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879 バイト追加 、 2013年4月6日 (土) 15:36
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また、本来の機能に加えてアルが持つ(本来は自身の鬼械神であるアイオーン用の)兵装を流用することができる。
 
また、本来の機能に加えてアルが持つ(本来は自身の鬼械神であるアイオーン用の)兵装を流用することができる。
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動力源である「獅子の心臓」は、内蔵された「銀の鍵」により開かれた平行世界から無尽蔵にエネルギーを汲み上げる半永久的な機関であり、これによりデモンベインそのものは基本的にエネルギー切れ等を起こすことが無い。しかし、魔力に限っては搭乗者に依存するため、搭乗者の状態によっては動かなくなってしまうことも。全体に魔力を供給する為、伝導率の高い水銀(アゾート)を血液のように張り巡らせている。予備の動力として通常電力も搭載されているが、こちらにはデモンベインそのものを動かせるほどの出力はない。また、デモンベインの建造途中では当時の人類の技術'''(十九世紀末)'''が追いつかず、'''蒸気機関'''を補助動力としていたこともある。
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動力源である「獅子の心臓」は、内蔵された「銀の鍵」により開かれた平行世界から無尽蔵にエネルギーを汲み上げる半永久的な機関であり、これによりデモンベインそのものは基本的にエネルギー切れ等を起こすことが無い。しかし、魔力に限っては搭乗者に依存するため、搭乗者の状態によっては動かなくなってしまうことも。全体に魔力を供給する為、伝導率の高い水銀(アゾート)を血液のように張り巡らせている。予備の動力として通常電力も搭載されているが、こちらにはデモンベインそのものを動かせるほどの出力はない。また、デモンベインの建造途中では当時の人類の技術'''(十九世紀末)'''が追いつかず、'''蒸気機関'''を補助動力としていたこともある。なお、この当時は鋼造の持っていた魔導書の一つ「死霊秘本機械語写本」が「心臓」の制御を担当していたが、それゆえかこの魔導書は写本にも拘わらず精霊化を遂げている。
    
本来の鬼械神は術者の魔力を消費することで動くが、それゆえに召喚するだけでも多大な魔力を必要とする。しかしデモンベインはあくまでコピーであり、機械で構成されているため、魔導書さえあれば理論上誰でも操縦が可能(原典ゲームの瑠璃ルートで九郎が負傷したため搭乗できなくなった際、アルと瑠璃が操縦した)。また、機械であるため損傷箇所の修復やメンテナンス、細かな調整等が人の手により容易に行えることも強みとなっており、鬼械神の最大の弱点である「(術者の魔力が尽きるため)長く戦闘を続けることができない」という点がない。
 
本来の鬼械神は術者の魔力を消費することで動くが、それゆえに召喚するだけでも多大な魔力を必要とする。しかしデモンベインはあくまでコピーであり、機械で構成されているため、魔導書さえあれば理論上誰でも操縦が可能(原典ゲームの瑠璃ルートで九郎が負傷したため搭乗できなくなった際、アルと瑠璃が操縦した)。また、機械であるため損傷箇所の修復やメンテナンス、細かな調整等が人の手により容易に行えることも強みとなっており、鬼械神の最大の弱点である「(術者の魔力が尽きるため)長く戦闘を続けることができない」という点がない。
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さらに、不測の事態により魔導書を失った場合でも、マシンであるために召喚せずとも出撃可能であり、代替回路を用意できればパワーは落ちるものの問題なく動くことができる。事実、アルが戦闘不能に陥っていた期間、エルザがその役割を魔術回路で代替することでフォローしていた(もっとも、代替自体が本来は困難であるが)。作中では「'''最弱無敵の魔を断つ剣'''」とも称されている。
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さらに、不測の事態により魔導書を失った場合でも、マシンであるために召喚せずとも出撃可能であり、代替回路を用意できればパワーは落ちるものの問題なく動くことができる。事実、アルが戦闘不能に陥っていた期間、エルザがその役割を魔術回路で代替することでフォローしていた(もっとも、代替自体が本来は困難であるが)。このように、スペック自体はオリジナルの鬼械神に劣るものの、デッドコピーであるがゆえの長所をいくつも持っており、作中では「'''最弱無敵の魔を断つ剣'''」とも称されている。また、操者となる魔術師に対し、徹底的に負荷をかけないよう設計されているのも特徴の一つ。
    
名前は「魔(Demon)」を「滅する(Bane)」で、「魔を滅する者」を意味する。作中では「'''魔を断つ剣'''」とも称される。
 
名前は「魔(Demon)」を「滅する(Bane)」で、「魔を滅する者」を意味する。作中では「'''魔を断つ剣'''」とも称される。
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実は公式設定で様々な可能性のデモンベインが一度に召喚された事例があり、どんな姿でもおかしくないというある意味ぶっ飛んだ機体。液体だろうが未完成だろうが、崩壊寸前だろうが気体だろうが考えられうる可能性全てを内包している。ちなみに、上記のは公式設定で全て召喚されている。
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実は公式設定で様々な可能性のデモンベインが一度に召喚された事例があり、どんな姿でもおかしくないというある意味ぶっ飛んだ機体。液体だろうが未完成だろうが、崩壊寸前だろうが気体だろうが考えられうる可能性全てを内包している(この中には[[マジンガーシリーズ|スパロボで]][[ゲッターロボ|おなじみの]]機体に似たものまで存在)。
    
