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<!-- あくまで物語上での関係です。 -->
 
<!-- あくまで物語上での関係です。 -->
 
;[[キラ・ヤマト]]
 
;[[キラ・ヤマト]]
:幼馴染みで、親友。年少時はよく世話を焼いていたらしい。しかし、方向性の違いから暫し険悪な関係になり、戦闘に発展することに。ただ彼に対する思いは良くも悪くも情熱的である。敵の時でも味方の時でも彼の名前をよく叫ぶ。これらの描写や設定に飛びついた一部特殊な思考を持ったコアなファンの存在が作品そのものを捻じ曲げる結果となった。キラに対する甘さが捨て切れず、親友のニコルを失う・婚約者を奪われる・セイバーを破壊される等悲惨な目にあっている事が多い。
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:幼馴染みで、親友。年少時はよく世話を焼いていたらしい。しかし、方向性の違いから暫し険悪な関係になり、戦闘に発展することに。ただ彼に対する思いは良くも悪くも情熱的である。敵の時でも味方の時でも彼の名前をよく叫ぶ。キラに対する甘さが捨て切れず、親友のニコルを失う・婚約者を奪われる・セイバーを破壊される等悲惨な目にあっている事が多い。
    
;[[ラクス・クライン]]
 
;[[ラクス・クライン]]
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;[[シン・アスカ]]
 
;[[シン・アスカ]]
:中盤で部下になったが、オーブやキラ達へ立場の違いから常に衝突。最終的にはシンを否定して撃墜する。<br />アスランにしてみれば母を失って軍人になった事に始まり友人のニコルを失って同じ友人のキラと殺し合い、憎しみで破滅した自らの父を見てきた過去から「憎しみで戦う道を歩んで欲しくない」との思いを抱いていたが、同じ時期に自分の問題で苦悩していたこと、シンの苦悩を理解し得なかったこと、生来の口下手と性格面での幼稚さからくる内容の無い逆ギレから良いアドバイスが出来なかったことなどから良好な関係が築けず、結果的にはアスラン自身がシンを精神的に追い込む一因になってしまった。<br />コミックボンボン版では「理不尽な理由で家族を失い、軍人を志した者」という共通点からシンを最後まで[[説得]]し、シンを倒した瞬間も苦しそうな表情をしていた。ガンダムエース版ではシンに「“力”だけでは何も守れない」と説きながらも、シンを止めるのに結局“力”を使わざるを得なかった事に苦悩していた。
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:中盤で部下になったが、オーブやキラ達へ立場の違いから常に衝突。最終的にはシンを否定して撃墜する。<br />アスランにしてみれば母を失って軍人になった事に始まり友人のニコルを失って同じ友人のキラと殺し合い、憎しみで破滅した自らの父を見てきた過去から「憎しみで戦う道を歩んで欲しくない」との思いを抱いていたが、同じ時期に自分の問題で苦悩していたこと、シンの苦悩を理解し得なかったこと、生来の口下手から良いアドバイスが出来なかったことなどから良好な関係が築けず、結果的にはアスラン自身がシンを精神的に追い込む一因になってしまった。<br />コミックボンボン版では「理不尽な理由で家族を失い、軍人を志した者」という共通点からシンを最後まで[[説得]]し、シンを倒した瞬間も苦しそうな表情をしていた。ガンダムエース版ではシンに「“力”だけでは何も守れない」と説きながらも、シンを止めるのに結局“力”を使わざるを得なかった事に苦悩していた。
    
=== SEED ===
 
=== SEED ===
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=== DESTINY ===
 
=== DESTINY ===
 
;[[ギルバート・デュランダル]]
 
;[[ギルバート・デュランダル]]
:プラント最高評議会議長。アスランをFAITHに任命しミネルバに配属させる。しかし自分から従っておいて勝手に不信感を抱いたことから「駒として失格」と評し、脱走する原因となる。最終的には彼と対決する事に。
+
:プラント最高評議会議長。アスランをFAITHに任命しミネルバに配属させる。しかし苦悩に沈むアスランを「駒として失格」と評し、脱走する原因となる。最終的には彼と対決する事に。
 
;[[ミーア・キャンベル]]
 
;[[ミーア・キャンベル]]
:偽ラクス。好かれてしまい、就寝中にベッドに潜り込まれたり、キスを迫られるなど本人も頭を抱えるほどに。しかし、デュランダルの手駒ともとれる彼女を心配し、その危険性の忠告であるかのような言いがかりをふきこみ議長に対する不信感を抱かせる事になる。だが、最終的には自分の目の前で死亡する。
+
:偽ラクス。好かれてしまい、就寝中にベッドに潜り込まれたり、キスを迫られるなど本人も頭を抱えるほどに。しかし、デュランダルの手駒である彼女を心配し、その危険性を忠告する事になる。だが、最終的には自分の目の前で死亡する。
 
