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| *称号:男爵 | | *称号:男爵 |
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− | [[Dr.ヘル]]配下の[[鉄仮面]]軍団を率いる大幹部。Dr.ヘルが[[バードス島]]の遺跡から発掘したミケーネの貴族夫婦のミイラを縫合し、1体の[[人造人間]]として復活させたものであり、体の右半分は女性、左半分は男性となっている(但しこの設定は放送中に作られた後付けで、さらに漫画『マジンカイザー 新魔神伝説』ではDNAの段階で組み合わせているという設定になっていた)。劇中では、体の右側が映っているときは女の声で、左側が映っているときは男の声で、両方が映っているときは男女両方の声で同時に話すという演出がなされた。変身能力を持ち、手に持ったバードスの杖は[[機械獣]]を操るだけでなく、破壊光線を出せる。 | + | [[Dr.ヘル]]配下の[[鉄仮面]]軍団を率いる大幹部。Dr.ヘルが[[バードス島]]の遺跡から発掘したミケーネの貴族夫婦のミイラを縫合し、1体の[[人造人間]]として復活させたものであり、体の右半分は女性、左半分は男性となっている(但しこの設定は放送中に作られた後付けで、さらに漫画『マジンカイザー 新魔神伝説』ではDNAの段階で組み合わせているという設定になっていた)。劇中では、基本的に体の右側が映っているときは女の声で、左側が映っているときは男の声で、両方が映っているときは男女両方の声で同時に話すという演出がなされた。変身能力を持ち、ヘルより授かったバードスの杖は[[機械獣]]を操るだけでなく、破壊光線を出せる。 |
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| 機械獣による[[光子力研究所]]の攻撃や[[兜甲児]]の[[暗殺]]を頻繁に実行するが、ことごとく失敗し、毎回Dr.ヘルの叱責を受けることになる。そのときの台詞「お許し下さい、Dr.ヘル」は定番であった。そればかりか中盤以降になると、同僚の[[ブロッケン伯爵]]からは無能扱いされ、協力者の[[ゴーゴン大公]]にはアゴで使われと、終生人間関係に苦しむこととなる。しかし、最後の戦いの際はその心意気を感じ取ったゴーゴンも加勢しており、結果として[[マジンガーZ]]に勝つことは遂に叶わなかったものの、その死には冷酷なヘルも涙を流し、あしゅらの像を作った。<br /> | | 機械獣による[[光子力研究所]]の攻撃や[[兜甲児]]の[[暗殺]]を頻繁に実行するが、ことごとく失敗し、毎回Dr.ヘルの叱責を受けることになる。そのときの台詞「お許し下さい、Dr.ヘル」は定番であった。そればかりか中盤以降になると、同僚の[[ブロッケン伯爵]]からは無能扱いされ、協力者の[[ゴーゴン大公]]にはアゴで使われと、終生人間関係に苦しむこととなる。しかし、最後の戦いの際はその心意気を感じ取ったゴーゴンも加勢しており、結果として[[マジンガーZ]]に勝つことは遂に叶わなかったものの、その死には冷酷なヘルも涙を流し、あしゅらの像を作った。<br /> |
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
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− | === 旧シリーズ === | + | === [[旧シリーズ]] === |
| ;[[第2次スーパーロボット大戦]] | | ;[[第2次スーパーロボット大戦]] |
| :[[ディバイン・クルセイダーズ|DC]]所属。2度登場するが戦えるのはシナリオ「ラストバタリオン再び」のみ。残りは[[フォウ・ムラサメ|フォウ]]を[[飛行要塞グール|グール]]でさらったりする他、CB版では[[アブドラU6]]に乗り込み[[ローレライ]]をホワイトベース隊と戦うようしむける。 | | :[[ディバイン・クルセイダーズ|DC]]所属。2度登場するが戦えるのはシナリオ「ラストバタリオン再び」のみ。残りは[[フォウ・ムラサメ|フォウ]]を[[飛行要塞グール|グール]]でさらったりする他、CB版では[[アブドラU6]]に乗り込み[[ローレライ]]をホワイトベース隊と戦うようしむける。 |