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
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;シャイニング・トラペゾヘドロン(輝くトラペゾヘドロン)
 
;シャイニング・トラペゾヘドロン(輝くトラペゾヘドロン)
 
:第零封神昇華呪法。本体は中核部分にある多面体結晶であり、剣のような形状をとっているのは結晶を封じている「函」が変質した物。その異様さから「捻じ曲がった神柱」「狂った神樹」「刃の無い神剣」等と形容される。触れた対象を異次元へ放逐するというデモンベインの窮極呪法兵葬だが、機体が勝手に動き出して発動し、更に発動中は一切の制御が効かなくなる等、その存在は多くの謎に包まれている。
 
:第零封神昇華呪法。本体は中核部分にある多面体結晶であり、剣のような形状をとっているのは結晶を封じている「函」が変質した物。その異様さから「捻じ曲がった神柱」「狂った神樹」「刃の無い神剣」等と形容される。触れた対象を異次元へ放逐するというデモンベインの窮極呪法兵葬だが、機体が勝手に動き出して発動し、更に発動中は一切の制御が効かなくなる等、その存在は多くの謎に包まれている。
<!-- <br />その正体は「邪神が封じられた宇宙そのもの」であり、より正確には「放逐する」と言うより「吸収する」と言った方が正しい。この封印から逃れた邪神は今のところ[[ナイアルラトホテップ|ナイア]]一柱のみ。<br />本編で九郎が入手した時点ではナイアルラトホテップの手によって2つに分割されており、もう片方はマスターテリオンの手に渡っている。<br />九郎、テリオン両者をトラペゾヘドロンが扱えるレベルまで成長させた上で両者を激突させ、トラペゾヘドロンを破壊し邪神の封印を解く事が本編におけるナイアルラトホテップの目的である。<br />『UX』ではアル復帰後に追加される。強力だが消費が70と重く、ボス戦向け。ただし、5話のリベル・レギス戦で撃ち合いになった場合、カウンターで先手を貰うと'''フリーズする'''。この戦闘では発動時の台詞が専用のものになるため、一度は見ておくといい。ちなみにリベル・レギスの方もデモンベインに使う場合のみ専用の台詞が出る。->
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<!-- <br />その正体は「邪神が封じられた宇宙そのもの」であり、より正確には「放逐する」と言うより「吸収する」と言った方が正しい。この封印から逃れた邪神は今のところ[[ナイアルラトホテップ|ナイア]]一柱のみ。<br />本編で九郎が入手した時点ではナイアルラトホテップの手によって2つに分割されており、もう片方はマスターテリオンの手に渡っている。<br />九郎、テリオン両者をトラペゾヘドロンが扱えるレベルまで成長させた上で両者を激突させ、トラペゾヘドロンを破壊し邪神の封印を解く事が本編におけるナイアルラトホテップの目的である。<br />『UX』ではアル復帰後に追加される。強力だが消費が70と重く、ボス戦向け。ただし、5話のリベル・レギス戦で撃ち合いになった場合、カウンターで先手を貰うと'''フリーズする'''。この戦闘では発動時の台詞が専用のものになるため、一度は見ておくといい。ちなみにリベル・レギスの方もデモンベインに使う場合のみ専用の台詞が出る。-->
 
;;ファイナル・シャイニング・トラペゾヘドロン
 
;;ファイナル・シャイニング・トラペゾヘドロン
 
::<!--分割されたトラペゾヘドロンが一つに戻った姿。-->シャイニング・トラペゾヘドロンの強化型であり、ある意味真の姿とも言える一撃。<br />『UX』では追加武装であり、無改造での攻撃力7300という最強クラスの破壊力を持つ。<!--追加されるのは51話(最終話の1話前)とあまりにも遅いが、[[カリ・ユガ]]があまりにも頑強なため使いどころがないわけではない。-->ちなみにこれを含め、デモンベインの必殺技はすべて射程1。
 
::<!--分割されたトラペゾヘドロンが一つに戻った姿。-->シャイニング・トラペゾヘドロンの強化型であり、ある意味真の姿とも言える一撃。<br />『UX』では追加武装であり、無改造での攻撃力7300という最強クラスの破壊力を持つ。<!--追加されるのは51話(最終話の1話前)とあまりにも遅いが、[[カリ・ユガ]]があまりにも頑強なため使いどころがないわけではない。-->ちなみにこれを含め、デモンベインの必殺技はすべて射程1。
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== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
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;アイオーン
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:アル本来の鬼械神。実は'''乗り続けると死ぬ'''というとんでもない機体であり、リベル・レギスとは別の意味でデモンベインと対称の機体。シャンタクを初めとする武装の一部はこの機体由来。
 
;[[デモンペイン]]
 
;[[デモンペイン]]
 
:[[ドクター・ウェスト]]が制作したデモンベインの姿を模した破壊ロボ。見事なまでに偽物感たっぷりの名前だが、単語として考えると「デモン(魔の)」「ペイン(痛み)」とも解釈でき、結構意味は通じる。
 
:[[ドクター・ウェスト]]が制作したデモンベインの姿を模した破壊ロボ。見事なまでに偽物感たっぷりの名前だが、単語として考えると「デモン(魔の)」「ペイン(痛み)」とも解釈でき、結構意味は通じる。
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