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| 主な搭乗機 = [[搭乗機::魔神ザガート]]
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'''ザガート'''は『[[魔法騎士レイアース]]』の[[登場人物]]。
'''ザガート'''は『[[魔法騎士レイアース]]』の[[登場人物]]。唯一の肉親として、弟に魔法剣士の[[ランティス]]が存在する。
== 概要 ==
== 概要 ==
[[エメロード]]姫に仕える神官で、姫の祈りの補佐や護衛を務めていた。穏やかで思慮深い人物だったが、突如として姫を攫って部下と共にセフィーロに反旗を翻す。
[[エメロード]]姫に仕える聡明な神官で、姫の祈りの補佐や護衛を務めていた。穏やかで思慮深い人物だったが、突如として姫を攫って部下と共にセフィーロに反旗を翻す。
姫の側付きだっただけあって有能な人物で、導師クレフに師事を受けた[[魔法]]の腕も一流。また、自力で魔神を造り上げる程の知識と技術を有する。
姫の側付きだっただけあって有能な人物で、導師クレフに師事を受けた[[魔法]]の腕も超一流。また、自力で魔神を造り上げる程の知識と技術を有する。
魔法騎士を始末する為、様々な刺客を差し向ける形で伝説の成就を阻もうとするのだが…。
=== 真相 ===
作中にて、セフィーロに混乱が巻き起こった全ての元凶はザガートにあるとされていたが、正確には「ザガート一人」だけではなかった。
かつてエメロードの神官として謙虚に仕えていたザガートは、セフィーロの為に全てを投げ打って祈らなければならないという『柱』のシステムに兼ねてより疑問を抱いており、幼い頃より年頃の少女らしい楽しみを知らず、ただセフィーロの為に祈り続けるエメロードの姿に対し、心から哀れに想っていた。そんなザガートの優しさに触れたエメロードは、「少女」ではなく「女」としての感情を揺さ振られ…つまりはザガートの事を一人の男として愛してしまう事になり、それに気付いてしまったザガートもまたエメロードを愛する様になり、二人は自然と恋仲になる。
しかし、それはセフィーロの『柱』のシステムそのものへの反逆となってしまい、エメロードがセフィーロよりもザガート個人への想いが強くなってしまった結果、セフィーロは急激にバランスが崩れ、凶暴な魔物の出現等によって大きな混乱を招いてしまう。つまり、セフィーロの崩壊の原因はザガートにも少なからずあったのだが、根本的な問題を突けば、『柱』としての役目を負わされたエメロード自身、ひいてはセフィーロの為だけに祈り続ける事を強いられる'''『柱』の不条理なシステムその物'''にあったと言えなくも無いのであった。自らが取り返しのつかない「過ち」を犯してしまったと思い込んだエメロードは、自らの意思で自分自身を幽閉させてしまい、ザガートへの思いを断ち切ろうとする。そして、『柱』としての維持を出来なくなった自分を殺させる為に、[[獅堂光|3人の]][[龍咲海|魔法]][[鳳凰寺風|騎士]]を召喚してしまうのだが、それでもエメロードを想い続けたザガートは、彼女の意に反する行いである事を知りながらも、自らが憎しみの全てを受ける覚悟で、魔法騎士達に刺客を差し向ける道を選ぶ。
エメロードを守る為に魔法騎士達の行動を阻み続ける一方、ザガート自身も自らの存在が原因でエメロードやセフィーロを不幸にしてしまった事に内心自責の念を抱いていた節もあり、その為なのか、エメロードに忠誠を誓っていた親衛隊長である[[ラファーガ]]の洗脳された姿をあえて彼女へと見せ付け、更には魔法騎士達に戦いを挑ませる事を宣言する事で、「失望」によって自身への想いを断ち切らせようとしていた感もある。
最終的に全ての刺客が敗れ去り、自らの拠点である空中宮殿にまで魔法騎士達が辿り着いた事で、自らの魔力と心を注ぎ込む形で生み出した[[魔神ザガート|漆黒の魔神]]に搭乗。自ら出撃して、圧倒的な力で彼女達を追い詰めるも、魔法騎士達の合体技である「閃光の螺旋」の前に敗北。最後はエメロードの心が自由になる事を切に願いつつ、その生涯を終える事になった。
第二部でも回想で登場。弟のランティスに『柱』に選ばれた者の心が本当に自由なのか問う等、かねてより『柱』のシステムに疑念を抱いていた姿を見せている。
== 登場作品と役柄 ==
== 登場作品と役柄 ==
;[[スーパーロボット大戦T|T]]
;[[スーパーロボット大戦T|T]]
:'''[[信頼]]、[[集中]]、[[必中]]、[[不屈]]、[[希望]]、[[愛]]'''
:'''[[信頼]]、[[集中]]、[[必中]]、[[不屈]]、[[希望]]、[[愛]]'''