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| :第1部と第3部にそれぞれ1度ずつ登場する。第1部で撃墜を狙う場合、[[飛行要塞グール|グール]]の装甲が厚くHPも高いため苦戦必至。 | | :第1部と第3部にそれぞれ1度ずつ登場する。第1部で撃墜を狙う場合、[[飛行要塞グール|グール]]の装甲が厚くHPも高いため苦戦必至。 |
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− | === αシリーズ === | + | === [[αシリーズ]] === |
| ;[[スーパーロボット大戦α]] | | ;[[スーパーロボット大戦α]] |
− | :スーパー系ルート第1話より登場。パイルダーしかない[[兜甲児]]を殺そうとしたり、すぐ後の話では[[マ・クベ]]と何か取引していた(ルートによっては、ここで受け取った物が[[ドラゴノザウルス]]と判明する)。しかし、最後は原作通り脱走し[[ロンド・ベル]]に決戦を挑み戦死する。今作では1度[[無敵戦艦ダイ]]に搭乗する。原作(TV版)冒頭でのあしゅら男爵の台詞を再現するなど、比較的最期を忠実に再現している作品となった。なお彼のまぬけぶりはスーパー系第1話から再現されており、撃墜すると時間的に間に合わないと思ったのか作戦内容を勝手に全て喋る。これさえ言わなければ、甲児が急いで[[光子力研究所]]に戻らなかった。しかも、状況的に喋らなければ[[光子力研究所]]を破壊できていた可能性は十分にあった。 | + | :スーパー系ルート第1話より登場。パイルダーしかない[[兜甲児]]を殺そうとしたり、すぐ後の話では[[マ・クベ]]と何か取引していた(ルートによっては、ここで受け取った物が[[ドラゴノザウルス]]と判明する)。しかし、最後は原作通り脱走し[[ロンド・ベル]]に決戦を挑み戦死する。今作では1度[[無敵戦艦ダイ]]に搭乗する。原作(TV版)冒頭でのあしゅら男爵の台詞を再現するなど、比較的最期を忠実に再現している作品となった。なお彼のまぬけぶりはスーパー系第1話から再現されており、撃墜すると時間的に間に合わないと思ったのか作戦内容を勝手に全て喋る。これさえ言わなければ、甲児が急いで[[光子力研究所]]に戻らなかった。しかも、状況的に喋らなければ[[光子力研究所]]を破壊できていた可能性は充分にあった。 |
| ;[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast]] | | ;[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast]] |
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| :中盤、[[熟練度]]が一定より低いとシナリオが分岐するが、[[熟練度]]の低いルートを通ると[[ジェットファイアーP1]]に怨念が憑依して登場する。 | | :中盤、[[熟練度]]が一定より低いとシナリオが分岐するが、[[熟練度]]の低いルートを通ると[[ジェットファイアーP1]]に怨念が憑依して登場する。 |
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− | === Zシリーズ === | + | === [[Zシリーズ]] === |
| ;[[第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇]] | | ;[[第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇]] |
− | :『真マジンガー』設定で登場。原作再現とはいえ'''[[生身ユニット]]として登場、おまけに専用のカットインまで用意されている。'''イベント戦闘ではあるものの、優遇されているといっても過言ではないだろう。この生身ユニットはイベント戦闘を前提としているためか、なんと撃墜モーションが存在しない。その後は機械獣の付き添いとしてのセリフで度々登場し、最後はルート別のボスとして[[海底要塞ザルード]]に乗り込む。ちなみに、ZEUTHのメンバーは[[兜甲児|自分達の知る甲児]]達から「Z」における彼を含めた機械獣軍団の存在を知らされていなかったらしく(同じ世界の出身である筈のカミーユも特に知っていたような反応は見せていないが、前作の冒頭が新兵時代なので無理もない)、初対面の時に男女が半分で1つになっているその異様な姿を見て驚愕している。様々な事象に詳しいようだが、何故か忘れている描写が目立つ。