;[[レイ・ザ・バレル]]
 
;[[レイ・ザ・バレル]]
:部下。しかし、シンと同様に関係が悪化して彼から冷徹な正論を返される事も何度かあり、脱走した際は彼から躊躇無く銃撃を受けることになった。
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:部下。しかし、シンと同様に関係が悪化して彼から冷徹な反論を返される事も何度かあり、脱走した際は彼から躊躇無く銃撃を受けることになった。
 
;[[ルナマリア・ホーク]]
 
;[[ルナマリア・ホーク]]
:部下だが、ひとつ年上で上官でさまざまな噂のあるアスランに幻想とも取れる過ぎた憧れを抱いており、そのことからシンへの的外れな忠告をしていた。一度修羅場になってしまったが落ち込むアスランを告白交じりに激励するが、気持ちは届かなかった。
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:部下だが、アスランの理解者でもある。一度修羅場になってしまったが落ち込むアスランを告白交じりに激励するが、気持ちは届かなかった。
 
;[[メイリン・ホーク]]
 
;[[メイリン・ホーク]]
 
:片思いされ、後に共に[[ザフト]]を脱走。戦後もアスランの傍にいるようだ。彼女と深い関係になったかは今の所不明である。
 
:片思いされ、後に共に[[ザフト]]を脱走。戦後もアスランの傍にいるようだ。彼女と深い関係になったかは今の所不明である。
 
;[[ハイネ・ヴェステンフルス]]
 
;[[ハイネ・ヴェステンフルス]]
:同僚。苦悩するアスランに対してアドバイスできる数少ない存在であったが、戦死によって短い付き合いになった。結果的にアスランの苦悩は進むことになり、この辺りから隊内部でも孤立していたことが目立っていく。
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:同僚。苦悩するアスランに対してアドバイスできる数少ない存在であったが、戦死によって短い付き合いになった。結果的にアスランの苦悩は進むことになり、この辺りから隊内部でも孤立を深めることになる。
 
;[[タリア・グラディス]]
 
;[[タリア・グラディス]]
 
:ミネルバ隊時代の上官。ミネルバ隊の中ではアスランに理解があった方の人物であるが、軍人としての立場上、アスランに厳しい態度を取る事もあった。
 
:ミネルバ隊時代の上官。ミネルバ隊の中ではアスランに理解があった方の人物であるが、軍人としての立場上、アスランに厳しい態度を取る事もあった。
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=== DESTINY ===
 
=== DESTINY ===
 
;「戦争はヒーローごっこじゃない!」<br />「力を持つ者なら、その力を自覚しろ!」
 
;「戦争はヒーローごっこじゃない!」<br />「力を持つ者なら、その力を自覚しろ!」
: ファントムペインの戦闘中に偶然、連合基地を見つけ、アスランの命令を無視して勝手な行動を取ったシンへの非難。<br />連合兵に攻撃される民間人を助けに向かうだけならここまで咎められる事は無かったかもしれないが、基地側がインパルスに攻撃したことへの反撃を個人的な怒りに任せて基地にも砲撃したと勝手に勘違いした。<br />責任感に欠けた行動に出る部下を叱責するのは上官として当然だが、元々アスランの身勝手さや一貫性の無い優柔不断さに反感を抱き、敵の戦力に対して反撃し人道的な行動を取っただけで非らしい非が特に無いシンには、、逆に反発されてしまった。<br />彼自身、自らの言葉に何か思うことがあったのか『The EDGE』では自分達の行動を「ヒーローごっこ」と自嘲していた。<br />Zにおいては原作とは違い民間人が虐殺されていない状況で、シンが基地を攻撃するシーンがあるが、ロランに止められている。しかし、この時のシンの行動は、中盤でのZEUTH分裂のプロパガンタのネタの一つして利用されてしまった。<br />なお、『L』ではアスランが所属している[[LOTUS]]が作中の世間一般で「正義の味方」として扱われていたというのはこの台詞を省みると皮肉とも言えなくはない(尤も、Lには本当に[[イクサー1|正義の]][[早瀬浩一|味方]]がいるが)。
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: ファントムペインの戦闘中に偶然、連合基地を見つけ、アスランの命令を無視して勝手な行動を取ったシンへの非難。<br />連合兵に攻撃される民間人を助けに向かうだけならここまで咎められる事は無かったかもしれないが、個人的な怒りに任せて基地にも砲撃した(ただし、基地側がインパルスに攻撃したのが先ではある)。<br />責任感に欠けた行動に出る部下を叱責するのは上官として当然だが、元々アスランに反感を抱き、助けた民間人に感謝され得意気になっていたシンには、叱責された意味が理解出来ず、逆に反発されてしまった。<br />彼自身、自らの言葉に何か思うことがあったのか『The EDGE』では自分達の行動を「ヒーローごっこ」と自嘲していた。<br />Zにおいては原作とは違い民間人が虐殺されていない状況で、シンが基地を攻撃するシーンがあるが、ロランに止められている。しかし、この時のシンの責任感に欠ける行動は、中盤でのZEUTH分裂のプロパガンタのネタの一つして利用されてしまった。<br />なお、『L』ではアスランが所属している[[LOTUS]]が作中の世間一般で「正義の味方」として扱われていたというのはこの台詞を省みると皮肉とも言えなくはない(尤も、Lには本当に[[イクサー1|正義の]][[早瀬浩一|味方]]がいるが)。
 
