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「ラキシスの心臓」追加など
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;ガイア(Gaia)
 
;ガイア(Gaia)
 
:大地母神。ギリシア神話における地母神で、あらゆる神の祖たる存在。「ゲー」とも呼ばれる。
 
:大地母神。ギリシア神話における地母神で、あらゆる神の祖たる存在。「ゲー」とも呼ばれる。
:まず単独で天空神ウラノス、海神ポントス、暗黒神エレボス、愛神エロスを生み、'''息子のウラヌスと結婚'''してさらにクロノスら新たな神々「巨神族」を生み出した。
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:まず単独で天空神ウラノス、海神ポントス、暗黒神エレボス、愛神エロスを生み、'''息子のウラノスと結婚'''してさらにクロノスら新たな神々「巨神族」を生み出した。
 
:他にも異形の神々を生んでいるが、彼らを嫌って冥界に封じたウラノスを去勢させるなど母神としての愛情は底知れない。ただし、ゼウスと巨神族の戦争時は、クロノスの横暴を見かねてゼウスに協力している。
 
:他にも異形の神々を生んでいるが、彼らを嫌って冥界に封じたウラノスを去勢させるなど母神としての愛情は底知れない。ただし、ゼウスと巨神族の戦争時は、クロノスの横暴を見かねてゼウスに協力している。
 
:*[[機動武闘伝Gガンダム]]では[[ボルトガンダム]]の必殺技ガイアクラッシャーの名の由来として使われている。
 
:*[[機動武闘伝Gガンダム]]では[[ボルトガンダム]]の必殺技ガイアクラッシャーの名の由来として使われている。
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:*[[ゼーガペイン]]では[[オケアノス]]の名の由来として使われている。
 
:*[[ゼーガペイン]]では[[オケアノス]]の名の由来として使われている。
 
;ヘーリオス(Helios)
 
;ヘーリオス(Helios)
:ヒュペリーオーンとテイアーの息子である太陽神。その名前も[[ギリシア語]]で「[[太陽]]」を意味する言葉である。天空を翔けるヘーリオス神の4頭立て馬車こそが太陽であると信じられていた。ローマ神話の太陽神[[ソル・リューネ・ランジュ|ソル]]に相当する。ちなみにソルは英語の「[[ソーラリアン|ソーラー]](solar)」の語源である。
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:ヒュペリーオーンとテイアーの息子である太陽神。その名前もギリシア語で「[[太陽]]」を意味する言葉である。天空を翔けるヘーリオス神の4頭立て馬車こそが太陽であると信じられていた。ローマ神話の太陽神[[ソル・リューネ・ランジュ|ソル]]に相当する。ちなみにソルは英語の「[[ソーラリアン|ソーラー]](solar)」の語源である。
 
:*[[鉄のラインバレル]]では[[衛星兵器|衛星兵器ヘリオス]]が登場する。
 
:*[[鉄のラインバレル]]では[[衛星兵器|衛星兵器ヘリオス]]が登場する。
 
:*[[バンプレストオリジナル]]では[[ギリアム・イェーガー]]が用いた別名の一つ「ヘリオス・オリンパス」の名の由来として使われている。
 
:*[[バンプレストオリジナル]]では[[ギリアム・イェーガー]]が用いた別名の一つ「ヘリオス・オリンパス」の名の由来として使われている。
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:運命の三女神を総称する「モイライ」の一人。名が「紡ぐ者」の通り、彼女は運命の糸を紡ぐ役割をしている。残る二人は糸の長さを測る役割を持つ「運命の図柄を描く者」ラケシスと糸を断ち切る役割を持つ「不可避のもの」アトロポス。
 
:運命の三女神を総称する「モイライ」の一人。名が「紡ぐ者」の通り、彼女は運命の糸を紡ぐ役割をしている。残る二人は糸の長さを測る役割を持つ「運命の図柄を描く者」ラケシスと糸を断ち切る役割を持つ「不可避のもの」アトロポス。
 
:*[[機動戦士ガンダムSEED]]では登場人物[[クロト・ブエル]]の名の由来として使われている。
 
:*[[機動戦士ガンダムSEED]]では登場人物[[クロト・ブエル]]の名の由来として使われている。
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:*[[重戦機エルガイム]]では[[バイオリレーションシステム]]の中枢「ラキシスの心臓」の名の由来として使われている。
 
;エリーニュス
 
;エリーニュス
 
:主に人間同士における不敬・侮辱の罪を裁く復讐の女神たち。その数や構成は不明確であったが、のちにアレークトー(止まない者)、ティーシポネー(殺戮の復讐者)、メガイラ(嫉妬する者)の三女神で固定された。
 
:主に人間同士における不敬・侮辱の罪を裁く復讐の女神たち。その数や構成は不明確であったが、のちにアレークトー(止まない者)、ティーシポネー(殺戮の復讐者)、メガイラ(嫉妬する者)の三女神で固定された。
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:*[[マクロスゼロ]]では[[VF-0  フェニックス]]の名前の由来となっている。
 
:*[[マクロスゼロ]]では[[VF-0  フェニックス]]の名前の由来となっている。
 
;スキュラ(Scylla)
 