:愛するエメロードへの悲痛なまでに一途な想いを表したかの様なラインナップ。味方になってくれればさぞ心強かったのだろうが、残念ながらそこまでの奇跡は起こらない。
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
;[[エメロード]]
;[[エメロード]]
:彼女を浚う。実は彼女と相思相愛の間柄で一連の行動の真意は彼女を守るためであった。
:彼女を浚う。実は彼女と相思相愛の間柄で一連の行動の真意は彼女を守るためであった。
:なお、見た目から誤解されがちであるが、実年齢はザガートよりもエメロードの方が年上である。
;[[アルシオーネ]]
;[[アルシオーネ]]
:部下の魔操士(原作では魔導士)。恋心を抱かれているが相手にしておらず、原作では彼女を粛清している。アニメでは殺しこそしなかったが、最後まで彼女の想いを受け入れることはなかった。
:部下の魔操士(原作では魔導士)。恋心を抱かれているが相手にしておらず、原作では彼女を粛清している。アニメでは殺しこそしなかったが、最後まで彼女の想いを受け入れることはなかった。
:『T』では、真相を知った彼女のザガートの為に尽くしたという主張に対し、自分自身のエゴの為だけに行動していた事を看破し、明確に拒絶している。
;[[アスコット]]
;[[アスコット]]
:部下の召喚士。彼に魔獣と共に住める場所を提供することで味方に引き込む。
:部下の召喚士。彼に魔獣と共に住める場所を提供することで味方に引き込む。
;[[カルディナ]]
;[[カルディナ]]
:部下の踊り子兼幻惑師。金で雇っている為、信頼関係はあまりない。
:部下の踊り子兼幻惑師。金で雇っているに過ぎない為、信頼関係はあまりない。
;[[ラファーガ]]
;[[ラファーガ]]
:部下の剣闘師でエメロード姫の親衛隊長。洗脳して配下に置く。
:部下の剣闘師でエメロード姫の親衛隊長。洗脳して配下に置く。また、エメロードの目の前で洗脳された彼の姿を見せているが、後の真相から推察すると、彼女に自らの非道さを見せ付ける事で、その想いを断ち切らせようとした感が強い。
;[[イノーバ]]
;[[イノーバ]]
:副官。アニメのみ登場。その出自上、ザガートとエメロードが相思相愛であることを知り、忠誠を尽くしつつ二人の安寧を心から願っていた数少ない存在。
:副官。アニメのみ登場。その出自上、ザガートとエメロードが相思相愛であることを知り、忠誠を尽くしつつ二人の安寧を心から願っていた数少ない存在。
;[[クレフ]]
:かつての師。彼が魔法騎士達と別れた後、魔法によって石化させてしまうが、それを砕いてしまう様な真似はしなかった事からも、内心では敬意を捨てていなかった事が伺われる。
=== セフィーロ ===
=== セフィーロ ===
:カルディナから、エメロード姫は象徴にすればよいのでは?と問われて。この言葉には、重大な意味が込められていた....
:カルディナから、エメロード姫は象徴にすればよいのでは?と問われて。この言葉には、重大な意味が込められていた....
;「エメロード…私はあなたを泣かせてばかりだ…。誰よりもあなたの笑顔を望んでいるのに、私は誰よりもあなたを悲しませる存在でしかない」<br />「魔法騎士の伝説は、この私が打ち砕く」
;「エメロード…私はあなたを泣かせてばかりだ…。誰よりもあなたの笑顔を望んでいるのに、私は誰よりもあなたを悲しませる存在でしかない」<br />「魔法騎士の伝説は、この私が打ち砕く」
:魔法騎士との決戦を前に。
:魔法騎士との決戦を前に。後の真相からも、エメロードの事をを愛する一方、ザガートは自分自身の存在が彼女やセフィーロを不幸にしているという自責の念があったようで、ザガートは自分自身に裁きを下すかの様に、魔法騎士達に最後の戦いを挑む。
;「『柱』になれるのは、誰よりも強い心の持ち主。そして、『柱』になった者は、このセフィーロの創造主でもある」<br/>「しかし、その心は本当に自由なのだろうか……?」
;「『柱』になれるのは、誰よりも強い心の持ち主。そして、『柱』になった者は、このセフィーロの創造主でもある」<br/>「しかし、その心は本当に自由なのだろうか……?」
: 原作第二部の回想シーンにて。『柱』制度への疑問を弟ランティスに打ち明ける。そしてその疑問から、彼は後にある行動をとる。『柱』であるエメロード姫を幽閉し、魔法騎士を抹殺しようとする行動を……。
: 原作第二部の回想シーンにて。『柱』制度への疑問を弟ランティスに打ち明ける。そしてその疑問から、彼は後にある行動をとる。『柱』であるエメロード姫を幽閉し、魔法騎士を抹殺しようとする行動を……。