;「キラは敵じゃない」
 
;「キラは敵じゃない」
:作中ではシンに対して二度言った言葉で、最初はフリーダム撃墜の為のシミュレーションを行うシンとレイに対して言うが、レイに反論された。ザフトに戻ったアスランとザフトから盗んだ兵器で暴れまわり敵対行動を取っていたキラは事実敵であり現実が見えていない。二度目はフリーダム撃墜でいまだ現実を認められず悲嘆に暮れる中でシンがわざわざアスランに近寄って嘲笑めいた言葉をかけた事に逆ギレして殴打するが、結局はシンとの対立が最悪の所まで行ってしまう。だが、前者でレイが指摘したようにフリーダム撃墜は軍の命令であり、ハイネの死やフリーダムの攻撃でミネルバのクルーに犠牲が出た描写がある事もあいまって他のミネルバのクルーでさえ、キラがアスランの旧知だと認識していても深い事情までは知らない為、フリーダムを敵とみなす状況となっており、それらの事情を考えれば、シンやミネルバ隊の面々に翻意させるのも無理な話で、アスラン自身もこれまでの対立でステラを失ったシンの心情を理解していなかった面がある。上官であるアスランを侮蔑したシンに問題があるのは事実だが、アスランにしてもシンと同じく個人的な感情に駆られて軍人としては冷静さを欠いていた印象がある。<br />なお、[[Z]]ではこの台詞に対し、シンとレイは勿論、カミーユとセツコからも反論されてしまう。
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:作中ではシンに対して二度言った言葉で、最初はフリーダム撃墜の為のシミュレーションを行うシンとレイに対して言うが、レイに反論され、二度目はフリーダム撃墜でアスランが悲嘆に暮れる中でシンがわざわざアスランに近寄って挑発・嘲笑めいた言葉をかけた事に激怒して殴打するが、結局はシンとの対立が最悪の所まで行ってしまう。だが、前者でレイが指摘したようにフリーダム撃墜は軍の命令であり、ハイネの死やフリーダムの攻撃でミネルバのクルーに犠牲が出た描写がある事もあいまって他のミネルバのクルーでさえ、キラがアスランの旧知だと認識していても深い事情までは知らない為、フリーダムを敵とみなす状況となっており、それらの事情を考えれば、シンやミネルバ隊の面々に翻意させるのも無理な話で、アスラン自身もこれまでの対立でステラを失ったシンの心情を理解していなかった面がある。上官であるアスランを侮蔑したシンに問題があるのは事実だが、アスランにしてもシンと同じく個人的な感情に駆られて軍人としては冷静さを欠いていた印象がある。<br />なお、[[Z]]ではこの台詞に対し、シンとレイは勿論、カミーユとセツコからも反論されてしまう。
 
