとに送って欲しい」と懇願し、覚悟を決めた魔法騎士たちに倒されたことでようやく枷から解放された。 | | ザガートが魔法騎士に倒された直後、憎しみに囚われた彼女は急成長を遂げ、[[魔神エメロード]]を召喚して魔法騎士の前に立ち塞がった。彼女の中に残された一片の良心が一連の真相を伝えると同時に「自分を殺してザガートのもとに送って欲しい」と懇願し、覚悟を決めた魔法騎士たちに倒されたことでようやく枷から解放された。 |
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− | しかし、エメロードの望みを叶えたに過ぎないとは言え、彼女を殺めてしまった魔法騎士たちは心に深い傷を負い(光は再会時に拳を握りしめるあまり無意識に爪で拳を傷つけ、さらにアニメでは後悔から[[ノヴァ|もう一人の自分を生み出したり]]、海は『ボスキャラにも深い事情があるかもしれない』『向こうから見れば、私のほうが悪なのかもしれない』とRPGができなくなっていた)、セフィーロの危機も[[イーグル・ビジョン|新たな]][[デボネア|局面]]を迎えてしまう。
| + | しかし、エメロードの望みを叶えたに過ぎないとは言え、彼女を殺めてしまった魔法騎士たちは[[トラウマイベント|心に深い傷を負い]](光は再会時に拳を握りしめるあまり無意識に爪で拳を傷つけ、さらにアニメでは後悔から[[ノヴァ|もう一人の自分を生み出したり]]、海は『ボスキャラにも深い事情があるかもしれない』『向こうから見れば、私のほうが悪なのかもしれない』とRPGを遊ぶことができなくなっていた)、セフィーロの危機も[[イーグル・ビジョン|新たな]][[デボネア|局面]]を迎えてしまう。 |
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
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| == スパロボシリーズの名台詞 == | | == スパロボシリーズの名台詞 == |
| ;「愛する者を失う悲しみ…お前にも解るはずだ!」 | | ;「愛する者を失う悲しみ…お前にも解るはずだ!」 |
− | :敵対時にて[[ドモン・カッシュ]]、[[テンカワ・アキト]]、[[ヴァン]]、[[アムロ・レイ]]、[[キリコ・キュービィー]]らとの[[特殊戦闘台詞]]。 | + | :敵対時にて[[ドモン・カッシュ]]、[[テンカワ・アキト]]、[[ヴァン]]、[[アムロ・レイ]]、[[キリコ・キュービィー]]、[[獅子王凱]]らとの[[特殊戦闘台詞]]。 |
| <!--とりあえず確認できた分だけ--> | | <!--とりあえず確認できた分だけ--> |
− | :見事に'''愛する者を奪われた事がある者、悲しい別れを経験した者、そして[[装甲騎兵ボトムズ 赫奕たる異端|これから別れが待ち受けている者]]'''となっている。 | + | :見事に'''愛する者を奪われた事がある者、[[ララァ・スン|悲しい]][[キョウジ・カッシュ|別れを]][[木星|経験]][[獅子王絆|した者]]、そして[[装甲騎兵ボトムズ 赫奕たる異端|これから別れが待ち受けている者]]'''となっている。 |
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| == 搭乗機体 == | | == 搭乗機体 == |
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| *名前の由来は、三菱自動車が1992年から1996年まで販売していた「三菱・エメロード」から。 | | *名前の由来は、三菱自動車が1992年から1996年まで販売していた「三菱・エメロード」から。 |
| *[[声優:緒方恵美|緒方恵美]]氏は少年~青年キャラを演じることが多いが、氏が担当したエメロードは現在でも類を見ないお淑やかなお姫様というキャラクターで、このキャスティングはアニメスタッフからのオファーによるものである。当時、緒方氏は男性役ばかりやっていたこともあり、エメロードの役作りに苦労し、[[龍咲海|海]]役の吉田小南美氏や[[フェリオ]]役の山崎たくみ氏に弄られていたという。曰く'''「お前を助けられるヤツはいない!!」'''とのこと。 | | *[[声優:緒方恵美|緒方恵美]]氏は少年~青年キャラを演じることが多いが、氏が担当したエメロードは現在でも類を見ないお淑やかなお姫様というキャラクターで、このキャスティングはアニメスタッフからのオファーによるものである。当時、緒方氏は男性役ばかりやっていたこともあり、エメロードの役作りに苦労し、[[龍咲海|海]]役の吉田小南美氏や[[フェリオ]]役の山崎たくみ氏に弄られていたという。曰く'''「お前を助けられるヤツはいない!!」'''とのこと。 |
