差分

編集の要約なし
26行目: 26行目:  
外交などを行い、国家関係を円滑に進める穏やかな人柄の持ち主。また、物腰や言動は柔らかく、周囲からの信頼も厚い。反面、敵を糾弾する手段は問わないなど、政治家としての顔も見える。
 
外交などを行い、国家関係を円滑に進める穏やかな人柄の持ち主。また、物腰や言動は柔らかく、周囲からの信頼も厚い。反面、敵を糾弾する手段は問わないなど、政治家としての顔も見える。
   −
このシュナイゼルの性格は、学生時代の頃より備わっていたらしく、イラストドラマで描かれた貴族学校時代は、優等生で決して私情を挟むような行動は起こさなかったとされている反面、温厚さの裏に厳格さを合わせ持った姿勢で学園の生徒達を束ね挙げ、監督生として寄宿舎内の秩序を完璧なものにしようとしている。また、当時学校内の不良グループのリーダー格で誰に対しても食って掛かる[[カノン・マルディーニ]]に対しては、顔面に鞭で打ち据えるという普段からは想像出来ない程のとんでもなく苛烈な制裁を加えている。
+
このシュナイゼルの性格は、学生時代の頃には備わっていたらしく、イラストドラマで描かれた貴族学校時代は、優等生で決して私情を挟むような行動は起こさなかったとされている反面、温厚さの裏に厳格さを合わせ持った姿勢で学園の生徒達を束ね挙げ、監督生として寄宿舎内の秩序を完璧なものにしようとしている。また、当時学校内の不良グループのリーダー格で誰に対しても食って掛かる[[カノン・マルディーニ]]に対しては、顔面に鞭で打ち据えるという普段からは想像出来ない程のとんでもなく苛烈な制裁を加えている。
    
一見非の打ち所の無い完璧な人格者に見えるが、その裏には自身を含め全てに対する執着を一切持たない虚無があり、何らかの行動を起こすのも、自身が望んでいるからではなく、'''「他人が自分にそうすることを望むから」'''で、他者が望むのであれば「[[神]]」にもなろうとする。他人はおろか自分自身にさえも執着を持たないが故に、他者が望んで自らが起こすと決めた目的を達成させる為ならば、手段を一切選ばず、他人であろうが身内であろうが使い捨てにする事も厭わない、ある意味でシャルル以上に危険な一面を持っており、本人からもその事で危険視されていた。
 
一見非の打ち所の無い完璧な人格者に見えるが、その裏には自身を含め全てに対する執着を一切持たない虚無があり、何らかの行動を起こすのも、自身が望んでいるからではなく、'''「他人が自分にそうすることを望むから」'''で、他者が望むのであれば「[[神]]」にもなろうとする。他人はおろか自分自身にさえも執着を持たないが故に、他者が望んで自らが起こすと決めた目的を達成させる為ならば、手段を一切選ばず、他人であろうが身内であろうが使い捨てにする事も厭わない、ある意味でシャルル以上に危険な一面を持っており、本人からもその事で危険視されていた。
   
端的に言えば「自己保身と利益追求のみ長け、他者への自制心の無い人物」といえよう<ref>[[小説|ノベライズ版]]では、この性格から[[マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア|マリアンヌ]]から毛嫌いされており、[[C.C.]]にはシュナイゼルの方も同じくらいにマリアンヌを嫌悪していただろうと推察されていた。</ref>。
 
端的に言えば「自己保身と利益追求のみ長け、他者への自制心の無い人物」といえよう<ref>[[小説|ノベライズ版]]では、この性格から[[マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア|マリアンヌ]]から毛嫌いされており、[[C.C.]]にはシュナイゼルの方も同じくらいにマリアンヌを嫌悪していただろうと推察されていた。</ref>。
   191行目: 190行目:  
;「いや、いけないな。これは欲だ」
 
