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1990年代に入ると、『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』の記録的ヒットにあわせ、同作のサントラがオリコン1位を獲得。同作の主題歌「残酷な天使のテーゼ」もまた記録的なヒットを成し遂げ、アニメに縁が薄い層にも広く知れ渡った。これらの成功に前後して、コアな視聴者層に対してのアニメソング展開がより一層活気づく事となる。また、[[プレイステーション]]や[[セガサターン]]等のハードが登場して以降、アニメ同様[[コンピュータゲーム|ゲーム]]に主題歌が付く事も多くなり、アニソンの類縁的ジャンル「ゲーソン」として親しまれるようになる。
 
1990年代に入ると、『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』の記録的ヒットにあわせ、同作のサントラがオリコン1位を獲得。同作の主題歌「残酷な天使のテーゼ」もまた記録的なヒットを成し遂げ、アニメに縁が薄い層にも広く知れ渡った。これらの成功に前後して、コアな視聴者層に対してのアニメソング展開がより一層活気づく事となる。また、[[プレイステーション]]や[[セガサターン]]等のハードが登場して以降、アニメ同様[[コンピュータゲーム|ゲーム]]に主題歌が付く事も多くなり、アニソンの類縁的ジャンル「ゲーソン」として親しまれるようになる。
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2000年代になるとハイターゲット向けテレビアニメの需要が大きくなり、「テレビアニメソングライター(アニソンライター)」用語で呼ばれる歌手が増加。[[声優:坂本真綾|坂本真綾]]や[[声優:水樹奈々|水樹奈々]]ら歌手兼声優の両立する方も現れた。
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2000年代になるとハイターゲット向けテレビアニメの需要が大きくなり、上記のキャラソンからの派生で主演声優が主題歌歌手を兼ねるケースが増加。[[声優:坂本真綾|坂本真綾]]や[[声優:水樹奈々|水樹奈々]]らが人気を博していく。
    
一方で、歌詞において作品名を連呼する等の特徴を備えた伝統的なアニメソングは衰退の傾向にあったが、近年、現在大人となった世代が子供時代に親しんだアニメソングを、歌手がリクエストソングとして再販する動きが目立っている。また、ロボットアニメの主題歌に関して言えば、敢えて1970年代以来の伝統に回帰するような暑苦しい内容の楽曲が高い支持を受ける(『[[勇者王ガオガイガー]]』『[[神魂合体ゴーダンナー!!]]』他)等、再評価の動きが強まっており、2000年には「アニソン魂」を後世に伝える事を標榜して「JAM Project」が結成される(後述)等の動きも起こった。
 
一方で、歌詞において作品名を連呼する等の特徴を備えた伝統的なアニメソングは衰退の傾向にあったが、近年、現在大人となった世代が子供時代に親しんだアニメソングを、歌手がリクエストソングとして再販する動きが目立っている。また、ロボットアニメの主題歌に関して言えば、敢えて1970年代以来の伝統に回帰するような暑苦しい内容の楽曲が高い支持を受ける(『[[勇者王ガオガイガー]]』『[[神魂合体ゴーダンナー!!]]』他)等、再評価の動きが強まっており、2000年には「アニソン魂」を後世に伝える事を標榜して「JAM Project」が結成される(後述)等の動きも起こった。