;「聞けシン!議長やレイの言うことは確かに正しく心地よく聞こえるかもしれない!」<br />「だが彼等の言葉はやがて世界の全てを殺す!」
 
;「聞けシン!議長やレイの言うことは確かに正しく心地よく聞こえるかもしれない!」<br />「だが彼等の言葉はやがて世界の全てを殺す!」
:脱走時のシンとの交戦時に彼を説得したセリフ。<br />後の回想時に「デュランダルの真意を知ってから信じられなくなった」と語っているように、自身から志願して復隊し、独自に動ける権限を与えられたにもかかわらずとりあえず議長に従い続け、挙句に言葉巧みに利用されたと勘違いしたことから、彼らの危険性(言いがかりに等しい)をシンに伝えようとした。<br />だが、もともと口下手な性格と内容や根拠の無さ故、上記のような具体性のない発言になってしまい、シンをかえって混乱させ、撃墜されてしまった。<br />『The EDGE』では「ただの手段であり、誠意のかけらもない」という旨のセリフになっているが、レイに「錯乱している」と一蹴されてしまってる。事実軽く錯乱していたとも取れるほど論理が飛躍している。
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:脱走時のシンとの交戦時に彼を説得したセリフ。<br />後の回想時に「デュランダルの真意を知ってから信じられなくなった」と語っているように、言葉巧みに利用された自分の末路から、彼らの危険性をシンに伝えようとした。<br />だが、もともと口下手な性格故、上記のような具体性のない発言になってしまい、シンをかえって混乱させ、撃墜されてしまった。<br />『The EDGE』では「ただの手段であり、誠意のかけらもない」という旨のセリフになっているが、レイに「錯乱している」と一蹴されてしまってる。
 
;「ジャスティス、か」<br />「君も、俺はただ戦士でしかないと、そう言いたいのか? 」
 
;「ジャスティス、か」<br />「君も、俺はただ戦士でしかないと、そう言いたいのか? 」
:オーブ攻防戦において、まるで「乗れ」と言わんばかりにインフィニットジャスティスをラクスに見せられた際の台詞。デュランダルに戦士と言う(そうされることを選択したのが自身であるとはいえ)「駒」扱いされた経緯があるため自嘲じみた台詞になってしまっており、アスラン自身も自分は最早戦士でしかないのかと悟り始めている。対するラクスの返答は「力はただ力です」「あなたは戦士かも知れませんが、アスランでしょう?」というもの。小説版ではさらに本人の心情として、地の文で「ここに自分の力があるのに何もしなかったら、誰が許しても自分が自分を認めない」と語られている。しかし、この時アスランはシンに撃墜されて瀕死の重傷を負っていた。そんな相手に機体を見せるラクスも如何なものだろうか?ちなみにこのシーン、アスラン視点で物語が進行する書籍「THE EDGE」でもTV版と同じくラクスがジャスティスを見せ付けるかのように描かれているのが印象的である。
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:オーブ攻防戦において、まるで「乗れ」と言わんばかりにインフィニットジャスティスをラクスに見せられた際の台詞。デュランダルに戦士と言う「駒」扱いされた経緯があるため自嘲じみた台詞になってしまっており、アスラン自身も自分は最早戦士でしかないのかと悟り始めている。対するラクスの返答は「力はただ力です」「あなたは戦士かも知れませんが、アスランでしょう?」というもの。小説版ではさらに本人の心情として、地の文で「ここに自分の力があるのに何もしなかったら、誰が許しても自分が自分を認めない」と語られている。しかし、この時アスランはシンに撃墜されて瀕死の重傷を負っていた。そんな相手に機体を見せるラクスも如何なものだろうか?ちなみにこのシーン、アスラン視点で物語が進行する書籍「THE EDGE」でもTV版と同じくラクスがジャスティスを見せ付けるかのように描かれているのが印象的である。
 
;「アスラン・ザラ、ジャスティス出る!」
 
;「アスラン・ザラ、ジャスティス出る!」
 
:シリーズお約束の出撃の口上。ただしアスランは「出る」と言う時がモチベーションが最も充実している時というのが、ファンの間での定説である。DESTINYでセイバーに搭乗している時は「アスラン・ザラ、セイバー発進する!」だった。
 
:シリーズお約束の出撃の口上。ただしアスランは「出る」と言う時がモチベーションが最も充実している時というのが、ファンの間での定説である。DESTINYでセイバーに搭乗している時は「アスラン・ザラ、セイバー発進する!」だった。
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;「この…バカ野郎!!」
 
;「この…バカ野郎!!」
:議長を信じて戦うシンに、アスランが[[SEED]]を発現して本気を出した瞬間の叫び。この直後、ルナマリア搭乗の[[インパルスガンダム]]を庇いつつ、シン搭乗の[[デスティニーガンダム]]を戦闘不能に追い込む。<br />なお、[[L]]ではシンと対立して敵対する事は無い為、デュランダルを信じるレイに対しての台詞になった。
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:耳を貸さないシンに、アスランが[[SEED]]を発現して本気を出した瞬間の叫び。この直後、ルナマリア搭乗の[[インパルスガンダム]]を庇いつつ、シン搭乗の[[デスティニーガンダム]]を戦闘不能に追い込む。<br />なお、[[L]]ではシンと対立して敵対する事は無い為、デュランダルを盲目的に信じるレイに対しての台詞になった。
    
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