;「いや、いけないな。これは欲だ」
 
:黒の騎士団にも消えてもらう好機だと考えるが、それは欲だと自身を窘めた。
 
:黒の騎士団にも消えてもらう好機だと考えるが、それは欲だと自身を窘めた。
 +
;「矛盾だよ。他人の意思を否定し続けた君が、ここにきて人の意思を存在を肯定しようというのは。もういい、私を殺したまえ。ただし君もフレイヤで消える。私達の命で世界を平和に」
 +
:第24話より。不幸に抗う人々、未来を求める人々を何度も見てきた。皆が幸せを願い抗い続けたと述べるルルーシュに対しての返答。
 
;「君は、最初から私を殺すのではなく……っ!」
 
;「君は、最初から私を殺すのではなく……っ!」
:第24話より。思考パターンを読み尽くされ、ルルーシュに[[ギアス]]をかけられる。最初で最後のルルーシュに敗れた瞬間であった。
+
:思考パターンを読み尽くされ、ルルーシュに[[ギアス]]をかけられる。最初で最後のルルーシュに敗れた瞬間であった。
 
;「では、完璧に叩き潰してみせようかな。ご期待通りに……」
 
;「では、完璧に叩き潰してみせようかな。ご期待通りに……」
 
:ピクチャードラマにて、[[ジノ・ヴァインベルグ|ジノ]]に[[ギャンブル]]勝負を挑まれた際に。
 
:ピクチャードラマにて、[[ジノ・ヴァインベルグ|ジノ]]に[[ギャンブル]]勝負を挑まれた際に。
 
:[[カノン・マルディーニ|カノン]]とロイドから「勝負ごとに弱い指揮官では兵達も士気が上がらない」「ボコボコにして見せた方がいい」と言われ、狼狽するジノに向けてこう言い放つ。恐らくジノはボロ負けしたと思われるが……。
 
:[[カノン・マルディーニ|カノン]]とロイドから「勝負ごとに弱い指揮官では兵達も士気が上がらない」「ボコボコにして見せた方がいい」と言われ、狼狽するジノに向けてこう言い放つ。恐らくジノはボロ負けしたと思われるが……。
   
== 迷台詞 ==
 
== 迷台詞 ==
 
;「男か女かなんていうのはついているかついていないかの差だよ」
 
;「男か女かなんていうのはついているかついていないかの差だよ」
209行目: 209行目:  
;「怒りは私にぶつけるんだ、コーネリア。彼等に世界を預けた責任の一端は私に有る」
 
;「怒りは私にぶつけるんだ、コーネリア。彼等に世界を預けた責任の一端は私に有る」
 
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』終盤、ゼロの所属する[[ZEXIS]]が[[イマージュ]]の脅威を排除した事で、彼に借りを作ってしまう結果となった事に憤りを隠せない[[コーネリア・リ・ブリタニア|コーネリア]]の胸中を察する。
 
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』終盤、ゼロの所属する[[ZEXIS]]が[[イマージュ]]の脅威を排除した事で、彼に借りを作ってしまう結果となった事に憤りを隠せない[[コーネリア・リ・ブリタニア|コーネリア]]の胸中を察する。
 +
;「…君達は、きっとこの選択を後悔する事になるだろう」
 +
;「…帰ろう、コーネリア」
 +
;「では、失礼させてもらうよ、ZEXIS…そして、ゼロ…」
 +
;「この瞬間から私と君たちの本当の戦いが始まったと言えよう」
 +
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』第49話 「ゼロとルルーシュ」にて。『ゼロを信じる』を選択した場合、シュナイゼルにしては珍しく想定外な結果を迎える事になる。
 