再世編での解明が待たれる。 | + | :『真マジンガー』設定で登場。原作再現とはいえ'''[[生身ユニット]]として登場、おまけに専用のカットインまで用意されている。'''イベント戦闘ではあるものの、優遇されているといっても過言ではないだろう。この生身ユニットはイベント戦闘を前提としているためか、なんと撃墜モーションが存在しない。その後は機械獣の付き添いとしてのセリフで度々登場し、最後はルート別のボスとして[[海底要塞サルード]]に乗り込む。ちなみに、ZEUTHのメンバーは[[兜甲児|自分達の知る甲児]]達から「Z」における彼を含めた機械獣軍団の存在を知らされていなかったらしく(同じ世界の出身である筈のカミーユも特に知っていたような反応は見せていないが、前作の冒頭が新兵時代なので無理もない)、初対面の時に男女が半分で1つになっているその異様な姿を見て驚愕している。様々な事象に詳しいようだが、何故か忘れている描写が目立つ。再世編での解明が待たれる。 |
| ;[[第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇]] | | ;[[第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇]] |
| :原作と違い、ミケーネの記憶を取り戻したのは[[ケドラ]]ではなく[[ガイオウ]]がきっかけに。終盤、[[地獄王ゴードン]]の次元発生装置を破壊するために戦闘デモ→[[援護攻撃]]で[[マジンガーZ]]が攻撃するという今までの[[スパロボ]]では考えられない組み合わせがある。ちなみに、この時の戦闘デモは頭身の都合上か'''生身のあしゅらが地獄王ゴードンの股間を執拗に攻撃する'''というある意味痛々しいもので、ヘルに対する積年の恨みを垣間見ることが出来る。なお、この戦闘デモは破界篇で使われたものではなく新規のものである<br />なお、今回は他作品との兼ね合いかミケーネの仲間を復活させず、どこかへ逃げ去ってしまう。もし呼び出していたら、ほぼ確実にバッドEDとなっていたであろう(まあ、再世篇には[[真ドラゴン|富士山どころか、そこら辺の星ごと敵を両断するようなの]]がいるのでなんとかなってたかもしれないが)。また、本作では破界篇にはなかった撃墜モーション(ピグマン子爵と同様のモーション)が追加されたが、今作もイベント戦闘でしか生身ユニットとしての登場はないため実質没データになっている。 | | :原作と違い、ミケーネの記憶を取り戻したのは[[ケドラ]]ではなく[[ガイオウ]]がきっかけに。終盤、[[地獄王ゴードン]]の次元発生装置を破壊するために戦闘デモ→[[援護攻撃]]で[[マジンガーZ]]が攻撃するという今までの[[スパロボ]]では考えられない組み合わせがある。ちなみに、この時の戦闘デモは頭身の都合上か'''生身のあしゅらが地獄王ゴードンの股間を執拗に攻撃する'''というある意味痛々しいもので、ヘルに対する積年の恨みを垣間見ることが出来る。なお、この戦闘デモは破界篇で使われたものではなく新規のものである<br />なお、今回は他作品との兼ね合いかミケーネの仲間を復活させず、どこかへ逃げ去ってしまう。もし呼び出していたら、ほぼ確実にバッドEDとなっていたであろう(まあ、再世篇には[[真ドラゴン|富士山どころか、そこら辺の星ごと敵を両断するようなの]]がいるのでなんとかなってたかもしれないが)。また、本作では破界篇にはなかった撃墜モーション(ピグマン子爵と同様のモーション)が追加されたが、今作もイベント戦闘でしか生身ユニットとしての登場はないため実質没データになっている。 |
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| === マジンガーZ === | | === マジンガーZ === |
| + | ;女「やっと着いたか」<br />男「尾けられていないだろうな?」<br />「よろしい。久しぶりにDr.ヘルにお目通りするとするか」:『[[マジンガーZ (TV)]]』全体で初のセリフ。配下の[[鉄仮面]]とのやり取りで、横からのアングルがふりむきざまに女と男が切り替わり、最後に全体を見せることで、あしゅらの特異な外見を一通り表現している。 |
| ;「お許しください、Dr.ヘル」 | | ;「お許しください、Dr.ヘル」 |
| :[[Dr.ヘル]]がお仕置きをした際によく言う。撃墜された時にもよく言う。 | | :[[Dr.ヘル]]がお仕置きをした際によく言う。撃墜された時にもよく言う。 |