;スキュラ(Scylla)
:ホメーロスの叙事詩『オデュッセイア』に登場する海の怪物。上半身は美女だが、下半身は蛇で12の足を持ち、腹部から3列の歯を持つ6つの犬の頭が生えている。元はニンフだった。
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:ホメーロスの叙事詩『オデュッセイア』に登場する海の怪物。上半身は美女だが、下半身は蛇で12の足を持ち、腹部から3列の歯を持つ6つの犬の頭が生えている。元はニンフ(妖精)だった。
 
:*[[機動戦士ガンダムSEED]]では[[イージスガンダム]]、[[カラミティガンダム]]、[[ソードカラミティ]]の武装のモチーフとなった。
 
:*[[機動戦士ガンダムSEED]]では[[イージスガンダム]]、[[カラミティガンダム]]、[[ソードカラミティ]]の武装のモチーフとなった。
 
:*[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]では[[デストロイガンダム]]の武装のモチーフとなった。
 
:*[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]では[[デストロイガンダム]]の武装のモチーフとなった。
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;ハルパー(Harpe)
 
;ハルパー(Harpe)
 
:古代ギリシャで使用されていた鎌のような短刀。[[英語]]読みはハルペー。
 
:古代ギリシャで使用されていた鎌のような短刀。[[英語]]読みはハルペー。
:神話ではヘパイストスがアダマンタイトで鍛えたものをヘルメスが所有する。クロノスによる天空神ウラヌスの去勢、巨人アルゴスの暗殺、英雄ペルセウスに貸し与えられメドゥーサ討伐などに使用された。
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:神話ではヘパイストスがアダマンタイトで鍛えたものをヘルメスが所有する。クロノスによる天空神ウラノスの去勢、巨人アルゴスの暗殺、英雄ペルセウスに貸し与えられメドゥーサ討伐などに使用された。
 
:*[[バンプレストオリジナル]]では連邦軍タカ派によるクーデター「ミッション・ハルパー」の名前の由来となっている。
 
:*[[バンプレストオリジナル]]では連邦軍タカ派によるクーデター「ミッション・ハルパー」の名前の由来となっている。
 
;トロイの木馬(Trojan Horse)
 
;トロイの木馬(Trojan Horse)
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全てがギリシア神話由来の星座。占星術上では十二宮となる。[[新機動戦記ガンダムW|ガンダムW]]シリーズのメカの名前の多くや、[[Zシリーズ]]に登場する[[スフィア]]は黄道十二星座に由来する。
 
全てがギリシア神話由来の星座。占星術上では十二宮となる。[[新機動戦記ガンダムW|ガンダムW]]シリーズのメカの名前の多くや、[[Zシリーズ]]に登場する[[スフィア]]は黄道十二星座に由来する。
 
;牡羊座
 
;牡羊座
:ゼウスが贈った神の羊。双子の兄妹を救うために使わされ、金色の毛を持つ。
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:ゼウスが贈った神の羊。双子の兄妹を救うために遣わされ、金色の毛を持つ。
 
;牡牛座
 
;牡牛座
 
:ニンフの女性エウローペー(彼女の名前が[[ヨーロッパ]]の由来になる)に恋したゼウスが変化した白い牡牛。
 
:ニンフの女性エウローペー(彼女の名前が[[ヨーロッパ]]の由来になる)に恋したゼウスが変化した白い牡牛。
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;山羊座
 
;山羊座
 
:ヤギ頭の牧神パーンが下半身を魚に変えた時の姿というのが一般の説。
 
:ヤギ頭の牧神パーンが下半身を魚に変えた時の姿というのが一般の説。
:こんな妙な姿なのは、怪物テュポーンに驚いて急いで川に逃げようとして半端な変身をしてしまったたためという説と巨神族の戦いの際に撹乱させる轟音を出すために貝殻を探して潜った際の姿という説の2通りがある(一般的なのは前者)。
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:こんな妙な姿なのは、怪物テュポーンに驚いて急いで川に逃げようとして半端な変身をしてしまったたためという説と、巨神族の戦いの際に撹乱させる轟音を出すために貝殻を探して潜った際の姿という説の2通りがある(一般的なのは前者)。
 
;水瓶座
 
;水瓶座
 
:水がめを持つ美少年、神々の給仕ガニュメーデース([[木星]]の衛星[[ガニメデ]]の由来)。
 
:水がめを持つ美少年、神々の給仕ガニュメーデース([[木星]]の衛星[[ガニメデ]]の由来)。
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;魚座
 
;魚座
 
:美の女神アプロディーテー(前述)とその子エロスがそれぞれ魚となった姿。
 
:美の女神アプロディーテー(前述)とその子エロスがそれぞれ魚となった姿。
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== 余談 ==
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*上記のように(他の神話も同様だが)神同士では近親相姦が平然と行われているが、これが人間となると禁忌とされる。その悲劇の主人公がオイディプースであり、心理学にも応用されている。
    
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
 
<references />
 
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== 余談 ==
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*上記のように(他の神話も同様だが)神同士では近親相姦が平然と行われているが、これが人間となると禁忌とされる。その悲劇の主人公がオイディプースであり、心理学にも応用されている。
   
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