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255 バイト追加 、 2019年4月22日 (月) 10:42
三式光武が旧来の霊子甲冑の最後の機体になりそうなので、『新サクラ大戦』の話もこの程度までなら。
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、レール上を移動するモノアイカメラ、3本爪のマニピュレーターといった特徴がある。各機種各隊員機毎に様々な特色があるが、霊子甲冑と名の付く兵器はこれらの特徴を兼ね備えているものが殆どである。
 
、レール上を移動するモノアイカメラ、3本爪のマニピュレーターといった特徴がある。各機種各隊員機毎に様々な特色があるが、霊子甲冑と名の付く兵器はこれらの特徴を兼ね備えているものが殆どである。
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「人型蒸気」と呼ばれる蒸気を要する機動兵器がまず存在し、霊子甲冑はその発展形にあたる。逆に、霊子甲冑をさらに発展させたものが、『新サクラ大戦』に登場する霊子戦闘機(りょうしせんとうき)である。この項目では、人型蒸気・霊子戦闘機についても併せて記載する。
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「人型蒸気」と呼ばれる蒸気を要する機動兵器がまず存在し、霊子甲冑はその発展形にあたる。その霊子甲冑をさらに発展させたものが、『新サクラ大戦』に登場する霊子戦闘機(りょうしせんとうき)である。この項目では、人型蒸気・霊子戦闘機についても併せて記載する。
    
== 歴史 ==
 
== 歴史 ==
 
ブードゥー教徒による呪殺(マクンバ)部隊を結成した南軍が圧倒的優勢を誇っていたアメリカ南北戦争。1863年7月、ペンシュルバニア州ゲティスバーグでマクンバを生き延びた唯一の生存者が発見される。その生存者とは蒸気トラクターに置き去りにされた赤ん坊であり、北軍はこれと同種の蒸気トラクターをかき集め呪殺部隊を打ち倒す。「ゲティスバーグの奇跡」と呼ばれたこの戦いの後、北軍は蒸気トラクターを徹底的に調査し、性能の悪い高炉でまれに精製される鉛と鉄の結晶が妖力を防ぐ特殊鋼になる事を突き止める。この特殊鋼が「シルスウス鋼」であり、北軍はこの蒸気トラクターを元に人型蒸気「スタア」を開発、形勢を逆転し戦争に勝利した。
 
ブードゥー教徒による呪殺(マクンバ)部隊を結成した南軍が圧倒的優勢を誇っていたアメリカ南北戦争。1863年7月、ペンシュルバニア州ゲティスバーグでマクンバを生き延びた唯一の生存者が発見される。その生存者とは蒸気トラクターに置き去りにされた赤ん坊であり、北軍はこれと同種の蒸気トラクターをかき集め呪殺部隊を打ち倒す。「ゲティスバーグの奇跡」と呼ばれたこの戦いの後、北軍は蒸気トラクターを徹底的に調査し、性能の悪い高炉でまれに精製される鉛と鉄の結晶が妖力を防ぐ特殊鋼になる事を突き止める。この特殊鋼が「シルスウス鋼」であり、北軍はこの蒸気トラクターを元に人型蒸気「スタア」を開発、形勢を逆転し戦争に勝利した。
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南北戦争は最初の大規模な[[魔法|魔術]]戦争として、魔術の脅威とそれに対抗する人型蒸気の有用性を世界に知らしめた。1914年に勃発した[[ヨーロッパ|欧州]]大戦では各国が多種多様な人型蒸気を戦線に投入、大規模な技術革新をもたらした末に日本の地で陸軍対降魔部隊の山崎真之介によって霊子甲冑へと発展した。
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南北戦争は最初の大規模な[[魔法|魔術]]戦争として、魔術の脅威とそれに対抗する人型蒸気の有用性を世界に知らしめた。1914年に勃発した[[ヨーロッパ|欧州]]大戦では各国が多種多様な人型蒸気を戦線に投入、大規模な技術革新をもたらした末に日本の地で陸軍対降魔部隊の山崎真之介によって霊子甲冑へと発展した<ref>人型蒸気と霊子甲冑の最大の違いは霊力を要するか否かだが、そもそも霊子甲冑という定義自体が山崎の設計した光武、あるいは光武へ至る為のプロセスとして神崎重工が設計した桜武から始まったものであり、それ以前に欧州大戦中に開発された人型蒸気の中にも霊力を要した兵器がいくつか存在する。</ref>。
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人型蒸気と霊子甲冑の最大の違いは霊力を要するか否かだが、そもそも霊子甲冑という定義自体が山崎の設計した光武、あるいは光武へ至る為のプロセスとして神崎重工が設計した桜武から始まったものであり、それ以前に欧州大戦中に開発された人型蒸気の中にも霊力を要した兵器がいくつか存在する。
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1930年に勃発した降魔大戦を切っ掛けに世界中に新たな華撃団が誕生、霊子甲冑はより高出力な霊子戦闘機へと発展した。霊力変換効率が劇的に向上し、搭乗者に求める霊力の要求も低くなったことから、各国で標準フォーマットとして採用されている。
    
== 人型蒸気 ==
 
== 人型蒸気 ==
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;三式光武
 
;三式光武
:『新サクラ大戦』にて、神崎重工が光武二式を基に、霊子甲冑から霊子戦闘機へのフレームワーク移行を視野に入れて開発を行い、後の霊子戦闘機「無限」の基礎となった機体。フレームの基礎構造は光武二式と大差なく、装甲にはアンシャール鋼を採用し軽量化が図られているが、霊子過給機が搭載されていない為、霊子戦闘機に比べ総出力や霊力変換効率、総合的戦闘力は劣る。
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:神崎重工が光武二式を基に、霊子戦闘機へのフレームワーク移行を視野に入れて開発した機体、『新サクラ大戦』に登場。装甲にアンシャール鋼を採用し従来より軽量化が図られている。ただし、フレームの基礎構造は光武二式と大差なく、霊子過給機も搭載されていない為、総出力や霊力変換効率、総合的な戦闘力は霊子戦闘機に比べ劣る。後に開発される無限の基礎を築き、初登場の『新』の時点では既に旧式となっている。
    
=== [[巴里華撃団]] ===
 
=== [[巴里華撃団]] ===
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== 霊子戦闘機 ==
 
== 霊子戦闘機 ==
 
;無限
 
;無限
:『新サクラ大戦』にて、神崎重工が初めて開発した量産型霊子戦闘機で、新生帝国華撃団・花組の主力霊的戦闘兵器。霊子甲冑「三式光武」の開発データを踏まえ、正式な霊子戦闘機として設計開発された。霊力を供給する霊子過給機も搭載された事で搭乗者に要求される霊力量軽減に成功、癖が少なく扱いやすい性能を有する。
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:三式光武の開発データを踏まえ、神崎重工が初めて開発した正式な量産型霊子戦闘機。霊力を供給する霊子過給機を搭載し、性能的には癖が少なく扱いやすい。新生帝国華撃団・花組の主力兵器として運用される。
    
== 関連項目 ==
 
== 関連項目 ==
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