;「だけど、私にはどうにも彼が……ユーサー・インサラウムが信用できなくてね」<br />「あの目は破滅に向かう者の目だ。そう……我が弟ルルーシュと同じだよ」
 
;「だけど、私にはどうにも彼が……ユーサー・インサラウムが信用できなくてね」<br />「あの目は破滅に向かう者の目だ。そう……我が弟ルルーシュと同じだよ」
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』第52話[[黒の騎士団]]ルート「決死のエンドゲーム」IMにて。[[ユーサー・インサラウム|ユーサー]]の真意をわずかながらに察し、警戒する。
+
:第52話[[黒の騎士団]]ルート「決死のエンドゲーム」IMにて。[[ユーサー・インサラウム|ユーサー]]の真意をわずかながらに察し、警戒する。
 
;「フ……どうやら私は完全に負けたようだ」
 
;「フ……どうやら私は完全に負けたようだ」
 
:「決死のエンドゲーム」にて。単身乗り込んできたゼロに対し、[[ナナリー・ランペルージ|ナナリー]]を人質に降伏を迫ったが、自らを目標に[[ZEXIS]]の攻撃を促し、スザク達との連携で[[ダモクレス要塞|ダモクレス]]を制圧したゼロの前に、ついにシュナイゼルは自らが敗れたことを悟る。
 
:「決死のエンドゲーム」にて。単身乗り込んできたゼロに対し、[[ナナリー・ランペルージ|ナナリー]]を人質に降伏を迫ったが、自らを目標に[[ZEXIS]]の攻撃を促し、スザク達との連携で[[ダモクレス要塞|ダモクレス]]を制圧したゼロの前に、ついにシュナイゼルは自らが敗れたことを悟る。
217行目: 222行目:  
;「コーネリア……君まで彼らの語る夢物語に囚われるとはね」<br />「……私もだよ。今、初めて私は命を懸ける意味というものを知った気がする」<br />「これがゼロの言っていた、幸福への願いだったんだろう」
 
;「コーネリア……君まで彼らの語る夢物語に囚われるとはね」<br />「……私もだよ。今、初めて私は命を懸ける意味というものを知った気がする」<br />「これがゼロの言っていた、幸福への願いだったんだろう」
 
:『第2次Z再世篇』第53話黒の騎士団ルート「最後の勝利者」のエンドデモより。コーネリア達を前に[[トレーズ・クシュリナーダ|トレーズ]]、[[ミリアルド・ピースクラフト|ミリアルド]]の戦いについて語り、彼らの真意とその覚悟の重さを改めて知る。
 
:『第2次Z再世篇』第53話黒の騎士団ルート「最後の勝利者」のエンドデモより。コーネリア達を前に[[トレーズ・クシュリナーダ|トレーズ]]、[[ミリアルド・ピースクラフト|ミリアルド]]の戦いについて語り、彼らの真意とその覚悟の重さを改めて知る。
;「ピースクラフト王とトレーズ司令の亡き今、彼らの意思を形にするのは残された者の責務でしょう」<br />「それを成さなくては、いつか彼らと再会した時、友人を名乗ることは許されませんから」<br />「コーネリア、ナナリー、ユフィ……私を助けてくれるかい?」
+
;「ピースクラフト王とトレーズ司令の亡き今、彼らの意思を形にするのは残された者の責務でしょう」<br />「それを成さなくては、いつか彼らと再会した時、友人を名乗ることは許されませんから」<br />「コーネリア、ユフィ、ナナリー……私を助けてくれるかい?」
 
:ゼロの、トレーズの、ミリアルドの真意を知り、自らの考えを改めたシュナイゼルは妹たちと共に新たな世界を進む。
 
:ゼロの、トレーズの、ミリアルドの真意を知り、自らの考えを改めたシュナイゼルは妹たちと共に新たな世界を進む。
 
:だが、その胸中には、未だ残る脅威への疑念があり、『第2次Z破界篇』の終盤と同じく、人類の未来をZEXISに託す事に。
 
:だが、その胸中には、未だ残る脅威への疑念があり、『第2次Z破界篇』の終盤と同じく、人類の未来をZEXISに託す事に。
13

回編集