− | **女性役も少ないながら担当していたものの、男性キャラをやることが多かった緒方氏がエメロードを配役することに衝撃が走り、2014年に行われたインタビュー<ref>[https://animeanime.jp/article/2014/10/28/20651.html TV放送から20年「魔法騎士レイアース」椎名へきる&緒方恵美インタビュー-前編-] 2019年4月14日閲覧。</ref>によると、当時所属していた事務所でマネージャーが'''「は?」「もう一度言ってください」「うちの緒方に姫の役を?」'''と信じられない様子で電話で聞き返していて、事務所中がザワッとしていたことからその驚き具合が伺える。 | + | **女性役も少ないながら担当していたものの、男性キャラをやることが多かった緒方氏がエメロード役を担当することに衝撃が走り、2014年に行われたインタビュー<ref>[https://animeanime.jp/article/2014/10/28/20651.html TV放送から20年「魔法騎士レイアース」椎名へきる&緒方恵美インタビュー-前編-] 2019年4月14日閲覧。</ref>によると、当時所属していた事務所でマネージャーが'''「は?」「もう一度言ってください」「うちの緒方に姫の役を?」'''と信じられない様子で電話で聞き返していて、事務所中がザワッとしていたことからその驚き具合が伺える。 |
− | **第1話放送当日も事務所のテレビの前で一同が待機して視聴して聴くと'''「本当に緒方がやってるの……?」'''という空気が漂っており、原作者のCLAMPや監督を努めた平野俊弘氏らの話によれば、「なかよし」読者向け試写会で流した第1話でのEDで配役のテロップが流れた瞬間、'''会場にいる視聴者は大絶叫したとのこと'''。勿論、緒方氏がエメロードを演じることを想像だにしなかった意味と、'''「聴いただけで氏が本当に演じているのかわからない程の女声」だったため。'''アニメ誌のインタビューでエメロードの声で「これが地声なんです」とインタビュアーを魅了したエピソードもある。 | + | **第1話放送当日も事務所のテレビの前で一同が待機して視聴して聴くと'''「本当に緒方がやってるの……?」'''という空気が漂っており、原作者のCLAMPや監督を努めた平野俊弘氏らの話によれば、「なかよし」読者向け試写会で流した第1話でのEDで配役のテロップが流れた瞬間、'''会場にいる視聴者は驚きのあまり大絶叫したとのこと'''。勿論、緒方氏がエメロードを演じることを想像だにしなかった意味と、'''「聴いただけで氏が本当に演じているのかわからない程の女声」だったため。'''アニメ誌のインタビューでエメロードの声で「これが地声なんです」とインタビュアーを魅了したエピソードもある。 |
| *実は、エメロードがその気にさえなれば『柱』制度を廃止してザガートと結ばれることは可能だった。この点については[[モコナ|創造主]]に'''「エメロード姫は『セフィーロ』を、そして、みんなを愛していた。しかし、信じてはいなかったのかもしれない。姫は生命をかけて愛するものたちを守ろうとしたが、自らの重責を分かち合い、ともに歩こうとはしなかった」'''と評されている。 | | *実は、エメロードがその気にさえなれば『柱』制度を廃止してザガートと結ばれることは可能だった。この点については[[モコナ|創造主]]に'''「エメロード姫は『セフィーロ』を、そして、みんなを愛していた。しかし、信じてはいなかったのかもしれない。姫は生命をかけて愛するものたちを守ろうとしたが、自らの重責を分かち合い、ともに歩こうとはしなかった」'''と評されている。 |
| **こういった経緯もあってか、ファンからはエメロードは'''「悲劇のヒロインにして物語の元凶」'''という複雑な評価が根付いている。 | | **こういった経緯もあってか、ファンからはエメロードは'''「悲劇のヒロインにして物語の元凶」'''という複雑な評価が根付いている。 |